『「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科』のあゆみ  2010〜2012
2014年2月17日

『「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科』
 難題を抱えている医療の現場ですが、それを打破してくれるのは若い人たちのエネルギーです。若い人たちに、夢を持って仕事・学問をしてもらいたいと、済生会新潟第二病院眼科で2010年2月から2012年8月にかけて8回の「学問のすすめ」講演会を開催致しました。
 今後、講演要約を順次に公開します。興味のある方、ご覧ください。 

 第1回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
    日時:2010年2月6日(土)14時30分~17時30分
    場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)網膜・視神経疾患における神経保護治療のあり方は?
    
-神経栄養因子とグルタミン酸毒性に注目して-
     関 正明 (新潟大学)
 2)留学のススメ -留学を決めたワケと向こうでしてきたこと-
     (人工網膜、上脈絡膜腔刺激電極による網膜再構築、
     次世代の硝子体手術器機開発、マイクロバブル使用の超音波治療)
     松岡 尚気 (新潟大学)

 

 第2回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
    日時:2010年10月9日(土)15時30分~18時30分
    場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)強度近視の臨床研究を通してのメッセージ〜clinical scientistを目指して
      大野 京子 (東京医科歯科大学眼科 准教授)
 2)拡散強調MRIによる視神経軸索障害の定量的評価
      植木 智志 (新潟大学眼科) 

 

 

 

 第3回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
    日時:2011年4月2日(土) 15時~18時
    場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)眼の恒常性の不思議 “Immune privilege” の謎を解く
    ―亡き恩師からのミッション

     堀 純子 (日本医大眼科;准教授)
 2)わがGlaucomatologyの歩みから
     岩田 和雄 (新潟大学眼科;名誉教授)

 

 

 第4回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
     日時:2011年7月30日(土) 15:00~18:00
     会場:済生会新潟第二病院  B棟2階研修会室
 1)臨床研究における『運・鈍・根』
     三宅養三 (愛知医大理事長 名古屋大学名誉教授)
 2)「経角膜電気刺激治療について」
     畑瀬哲尚 (新潟大学)

 

 

 第5回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
    日時:2011年10月29日(土)16時30分~19時30分
    会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)私と緑内障
     岩瀬 愛子 (たじみ岩瀬眼科)
 2)神経再生の最前線ー神経成長円錐の機能解明に向けてー
     栂野 哲哉 (新潟大学)

 

 

 

 

 第6回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
    日時:2012年3月17日(土)15:00~18:00
    会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)私の歩いた一筋の道 糖尿病と妊娠の分野を開拓しながら学んだ事
     大森安恵 (海老名総合病院 糖尿病センター長)
          (東京女子医科大学名誉教授;内科)
 2)糖尿病網膜症と全身状態 どの位のHbA1cが続けば網膜症発症?
     廣瀬 晶 (東京女子医大糖尿病センター眼科)

 

 第7回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
   日時:2012年6月10日(日) 9時~12時
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)iPS細胞-基礎研究から臨床、産業へ
     高橋 政代 (理化学研究所)
 2)遺伝性網膜変性疾患の分子遺伝学
     中澤 満 (弘前大学大学院医学研究科眼科学講座教授)

 

 第8回「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科
   日時:2012年9月15日(土)15時~18時
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 1)疫学を基礎とした眼科学の展開
     山下 英俊 (山形大学眼科教授、医学部長)
 2)2型糖尿病の成因と治療戦略
     門脇 孝 (東京大学内科教授、附属病院長、
                日本糖尿病学会理事長)

 

【「学問のすすめ」講演会 済生会新潟第二病院眼科 とは?】
 福沢諭吉の「学問のすすめ」には「天ハ人ノ上二人オ造ラズ人ノ下二人オ造ラズ」という有名な言葉があります。これは「人間は生まれたときは皆同じ、歳を経て人間の差ができるのは学問をするか否かである」ということが言いたかったという解釈です。すなわち、学問のすすめです。
 リサーチマインドを持った臨床家を育てなければ、新しい医療の創造はありません。難題を抱えている医療の現場ですが、それを打破してくれるのは若い人たちのエネルギーです。若い人たちに、夢を持って仕事・学問をしてもらいたいと、「学問のすすめ」講演会を開催しています。
 一演題で60分の講演、30分の質疑応答を予定しています。このように時間を掛けた講演会はなかなか行うことができませんが、お仕事の理解を深めるためには、一つの試みだと思います。