案内:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』 清水美知子
日時;2017年02月25日(土)
開場:14時30分、公開講座:15時~18時
会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
参加無料/事前登録
テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
主催:済生会新潟第二病院眼科
http://andonoburo.net/on/5336
パネリスト
・平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
http://andonoburo.net/on/5303
・高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
「網膜再生医療とアイセンター」
http://andonoburo.net/on/5331
・清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
オーガナイザー
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
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「済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017」と題して、2月25日にどなたでも参加できる公開講座を企画しました。
本公開講座では、魅力的な3人(平形・高橋・清水先生)のパネリストによる講演(各30分)と共に、テーマ「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」について繰り広げるトークに期待です。
今回は、清水美知子先生の抄録を以下に掲載します。
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演題:「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
講師:清水美知子(フリーランスの歩行訓練士)
【抄 録】
わが国の視覚障害リハビリテーション(以下、視覚障害リハ)は、戦後まもなく就業(主にあん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師、以下三療師)を目標とする「職業リハビリテーション」として始まった。訓練は視覚障害者更生施設において、「職業復帰が可能な者」に対し、「障害が固定」した時期に始められた。寮生活のための生活動作、勉学のためのコミュニケーション技能など職業訓練を受けるために必要な動作や技能の習得を経て、三療師養成プログラムに移行した。1960年代に入ると社会参加促進事業の一つとして中途失明者緊急生活訓練事業が各自治体で始まった。それまでは、高齢者、慢性疾患を患う者など就労を目指さない者への視覚障害リハはほとんどなかった。この二つの事業は、視覚障害リハの中核事業として現在まで続いているが、最近は対象者のニーズとの間に乖離が生じているように思われる。
約70年の歳月を経た現在、視覚障害者の高齢化と、高齢期に視覚障害を負う者の増加などで視覚障害者の約7割が65歳以上となった。これからの視覚障害リハは若年者向けの職業リハビリテーションを行う一方、高齢の視覚障害者を主な対象として考えていくことになるものと思われる。また、長年医療分野の外で行われてきた視覚障害リハに20年程前から眼科(ロービジョンケア)が参入してきたことも重要な変化である。そのほか、障害者の権利と主体性、リハビリテーション概念、視覚障害原因、眼科医療などにも、これからの視覚障害リハを考える上で重要な変化が起きている。
本講演では、これまでの視覚障害リハの推移を概観し、これからのありようを考える。
【略 歴】
1979 - 施設/地域で視覚障害がある人の歩行訓練
1982 – 2002 視覚障害者更生施設江南施設施設長
1988 - 信楽園病院視覚障害リハビリテーション外来担当
2003 – 2012 耳原老松診療所・鳳クリニック視覚障害外来担当
会場の準備の都合もありますので事前登録をお願い致します。
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【事前登録】済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
申込期限:平成29年01月31日(火)まで
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax:025-233-6110
(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
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済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017に参加します
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連絡方法 e-mailアドレス~
Fax ~
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注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。