【新潟ロービジョン研究会2014】シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
http://andonoburo.net/on/2682
シンポジスト3:山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
演題:「私たちの視覚障害リハビリテーション」
【抄 録】
私たちのリハビリを始めるきっかけは、糖尿病網膜症が原因で失明したO君の入院中の自殺です。それまでは目の不自由な人のリハビリのあることさえ知りませんでしたが、彼の死でリハビリの必要性を痛感し、1994年に信楽園病院にリハビリ外来を開設しました。私たちのリハビリ外来は、県外から専門の先生方に来ていただき、その先生方を中心に、月2回開いています。パソコンや点字、歩行訓練などの頻回に継続して指導の必要なものは、外来のほかに週4回教室を開いて継続的に指導を行っています。
目の不自由な人に欠かせないこころのケアには、リハビリ外来やグループセラピーに加えて、お茶を飲みながら談笑できる喫茶室を設けています。いわゆるうつ病とはやや異なり、視覚障害という疾患のある人にみられるうつ・うつ状態の改善には、このような喫茶室が有効と考えています。
新潟県は広く、また交通の便が必ずしも良くないため、私たちのリハビリ外来を継続して利用することの困難な人が多くみられます。その解決策として開設したのが、県内10数か所のパソコン教室兼喫茶室をもつ姉妹校です。
視覚障害者においても高齢化は大きな問題です。とくにロコモによる転倒、骨折です。しばしばその原因となる加齢による筋肉の減少症(サルコペニア)対策は重要です。そこで今年8月から、サルコペニア予防としての筋トレ・栄養指導、さらにフットケアなどを含めた転倒予防教室を開催する予定です。
【略 歴】 山田幸男(やまだ ゆきお)
昭和42年(1967年) 3月 新潟大学医学部卒業
昭和42年(1967年) 4月 新潟大学医学部附属病院インターン
昭和43年(1968年) 4月 新潟大学医学部第一内科に入局。内分泌代謝斑に所属
昭和54年(1979年) 5月 社会福祉法人新潟市社会事業協会信楽園病院
平成17年(2005年) 4月 公益財団法人 新潟県保健衛生センター
学 会
日本内科学会認定医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会専門医、
日本病態栄養学会評議員、日本ロービジョン学会評議員
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シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
コメンテーター
田淵昭雄(初代ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代ロービジョン学会理事長)
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【新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
http://andonoburo.net/on/2682
主催:済生会新潟第二病院眼科
要:事前登録制
14:00 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05~16:20
1)特別講演 (各講演40分)
1.座長 山田幸男(新潟オアシス;内科医)
日本におけるロービジョンケアの流れ1:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
http://andonoburo.net/on/2714
2.座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
日本におけるロービジョンケアの流れ2:ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター)
http://andonoburo.net/on/2780
3.座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2799
16:20~16:40
コーヒーブレイク
16:40~18:20
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
http://andonoburo.net/on/2875
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
http://andonoburo.net/on/2889
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
コメンテーター
田淵昭雄(初代ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代ロービジョン学会理事長)
18:20~18:40 adjourn アジャーン
(参加者全員で)会場整理
参加者同志の意見交換
18:40 閉会の挨拶 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
解散