案内:第55回 (2000年12月) 済生会新潟第二病院 眼科勉強会  宮坂道夫
2000年12月13日

案内:第55回 (2000年12月) 済生会新潟第二病院 眼科勉強会  宮坂道夫
 演題:「生命倫理って何だろう?」
 講師:宮坂道夫 (新潟大学医学部保健学科)
  日時:平成12年12月13日16:00~17:30
  場所: 済生会新潟第二病院  眼科外来
【抄 録】
 生命倫理という言葉を耳にした事はありますか? 今回は、新潟大学医学部保健学科の宮坂道夫先生(看護学専攻・基礎看護学講座)に「生命倫理って何だろう?」という題でお話して頂きます。先生は知る人ぞ知るこの方面の大家で、著書が幾つもある日本で有名な先生です。感染症で多くの方が亡くなられていた頃は医者の仕事は、抗生剤を処方する事でした。結核に対しては抗結核剤、癌に対しては抗がん剤の処方や手術をすることが医者の仕事でした。しかしクローン人間などという領域になると、必ずしも医学医療の進歩が人間の幸福と結びつくかどうか判らなくなってきます。今回の講演に際し先生から次のようなコメントを頂きました。「生命倫理とはそもそも何なのか、どんな風に成立し、推移してきたのか、何が言われているのか、という話に重心を置き、その上で、皆さんにとってできるだけ身近な眼科の問題を、事例ディスカッションのような形で話し合いたいと思っています。」 

【略 歴】
 早大卒業後、阪大で修士、東大で医学博士を取得。
 現在は新潟大学医学部講師。生命倫理・医療倫理の専門家。