案内:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』 高橋 政代
日時;2017年02月25日(土)
開場:14時30分、公開講座:15時~18時
会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
参加無料/事前登録
テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
主催:済生会新潟第二病院眼科
http://andonoburo.net/on/5402
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どなたでも参加できる公開講座「済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017」を企画しました。ご期待下さい。
本公開講座では、平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)、高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)、清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)という3名のパネリストに講演して頂き、その後パネリスト間で「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」というテーマで討論して頂きます。
パネリスト
・平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
http://andonoburo.net/on/5303
・高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
「網膜再生医療とアイセンター」
http://andonoburo.net/on/5331
・清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
http://andonoburo.net/on/5336
オーガナイザー
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回は、高橋政代先生の抄録を以下に掲載します。
演題:網膜再生による視機能回復とロービジョンケア
講師:高橋政代 (理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
【抄 録】
2014年9月に施行された加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞シート移植の1例は手術後2年を経過し安全性が確認された。視細胞移植も動物実験で効果が確認され前臨床試験へと進んでいるが、どんな治療法も最初の臨床研究では安全性確認が目的である。再生医療、特に網膜の再生医療はまったく新しい治療であり最初は効果も小さい。改良を重ねて徐々に効果的な治療となることが考えられるが、過剰な期待が持たれやすく、失望リスクを抱える。
一方で、新しい治療を開始する場合は治療のリスクとベネフィットを十分に吟味して慎重に進める必要があるが、日本ではゼロリスクを求める傾向があり進まないと言う問題がある。いずれもリスクコミニュケーションが重要となる。
過度な期待は治癒が唯一の問題解決法であると考えることから起こるので、ロービジョンケアという別の道を伝えることが重要である。再生医療はリハビリテーション(ロービジョンケア)とセットで完成することを周知する必要がある。また、新しい治療のリスクについては過剰な抑制にならないように、広い視野で最終ゴールを見据えた判断が必要である。
このような問題を解決し新しい医療を創るため、神戸で進行中の、研究、医療、患者ケア、福祉窓口、就労支援がワンストップとなるアイセンターと視覚障害のイメージ変革を目指す公益法人NEXT VISIONのisee運動についてご紹介する。
【略 歴】
1986 京都大学医学部卒業
1986 京都大学医学部眼科
1995 アメリカ ソーク研究所 研究員
2001 京都大学医学部附属病院 助教授
2006 理化学研究所 チームリーダー
2012 理化学研究所 プロジェクトリーダー
現在に至る
会場の準備の都合もありますので事前登録をお願い致します。
===========================
【事前登録】済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
申込期限:平成29年01月31日(火)まで
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax:025-233-6110
(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
***************************************************
済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017に参加します
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所~都道府県名と市町村名のみお願いします
連絡方法 e-mailアドレス~
Fax ~
****************************************************
注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。