演題:「楽しい外出をサポートします!〜『同行援護』その効果とは!?」
講師:奥村 京子 (社会福祉法人新潟市社会福祉協議会)
日時:平成25年8月7(水)16:30 ~ 18:00
*今回は第1週の開催になります。ご留意下さい。
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【抄録】
視力が不自由になり一人で外出ができなくなったとしたら・・・
みなさん、どうされますか? 外出のできない人生・・・想像できますか?
当センターでは、視覚障がい者を対象とした移動のサポート「同行援護事業」を行っております。全盲・弱視・先天性視覚障害・中途視覚障害など様々な障がいをお持ちの方が同行援護の制度を利用し外出を楽しまれています。
「同行援護」とは「視覚障がい者への移動の支援」と「視覚情報の提供」を行う制度で、たとえば支援の内容は以下のようなものです。
1 移動の支援
外出先での安全かつ快適な移動を心がけます。移動中に生命の危険となるような状況を回避します。
2 情報の提供
他のサービス(例えば介護保険)にはない、専門性を必要とする独自の支援です。視覚障がい者の目となり、あらゆる情報を提供することで視覚障がい者本人が自己決定できるよう環境情報などを的確に、かつ客観的に伝えます。
3 代読・代筆
外出先で必要な代読・代筆を行います。視覚障がい者の気持ちを大切にしながら正確に行います。
様々な処へ外出することが視覚障がい者にとり、如何にリハビリ効果を発揮し、どれだけ豊かな人生を過ごせるか、事例を交えお話ししたいと思います。
【略歴】
平成 9年7月 (財)新潟市福祉公社にホームヘルパーとして入職
平成17年4月 合併により新潟市社会福祉協議会に所属変更
障がい者訪問介護センター センター長
移動支援事業、ガイドヘルプコーディネートを担当。同行援護・移動支援従事者養成研修の開催、事業所内の移動支援実技研修講師等を担当。
介護福祉士、介護支援専門員、移動支援従事者指導員、福祉住環境コーディネーター新潟市社会福祉協議会に勤務する傍ら、筝(こと)による演奏活動、福祉施設でのボランティア演奏等を行っている。
「ボランティア演奏、お気軽にお声掛けください。どこでも演奏に伺います!」
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興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成25年9月11日(水)16:30 ~ 18:00
「言葉 ~伝える道具~」
多和田 悟 (公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術担当理事)
平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
「眼科医として私だからできること」
西田 朋美
(国立障害者リハビリテーションセンター病院第二診療部 眼科医長)
平成25年11月13日(水)16:30~18:00
演題未定
櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)