『希望という名のホスピスで見つけたこと』 細井順 いのちのことば社
2014年10月4日

 著者の細井順氏から、発売前の著書が贈られてきた。細井氏は外科医を経て、現在はホスピス医として活躍している。ホスピス医として患者さんから受け取った「メッセージ」を、本人のがん体験と共に語っているお勧めの一冊だ。

 

実は、細井氏とは、お互いに幼稚園の頃からの親友だ。
細井氏との思い出
「竹馬の友」(「日本の眼科」2005年12月号 編集便りから)
 彼は私の一歳年上、2歳上の兄と私の間の学年である。当時盛岡に住んでいた私達兄弟と彼は、毎日お互いの家を行き来して遊んだ。私が幼稚園から小学1年生時代の3年間である。3人兄弟のような関係であった。
 学生時代に3人で一緒に旅行した。彼の結婚披露宴に兄弟で招かれた。私の結婚式に参列してもらった。時を経て彼は外科医になり、新潟で学会があった時、一緒に飲んだ。大学の講師になりそれなりに活躍しているようであった。名古屋で眼科の学会があった時、一緒に飲んだ。その時には彼はホスピスで仕事をしていた。もとから彼はクリスチャンで、彼らしい選択と思った。その後彼は滋賀に移り、京都の学会の折に時々会った。
 彼に会うといつも不思議な感覚を味わう。タイムスリップして一気に盛岡時代(幼稚園から小学校1年)に戻ってしまう。互いに50歳を過ぎ、バーのカウンターで互いに「順ちゃん」「伸ちゃん」と呼ぶ。それ以外の呼び方をお互いに知らない。中年男性がそんな呼び合いをしながら、仲良さそうに会話をしているのだから、さぞや周囲の人からは変に思われたかも知れない。
 そんな彼を新潟に呼んで講演会を開いた。「ホスピスに生きるひとたち」という演題で、約一時間の講演だった。最初は彼に講演など大丈夫かなと心配であったが、5分も経たないうちにそれは杞憂であることが判った。「ホスピスは、患者にあと一日の命は与えないが、その一日に命を与える」「病気で死ぬのではない、人間だから死ぬ」「死ぬことは、生きている時の最後の大仕事」『患者の死』は外科医にとっては『苦い経験』だが、ホスピス医にとっては、『生きる力』」、、、、、。
 彼の講演は、間違いなく満員の聴衆を魅了した。嬉しかったが、正直チョッと不思議だった。なぜなら私にとって「順ちゃん」は、立派なホスピス医ではなく、今でも「やんちゃな遊び友達」であるからだ。
http://andonoburo.net/off/2209

 

細井氏をこれまでに何度か新潟にお呼びし、講演会を開催している。
@済生会新潟第二病院眼科 公開講座2005『細井順 講演会』 
 演題:「ホスピスで生きる人たち」 
 講師:細井順 (財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院緩和ケア部長)
  期日:平成17年11月26日(土) 15時~17時
  場所:済生会新潟第二病院10階会議室
 http://andonoburo.net/on/2548 

@済生会新潟第二病院眼科 公開講座2008『細井順 講演会』
(第144回(08‐2月)済生会新潟第二病院眼科勉強会)
 演題:「豊かな生き方、納得した終わり方」
 講師:細井順(財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院ホスピス長)
   期日:平成20年2月23日(土) 午後4時~5時半
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 http://andonoburo.net/on/2573

 

●『希望という名のホスピスで見つけたこと』~がんになったホスピス医の生き方論
 出版社・メーカー・レーベル:いのちのことば社・フォレストブックス
 発売日:2014/10/30
 著者:細井 順
 価格 1,296円 (税抜1,200円)
ホスピス医として死にゆく患者の傍らに立ち続けた日々は、一人の医師の心に豊かな「いのち」観を育んだ。自らのがん体験によってさらに深まった独自の死生観を語る。良く生き、良く死ぬとは何か、また超高齢社会でどう看取り、死を迎えたらいいのかも考える。 
http://www.gospelshop.jp/catalog/product_info.php/products_id/92886?osCsid=pkoi34k7gekhsitli1p6sggpv6

 


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