2017年5月4日

ご案内 『第21回越後眼科研究会』 

 新潟県の眼科勤務医有志が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話をお聞きして勉強しております。

 5月13日(土)『第21回 越後眼科研究会』では、日本糖尿病眼学会理事長の小椋 祐一郎教授(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学)に『糖尿病網膜症―診療の進歩』と題して特別講演をして頂きます。最新の糖尿病網膜症治療を拝聴したいと思います。
 医療関係者ならどなたでも参加できます。お気軽にご参加ください。  

     記  

『第21回越後眼科研究会』
 日時:平成29年5月13日(土)17:00~19:30
 場所:アートホテル新潟駅前(4F湯沢の間)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111
 17:00~ 薬事説明
 17:15~ 一般演題
 18:15~ 特別講演
  『糖尿病網膜症―診療の進歩』
   小椋 祐一郎
   (名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学 教授) 

 尚、講演会終了後 19:30より情報交換会を予定しております。

 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫     (長岡赤十字病院)
 尾山 徳秀 (うおぬま眼科)  

 共催:越後眼科研究会/千寿製薬株式会社 

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第21回 越後眼科研究会 プログラム&抄録 

17:00 一般演題  座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
  講演8分 質疑7分    

1)「落下 水晶体の処理」
  〇村上健治、土田宏嗣、引間孝輔、黒澤史門(新潟市民病院)
  白内障手術の合併症として破嚢、チン小帯断裂が起こり不幸にもうまく処理できずに水晶体落下が起こることが稀にある。今回、白内障術中合併症とし て水晶体落下が起こり加療のため当科を紹介された症例を供覧する。硝子体カッターで硝子体腔で処理できることもあるが、核が硬く処理ができずに強角膜切開創から摘出することもある。その場合、簡単に摘出できた症例とできなかった症例もありその術式を紹介する。 

2)「滲出型加齢黄斑変性に対する抗VEGF薬硝子体内注射の1年成績」
  〇佐藤弥生1),2)、長谷部日2)、寺島浩子2)、松岡尚気2)、上田恵理子2)、佐々木亮2) ( 1)南部郷総合病院 2)新潟大 )
  滲出型加齢黄斑変性(age-related macular degeneration : AMD)は、先進国で中途失明の原因疾患として問題となっている。近年、AMD の治療は抗血管内皮増殖因子(vascular endotherial growth factor : VEGF)薬が第一選択になり、視機能を維持、改善できる症例が増加してきた。我が国では2009年にラニビズマブ、2012年にアフリベルセプトが認可され、治療件数は年々増加している。この度、実臨床におけるAMDに対する抗VEGF 薬硝子体内注射の1年成績について発表する。 

3)「済生会新潟第二病院眼科における糖尿病網膜症診療の実臨床」
  〇安藤伸朗、中村裕介、中野英之(済生会新潟第二病院)
  当院で行っている糖尿病網膜症外来の実態を調べ糖尿病網膜症網膜症診療や黄斑症治療について検討する目的で、2016年4月1日~17日の間に、済生会新潟第二病院眼科を受診した糖尿病患者を調べた後ろ向き研究。この期間中は土日や学会で休診があり実質的に8日間の診療だったが、99名198眼の診療をしていた。経過観察期間、網膜症程度、経過中の網膜症発症・進展、治療(硝子体手術・網膜光凝固)、糖尿病黄斑症について検討した。 

18:00~コーヒーブレイク 

18:15 特別講演  座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
『糖尿病網膜症~診療の進歩』
 小椋 祐一郎 (名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学教授)
【抄 録】
 糖尿病網膜症の診断・治療の進歩により、1988年の調査で国内の失明原因の首位であった糖尿病網膜症は、最近の調査では第二位となり、本疾患による失明患者が以前に比べて減少していることを示唆している。しかし、失明原因を年代別に見ると、50歳代、60歳代では依然として糖尿病網膜症が首位であり、このような働き盛りの中高年にとっては重要な問題である。 

 診断の進歩としては、光干渉断層計(OCT)と超広角眼底撮影があげられる。最近のOCTでは、網膜断層を細胞レベルで画像化することが可能で、糖尿病黄斑浮腫の病態解明、治療評価に非常に有用である。また、OCT angiographyにより造影剤なしで網膜微小循環の評価が可能になりつつある。Optos(r)という超広角眼底撮影装置は、眼底の80%をカバーする写真を0.3秒で撮影でき、特殊な技術なしで超広角の眼底写真や蛍光造影写真を容易に撮ることが可能になった。散瞳が不要であり、散瞳不良の糖尿病患者でもきれいな写真が撮影できる。 

 20年前には糖尿病網膜症の治療薬剤はなく、網膜光凝固術と硝子体手術のみが有効な治療であった。しかし、数年前からトリアムシノロンや抗VEGF薬の硝子体投与が糖尿病黄斑浮腫の治療として使用されるようになり、日本でも適応が承認されている。網膜光凝固術は、コンピュータ制御のパターン凝固装置が開発され、従来の光凝固と比べて治療時間が短時間で患者の疼痛も少なくなっている。最近では自動追尾システム付きの光凝固装置も開発されており、今後の発展が期待される。硝子体手術は20ゲージの器具から25ゲージ、23ゲージの極小切開硝子体手術に移行し、創の縫合も不要となり、手術合併症も減少し、治療成績の向上に寄与している。手術顕微鏡の代わりに3Dモニターを見ながら手術を行うDigitally Assisted VitreoretinalSurgeryも最近のトピックスである。
 講演ではこのような糖尿病網膜症に対する最近の診断・治療の進歩について概説する。 

【略 歴】小椋 祐一郎(名古屋市立大学大学院医学研究科教授)
 1980年 京都大学医学部卒業
 1981年 天理よろづ相談所病院眼科
 1982年 神戸市立中央市民病院眼科
 1985年 イリノイ大学医学部眼科 留学
 1986年 京都大学医学部 助手
 1989年 イリノイ大学医学部眼科 留学
 1993年 京都大学医学部 講師
 1995年 京都大学大学院医学研究科 助教授
 1997年 名古屋市立大学医学部 教授
 2002年 名古屋市立大学大学院医学研究科 教授
 2017年 名古屋市立大学病院 病院長

2017年2月19日

ご案内『第21回越後眼科研究会』 

新潟県の眼科勤務医有志が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話をお聞きして勉強しております。
5月、小椋 祐一郎教授(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学)をお招きして『第21回 越後眼科研究会』を開催致します。医療関係者は、どなたでも参加できます。お気軽にご参加下さい。
今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。 

     記 

『第21回越後眼科研究会』
 日時:平成29年5月13日(土)17:00~19:30
 場所:アートホテル新潟駅前(4F湯沢の間)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
 17:00~ 薬事説明
 17:15~ 一般演題
 18:15~ 特別講演
  『糖尿病網膜症―診療の進歩

   小椋 祐一郎
    
(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学 教授)  

 尚、講演会終了後 19:30より情報交換会を予定しております。
 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)  
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫   (長岡赤十字病院)
 尾山 徳秀(うおぬま眼科) 

 共催:越後眼科研究会/千寿製薬株式会社

 

【越後眼科研究会 これまでのプログラム】
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『第20回 越後眼科研究会』
 日 時:平成28年9月24日(土)17:00~19:30
 会 場:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
     新潟市中央区川端町6-53 電話:025-224-6111(代表)
17:00~ 薬事説明
17:15~ 特別講演Ⅰ
 『実践!強膜炎診療〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
  堀 純子 (日本医科大学 眼科 准教授)
18:30~ 特別講演Ⅱ
 『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』
  山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授) 
 

『第19回 越後眼科研究会』
 日 時:平成28年4月23日(土)16:45~19:30
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
一般演題(講演7分・質疑5分) 
        座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
1)アイファガン点眼液0.1%の臨床効果について
  〇千寿製薬株式会社
2)眼窩内に生じた皮様嚢腫の一例
  〇大湊 絢1)、張 大行1)、尾山 徳秀1) 2)、福地 健郎1)
   1) 新潟大学医歯学総合病院 2)医療法人社団オクルス うおぬま眼科
3)「Dacryopsの1例」
  〇橋本 薫、高田 律子、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
    尾山 徳秀 (医療法人社団オクルス うおぬま眼科)
4)抗VEGFを使用せずに治療できた黄斑浮腫の症例~RVO
  〇安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介 (済生会新潟第二病院)
5)陳旧性眼窩壁骨折の治療~3D造形モデル作製による手術補助は有用か?
  〇尾山 徳秀1)2)3)、橋本 薫3)、武田 啓治3)
   1)医療法人社団オクルス うおぬま眼科 2)新潟大学医歯学総合病院
   3)長岡赤十字病院
6)網膜剥離手術後にパーフルオロカーボンが中心窩下に迷入した1例
  〇山本 晋 (近江眼科・済生会新潟第二病院)
7)ちょっと面白い症例~角膜ヘルペスと急性緑内障
  〇坂井 豊明 (坂井眼科医院)
8)シリコンオイルは入れたら抜きましょう!
  〇吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演       座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
 『眼科が関わる全身疾患の診断と治療』
   後藤 浩 (東京医科大学 臨床医学系眼科学分野 主任教授)
 

『第18回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
 会 費:無料
一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
      講演7分 質疑5分 
1)薬事案内
  ○千寿製薬株式会社
2)抗VEGF硝子体内注射後の黄斑円孔発症例の検討
  ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
   井海 雄介(いかい眼科)
3)中心窩分離症に硝子体手術を施行した2例
  ◯村上 健治(新潟市民病院)
4)立川綜合病院におけるCTRを用いた白内障手術の検討
  ○山本 達郎 松島 亮介(立川綜合病院)
5)大角度の回旋斜視の手術症例
  ○橋本 薫、武田 啓治(長岡赤十字病院)
特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院)
 目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来
     大越 貴志子(聖路加国際病院 眼科部長 / 聖路加国際大学 臨床教授)
 

『第17回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年5月16日(土)16:50~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
 住 所:新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
一般演題  講演7分 質疑5分 
            座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
2)網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するSTTAの治療成績
  ○塩崎 直哉、安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
3)チン小帯断裂症例に対する白内障手術
  ○村上 健治  (新潟市民病院)
4)Shaken baby syndrome の1例
  ○橋本 薫、末武 亜紀、田中 玲子、高田 律子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
5)固定内斜視で眼軸長が計れない!どうする?
  ○吉澤 豊久  (三条眼科)
6)固定されていない「固定内斜視」の2例
  ○田沢綾子、植木智志、羽入貴子、畑瀬哲尚、福武慈、福地健郎
特別講演   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』
  佐藤 美保 (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授) 
 

『第16回 越後眼科研究会』
 日 時:平成26年10月25日(土)17:00~19:30  
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
【一般演題】 講演8分 質疑7分
1)1年以上放置した巨大な術後性上顎洞嚢胞の1例
 ○末武 亜紀、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
2)網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)に伴う黄斑浮腫に対するラニビズマブ治療(IVR)
 ○飯川龍(済生会新潟第二病院 研修医)
  中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
3)エアバッグによる外傷性白内障の一例
 ○吉田博光、村上健治、土田宏嗣、根本太志(新潟市民病院)
【特別講演】
 『緑内障診療における視野検査とOCT』
  庄司信行(教授;北里大学医療衛生学部視覚機能療法学)
 

『第15回 越後眼科研究会』
 日時:平成26年6月7日(土)17:00~19:30
 場所:チサンホテル&コンファランスセンター
       新潟市中央区笹口 1-1 ℡:025-240-1111(代表)
一般演題
1)糖尿病網膜症/網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するトリアムシノロンの効果
   ○安藤 伸朗、中村 裕介、大矢 佳美(済生会新潟第二病院)
2)結膜に生じた稀な粘液腫の1例
   ○橋本 薫、武田 啓治、末武 亜紀、田中 玲子(長岡赤十字病院眼科)
    武田 さちゑ(たけだ眼科)
3)内視鏡の便利な使い方
   ○村上 健治(新潟市民病院)、小川 泉(内野おがわ眼科)
特別講演
 『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
   鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長)
 

『第14回 越後眼科研究会』 
  日時:平成25年10月19日(土)17:00~19:30
  場所:チサンホテル&コンファランスセンター(越後東の間)
一般演題  座長;橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
     (講演10分;質疑5分) 
 1)アイファガン点眼液0.1%について
  ○千寿製薬株式会社  
 2) 術中に腫瘍だと判明した急性涙嚢炎の1例
   ○橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
 3) 網膜色素変性症のOCT所見
   ○安藤伸朗、大矢佳美、中村裕介 (済生会新潟第二病院)
 4) 硝子体手術に至った網膜血管腫の1例
   ○ 村上健治 (新潟市民病院)
 5) 白内障手術術後合併症に対する網膜硝子体治療
   ○吉澤豊久 (三条眼科)
特別講演 座長;安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  『重症増殖糖尿病網膜症に対する外科的治療のアップデート:
      小切開硝子体手術の進化と補助薬剤ベバシズマブの功罪』
   大島 佑介 (西葛西 井上眼科病院)
 

『第13回 越後眼科研究会』 
 日 時:平成25年4月20日(土)17:00~19:30
 会 場:チサンホテル&コンファランスセンター(佐渡の間)
    (新潟市中央区笹口1-1 ℡:025-240-1111:代表)
一般演題  座長:村上 健治(新潟市民病院)
 1.当院での繊維柱帯切除術と術後管理
  ○福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
 2.当科での白内障手術教育 CCCの作成法
  ○村上健治、根本大志 (新潟市民病院)
 3.網膜色素変性に伴う黄斑浮腫に対する硝子体手術
    ー全国の網膜硝子体専門家へのアンケートの結果からー
  ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 4.当院における2003年出生の低体重出生児の、3、6,9歳時の眼科的予後に関する検討
  ○橋本 薫、吉田 博光、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
 5.縫着眼内レンズの傾斜補正で乱視が軽減した一例
  ○山本 晋 (笹出線 近江眼科/新潟医療センター)
    関 正明 (せき眼科/新潟医療センター)
特別講演   座長 福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
   『緑内障手術 ~建前と本音~』
     森 和彦 (京都府立医科大学 眼科学教室 講師)
 

『第12回 越後眼科研究会』
  日時:平成24年11月17日(土)17:00~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
一般演題   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 1.南方の渡航歴のない東洋眼虫症の一例
    ○奥山 真也、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
 2.強度近視網膜分離症に対する外来硝子体手術
    ○吉澤 豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
 3.硝子体内異物の摘出法
    ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
 4.OCTによる糖尿病黄斑浮腫の評価
    ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 祐介 (済生会新潟第二病院)
 5.トリアムシノロン硝子体注入後の偽眼内炎の経験
    ○山本 晋 (笹出線 近江眼科 )
特別講演   座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
  『加齢黄斑変性の治療と黄斑下血腫の治療』
    大路 正人 (滋賀医科大学 眼科学講座教授)
 

『第11回 越後眼科研究会』
  日時:平成24年5月19日(土)17:00~19:15
  場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
一般演題   座長 福島 淳志 (長岡中央綜合病院) 
 1)眼内異物の摘出法
   ○村上健治、末武亜紀 (新潟市民病院)
 2)慢性C型肝炎インターフェロン治療中に夕焼け様眼底を呈した一例
   ○中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
 3)結膜悪性黒色腫の一例
   ○橋本 薫、奥山 真也、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
 4)蛇口の取手による眼窩内下直筋完全断裂の整復症例
   ○尾山 徳秀、張 大行、大湊 絢(新潟大学)
 5)三条眼科における日帰り網膜剥離手術の現状
   ○吉澤豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
特別講演    座長 村上 健治 (新潟市民病院)
  『眼腫瘍~どのように付き合うか』
   小島 孚允 先生(小島眼科医院、前さいたま赤十字病院眼科・副院長)
 

『第10回 越後眼科研究会』
  日時:平成23年10月1日(土)17:00~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題   座長 村上 健治 (新潟市民病院 眼科部長)
 1)糖尿病黄斑浮腫に対するトリアムシノロン・アセトニドの治療成績
   ○安藤 良将、中村 裕介、大矢 佳美、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 2)白内障手術合併症の治療 
   ○村上 健治 (新潟市民病院) 
 3)眼内レンズ逢着-道連れ法(関法)やってみました
   ○山本 晋(笹出線 近江眼科 近江皮膚科)関 正明(新潟医療センター)
 4)白内障手術後、調節力喪失により発生したと考えられる外斜視の一例
   ○武田 啓治 (長岡赤十字病院)
 5)原因不明の視力低下を呈したEhlers-Danlos症候群の1例
   ○畑瀬哲尚 植木智志 高木峰夫 (新潟大学)
特別講演  座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
  『神経眼科・心療眼科と私』
    若倉 雅登 (医療法人社団済安堂 井上眼科病院 院長)
 

『第9回 越後眼科研究会』
    日時:2011年5月21日(土)
    場所:ホテルニューオータニ長岡 2F『柏の間』
一般講演  座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院 眼科部長)
  1) 東日本大震災における全国からの支援状況
     ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2) 放射線眼合併症の1例
         ○村上 健治 (新潟市民病院) 
  3) 非裂孔原性網膜剥離を契機に肺癌を発見し放射線治療によって剥離が消失した一例
     ○橋本 薫、引間 孝輔、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
  4) 頭にも倒乱視にも効く!左手白内障手術
     ○吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演  座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院 眼科)
   「正常眼圧緑内障治療の現状と展望」
       相原 一 (東京大学医学部眼科学教室 講師)
 

『第8回越後眼科研究会』
    日時:平成22年10月2日(土)17:15~19:30
    場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題  座長 園田 日出男 (燕労災病院 眼科)
  1)モンスター患者を経験しましたか? どのように対処していますか?
     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院) 
  2)内因性眼内炎の1例
     ○村上 健治 (新潟市民病院) 
  3)バックル手術を経験して
     ○佐々木 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治
      (長岡赤十字病院)
  4)レーザー虹彩切開してあったにも関わらず発作が生じた原発閉塞隅角症
     ○吉澤 豊久(三条眼科)
特別講演   座長 村上 健治(新潟市民病院 眼科部長)
   『 眼感染症の謎を解く 』
       大橋 裕一(愛媛大学医学部眼科学教室 教授)
 

『第7回越後眼科研究会』 
    日時:平成22年5月15日(土) 16:45~19:00
    場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
一般演題  
  1)眼科勤務医は減少している!?
    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2)完全に硝子体内落下した眼内レンズの処理
    ○村上 健治、根本 大志、眞山 徹二、坂上 悠太 (新潟市民病院)
  3)眼瞼腫脹により発見されたマイラゲル長期合併症の1例
    ○橋本 薫、佐々木 藍季子、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
  4)増殖硝子体網膜症手術
    ○吉澤 豊久 (三条眼科)
  5)S-OCTによる篩状板孔サイズの緑内障診断能力 -試論ー
    ○岩田 和雄 (新潟大学)
特別講演  
    『乳頭ピット黄斑症候群の画像所見と治療経験から学ぶこと』
      平形 明人 (杏林大学眼科学教室 主任教授)
 

『第6回越後眼科研究会』 
   日時:平成21年11月28日(土)17:15~19:30
 
   場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題
  1)新潟県の眼科勤務医へのアンケート結果
    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2)眼球破裂の2症例
    ○村上 健治 (新潟市民病院)
  3)黄斑円孔の外来硝子体手術
    ○吉澤 豊久 (三条眼科)
  4)PACのLI後、12年経過して再びPACを発症した1例
    -この症例から学ぶこと、私のLIに対する考え方、より良いLIを目指して-
    ○坂井 豊明 (坂井眼科医院)
  5)テノンをできるだけ温存したトラベクレクトミー
    ○竹内 裕貴、園田 日出男 (燕労災病院)
  6)抗VEGF抗体硝子体注射後の黄斑円孔網膜剥離
    ○山本 晋(新潟大学眼科) 荒木 豊(刈羽郡総合病院眼科)
特別講演
   『 緑内障の画像診断 』
             富所 敦男 (東京大学 眼科学教室 講師)
 

『第5回越後眼科研究会』
   日時:平成21年5月30日(土)17:15~19:30
   場所:ホテルニューオータニ長岡
一般演題
  1)眼科勤務医へのアンケート調査(予報)-満足してますか? 辞めたいですか?-
     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  2)眼瞼腫瘍と疑われた皮膚粘膜クリプトコッカス症
     ○山田 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
  3)抗VEGF療法の経験
     ○吉澤 豊久(三条眼科)
    追加:ルセンティスによる治療
        ○安藤 伸朗、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
特別講演
  『感染性ぶどう膜炎 -診断のポイント』
           後藤 浩(東京医科大学眼科学教室主任教授)

『第4回越後眼科研究会』
  日時:平成20年11月1日(土)17:45~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟 3F クラウンルーム
一般演題
   1)小切開硝子体手術やっていますか?全国の眼科医へのアンケート調査
      ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
   2)「23G内視鏡およびHHVレンズホルダーの使用経験」
      ○山本 晋 (新潟大学)
   3)増殖硝子体網膜症の膜処理
      ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
   4)白内障手術難問集
      ○吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演
    『硝子体手術のデスマッチ』
     恵美 和幸 (大阪労災病院;副院長/眼科部長)

『第3回越後眼科研究会』
  日時:平成20年5月31日(土) 17:15~19:30
  場所:朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンター 中会議室301
一般講演    座長:園田 日出男(燕労災病院)
   1)網膜中心動脈閉塞症発症後に、硝子体出血・虹彩新生血管を来たした一例
      宗村 守、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   2)脱臼水晶体の処理
      村上 健治、根本 大志、植木 智志、土田 宏嗣(新潟市民病院)
   3)眼球突出を初発症状とし眼科にて発見された骨肉腫の1例
      中村 真太郎,武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
      大渕 信隆(県立十日町病院眼科)
   4)日帰り黄斑下手術
      吉澤 豊久(三条眼科)
特別講演  座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
    講師: 山田 昌和(国立病院機構東京医療センター)
   1)『瞼と関連した角膜障害』
   2)『眼科医療の現在位置とこれから』学術的方法論に基づいた眼科医療の評価
 

『第2回越後眼科研究会』
  日時:平成19年11月10日(土)17:30~19:30
  場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
       当番幹事:園田 日出男(燕労災病院)
       共催:越後眼科研究会 千寿製薬
 一般演題   座長 鈴木 恵子(県立吉田病院)
  1)Congenital dacryocystocele の治療経験
     中村 真太郎、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
  2)スリット照明付き手術顕微鏡の使用経験
   -黄斑部操作、前部硝子体切除、バックル手術時のクライオなどー
     宗村 守、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 特別講演   座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   「これからの白内障手術教育」
       永本 敏之 (杏林大学眼科准教授)


『第1回越後眼科研究会』
   日時:平成19年5月26日(土) 17時30分~20時
    幹事:武田啓治(代表世話人;長岡赤十字病院)
    共催:越後眼科研究会 千寿製薬
 一般演題    座長 園田 日出男(燕労災病院)
  1)我が国における眼科勤務医の現状
     安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
  2)23Gおよび25Gビトレクトミー
     吉澤 豊久(三条眼科)
  3)睫毛が生存できた眼瞼の遊離複合移植の1例
     武田 啓治、荒木 豊、中村 真太郎、田中 玲子(長岡日赤眼科)
  3)こんな時どうする?眼瞼編~変な霰粒腫、アミロイドーシス、化膿性肉芽腫など」
     尾山 徳秀(新潟大学)
 特別講演    座長 武田 啓治(長岡赤十字病院)
  「眼窩底骨折および涙道閉塞の診断と治療」
    矢部 比呂夫(東邦大学大橋;准教授)

2016年9月19日

ご案内『第20回越後眼科研究会』
  病院眼科勤務医を中心として有志が立ち上げた『越後眼科研究会』も10年を経過し、今回で節目の20回目を迎えることとなりました。これまで多数のご支援、ご出席を賜り誠に有難うございました。この度9月24日(土)に『第20回越後眼科研究会』をホテルオークラ新潟にて開催する運びとなりました。
 今回は、堀 純子 先生(日本医科大学 眼科 准教授)と山本 修一 先生(千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授)をお招きし、一般講演はなしで特別講演を2題として開催させていただきます。堀 先生には『実践!強膜炎診療〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』と題して、山本 先生には『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』と題してご講演いただきます。
 フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にお出かけ下されば幸いと存じます。 

第20回 越後眼科研究会
 日 時:平成28年9月24日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
 住 所:新潟市中央区川端町 6-53 電話:025-224-6111(代表)
 

 17:00 薬事説明
 17:15 特別講演Ⅰ座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院) 
 『実践!強膜炎診療 〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
  堀 純子 (日本医科大学 眼科 准教授)

 18:15~18:30 コーヒーブレイク

 18:30 特別講演Ⅱ座長 村上 健治 (新潟市民病院)
 『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』
  山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授) 

*尚、講演会終了後、19:30より情報交換会を予定しております。
 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院:世話人代表)
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫 (長岡赤十字病院:当番幹事)
 山本 達郎 (亀田眼科クリニック)
【共 催】
 越後眼科研究会  千寿製薬株式会社 

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演題:『実践!強膜炎診療 〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
講師:堀 純子 (日本医科大学眼科 准教授)
【抄 録】
 強膜炎は再発性難治性の炎症疾患であり、重症例では強膜壊死と融解により眼球穿孔することもある。現在は従来に比べて治療方法の選択肢が各段に拡大しているため、重症度に応じて薬剤と投与経路を選択する。 

 強膜炎治療方針の決定には、非感染性か感染性かの鑑別、および関節リウマチに代表される全身性疾患を把握することが必要である。全身性疾患がある強膜炎患者の約70%は、強膜炎の原因検査がきっかけで全身疾患の診断に至っており、眼科医師には強膜炎患者に潜在する全身性疾患の検索も要求されている。特に、Wegener肉芽腫症や再発性多発軟骨炎などに随伴した強膜炎は、眼科の初期診断と他科連携が患者の生命予後に影響する。強膜炎に対する免疫抑制剤や生物学的製剤の使用は、随伴する全身性疾患の把握により最適な薬剤選択が可能となる。 

【略 歴】 堀 純子(ほり じゅんこ)
 1990年 新潟大学医学部卒業、東京大学医学部眼科研修医
 1992年 東京大学医学部眼科助手
 1994年 同愛記念病院眼科
 1997年 ハーバード大学眼科スケペンス眼研究所ポストドクター研究員
 2000年 東京大学医学部眼科助手
 2001年 国立感染症研究所免疫部協力研究員(兼任)
 2002年 日本医科大学眼科講師
 2004年 日本医科大学眼科助教授(現 准教授) 現在に至る 

 2000年 ARVO: Cora Verhagen Prize 
 2004年 日本角膜学会学術奨励賞
 2005年 日本眼炎症学会学術奨励賞
 2007年 日本女性科学者の会奨励賞 

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演題:網膜疾患の今と病院眼科の未来
講師:山本修一(千葉大学眼科教授・千葉大学病院長・千葉大学副学長併任)
【抄 録】
 まずは網膜疾患について、最近(個人的に)面白いと思った話題をいくつかご紹介します。滲出型AMDに対する抗VEGF治療の優位性がもはや疑う余地のないところですが、その薬価の高さと診療負荷の増大は問題視されています。その辺りのバランスをどう取るのか、最近主流になってきたTAEの結果をご紹介します。また急速に普及しつつあるOCT angiographyは、蛍光眼底撮影にとって代わるのでしょうか?CSCも原因が脈絡膜の血流異常であることが明らかになり、治療方針に大きな変化が生じています。世間をお騒がせした(?)網膜色素変性に対するウノプロストン点眼の治験は、主要評価項目で有意差が得られず頓挫しました。しかし層別解析では、軽症群には有効な可能性が示されています。 

 かつて眼科は儲かる診療科として病院では人気でしたが、医療制度改革が進むにつれかなり怪しくなってきました。高度急性期あるいは急性期病院では、重症疾患に対して医療資源を短期間に集中的に投下するよう誘導されています。しかし眼科入院患者の大半はそのような重症度に適合せず、医療資源投入も手術日に限られています。病床運用にかかるコスト回収という点では、必ずしもペイしなくなっています。眼科医という医療資源をいかに効率的に運用するか考えなければなりません。

【略 歴】山本 修一 (やまもと しゅういち)
 1983年 千葉大学医学部卒業
 1989年 千葉大学大学院医学研究科修了
 1990年 富山医科薬科大学眼科講師
 1991年 コロンビア大学眼研究所研究員
 1994年 富山医科薬科大学眼科助教授
 1997年 東邦大学佐倉病院眼科助教授
 2001年 東邦大学佐倉病院眼科教授
 2003年 千葉大学大学院医学研究院眼科学教授
 2007年 千葉大学病院副病院長併任
 2014年 千葉大学病院長・千葉大学副学長併任 現在に至る 

2016年9月6日

ご案内 『第20回 越後眼科研究会』 

 病院眼科勤務医を中心として有志が平成19年5月に立ち上げた『越後眼科研究会』も今回で20回目を迎えることとなりました。今回は、20回記念として、山本修一先生(千葉大学眼科教授)と堀純子先生(日本医大眼科准教授)のお二人をお迎えし特別講演2題で構成致します。
 フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にご参加ください。病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師、学生など多くの方々の参加を期待しております。 
 

第20回 越後眼科研究会 プログラム
 日 時:平成28年9月24日(土)17:00~19:30
 会 場:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
     新潟市中央区川端町6-53 電話:025-224-6111(代表) 

17:00~ 薬事説明
17:15~ 特別講演Ⅰ
 『実践!強膜炎診療〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
  堀 純子 (日本医科大学 眼科 准教授) 
18:30~ 特別講演Ⅱ
 『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』
  山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授)    

  尚、講演会終了後 19:30より情報交換会を予定しております。 

 

 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院:世話人代表)  
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫   (長岡赤十字病院:当番幹事) 
 山本 達郎 (亀田眼科クリニック) 

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

2016年4月20日

 病院眼科勤務医を中心として有志が平成19年5月に立ち上げた『越後眼科研究会』も今回で19回目を迎えることとなりました。今回は、後藤 浩 先生(東京医科大学 臨床医学系眼科学分野 主任教授)をお招きし、『眼科が関わる全身疾患の診断と治療』と題してご講演いただきます。フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にご参加ください。病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師、学生など多くの方々の参加を期待しております。

第19回 越後眼科研究会 プログラム
 日 時:平成28年4月23日(土)16:45~19:30
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
 住 所:新潟市中央区川端町 6-53  電話:025-224-6111(代表)
 *尚、講演会終了後、19:30より情報交換会を予定しております。 

16:45 一般演題(講演7分・質疑5分) 
        座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
1)アイファガン点眼液0.1%の臨床効果について  〇千寿製薬株式会社 

2)眼窩内に生じた皮様嚢腫の一例
  〇大湊 絢1)、張 大行1)、尾山 徳秀1) 2)、福地 健郎1)
    
 1) 新潟大学医歯学総合病院 2)医療法人社団オクルス うおぬま眼科
 28歳女性,頭痛のR/O目的で撮像されたMRIで右眼窩内に腫瘤病変を指摘され当科紹介.両眼とも矯正視力1.2,眼球運動は正常で複視症状も認めなかった.Hertel眼球突出計で左右差2-3mm程度の右眼球突出を認めた.CTやMRIでは腫瘤壁の造影効果と内容物の多彩さから血管奇形や嚢胞病変が鑑別に挙がった.Lateral orbitotomyを用いて病変は摘出し,組織診断では皮様嚢腫であった.皮様嚢腫は時に眼窩内に生じ,摘出に苦労するケースがある. 

3)Dacryopsの1例
  〇橋本 薫、高田 律子、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
   
尾山 徳秀 (医療法人社団オクルス うおぬま眼科)
 症例は34歳男性。1年前より生じた左上眼瞼の腫脹の精査加療目的に、近医より当科紹介受診された。 右上方視時の複視、及び左眼眼底の耳上側に腫瘍の圧排による隆起を認めた。CT、MRIにてcystを疑い、H28 3/8全身麻酔下で摘出術を施行した。涙腺に連続する1.5×2.0mmのcystを認め摘出した。内容物は黄褐色の液体であった。病理検 査にて涙腺貯留嚢胞と診断された。 

4)抗VEGFを使用せずに治療できた黄斑浮腫の症例~網膜静脈閉塞症
  〇安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介 (済生会新潟第二病院)
 網膜静脈閉塞症(RVO)に伴う黄斑浮腫の治療の第一選択に、抗VEGF硝子体内注射が用いられることが多い。今回、RVOに対する抗VEGFの大規模スタディーの症例選択、実施方法、追加治療の条件等を検討し、抗VEGF治療適応と実施の問題点を指摘する。さらに抗VEGFを用いなくても治療できるケース、抗VEGFでも治療困難なケースを提示し、RVOに対する抗VEGF治療の立ち位置について論じる。 

5)陳旧性眼窩壁骨折の治療~3D造形モデル作製による手術補助は有用か?
  〇尾山 徳秀1)2)3)、橋本 薫3)、武田 啓治3)
   1)医療法人社団オクルス うおぬま眼科 2)新潟大学医歯学総合病院
   3)長岡赤十字病院
 近年、画像処理能力や3Dプリンターの性能向上により臨床現場におけるCT画像を立体的に作製できるようになった。また、保険適用の対象が従来は脊椎など一部に限られていたが、骨格全般へと広がった。今回、3D造形モデルを作製して手術に臨んだ。挿入予定の再建材料と眼窩開口部とのサイズの違いから予定サイズは入らなかったが、骨折部はすべて覆うことができ手術は問題なく終了した。CT画像上でも骨折範囲を計測することができ、直視下で手術するため、使用した経験からは必要ないと思われたが、眼窩壁骨折手術の経験が浅い術者には有用と思われた。 

6)網膜剥離手術後にパーフルオロカーボンが中心窩下に迷入した1例
  〇山本 晋 (近江眼科・済生会新潟第二病院)
 症例は62歳女性。原因不明の硝子体出血で近医より近江眼科に紹介受診。エコーにて網膜剥離を疑われ、入院手術希望のため済生会でパーフルオロカーボン(PFCL)を使用した硝子体手術施行。術後網膜は復位したがOCTにて中心窩下にPFCLの残存が認められた。再度硝子体手術を施行し、意図的に網膜剥離を作製して網膜下をBSSで洗浄、液ガス置換を行った。術後中心窩下のPFCLは消失し、網膜剥離も治癒した。 

7)ちょっと面白い症例~角膜ヘルペスと急性緑内障
  〇坂井 豊明 (坂井眼科医院)
 今年冬、過去のカルテを処分するためカルテを見ていたところ、非常に興味ある一列に遭遇した。スリガラス状の角膜混濁がある急性緑内障の症例。約1年後、樹枝状角膜炎を呈し明らかに角膜ヘルペスと診断された。年余を経て、再び急性緑内障を発症した。この症例につき、どんな疾患が考えられ、どのような病態で急性緑内障を発症したか、参加者の皆様と一緒に考えてみたい。 

8)シリコンオイルは入れたら抜きましょう!
  〇吉澤 豊久 (三条眼科)
 最近2年間で経験した、他院で施行されたシリコンオイルタンポナーデ(SO)症例の経過とその手術について述べる。 症例1)53歳女性、2013年7月某院で左白内障+硝子体手術+SO、2014年6月左異物感で当院初診。視力右1.2、左0.03、眼圧右18、左48mmHg。SO抜去フィブリン膜剥離、PC追加し、左視力0.2、左眼圧18mmHgに改善した。 症例2)71歳女性、2015年10月某院で左白内障+輪状締結+硝子体手術+SO、2016年1月左異物感で初診。視力右0.5、左手動弁、眼圧右12、左47mmHg。SO抜去+内境界膜剥離+眼内レンズ縫着、左視力手動弁、左眼圧16mmHg、左中心視野欠損。SO眼は眼底の状態ばかりでなく、眼圧もしっかりモニターし、適切な時期に抜去すべきである。 

18:20~18:30 コーヒーブレイク 

18:30 特別講演 
        座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
 『眼科が関わる全身疾患の診断と治療』
   後藤 浩 (東京医科大学 臨床医学系眼科学分野 主任教授)
【抄 録】
 昔から「目は心の窓」と言います。綺麗な目をしたヒトは心も綺麗であろうという性善説に基づいた言葉でしょう。一方、「眼は身体の窓」といったフレーズもあり、全身状態の評価における眼科診療の重要性が強調されることがあります。現実には多くの全身疾患は眼を診たぐらいでは何もわかりませんが、確かに一部には眼科医の診察が診断と治療に大きく関わる病があります。
 講演では糖尿病や高血圧といった一般的な疾患とは一線を画する、眼所見から診断される特異な全身疾患の実例を、演者の経験をもとに紹介させていただきます。眼科医ならではのプライマリーケアの一端をご紹介出来れば幸いです。 

【略 歴】
 昭和59年 東京医科大学卒業 眼科学教室入局
 昭和63年 国立感染症研究所 研究員
 昭和63年 南カルフォルニア大学眼科 ドヒニー眼研究所 研究員
 平成5年  東京医科大学眼科学教室 講師
 平成14年 東京医科大学眼科学教室 助教授
 平成18年 東京医科大学眼科学教室 教授
 平成19年 東京医科大学眼科学教室 主任教授
 平成21年 東京医科大学病院 副院長(平成24年8月まで)
 平成25年 東京医科大学 学生部長
 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院) 
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫  (長岡赤十字病院)
 山本 達郎  (第19回幹事:立川綜合病院)  

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社 

 

【越後眼科研究会 過去のプログラム】
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『第18回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
 会 費:無料
17:00 一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
      講演7分 質疑5分 
1)薬事案内
  ○千寿製薬株式会社
2)抗VEGF硝子体内注射後の黄斑円孔発症例の検討
  ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
   井海 雄介(いかい眼科)
3)中心窩分離症に硝子体手術を施行した2例
  ◯村上 健治(新潟市民病院)
4)立川綜合病院におけるCTRを用いた白内障手術の検討
  ○山本 達郎 松島 亮介(立川綜合病院)
5)大角度の回旋斜視の手術症例
  ○橋本 薫、武田 啓治(長岡赤十字病院)
18:15 特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院)
 目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来
     大越 貴志子(聖路加国際病院 眼科部長 / 聖路加国際大学 臨床教授)

 

『第17回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年5月16日(土)16:50~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
 住 所:新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
16:50 一般演題  講演7分 質疑5分
            座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
2)網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するSTTAの治療成績
  ○塩崎 直哉、安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介
  (済生会新潟第二病院)
3)チン小帯断裂症例に対する白内障手術
  ○村上 健治  (新潟市民病院)
4)Shaken baby syndrome の1例
  ○橋本 薫、末武 亜紀、田中 玲子、高田 律子、武田 啓治
  (長岡赤十字病院)
5)固定内斜視で眼軸長が計れない!どうする?
  ○吉澤 豊久  (三条眼科)
6)固定されていない「固定内斜視」の2例
  ○田沢綾子、植木智志、羽入貴子、畑瀬哲尚、福武慈、福地健郎
18:15 特別講演   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』
  佐藤 美保 (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授) 

 

『第16回 越後眼科研究会』
 日 時:平成26年10月25日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
17:00~【一般演題】 講演8分 質疑7分
1)1年以上放置した巨大な術後性上顎洞嚢胞の1例
 ○末武 亜紀、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
2)網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)に伴う黄斑浮腫に対するラニビズマブ治療(IVR)
 ○飯川龍(済生会新潟第二病院 研修医)
  中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
3)エアバッグによる外傷性白内障の一例
 ○吉田博光、村上健治、土田宏嗣、根本太志(新潟市民病院)
18:15 【特別講演】
 『緑内障診療における視野検査とOCT』
  庄司信行(教授;北里大学医療衛生学部視覚機能療法学) 

 

『第15回 越後眼科研究会』
 日時:平成26年6月7日(土)17:00~19:30
 場所:チサンホテル&コンファランスセンター
17:00~ 薬事案内
17:15~ 一般演題
1)糖尿病網膜症/網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するトリアムシノロンの効果
   ○安藤 伸朗、中村 裕介、大矢 佳美(済生会新潟第二病院)
2)結膜に生じた稀な粘液腫の1例
   ○橋本 薫、武田 啓治、末武 亜紀、田中 玲子(長岡赤十字病院眼科)
    武田 さちゑ(たけだ眼科)
3)内視鏡の便利な使い方
   ○村上 健治(新潟市民病院)、小川 泉(内野おがわ眼科)
18:15~ 特別講演
 『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
   鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長) 

 

『第14回 越後眼科研究会』
  日時:平成25年10月19日(土)17:00~19:30
  場所:チサンホテル&コンファランスセンター(越後東の間)
17:00~ 一般演題  座長;橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
     (講演10分;質疑5分)  
 1)アイファガン点眼液0.1%について
  ○千寿製薬株式会社 
 2) 術中に腫瘍だと判明した急性涙嚢炎の1例
   ○橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
 3) 網膜色素変性症のOCT所見
   ○安藤伸朗、大矢佳美、中村裕介 (済生会新潟第二病院)
 4) 硝子体手術に至った網膜血管腫の1例
   ○ 村上健治 (新潟市民病院)
 5) 白内障手術術後合併症に対する網膜硝子体治療
   ○吉澤豊久 (三条眼科)
18:30~ 特別講演 座長;安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  『重症増殖糖尿病網膜症に対する外科的治療のアップデート:
      小切開硝子体手術の進化と補助薬剤ベバシズマブの功罪』
   大島 佑介 (西葛西 井上眼科病院)

 

 

『第13回 越後眼科研究会』 
 日 時:平成25年4月20日(土)17:00~19:30
 会 場:チサンホテル&コンファランスセンター(佐渡の間)
 17:00~ 薬事案内
 17:15~ 一般演題  座長:村上 健治(新潟市民病院)
 1.当院での繊維柱帯切除術と術後管理
  ○福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
 2.当科での白内障手術教育 CCCの作成法
  ○村上健治、根本大志 (新潟市民病院)
 3.網膜色素変性に伴う黄斑浮腫に対する硝子体手術
    ー全国の網膜硝子体専門家へのアンケートの結果からー
  ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 4.当院における2003年出生の低体重出生児の、3、6,9歳時の眼科的予後
   に関する検討
  ○橋本 薫、吉田 博光、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
 5.縫着眼内レンズの傾斜補正で乱視が軽減した一例
  ○山本 晋 (笹出線 近江眼科/新潟医療センター)
    関 正明 (せき眼科/新潟医療センター)
 18:15~ 特別講演   座長 福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
   『緑内障手術 ~建前と本音~』
     森 和彦 (京都府立医科大学 眼科学教室 講師) 

 

 

『第12回 越後眼科研究会』
  日時:平成24年11月17日(土)17:00~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
 17:00~一般演題   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 1.南方の渡航歴のない東洋眼虫症の一例
    ○奥山 真也、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
 2.強度近視網膜分離症に対する外来硝子体手術
    ○吉澤 豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
 3.硝子体内異物の摘出法
    ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
 4.OCTによる糖尿病黄斑浮腫の評価
    ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 祐介 (済生会新潟第二病院)
 5.トリアムシノロン硝子体注入後の偽眼内炎の経験
    ○山本 晋 (笹出線 近江眼科 )
 18:30~特別講演   座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
  『加齢黄斑変性の治療と黄斑下血腫の治療』
    大路 正人 (滋賀医科大学 眼科学講座教授) 

 

 

『第11回 越後眼科研究会』
  日時:平成24年5月19日(土)17:00~19:15
  場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
 17:00~ 薬事案内
 17:15~ 一般演題   座長 福島 淳志 (長岡中央綜合病院) 
 1)眼内異物の摘出法
   ○村上健治、末武亜紀 (新潟市民病院)
 2)慢性C型肝炎インターフェロン治療中に夕焼け様眼底を呈した一例
   ○中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
 3)結膜悪性黒色腫の一例
   ○橋本 薫、奥山 真也、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
 4)蛇口の取手による眼窩内下直筋完全断裂の整復症例
   ○尾山 徳秀、張 大行、大湊 絢(新潟大学)
 5)三条眼科における日帰り網膜剥離手術の現状
   ○吉澤豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
 18:15~ 特別講演    座長 村上 健治 (新潟市民病院) 
  『眼腫瘍~どのように付き合うか』
   小島 孚允 先生(小島眼科医院、前さいたま赤十字病院眼科・副院長) 

 

 

『第10回 越後眼科研究会』
  日時:平成23年10月1日(土)17:00~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
 
17:00~ 薬事案内
 17:15~ 一般演題   座長 村上 健治 (新潟市民病院 眼科部長)
 1)糖尿病黄斑浮腫に対するトリアムシノロン・アセトニドの治療成績
   ○安藤 良将、中村 裕介、大矢 佳美、安藤 伸朗 
    (済生会新潟第二病院)
 2)白内障手術合併症の治療
   ○村上 健治 (新潟市民病院)
 3)眼内レンズ逢着-道連れ法(関法)やってみました
   ○山本 晋(笹出線 近江眼科 近江皮膚科)
    関 正明(新潟医療センター)
 4)白内障手術後、調節力喪失により発生したと考えられる外斜視の一例
   ○武田 啓治 (長岡赤十字病院)
 5)原因不明の視力低下を呈したEhlers-Danlos症候群の1例
   ○畑瀬哲尚 植木智志 高木峰夫 (新潟大学)
 18:30~ 特別講演  座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
  『神経眼科・心療眼科と私』
    若倉 雅登 (医療法人社団済安堂 井上眼科病院 院長) 

 

 

『第9回 越後眼科研究会』
    日時:2011年5月21日(土)
    場所:ホテルニューオータニ長岡 2F『柏の間』
 17:15 薬事案内 
 17:30 一般講演  座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院 眼科部長)
  1) 東日本大震災における全国からの支援状況
     ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2) 放射線眼合併症の1例
         ○村上 健治 (新潟市民病院) 
  3) 非裂孔原性網膜剥離を契機に肺癌を発見し、
        放射線治療によって剥離が消失した一例
     ○橋本 薫、引間 孝輔、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
  4) 頭にも倒乱視にも効く!左手白内障手術
     ○吉澤 豊久 (三条眼科)
 18:30 特別講演  座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院 眼科)
   「正常眼圧緑内障治療の現状と展望」
       相原 一 (東京大学医学部眼科学教室 講師)
 

 

『第8回越後眼科研究会』 
    日時:平成22年10月2日(土)17:15~19:30
    場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
 17:15~ 薬事案内
 17:30~ 一般演題  座長 園田 日出男 (燕労災病院 眼科)
  1)モンスター患者を経験しましたか? どのように対処していますか?
     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  2)内因性眼内炎の1例
     ○村上 健治 (新潟市民病院)
  3)バックル手術を経験して
     ○佐々木 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治
      (長岡赤十字病院)
  4)レーザー虹彩切開してあったにも関わらず、
     発作が生じた原発閉塞隅角症
     ○吉澤 豊久(三条眼科)
 18:30~ 特別講演   座長 村上 健治(新潟市民病院 眼科部長)
   『 眼感染症の謎を解く 』
       大橋 裕一(愛媛大学医学部眼科学教室 教授)

 

 

『第7回越後眼科研究会』 
    日時:平成22年5月15日(土) 16:45~19:00
    場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
  16:45~ 薬事案内
  17:00~ 一般演題 
  1)眼科勤務医は減少している!?
    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2)完全に硝子体内落下した眼内レンズの処理
    ○村上 健治、根本 大志、眞山 徹二、坂上 悠太 (新潟市民病院)
  3)眼瞼腫脹により発見されたマイラゲル長期合併症の1例
    ○橋本 薫、佐々木 藍季子、田中 玲子、武田 啓治
    (長岡赤十字病院眼科)
  4)増殖硝子体網膜症手術
    ○吉澤 豊久 (三条眼科)
  5)S-OCTによる篩状板孔サイズの緑内障診断能力 -試論ー
    ○岩田 和雄 (新潟大学)
  18:00~ 特別講演  
    『乳頭ピット黄斑症候群の画像所見と治療経験から学ぶこと』
      平形 明人 (杏林大学眼科学教室 主任教授)
 

 

『第6回越後眼科研究会』 
   日時:平成21年11月28日(土)17:15~19:30
   場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
 17:15~ 薬事案内
 17:30~ 一般演題
  1)新潟県の眼科勤務医へのアンケート結果
    ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
  2)眼球破裂の2症例
    ○村上 健治 (新潟市民病院)
  3)黄斑円孔の外来硝子体手術
    ○吉澤 豊久 (三条眼科)
  4)PACのLI後、12年経過して再びPACを発症した1例
    -この症例から学ぶこと、私のLIに対する考え方、より良いLIを目指して-
    ○坂井 豊明 (坂井眼科医院)
  5)テノンをできるだけ温存したトラベクレクトミー
    ○竹内 裕貴、園田 日出男 (燕労災病院)
  6)抗VEGF抗体硝子体注射後の黄斑円孔網膜剥離
    ○山本 晋(新潟大学眼科) 荒木 豊(刈羽郡総合病院眼科)
 18:30~ 特別講演
   『 緑内障の画像診断 』
             富所 敦男 (東京大学 眼科学教室 講師)

 

 

『第5回越後眼科研究会』
   日時:平成21年5月30日(土)17:15~19:30
   場所:ホテルニューオータニ長岡
 17:30~ 一般演題
  1)眼科勤務医へのアンケート調査(予報)
     -満足してますか? 辞めたいですか?-
     ○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  2)眼瞼腫瘍と疑われた皮膚粘膜クリプトコッカス症
     ○山田 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治
          (長岡赤十字病院)
  3)抗VEGF療法の経験
     ○吉澤 豊久(三条眼科)
    追加:ルセンティスによる治療
        ○安藤 伸朗、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
 18:15~コーヒーブレーク
 18:30~ 特別講演  『感染性ぶどう膜炎 -診断のポイント』
           後藤 浩(東京医科大学眼科学教室主任教授)

 

 

『第4回越後眼科研究会』
  日時:平成20年11月1日(土)17:45~19:30
  場所:ホテルオークラ新潟 3F クラウンルーム
  17:45~ 薬事案内
  18:00~ 一般演題
   1)小切開硝子体手術やっていますか?全国の眼科医へのアンケート調査
      ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
   2)「23G内視鏡およびHHVレンズホルダーの使用経験」
      ○山本 晋 (新潟大学)
   3)増殖硝子体網膜症の膜処理
      ○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
   4)白内障手術難問集
      ○吉澤 豊久 (三条眼科)
  18:30~ 特別講演
    『硝子体手術のデスマッチ』
     恵美 和幸 (大阪労災病院;副院長/眼科部長)

 

 

『第3回越後眼科研究会』
  日時:平成20年5月31日(土) 17:15~19:30
  場所:朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンター 中会議室301
  17:15~ 薬事案内
  17:30~一般講演    座長:園田 日出男(燕労災病院)
   1)網膜中心動脈閉塞症発症後に、硝子体出血・虹彩新生血管を来たした一例
      宗村 守、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   2)脱臼水晶体の処理
      村上 健治、根本 大志、植木 智志、土田 宏嗣(新潟市民病院)
   3)眼球突出を初発症状とし眼科にて発見された骨肉腫の1例
      中村 真太郎,武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
      大渕 信隆(県立十日町病院眼科)
   4)日帰り黄斑下手術
      吉澤 豊久(三条眼科)
  18:20~ 休憩
  18:30~ 特別講演  座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
    講師: 山田 昌和(国立病院機構東京医療センター)
   1)『瞼と関連した角膜障害』
   2)『眼科医療の現在位置とこれから』
     学術的方法論に基づいた眼科医療の評価

 

 

『第2回越後眼科研究会』
  日時:平成19年11月10日(土)17:30~19:30
  場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
       当番幹事:園田 日出男(燕労災病院)
       共催:越後眼科研究会 千寿製薬
 一般演題   座長 鈴木 恵子(県立吉田病院)
  1)Congenital dacryocystocele の治療経験
     中村 真太郎、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
  2)スリット照明付き手術顕微鏡の使用経験
   -黄斑部操作、前部硝子体切除、バックル手術時のクライオなどー
     宗村 守、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 特別講演   座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   「これからの白内障手術教育」
       杏林大学眼科准教授 永本 敏之 先生

 

 

『第1回越後眼科研究会』
   日時:平成19年5月26日(土) 17時30分~20時
    幹事:武田啓治(代表世話人;長岡赤十字病院)
    共催:越後眼科研究会 千寿製薬
 一般演題    座長 園田 日出男(燕労災病院)
  1)我が国における眼科勤務医の現状
     安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
  2)23Gおよび25Gビトレクトミー
     吉澤 豊久(三条眼科)
  3)睫毛が生存できた眼瞼の遊離複合移植の1例
     武田 啓治、荒木 豊、中村 真太郎、田中 玲子
     (長岡日赤眼科)
  3)こんな時どうする?眼瞼編~変な霰粒腫、
           アミロイドーシス、化膿性肉芽腫など
     尾山 徳秀(新潟大学)
 特別講演    座長 武田 啓治(長岡赤十字病院)
  「眼窩底骨折および涙道閉塞の診断と治療」
    矢部 比呂夫(東邦大学大橋;准教授)

2015年10月26日

 新潟県内の病院眼科勤務医を中心として有志が平成19年5月に立ち上げた『越後眼科研究会』も今回で18回目を迎えることとなりました。今回、大越 貴志子先生(聖路加国際病院)を特別講演にお招きしました。
 フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にご参加ください。病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師、学生など多くの方々の参加を期待しております。

第18回 越後眼科研究会
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
 会 費:無料
*講演会終了後、情報交換会を予定しております。



17:00 一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院) 
   (講演7分 質疑5分)
1)薬事案内
  ○千寿製薬株式会社    

2) 『抗VEGF硝子体内注射後の黄斑円孔発症例の検討』
  ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
   井海 雄介(いかい眼科)
 抗VEGF硝子体内注射施行後に黄斑円孔を発症した症例を経験した。これまでに生じた同様な合併症を検索し、今回の術前の病態・黄斑円孔の生じた要因等を検討した。 

3) 『中心窩分離症に硝子体手術を施行した2例』
  ◯村上 健治(新潟市民病院)
 強度近視眼の中心窩分離症は黄斑円孔網膜剥離の前段階として考えられている。手術適応、手術術式は施設により異なりまだ統一されていない。今回本症に対して硝子体手術を施行した2症例を供覧し術式、手術適応に関して検討したい。 

4) 『立川綜合病院におけるCTRを用いた白内障手術の検討』
  ○山本 達郎 松島 亮介(立川綜合病院)
 チン小体脆弱例などの白内障手術の際に水晶体嚢拡張リング(capsular tension ring、以下『CTR』)は、個人輸入によって使用されてきたが、一昨年に厚生労働省が本邦でも初めてCTRを承認した。今回、当院でのCTRを用いた白内障手術の症例を検討した。 

5) 『大角度の回旋斜視の手術症例』
  ○橋本 薫、武田 啓治(長岡赤十字病院)
 対応に苦慮した回旋斜視を報告する。 症例は74歳女性。突然の複視で来院。外斜視及び左上斜視を認め、まず外斜視に対し前後転術を施行。術後シノプトで大角度の左外回旋を認 めた。その後上下垂直筋水平移動術を含む3回の追加手術を経てようやく自覚症状が改善した。 

(コーヒーブレイク) 

18:15 特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院) 
 『目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来』
     大越 貴志子(聖路加国際病院 眼科部長 / 聖路加国際大学 臨床教授)

【抄 録】
 網膜疾患のレーザー治療は長い間、網膜に相応の侵襲を加えることが治療の原則であった。特に黄斑疾患のレーザー治療は侵襲が大きいという理由で敬遠されてきた。

 しかし近年、パターンスキャンレーザーや閾値下凝固といった、侵襲を軽減させたレーザーが開発され、網膜疾患のレーザー治療の概念が変わりつつある。パターンスキャンレーザーは、凝固時間を短縮して、一度に複数のスポットを置くレーザーであり、網膜外層が選択的に照射されるため、低侵襲で痛みが少ないのが特徴である。閾値下凝固は、凝固斑が見えないレーザーで、黄斑グリッドや中心性漿液性脈絡網膜症などの黄斑疾患の治療を安全に行うことができる。これらの新しいレーザーは、従来のレーザーと特性が異なり、その違いを理解した上で、適切に使用されることが望まれる。

 本講演では、近年低侵襲レーザーとして開発されたパターンスキャンレーザーや閾値下凝固についてその特性と、治療を行う上での注意点について解説し、また、近年黄斑浮腫に対する承認が得られた血管内皮増殖因子阻害剤との使い分けや使用のタイミングについても解説したい。 

【略 歴】
 1980年3月 秋田大学医学部卒業
 1980年   順天堂大学医学部付属順天堂医院 眼科臨床研修医
 1981年   順天堂大学医学部眼科学教室 助手
 1982年   聖路加国際病院 眼科
 1988年   順天堂大学にて医学博士の学位授与
 1990年   米国ブラウン大学医学部客員助教授
 1999年   順天堂大学医学部 非常勤講師
 2011年   聖路加国際病院 眼科部長
 2015年   聖路加国際大学 臨床教授
 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院) 
 村上 健治 (第18回当番;新潟市民病院)
 橋本 薫  (長岡赤十字病院)
 山本 達郎  (立川綜合病院) 

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

2015年10月8日

病院眼科勤務医を中心として有志が平成19年5月に立ち上げた『越後眼科研究会』も今回で18回目を迎えることとなりました。これまで多数のご出席を賜り誠に有難うございました。この度10月31日(土)に『第18回越後眼科研究会』を新潟市、ホテルラングウッド新潟にて開催する運びとなりました。今回は、聖路加国際病院 眼科部長 大越 貴志子 先生をお招きし、『目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来』と題してご講演いただきます。
フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にご参加ください。病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師、学生など多くの方々の参加を期待しております。

第18回 越後眼科研究会
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
   http://www.lungwood.com/niigata/
 会 費:無料
 

17:00 一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
  
  講演7分 質疑5分          

1)薬事案内
  ○千寿製薬株式会社    

2) 『抗VEGF硝子体内注射後の黄斑円孔発症例の検討』
  ○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
   井海 雄介(いかい眼科) 

3) 『中心窩分離症に硝子体手術を施行した2例』
  ◯村上 健治(新潟市民病院) 

4) 『立川綜合病院におけるCTRを用いた白内障手術の検討』
  ○山本 達郎 松島 亮介(立川綜合病院) 

5) 『大角度の回旋斜視の手術症例」
  ○橋本 薫、武田 啓治(長岡赤十字病院) 

コーヒーブレイク 

18:15 特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院)
『目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来』
     大越 貴志子(聖路加国際病院 眼科部長 / 聖路加国際大学 臨床教授) 

*尚、講演会終了後、19:30より『佐渡の間』にて情報交換会を予定しております。 

 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院) 
 村上 健治 (第18回当番;新潟市民病院)
 橋本 薫  (長岡赤十字病院)
 山本 達郎  (立川綜合病院) 

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

2015年8月19日

 新潟県の眼科勤務医が中心となり有志が、「越後眼科研究会」を平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。
  今回の特別講演は、網膜硝子体疾患で活躍の大越貴志子先生(聖路加国際病院)を予定しています。
  病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師、学生など多くの方々に参加して頂きたいと存じます。今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。


『第18回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:00
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
   http://www.lungwood.com/niigata/
 会 費:無料

 17:00~ 薬事案内
 17:15~ 一般演題
 18:15~ 特別講演
 「目にやさしいレーザー治療~低侵襲レーザーの現状と未来」
  大越貴志子(聖路加国際病院 眼科部長)
*尚、講演会終了後、情報交換会を予定しております。


==========================
※ 一般演題を募集致します
 「演題名」「演者名(発表者に○)」「所属名」を記入の上、
 メールまたはFAX、郵送にて、ご応募ください。

 応募先:越後眼科研究会事務局
    (済生会新潟第二病院眼科 安藤 伸朗)
   住所 〒950-1104 新潟市西区寺地280-7
   FAX 025-233-6220
   メールアドレス gankando@sweet.ocn.ne.jp

 演題締切:平成27年10月02日(金)
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【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院) 
 村上 健治 (第18回当番;新潟市民病院)
 橋本 薫  (長岡赤十字病院)       
 山本 達郎  (立川綜合病院)

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

 

*越後眼科研究会事務局**************
 950-1104 新潟市西区寺地280-7
 済生会新潟第二病院眼科
   安藤 伸朗  Noburo Ando,MD
 phone 025-233-6161
 Fax  025-233-6220
 e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
 ***********************************

2015年7月18日

 新潟県の眼科勤務医の有志が中心となり、「越後眼科研究会」を平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。

 今回の特別講演は、網膜硝子体疾患で活躍の大越貴志子先生(聖路加国際病院)を予定しています。

  病院勤務医のみならず、開業医・大学勤務医・研修医・視能訓練士・看護師など多くの方々のご参加をお待ちしております。今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。

 

『第18回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:00
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
   http://www.lungwood.com/niigata/
 会 費:無料
 

 一般講演(4~5題)
 特別講演:大越貴志子先生(聖路加国際病院)

*尚、講演会終了後、情報交換会を予定しております。

 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院) 
 村上 健治 (第18回当番;新潟市民病院)
 橋本 薫 (長岡赤十字病院)
 山本 達郎 (立川綜合病院) 

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

 

2015年5月9日

 新潟県の眼科勤務医の有志が中心となり、「越後眼科研究会」を平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。
 今回は、小児眼科・斜視でご活躍の佐藤美保先生(浜松医科大学眼科・病院教授)を、特別講演の講師としてお迎えし『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』という演題で講演して頂きます。
  病院勤務医のみならず、開業医・大学勤務医・研修医・視能訓練士・看護師など多くの方々のご参加をお待ちしております。

『第17回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年5月16日(土)16:50~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
   http://www.lungwood.com/niigata/
 住 所:新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
 会 費:1,000円

16:50 一般演題  講演7分 質疑5分 
            座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
  ○千寿製薬株式会社

2)網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するSTTAの治療成績
  ○塩崎 直哉、安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介
  (済生会新潟第二病院)
  過去6年間に当院で治療したBRVOに伴う黄斑浮腫に対するSTTA で術後3カ月以上経過観察可能であった94例96眼の治療成績。視力・網膜厚共に術後は有意に改善。64眼(67%)は、STTA(光凝固併用含め)のみで治療可能であった。眼圧上昇は10眼であったが、術前から高い(4眼)・抗緑内障点眼(1眼)であった。

3)チン小帯断裂症例に対する白内障手術
  ○村上 健治
  (新潟市民病院)
 水晶体が高度に脱臼している場合は硝子体手術を行い水晶体を除去するが、チン小帯断裂が軽度から中等度である場合は術式の選択に迷うことがある。 今回、通常の白内障手術を選択したが結果的に硝子体手術に至った2症例を供覧し術式の選択、デバイスの選択ついて検討してみたい。

4)Shaken baby syndrome の1例
  ○橋本 薫、末武 亜紀、田中 玲子、高田 律子、武田 啓治
  (長岡赤十字病院)
 症例は生後2か月の男児。実父の虐待により硬膜下血腫、くも膜下血腫及び肋骨骨折を認め、更に網膜出血を確認 した。近年社会問題化しているSBSであるが、眼底所見が重要視されることが多い。眼底所見を認めた際は、詳細な所見の記載と共に可能な限り眼底 写真を撮影することが望ましい。

5)固定内斜視で眼軸長が計れない!どうする?
  ○吉澤 豊久
  (三条眼科)
 最近経験した、固定内斜視のため眼軸長が計れない白内障手術患者の対処法について報告する。

6)固定されていない「固定内斜視」の2例
  ○田沢綾子、植木智志、羽入貴子、畑瀬哲尚、福武慈、福地健郎
  (新潟大学眼科)
 固定内斜視は強度近視に関連した斜視で、典型例では高度の外 転および上転制限により眼球は内下転位に固定されたように観察される。我々は上転制限のみまた外転制限を伴わない内斜視でMR画像では固定内斜視の特徴を有し横山法により所見の改善が得られた2症例を経験した。貴重な症例と考え報告する。

コーヒーブレイク

18:15 特別講演   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』
  佐藤 美保 (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授)

*尚、講演会終了後、19:30より『佐渡の間』にて情報交換会を予定しております。


【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院) 
 村上 健治(新潟市民病院)
 橋本 薫(長岡赤十字病院)       
 山本 達郎(立川綜合病院)

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社


【特別講演】 抄録&略歴
チャレンジ「小児眼科と大人の斜視」
  (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授)
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【講演抄録】
 小児眼科というと、多くの先生がたは難治性の先天疾患を扱うと思われるかもしれません。しかし、小児の弱視や斜視は人口の1.5%を占めるので決して稀な疾患ではありません。また学校医として地域の子供たちの目の健康は、開業医の先生がたが担当しておられます。
 このように小児眼科は決して「特殊な」疾患を扱う「難しい分野」ではありません。一方で、斜視を扱う医師の多くは小児期から患者さんを診るために、大人の斜視を診るのは小児眼科を専門とする医師ということになります。
 しかし近年、QOLやQOVの向上にとって大人の斜視治療が重要であることが認識されるようになってきました。また、マスコミの影響もあり、これまで治療困難として放置されていた大人の斜視患者が増えてきています。
 「白内障を治療したら複視が気になるようになった」、あるいは「両眼視ができなくて運転が困難になった」、「斜視が気になって社交性がなくなってきた」、などの理由から斜視治療を希望とする人が増えています。「斜視を手術すると複視になるからやめたほうが良い」とか「その年齢で外見を気にするなんて不要だ」などといわれた、という患者さんもすくなくありません。
 今回は、見逃してはいけない小児眼疾患、大人の斜視の診断と治療の適応、専門施設への紹介のタイミングについてお話ししたいと思います。

【略 歴】
1986年    名古屋大学医学部卒業
1992年    名古屋大学医学部大学院外科系眼科学満了
1992年    学位取得
1993年9月-1995年3月         
 米国Indiana 大学小児眼科・斜視部門留学
2002年7月   浜松医科大学医学部眼科学助教授(准教授)  
2011年1月1日  浜松医科大学医学部病院教授
現在に至る