案内 第260回(17-10)済生会新潟第二病院眼科勉強会  岩田和雄
2017年9月23日
案内 第260回(17-10)済生会新潟第二病院眼科勉強会   岩田和雄
 済生会新潟第二病院眼科「目の愛護デー講演会」
  日時:平成29年10月18日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院眼科外来
 演題:「90歳が究め続けた緑内障の素顔と人生と」
 講師:岩田和雄(新潟大学名誉教授)
【抄 録】
 90歳の自覚が全くない自分が、その話をする矛盾にむしろ興味があるか。
 研究歴60有余年、永くもあり短くもあり。世に「風評」という現象がある。「流行」という現象もある。「情に棹させばながされる」は漱石の有名な言葉である。人間がすることであるから、学問にも類似の現象がある。華やかで、分かりよく、人口に膾炙しやすい安易な流れは、一世を風靡するかにみえるが、桃山文化の如くやがて消える宿命にある。そして、歴史の本流は何ら影響なく、決して流れの本態を変えることはない。それが真実というものだ。但し、教育は別だ。
 90歳を迎え、一途にやってきた緑内障の病態研究では、常に自身を叱咤激励して「白紙主義」。つまり、敢えて既成概念を無視して真実にせまる主義に徹してきた。その結果、抵抗やら、無視やら、敬遠やら、いろいろと経験させられたが、究極的には正道が次第に理解されるようになるものだ。
 永い人生のこと、専門領閾を超えて過去に経験したいくつかの成功やら失敗やら、興味のありそうな裏話などを紹介し、何かの参考にしていただければと思う。
 能力は誰にも潜在しており、意欲を持ち続けることがすべてではないかと改めて思う。
【略 歴】
 1954年    新潟大学眼科入局
 1961-3年   BONN 大学眼科留学(フォン・フンボルト奨学生)
 1972年    新潟大学眼科教授
 1993年    同定年退官、名誉教授
  日眼総会宿題報告、日眼総会特別講演、臨眼総会特別講演
  日本緑内障学会須田記念講演、国際緑内障研究グループ、メンバー

=============================
『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。
 話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。 ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
  2018年3月で終了の予定。

  日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則)
  場所:済生会新潟第二病院眼科外来    

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
   http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
 3)安藤 伸朗 ホームページ
   http://andonoburo.net/


  ================================
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】

平成29年11月08日(水)16:30 ~ 18:00
  第261回(17-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 演題:視覚障害者支援における課題の変遷
 講師:仲泊 聡(理化学研究所 研究員;眼科医) 

平成29年11月18日(土)午後
  『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』
   会場:済生会新潟第二病院 10階 多目的室
   日時:平成29年11月18日(土)午後
 講師:宮坂道夫(新潟大学医学部教授 医療倫理・生命倫理)
 講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市) 

平成29年12月13日(水)16:30 ~ 18:00
  第262(17-12)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 演題:患者になってからの20年をふり返って私が伝えたいこと
 講師:関 恒子(長野県松本市) 

平成30年01月10日(水)16:30 ~ 18:00
  第263回(18-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 演題:ロービジョンケアを始めて分かったこと
 講師:加藤 聡(東京大学眼科准教授;日本ロービジョン学会理事長)