案内:第253回(17‐03月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会  栗原 隆
2017年2月21日

案内:第253回(17‐03月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会  栗原 隆
 演題:「私たちは生まれてくる子に何を望むのか」
 講師:栗原 隆(新潟大学人文学部教授)
  日時:平成29年03月08日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来

 済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。 

【抄 録】
 私たちは、生まれてくる子どもに何を望んでいるのでしょうか。従来から、「母体血清マーカーテスト」や「羊水検査」など、「出生前診断」は行われてきています。それは、染色体の異常が見つかったなら、中絶することを前提とした検査に他なりません。しかしながら、1994年以降行われてきている「母体血清マーカーテスト」は、確率の形でしか検査結果が表示されないため、若いお母さんに戸惑いを引き起こしかねないのもまた事実です。 

 2004年からは、「着床前診断」が行なわれて、実際に出産に到ったことが報道されました。学会の厳しい通達によって、なかなか認められることのなかった「着床前診断」ですが、最近はかなり広く行われるようになりました。この検査結果は確定的なものですが、体外受精にしか適用できない技術でもあります。 

 このところ、「新型出生前診断」が話題になっています。「新型」を謳っていますが、実は確定診断ではありません。その結果、先天的異常でもないのに、中絶されてしまう赤ちゃんさえ出てきています。こうした出生前診断が広がりを見せる背景には、「パーフェクトベビー願望」があるのかもしれません。こうした出生前診断に見られる問題を明らかにしたいと思います。 

【略 歴】栗原 隆(くりはら たかし)
 1951年新潟県新発田市に生まれ、新潟市万代で育つ。長岡高校を卒業後、
 1970年新潟大学人文学部哲学科に入学。その後、名古屋大学大学院文学研究科博士課程前期課程を中退、東北大学大学院文学研究科博士前期課程を修了、
 1984年神戸大学大学院文化学研究科を修了、学術博士。1984年~1987年まで神戸大学大学院助手、神戸女子薬科大学非常勤講師を経て、
 1991年新潟大学教養部助教授、1994年新潟大学人文学部助教授、
 1995年新潟大学人文学部教授、現在に至る。

 著書は、『現代を生きてゆくための倫理学』(ナカニシヤ出版、2010年)、『ドイツ観念論からヘーゲルへ』(未來社、2011年)をはじめ多数。 

 
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

 日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則)
 場所:済生会新潟第二病院眼科外来   

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
 http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

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【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成29年02月25日(土)15時~18時
    済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
     会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
            2階会議室
     テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
 座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
    林 知茂(国立障害者リハビリテーションセンター病院)
 はじめに
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
 講演1 「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
  平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
 日本を代表する網膜硝子体手術術者の一人であり、多くの分野で我が国の眼科をリードするアイセンターの主任教授。眼科治療の最近の眼科治療の進歩を述べ、さらに長年我が国の視覚リハビリを牽引してきた杏林アイセンター・ロービジョン外来の意義を語ります。
  抄録 http://andonoburo.net/on/5303
    紹介 http://andonoburo.net/on/5527

 講演2 「網膜再生医療とアイセンター」
  高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
 世界をリードする再生医療の研究者。最近の進歩(視細胞移植など)を紹介します。そしてNext Visionという形で治療、研究のみならず、リハビリ、就労支援、創業、ネットワークハブ、様々な新しいチャレンジを推進しており、今回は視覚リハビリの将来像を語ります。
  抄録 http://andonoburo.net/on/5331
  紹介 http://andonoburo.net/on/5579


 講演3 「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
  清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
 長年歩行訓練士として多くの方と接し、障がい者からの信頼が厚い。我が国のみでなく海外で学んだ経歴を生かし、わが国の視覚障害リハビリの歴史を俯瞰し、将来のありよう、そして今後眼科医療に期待することを語ります。
  抄録 http://andonoburo.net/on/5336
  紹介 http://andonoburo.net/on/5595

 ディスカッション「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
  演者間、演者と会場でのディスカッション

  平成29年04月12日(水)16:30 ~ 18:00
    第254回(17-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
     「私たちの出前授業 45×2
    ~目の不自由な人の未来のために、子どもたちの“今”のために~」
      小島紀代子、小菅茂、入山豊次、吉井美恵子、三留五百枝
      (NPO法人障害者自立支援センターオアシス) 

  平成29年05月10日(水)16:30 ~ 18:00
    第255回(17-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会
    「地域包括ケアシステムってなに?
           −新潟市における医療と介護の連携から
    斎川克之(済生会新潟第二病院 地域連携福祉センター
         新潟市医師会在宅医療推進室)                              

  平成29年06月07日(水)16:30 ~ 18:00
  第256(17-06)済生会新潟第二病院眼科勉強会
    「視覚障害者とスマホ・タブレット 2017」
      渡辺哲也(新潟大学 准教授:工学部 福祉人間工学科)
 4月から(新潟大学 准教授:工学部 工学科 人間支援感性科学プログラム) 

  平成29年07月
    第257(17-07)済生会新潟第二病院眼科勉強会
     新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 (予定)
 

  平成29年09月02日(土)午後
    新潟ロービジョン研究会2017 予定
     会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
      2階会議室
   テーマ:「私と視覚リハビリテーション」
      詳細未定 

 平成29年11月18日(土)午後
  済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座
  細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市)