【福祉・介護・健康フェア2014】命を守る口腔ケア 田中彰教授の白熱教室
2014年10月15日

医療・介護の現場をめざす学生と考える〜いのちをまもる口腔ケアとは〜
 田中 彰 (教授;日本歯科大学新潟病院口腔外科)
 学生 (新潟大学医学部、日本歯科大学新潟生命歯学部、新潟県立看護大学、新潟医療福祉大学、日本歯科大学新潟短期大学)

 ● 時間 14;55~16:15    ●会場 メインステージ

 新潟県の12歳児の一人平均齲蝕罹患数が、ついに0.6本(全国平均1.05本)となり、14年連続で全国一少ない県を維持しています。新潟県が新たに計画した歯科保健医療計画では、この画期的な成果を成人、老年まで維持し、健康増進に役立てていけるかを大きな課題とし、様々なライフステージでの口腔保健・口腔ケアの重要性を掲げています。

 口腔ケアは、感染予防という観点から、「いのちをまもる口腔ケア」として、要介護高齢者や様々な病気に罹患した患者を、肺炎をはじめとする合併症リスクや様々な治療の副作用を軽減する有用な手段として注目を集めています。また、東日本大震災などの大規模災害の被災地でも、避難生活の環境やストレスが原因で発症する災害関連疾病、特に肺炎予防策の一つとして、被災高齢者に口腔ケア支援が行われました。これは、新潟県中越大震災の際に、避難所で初めて行われた活動で、現在では災害時の歯科保健医療支援としては欠かせないものになっています。

 現在、口腔ケアは、歯科職だけではなく様々な医療・介護に関わる職種が関与しています。そして、今後もその重要性は増していくことが予想されています。そこで、今回、新潟県内の医療系大学(新潟大学医学部、日本歯科大学新潟生命歯学部、新潟県立看護大学、新潟医療福祉大学、日本歯科大学新潟短期大学)で学んでいる、将来地域で医療・介護の現場を担う学生が、それぞれの立場から、そのフレッシュな目線で、口腔ケアについて解りやすく解説し、意見交換を行います。

 口腔ケアが健康の維持・増進にもたらす効果、さらに地域を支えていく医療・介護の若い力を実感していただければと考えています。
 

【略 歴】 田中 彰 (たなか あきら)
「学 歴」平成2年 3月 日本歯科大学新潟歯学部卒業
     平成6年 3月 日本歯科大学大学院新潟歯学研究科修了 博士(歯学)
「職 歴」平成7年 8月 日本歯科大学新潟歯学部口腔外科学第2講座 助手
     平成18年4月 日本歯科大学新潟病院地域歯科医療支援室 室長併任
     平成26年1月 日本歯科大学新潟生命歯学部口腔外科学講座 主任教授
「その他」新潟県歯科保健医療対策専門委員会委員  
     新潟県歯科医師会災害歯科医療コーディネーター

 

福祉・介護・健康フェア2014
 ~いまできること、明日にのために知っておきたいこと 
●11月3日(月;休日)9:30~16:30  ●会場:朱鷺メッセ
●主催:新潟日報社、新潟県社会福祉協議会、新潟市社会福祉協議会
 ホームページ:http://www.niigata-sn.co.jp/nippo-hukushi/castinfo.html

【地域包括ケアと防災・減災】メインステージ
 司会進行:小野沢裕子(フリーアナウンサー)
 http://andonoburo.net/on/3106

10:15~11:15
 「健康ファイルで生き活きライフ」
  ~もしかしてだけど寸劇で私のこと誘ってるんじゃないの〜
   さいちゃんと多職種連携チーム 
   吉嶺文俊(新潟大学)、斎川克之(済生会)他
  http://andonoburo.net/on/3135 

11:30~12:30
 「自分の目は自分で護る」
  ~いい視力を保ち、ご機嫌に長生きするため~
   安藤伸朗(済生会新潟第二病院) 

13:00~14:30
 「綾戸知恵のめっちゃええ話 これは聞かなあかん!」
  ~母の介護をとうしてみえたもの~
    綾戸知恵(ジャズシンガー)
    共催:高齢者芸術文化祭 

14;55~16:15
 「医療・介護の現場をめざす学生と考える」
  〜いのちをまもる口腔ケアとは〜
   田中 彰 (教授;日本歯科大学新潟病院口腔外科)
   学生   (新潟大学医学部、日本歯科大学新潟生命歯学部、新潟県立看護大学、新潟医療福祉大学、日本歯科大学新潟短期大学)

 http://andonoburo.net/on/3141
   

16:15~16:30
 地域包括ケアの総括 
  司会:小野沢裕子(フリーアナウンサー)
   吉嶺文俊 (新潟大学)
   田中 彰 (日本歯科大学・新潟)
   西山陽子 (済生会新潟第二病院)
   斎川克之 (済生会新潟第二病院)
   安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
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