第216回(14‐02月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
日時:平成26年2月12日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
演題:「黄斑変性患者になって18年ー私の心の変遷」
講師:関 恒子 (松本市)
【抄録】
患者になった初期の頃と18年を経過した今では、病気の症状は勿論のこと、病気に対する心構えも、病気との闘い方も変容しています。
近視性の黄斑変性症と診断された頃のショックと不安でいっぱいだった日々、治療法がないと言われて新しい治療を模索し、それに期待して治療に専念していた頃、そして全てをやり尽くして経過を観るだけとなった現在まで、この18年の間にはいろいろなことを経験してきました。でも私の本当の困難はいよいよこれからです。果たしてこの困難を乗り切ることができるのか、自信はありません。
そんな私の18年の心の変遷をお話ししようと思います。また、治療の中で感じてきたことや、日常生活の中での私の工夫などもお話しできたらと思っています。
【略歴】
名古屋市で生まれ、松本市で育つ。
富山大学薬学部卒業後、信州大学研修生を経て結婚。一男一女の母となる。
1996年左眼に続き右眼にも近視性の血管新生黄斑症を発症。
2003年『豊かに老いる眼』翻訳。松本市在住。
趣味は音楽と旅行。フルートの演奏を楽しんでいる。
地元の大学に通ってドイツ文学を勉強。眼は使えるうちにとばかり、読書に励んでいる。
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興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
【済生会新潟第二病院眼科 勉強会連絡先】
950-1104 新潟市西区寺地280-7
済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
phone : 025(233)6161 fax : 025(233)6220
e-mail:gankando@sweet.ocn.ne.jp
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【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00
「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
吉嶺 文俊( 新潟大学大学院医歯学総合研究科総合地域医療学講座特任准教授)
平成26年4月9日(水)16:30~18:00
「視覚障害とゲームとQOLと…」
前田 義信 (新潟大学工学部福祉人間工学科)
平成26年5月14日(水)16:30~18:00
「視覚障がい者支援センター「ひかりの森」過去・現在・未来~地域生活支援の拠点として」
松田和子(視覚障がい者支援センター・ひかりの森 理事長)
平成26年 6月11日(水)16:30~18:00
演題未定
上林洋子(新潟市)
平成26年7月
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会