研究会/勉強会・告知

 

2013年3月7日

 新潟県の眼科勤務医が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。
 今回、森 和彦先生 (京都府立医科大学 眼科学教室 講師)をお呼びして開催致します。病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師など多くの方々に参加して頂きたいと存じます。
 お気軽にご参加下さいますようお願い申し上げます。

 

         記

 

『第13回 越後眼科研究会』
 日 時:平成25年4月20日(土)17:00~19:30
 会 場:チサンホテル&コンファランスセンター(佐渡の間)
    (新潟市中央区笹口1-1 ℡:025-240-1111:代表)
  17:00~ 薬事案内
  17:15~ 一般演題
  18:15~ 特別講演 『緑内障手術 ~建前と本音~』
   森 和彦先生 (京都府立医科大学 眼科学教室 講師)

 尚、講演会終了後、19:30より情報交換会を予定しております。

【一般演題募集】
  「演題名」「演者名(発表者に○)」「所属名」を記入の上、メールまたはFAX、あるいは郵送にて、ご応募ください。

 応募先:越後眼科研究会事務局
    (済生会新潟第二病院眼科 安藤 伸朗)
   住所 〒950-1104 新潟市西区寺地280-7
   FAX 025-233-6220   メールアドレス gankando@sweet.ocn.ne.jp

 演題締切:平成25年3月25日(月)

 

 【越後眼科研究会 世話人】
    安藤 伸朗 (代表世話人;済生会新潟第二病院)  
    村上 健治 (新潟市民病院)
    鈴木 恵子 (新潟県立吉田病院) 
    橋本 薫 (長岡赤十字病院)
    福島敦志 (当番幹事;長岡中央綜合病院)

  共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

 

 

 

越後眼科研究会 過去のプログラム

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『第1回越後眼科研究会』

   日時:平成19年5月26日(土) 17時30分~20時

   会場:ホテルニューオータニ長岡 (長岡駅東口) 2F 「雪椿」

    幹事:武田啓治(代表世話人;長岡赤十字病院)

 一般演題      座長 園田 日出男(燕労災病院)

  1)我が国における眼科勤務医の現状

     安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)

  2)「23Gおよび25Gビトレクトミー」

     吉澤 豊久(三条眼科)

  3)「睫毛が生存できた眼瞼の遊離複合移植の1例」

     武田 啓治、荒木 豊、中村 真太郎、田中 玲子 (長岡日赤眼科)

  3)「こんな時どうする?眼瞼編~変な霰粒腫、アミロイドーシス、化膿性肉芽腫など」

     尾山 徳秀(新潟大学)

 特別講演       座長 武田 啓治(長岡赤十字病院)

  「眼窩底骨折および涙道閉塞の診断と治療」

                矢部 比呂夫(東邦大学大橋;准教授)

 

 

『第2回越後眼科研究会』

  日時:平成19年11月10日(土)17:30~19:30

  場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟  (旧新潟ワシントンホテル)

    住所:新潟市中央区笹口1-1  ℡:025-240-2111

       当番幹事:園田 日出男(燕労災病院)

 一般演題   座長 鈴木 恵子(県立吉田病院)

  1)Congenital dacryocystocele の治療経験

     中村 真太郎、武田 啓治 (長岡赤十字病院)

  2)スリット照明付き手術顕微鏡の使用経験

   -黄斑部操作、前部硝子体切除、バックル手術時のクライオなどー

     宗村 守、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

 特別講演   座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)

   「これからの白内障手術教育」

       杏林大学眼科准教授 永本 敏之 先生

 

 

『第3回越後眼科研究会』

  日時:平成20年5月31日(土) 17:15~19:30

  場所:朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンター 中会議室301

      住所:新潟市中央区万代島6-1  ℡:025-246-8400

 プログラム

  17:15~ 薬事案内

  17:30~一般講演    座長:園田 日出男(燕労災病院)

  1)網膜中心動脈閉塞症発症後に、硝子体出血・虹彩新生血管を来たした一例

     宗村 守、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)

  2)脱臼水晶体の処理

     村上 健治、根本 大志、植木 智志、土田 宏嗣(新潟市民病院)

  3)眼球突出を初発症状とし眼科にて発見された骨肉腫の1例

     中村 真太郎,武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)、大渕 信隆(県立十日町病院眼科)

  4)日帰り黄斑下手術

     吉澤 豊久(三条眼科)

  18:20~ 休憩

  18:30~ 特別講演

    講師: 山田 昌和(国立病院機構東京医療センター)

   1)『瞼と関連した角膜障害』

   2)『眼科医療の現在位置とこれから』

     学術的方法論に基づいた眼科医療の評価

 

 

『第4回越後眼科研究会』

  日時:平成20年11月1日(土)17:45~19:30

  場所:ホテルオークラ新潟 3F クラウンルーム

     住所:新潟市中央区川端町6-53  ℡:025-224-2205

 プログラム

  17:45~ 薬事案内

  18:00~ 一般演題

  1)小切開硝子体手術やっていますか?全国の眼科医へのアンケート調査

     ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

  2)「23G内視鏡およびHHVレンズホルダーの使用経験」

     ○山本 晋 (新潟大学)

  3)増殖硝子体網膜症の膜処理

     ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)

  4)白内障手術難問集

     ○吉澤 豊久 (三条眼科)

  18:30~ 特別講演

   『硝子体手術のデスマッチ』

     恵美 和幸 (大阪労災病院;副院長/眼科部長)

 

 

『第5回越後眼科研究会』

   日時:平成21年5月30日(土)17:15~19:30

   場所:ホテルニューオータニ長岡

      住所:長岡市台町通2-8-35  ℡:0258-37-1111(代表)

 17:30~ 一般演題

  1)「眼科勤務医へのアンケート調査」(予報) -満足してますか? 辞めたいですか?-

     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)

  2)眼瞼腫瘍と疑われた皮膚粘膜クリプトコッカス症

     ○山田 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)

  3)抗VEGF療法の経験

     ○吉澤 豊久(三条眼科)

    追加:ルセンティスによる治療

        ○安藤 伸朗、中村 裕介(済生会新潟第二病院)

 18:15~コーヒーブレーク

 18:30~ 特別講演  『感染性ぶどう膜炎 -診断のポイント』

           後藤 浩(東京医科大学眼科学教室主任教授)

 

 

『第6回越後眼科研究会』 

   日時:平成21年11月28日(土)17:15~19:30

   場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)

      住所:新潟市中央区川端町6-53 ℡:025-224-6111(代表)

 17:15~ 薬事案内

 17:30~ 一般演題

  1)新潟県の眼科勤務医へのアンケート結果

    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

  2)眼球破裂の2症例

    ○村上 健治 (新潟市民病院)

  3)黄斑円孔の外来硝子体手術

    ○吉澤 豊久 (三条眼科)

  4)PACのLI後、12年経過して再びPACを発症した1例  -この症例から学ぶこと、私のLIに対する考え方、より良いLIを目指して-

    ○坂井 豊明 (坂井眼科医院)

  5)テノンをできるだけ温存したトラベクレクトミー

    ○竹内 裕貴、園田 日出男 (燕労災病院)

  6)抗VEGF抗体硝子体注射後の黄斑円孔網膜剥離

    ○山本 晋(新潟大学眼科) 荒木 豊(刈羽郡総合病院眼科)

 18:30~ 特別講演 『 緑内障の画像診断 』

             富所 敦男 (東京大学 眼科学教室 講師)

 

 

『第7回越後眼科研究会』 

    日時:平成22年5月15日(土) 16:45~19:00

    場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟

        新潟市中央区笹口1-1 ℡:025-240-2111(代表)

  16:45~ 薬事案内

  17:00~ 一般演題

  1)眼科勤務医は減少している!?

    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

  2)「完全に硝子体内落下した眼内レンズの処理」

    ○村上 健治、根本 大志、眞山 徹二、坂上 悠太 (新潟市民病院)

  3)「眼瞼腫脹により発見されたマイラゲル長期合併症の1例」

    ○橋本 薫、佐々木 藍季子、田中 玲子、武田 啓治  (長岡赤十字病院眼科)

  4)「増殖硝子体網膜症手術」

    ○吉澤 豊久 (三条眼科)

  5)「S-OCTによる篩状板孔サイズの緑内障診断能力 -試論ー」

    ○岩田 和雄 (新潟大学)

  18:00~ 特別講演

     『乳頭ピット黄斑症候群の画像所見と治療経験から学ぶこと』

      平形 明人 (杏林大学眼科学教室 主任教授)

 

 

『第8回越後眼科研究会』 

    日時:平成22年10月2日(土)17:15~19:30

    場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)

 17:15~ 薬事案内

 17:30~ 一般演題

  1)「モンスター患者を経験しましたか? どのように対処していますか?」

     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)

  2)「内因性眼内炎の1例」

     ○村上 健治 (新潟市民病院)

  3)「バックル手術を経験して」

     ○佐々木 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治  (長岡赤十字病院)

  4)「レーザー虹彩切開してあったにも関わらず、発作が生じた原発閉塞隅角症」

     ○吉澤 豊久(三条眼科)

 18:30~ 特別講演『 眼感染症の謎を解く 』

     大橋 裕一(愛媛大学医学部眼科学教室 教授)

 

 

『第9回 越後眼科研究会』

    日時:2011年5月21日(土)

    場所:ホテルニューオータニ長岡 2F『柏の間』

 17:15 薬事案内

 17:30 一般講演

  1) 東日本大震災における全国からの支援状況

     ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

  2) 放射線眼合併症の1例

       ○村上 健治 (新潟市民病院)

  3) 非裂孔原性網膜剥離を契機に肺癌を発見し、放射線治療によって剥離が消失した一例

     ○橋本 薫、引間 孝輔、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)

  4) 頭にも倒乱視にも効く!左手白内障手術

     ○吉澤 豊久 (三条眼科)

 18:30 特別講演

   「正常眼圧緑内障治療の現状と展望」

       相原 一 (東京大学医学部眼科学教室 講師)

 

 

『第10回 越後眼科研究会』

  日時:平成23年10月1日(土)17:00~19:30

  場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)

 17:00~ 薬事案内

 17:15~ 一般演題

 1)「糖尿病黄斑浮腫に対するトリアムシノロン・アセトニドの治療成績」

   ○安藤 良将、中村 裕介、大矢 佳美、安藤 伸朗  (済生会新潟第二病院)

 2)「白内障手術合併症の治療」

   ○村上 健治 (新潟市民病院)

 3)「眼内レンズ逢着-道連れ法(関法)やってみました」

   ○山本 晋(笹出線 近江眼科 近江皮膚科) 、関 正明(新潟医療センター)

 4)「白内障手術後、調節力喪失により発生したと考えられる外斜視の一例」

   ○武田 啓治 (長岡赤十字病院)

 5)「原因不明の視力低下を呈したEhlers-Danlos症候群の1例」

   ○畑瀬哲尚 植木智志 高木峰夫 (新潟大学)

 18:30~ 特別講演

  『神経眼科・心療眼科と私』

    若倉 雅登 (医療法人社団済安堂 井上眼科病院 院長)

 

 

『第11回 越後眼科研究会』

   日時:平成24年5月19日(土)17:00~19:15

   場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟

 17:00~ 薬事案内

 17:15~ 一般演題 講演6分 質疑4分

             座長 福島 淳志 (長岡中央綜合病院)

 1)「眼内異物の摘出法」

   ○村上健治、末武亜紀 (新潟市民病院)

 2)「慢性C型肝炎インターフェロン治療中に夕焼け様眼底を呈した一例」

   ○中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)

 3)「眼瞼に生じた悪性黒色腫の一例」

   ○橋本 薫、奥山 真也、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)

 4)「蛇口の取手による眼窩内下直筋完全断裂の整復症例」

   ○尾山 徳秀、張 大行、大湊 絢(新潟大学)

 5)「三条眼科における日帰り網膜剥離手術の現状」

   ○吉澤豊久、白鳥 敦 (三条眼科)

 18:15~ 特別講演

              座長 村上 健治 (新潟市民病院)

  『眼腫瘍~どのように付き合うか』

     小島 孚允 先生(さいたま赤十字病院眼科・副院長)

 

 

『第12回 越後眼科研究会』

  日 時:平成24年11月17日(土)17:00~19:30

  場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)

     新潟市中央区川端町 6-53 電話:025-224-6111(代表)

 一般演題 17:00~

 0.「アイファガン点眼液0.1%について」

   ○千寿製薬株式会社

 1.「南方の渡航歴のない東洋眼虫症の一例」

   ○奥山 真也、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)

 2.「強度近視網膜分離症に対する外来硝子体手術」

   ○吉澤 豊久、白鳥 敦 (三条眼科)

 3.「硝子体内異物の摘出法」

   ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)

 4.「OCTによる糖尿病黄斑浮腫の評価」

   ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 祐介 (済生会新潟第二病院)

 5.「トリアムシノロン硝子体注入後の偽眼内炎の経験」

   ○山本 晋 (笹出線 近江眼科 )

 特別講演 18:30~

  『加齢黄斑変性の治療と黄斑下血腫の治療』

    大路 正人 (滋賀医科大学 眼科学講座 教授)

 

 

*越後眼科研究会事務局**************
 950-1104 新潟市西区寺地280-7
 済生会新潟第二病院眼科
  安藤 伸朗  Noburo Ando,MD
  phone 025-233-6161
  Fax  025-233-6220
 e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
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2013年3月6日

 済生会新潟第二病院眼科では、講師をお呼びしてカンファレンスを行っています。
 今回は、寺島浩子先生(新潟大学眼科講師)です。 多くの方々の参加、歓迎です。

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 済生会新潟第二病院 (第4回)眼科カンファレンス

  日時:2013年3月12日(火)18:30~
  会場:済生会新潟第二病院 眼科外来

  講師:寺島浩子 (新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野)
  演題:「黄斑剥離を伴う裂孔原性網膜剥離の長期視力予後」

  参加希望の方は、下記まで連絡ください。

    安藤 e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp

 

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【抄録】黄斑剥離を伴う裂孔原性網膜剥離の長期視力予後

    寺島浩子(新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野)

【抄録】

 黄斑剥離を伴う裂孔原性網膜剥離の長期視力予後因子の検討を行う. 対象は2007年4月~2011年12月の期間に新潟大学および長岡中央綜合病院 にて裂孔原性網膜剥離に対して初回手術を施行した364例371眼のうち術後12か月以上経過観察ができた黄斑剥離を伴う症例81例82眼(男性48眼:女性34眼). 平均経過観察期間32.7カ月, 術式の内訳は強膜バックリング手術34眼,20G硝子体手術32眼,25G硝子体手術16眼であった.

 術後成績は, 初回復位率が77/82眼(94%), 最終復位率は80/82眼(98%), 再発率は10眼(12%)であった. 術前平均小数視力0.08から最終0.57へと有意な改善を認め6カ月以降ほぼ安定し最終視力値に達した.術式によらず術後最終視力は同等の結果であった.

 最終時視力良好群(1.0以上)35眼, 視力不良群(0.5以下)25眼の2群に分けて比較検討したところ, 術後視力予後に関連する因子は術前視力, 推定黄斑剥離期間, 剥離範囲, 手術回数, 再発の有無, 術後黄斑上膜の合併であった. 特に黄斑剥離期間が3日以内と極早期に手術を行った症例12眼は, 術後最終視力において8眼(67%)が1.0以上を維持していた. それに比較して黄斑剥離期間が2週間を超えた症例24眼のうち1.0以上は7眼(29%)にとどまり, 視力予後は黄斑剥離期間に依存する.また黄斑上膜を合併した9眼の術後平均小数視力は0.23で黄斑上膜を合併しなかった群の0.64に比較して有意に悪い結果であった.

 以上より長期的に良好な視力を得るには, 早期に手術を行い再手術や黄斑上膜合併の回避が大切と思われる.

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 これまでの済生会新潟第二病院 眼科カンファレンス

 (第1回)眼科カンファレンス

    日時:2012年10月2日(火)19:00~

    会場:済生会新潟第二病院 眼科外来

   講師:八百枝 潔   (眼科八百枝医院;新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野)

   演題:「緑内障治療薬による眼循環への影響」

 

 (第2回)眼科カンファレンス

   日時:2012年11月20日(火)18:30~

   会場:済生会新潟第二病院 眼科外来

  講師:河嶋 洋一 (参天製薬:医薬事業部技術開発)

  演題:「点眼薬の開発と眼内薬物動態」

 

 (第3回)眼科カンファレンス

  日時:2013年1月8日(火)18:00~

  会場:済生会新潟第二病院 眼科外来

  講師:長谷部 日 (新潟大学眼科)

  演題:「硝子体手術との15年間、そしてこれから」

 

2013年3月3日

演題:「視覚障害者とスマートフォン」

講師:渡辺 哲也 (新潟大学 工学部 福祉人間工学科)

           日時:平成25年3月13日(水)16:30 ~ 18:00 

    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
昨今、携帯電話の新機種は全てスマートフォンとなり、タブレット端末が様々なメーカーから販売され、事実上標準的な基本ソフトWindowsも新バージョンではタッチ操作が主体となる。この状況に危機感を覚えているのが全盲の携帯電話・PC利用者である。その衝撃は、パソコンのインタフェースが文字中心のCUIからグラフィカルなGUIへ移行した1990年代の「GUIショック」に酷似している。しかしスマートフォンは、以下のように、GUI OSと決定的に異なる点がある。

・全盲者向けに、画面の音声化機能を標準で装備している、または無料でプラグインを入手できる。有料のアプリも既に存在する。

・弱視者向けに、画面の拡大機能・反転表示を標準で装備している機種もある。

・触覚的なポインティングが可能(マウス操作では目と手の協調動作が必要とされたが、タッチ操作の場合、指だけと音声で操作対象を直接指示できる)。

 このように、GUIショック時のような全く使えなくなるというおそれはないが、さりとて触覚的手がかりのない画面上で正確に操作できるかについては不安が残る。そこで、タッチパネルを見ないでどの程度の正確性と速度をもって操作できるかを実験的に調べることとした。現在、実験が進行中であり、3月の発表時にはその結果を紹介したい。

【略歴】
 平成 3年 3月 北海道大学 工学部 電気工学科 卒業
 平成 5年 3月 北海道大学 工学研究科 生体工学専攻 修了
 平成 5年 4月 農林水産省 水産庁 水産工学研究所 研究員
 平成 6年 5月 日本障害者雇用促進協会 障害者職業総合センター 研究員
 平成13年4月 国立特殊教育総合研究所 研究員
 平成21年4月 新潟大学 工学部 福祉人間工学科 准教授
 情報通信技術(ICT)を用いた視覚障害者支援に従事。これまでの開発成果は、スクリーンリーダ”95Reader”、電子レーズライタ”Mimizu”、漢字の詳細読み”田町読み”(iPad・iPhoneに搭載)、触地図作成システム”tmacs”など。

 

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。

   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai

   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/

 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)

   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。

 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している  音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年4月10日(水)16:30 ~ 18:00
   「私の目指す視覚リハビリテーションとは」
      吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会会長)

 平成25年5月8日(水)16:30~18:00
   「インクルーシブ教育システム構築と視覚障害教育
                ~盲学校に求められるもの~」
      小西 明 (新潟県立新潟盲学校:校長)

 平成25年6月12日(水)16:30~18:00
   「視覚障害グループセラピーの考察」
      小島 紀代子 (NPOオアシス)

2013年1月31日

 平成25年6月22 日(土)23 日、新潟にて第 22 回視覚障害リハビテーション研究発表大会を開催致します。今回は、開催要項のお知らせと発表募集のご案内をお送りさせて頂きます。

 募集する演題は、「自由演題」と「特集演題」の2種類です。自由演題では、視覚リハビテーションに関連するあらゆるテーマの発表を募集します。特集演題では、「スマートサイト」に関する演題を募集します。多くの方々の発表を期待しております。皆さま奮っご応募ください。 発表内容に学術性や新規性は必ずしも必要でありません。日々の業務中気がついたこと、疑問に思うことを発表し、互い議論することで問題解決の糸口を探してみては如何でしょうか?

 新潟には海の幸やコシヒカリ、そしてお酒など美味しい「食」が揃い、信濃川や日本海など豊かな「自然」があります。ここ新潟で、視覚リハビリテーションについての想いを、熱く語り合いましょう。

    2013年1月吉日
       第 22 回視覚障害リハビテーション研究発表大会2013 新潟
                                 大会長   安藤 伸朗

 

 第 22 回視覚障害リハビテーション研究発表大会(2013 新潟) 開催要項
  会期: 2013 年 6月 21 日(金)プレカンファレンス
      2013 年 6月 22(土)・23 日(日) 本会議
  会場:チサン ホテル &コンファレスセンター新潟 ,
      新潟大学駅南キャンパスときめいと

  メインテーマ : 「見えない」を「見える」にする心・技・体
  大会長 : 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  実行委員長:渡辺 哲也(新潟大学工学部 福祉人間工学科)

 特別講演 :「心」(心のケア)
         山田 幸男(新潟信楽園病院 ・内科医)

      「技」(IT による視覚支援)
         林 豊彦(新潟大学工学部福祉人間工学科・教授)

 招待講演 :「体」(最新の医学)
         高橋 政代(理化学研究所 網膜再生医療研究チーム)
         山本 修一(千葉大学眼科・教授)

 (招待講演は、新潟ロービジョン研究会2013との共催で、市民公開講座とします)

 

 事務局 : 第 22 回視覚リハ大会 実行委員大会
      〒950 -2181 新潟市西区五十嵐2の町8050 番地
      新潟大学 工学部 福祉人間工学科 渡辺研究室 内
  メール:jarvi2013info@eng.niigata-u.ac.jp
  FAX:025 -262 -7198

 

【発表募集】

 募集期間: 2013 年 1月 15 日から 2月 28 日まで(すみません、すでに募集は始まっています。お急ぎご登録ください!)
 申込み方法: 大会のWebサイトから発表演題を登録してください。

  大会 Webサイト 発表の申し込み
  http://www.jarvi2013.net/endai

 ご注意:
 ・筆頭演者は視覚障害リハビリテーション協会の会員に限ります。 現在会員でない方は、大会参加登録までに入会することを条件に、発表をお申し込みになれます。 入会手続きは、協会のホームページから行ってください。
   視覚リハビリテーション協会Webサイト 協会入会方法
   http://www.jarvi.jp/guests/menus/join/join.html 
 ・筆頭演者としてのお申込みは、お一人様1演題とさせていただきます。
 ・ご登録いただいた演題、抄録、発表者、所属は、抄録集(印刷物)のほかに、 協会のホームページに掲載します。

【参加募集】
 参加登録期間: 2013 年 1月 15 日から5月 15 日まで (すでに始まってい ってい ます!)
 申込み方法: 大会のWebサイトから参加情報をご登録の上、参加費をお支払いください。参加費の確認ができて初めて登録完了です。
 大会Webサイト 参加申し込み 
 http://www.jarvi2013.net/sanka

 参加費
      参加費は下の表の通りです。

              事前申込み(振込) 当日登録

  会員(発表・聴講)  5,000円     6,000円

  非会員(聴講のみ)  7,000円     8,000円

  学生(発表・聴講)   なし        1,000円

 ※ 学生の方は当日、受付で学生証をご提示ください。
 ※ 視覚障害者の付き添い者は無料です。
 ※ 機器展示のみの参加は無料です。
 ※ 発表者と聴講者で金額に違いはありません。

 参加費のお支払方法
  大会 Webサイト 参加費を参照ください
  http://www.jarvi2013.net/payment

 

【懇親会】
 新潟といえば、おいしい米、野菜、魚、そしてお酒です。懇親会会場では、新潟の地酒各種を取りそろえた利き酒コーナーを設けます。淡麗辛口の日本酒を、お食事とともにお楽しみください。

 参加の有無: 料理とお酒を準備する都合上、大会参加登録の際に、懇親会への参加の有無に関するアンケートにお答えいただけますようお願いします。
 参加費: 5,000円 大会当日に受付にて申し受けます。 (学生の方には、割引価格を予定しています)

2013年1月30日

演題:「歩行訓練40余年を振り返る」
講師:清水 美知子 (フリーランスの歩行訓練士;埼玉県)

        日時:平成25年2月13日(水)16:30 ~ 18:00 
   場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

 【抄録】
 
1970年、米国から歩行訓練士Robert C. Jaekle氏を講師に迎え、日本ライトハウスでわが国初の歩行訓練指導員講習会が開催されました。それから40余年にわたる年月の中で、歩行(オリエンテーションとモビリティ)は、コミュニケーション、日常生活動作(ADL)と共に、視覚障害のある人への社会適応訓練の主要な訓練分野として今日まで続いています。
 この間、視覚障害のある人の年齢構成、失明原因は大きく変わりました。また、視覚障害リハビリテーション関連の法制度、社会の障害(者)観も変わりました。一歩外へ足を踏み出せば、街の交通や道路環境も変わってきました。これらの視覚障害のある人を取り巻く状況は、今後も変わっていくのかも知れません。

 一方、「歩行訓練」はどうでしょう。半世紀近い歴史の中で、どのような変化があったでしょうか。私はその歴史のほとんどを、歩行訓練士として視覚障害のある方と関わってきました。今回の勉強会では、これまでの自身の経験や見聞してきたことを中心に、皆さんの「歩行訓練観」のようなものをお聞きしながら、歩行訓練の歴史を振り返ってみたいと思います。

【略歴】
1979年〜2002年 視覚障害者更生訓練施設に勤務、その後在宅視覚障害者の訪問訓練事業に関わる。
1988年〜    新潟市社会事業協会「信楽園病院」にて、視覚障害リハビリテーション外来担当。
2002年〜    フリーランスの歩行訓練士

 現在に至る