研究会/勉強会・告知

 

2016年10月16日

『新潟ロービジョン研究会2016』 第16回案内
 2001年から毎年、済生会新潟第二病院眼科で開催している、誰でも参加できる「新潟ロービジョン研究会」のご案内です。今年も素晴らしいメンバーで開催致します。10月15日(土)
に事前申し込みをひとまず終了しましたが、全国18都府県から80名の参加申し込みがありました。
 当日まで、参加申し込みを受け付けます。参加希望者は、参加申し込みに記載の上、申し込みください。多くの方の参加をお待ちしています。 

【参加申し込み】新潟ロービジョン研究会2016
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp

  Fax 025-233-6220 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
***************************************************
 新潟ロービジョン研究会2016 参加申し込み
  氏名~    

  所属(勤務先)~  

  職業~  

 住所~都道府県名と市町村名をお願いします
  記載例~○○都道府県、○○市町村   

 連絡方法
   e-mailアドレス~ 

   Fax番号~ 
 **************************************************** 
注:参加登録をして頂いた方には、2日以内にお返事致します。
  3日を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。 

 

===========================
『新潟ロービジョン研究会2016』
 日時:平成28年10月23日(日)
     開場:8時15分 研究会:8時45分~13時10分
 場所:有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
    2階会議室(新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757 TEL. 025-227-2037
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 参加無料  

0.8:45~8:50
  はじめに  安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1.8:50~10:20【第1部 連携を求めて】
  座長:仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
     安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1-1)  20分(講演17分+質疑3分)
  看護師が関わると、こんなに変わるロービジョンケア
   橋本伸子(しらお眼科;石川県白山市、看護師)
  http://andonoburo.net/on/4915
1-2)  30分(講演25分+質疑5分)
  情報障害に情報保障の光を、患者に学ぶビジョンケア
   三宅 琢(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員;眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4907
1-3) 30分(講演25分+質疑5分)
  視覚障害者のための転倒予防・体力増進教室
   ○山田 幸男 田村瑞穂 嶋田美恵子 久保尚人
   (新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会;NPOオアシス)
  http://andonoburo.net/on/4931 

 質疑応答 10分 

2.10:20~12:20【第2部 眼科医療と視覚リハビリ】
  座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
     安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
2-1) 30分(講演25分+質疑5分)
  最大のロービジョン対策は予防と治療:私の緑内障との闘い
   岩瀬愛子(たじみ岩瀬眼科;岐阜県多治見市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4866
 2-2) 20分(講演17分+質疑3分)
  新潟県の訓矇・盲唖学校設立に尽力した眼科医
   小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室、前新潟盲学校長)
  http://andonoburo.net/on/4922
2-3) 30分(講演25分+質疑5分)
  我が国初の眼科リハビリテーションクリニック(順天堂大学)
  ー開設当時を振り返ってー
   佐渡一成(さど眼科;仙台市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4880
2-4) 30分(講演25分+質疑5分)
  眼科医・原田政美の障害者福祉理念と功績
   香川スミ子(元 浦和大学)
   http://andonoburo.net/on/4903 

 質疑応答 10分 

3.12:20~13;05 【第3部 熊本地震を考える】
  座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
     仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
3-1)  30分(講演25分+質疑5分)
  熊本地震と災害時視覚障害者支援
   出田隆一 (出田眼科院長;熊本)
  http://andonoburo.net/on/4935 

  質疑討論 15分 

4.13:05~13:10
    おわりに   仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
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2016年10月10日

多くの方の参加をお待ちしています。
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『新潟ロービジョン研究会2016』
 日時:平成28年10月23日(日)
     開場:8時15分 研究会:8時45分~13時10分
 場所:有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
    2階会議室(新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757 TEL. 025-227-2037
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 参加無料 

0.8:45~8:50
  はじめに  安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1.8:50~10:20【第1部 連携を求めて】
  座長:仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
     安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1-1)  20分(講演17分+質疑3分)
  看護師が関わると、こんなに変わるロービジョンケア
   橋本伸子(しらお眼科;石川県白山市、看護師)
  http://andonoburo.net/on/4915
1-2)  30分(講演25分+質疑5分)
  情報障害に情報保障の光を、患者に学ぶビジョンケア
   三宅 琢(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員;眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4907
1-3) 30分(講演25分+質疑5分)
  視覚障害者のための転倒予防・体力増進教室
   ○山田 幸男 田村瑞穂 嶋田美恵子 久保尚人
   (新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会;NPOオアシス)
  http://andonoburo.net/on/4931

 質疑応答 10分 

2.10:20~12:20【第2部 眼科医療と視覚リハビリ】
  座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
     安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
2-1) 30分(講演25分+質疑5分)
  最大のロービジョン対策は予防と治療:私の緑内障との闘い
   岩瀬愛子(たじみ岩瀬眼科;岐阜県多治見市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4866
 2-2) 20分(講演17分+質疑3分)
  新潟県の訓矇・盲唖学校設立に尽力した眼科医
   小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室、前新潟盲学校長)
  http://andonoburo.net/on/4922
2-3) 30分(講演25分+質疑5分)
  我が国初の眼科リハビリテーションクリニック(順天堂大学)
  ー開設当時を振り返ってー
   佐渡一成(さど眼科;仙台市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4880
2-4) 30分(講演25分+質疑5分)
  眼科医・原田政美の障害者福祉理念と功績
   香川スミ子(元 浦和大学)
   http://andonoburo.net/on/4903

 質疑応答 10分 

3.12:20~13;05 【第3部 熊本地震を考える】
  座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
     仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
3-1)  30分(講演25分+質疑5分)
  熊本地震と災害時視覚障害者支援
   出田隆一 (出田眼科院長;熊本)
  http://andonoburo.net/on/4935

  質疑討論 15分 

4.13:05~13:10
    おわりに   仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
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【事前登録】新潟ロービジョン研究会2016
 申込期間:10月15日(土)まで
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗 
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax 025-233-6220 
 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
***************************************************
 新潟ロービジョン研究会2016 参加申し込み 

  氏名~   

  所属(勤務先)~  

  職業~   

 住所~都道府県名と市町村名をお願いします
  記載例~○○都道府県、○○市町村   

 連絡方法
   e-mailアドレス~ 

   Fax番号~ 

 ****************************************************   

注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
  一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。

2016年10月2日

『新潟ロービジョン研究会2016』 第14回案内 
 2001年から新潟でロービジョン研究会を、毎年開催しています。興味のある方は、どなたでも参加できます。 

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『新潟ロービジョン研究会2016』
  日時:平成28年10月23日(日)
       開場:8時15分 研究会:8時45分~13時10分
  場所:有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
     2階会議室(新潟大学医学部同窓会館)
      新潟市中央区旭町通1-757 TEL. 025-227-2037
  主催:済生会新潟第二病院眼科
  参加無料
  どなたでも参加できます(要事前登録) 

0.8:45~8:50
 はじめに  安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1.8:50~10:20【第1部 連携を求めて】
 座長:仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
    安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1-1)  20分(講演17分+質疑3分)
 看護師が関わると、こんなに変わるロービジョンケア
   橋本伸子(しらお眼科;石川県白山市、看護師)
  http://andonoburo.net/on/4915
1-2)  30分(講演25分+質疑5分)
 情報障害に情報保障の光を、患者に学ぶビジョンケア
  三宅 琢(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員;眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4907
1-3) 30分(講演25分+質疑5分)
 視覚障害者のための転倒予防・体力増進教室
   ○山田 幸男 田村瑞穂 嶋田美恵子 久保尚人
   (新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会;NPOオアシス)
  http://andonoburo.net/on/4931
 質疑応答 10分 

2.10:20~12:20【第2部 眼科医療と視覚リハビリ】
 座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
    安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
2-1) 30分(講演25分+質疑5分)
 最大のロービジョン対策は予防と治療:私の緑内障との闘い
  岩瀬愛子(たじみ岩瀬眼科;岐阜県多治見市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4866
2-2) 20分(講演17分+質疑3分)
 新潟県の訓矇・盲唖学校設立に尽力した眼科医
  小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室、前新潟盲学校長)
  http://andonoburo.net/on/4922
2-3) 30分(講演25分+質疑5分)
 我が国初の眼科リハビリテーションクリニック(順天堂大学)
  ー開設当時を振り返ってー
  佐渡一成(さど眼科;仙台市、眼科医)
  http://andonoburo.net/on/4880
2-4) 30分(講演25分+質疑5分)
 眼科医・原田政美の障害者福祉理念と功績
  香川スミ子(元 浦和大学)
   http://andonoburo.net/on/4903
 質疑応答 10分 

3.12:20~13;05 【第3部 熊本地震を考える】
 座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
    仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
3-1)  30分(講演25分+質疑5分)
 熊本地震と災害時視覚障害者支援
  出田隆一 (出田眼科院長;熊本)
  http://andonoburo.net/on/4935
 質疑討論 15分 

4.13:05~13:10
   おわりに   仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)

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【事前登録】新潟ロービジョン研究会2016
 申込期間:10月15日(土)まで
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗 
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax 025-233-6220 
 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
***************************************************
 新潟ロービジョン研究会2016 参加申し込み 

  氏名~  

  所属(勤務先)~  

  職業~  

 住所~都道府県名と市町村名をお願いします
  記載例~○○都道府県、○○市町村  

 連絡方法
   e-mailアドレス~ 

   Fax番号~ 

 ****************************************************  

注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
  一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。

 

2016年9月27日

案内:第248回(16-10)済生会新潟第二病院眼科勉強会 (大野 建治)
 (目の愛護デー講演会2016)
 済生会新潟第二病院眼科で、平成8年6月から毎月行なっている勉強会。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。 

 演題:「2020年に向けて、視覚障がい者スポーツを応援しよう」
 講師:大野 建治(上野原市立病院;山梨県、眼科医)
  日時:平成28年10月12日(水)16:30 ~ 18:00
  会場:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄 録】
 障がい者スポーツでは、公平に競いあうために、障がいの種類や程度によってグループを分けて、同程度の障がいの選手同士で競技を行う。この障がい者スポーツに特徴的なシステムを「クラス分け」と呼ぶ。例えば視覚障がい者のスポーツでは、選手を視力と視野の障がい程度によって、クラスを全盲から弱視まで、B1、B2、B3と3つに分類する。 

 昨年、演者はこのクラス分けの判定を行う医師(国際VIクラシファイア)の資格を取得した。それ以来、視覚障がいのあるスポーツ選手と接する機会が格段に増えた。選手たちは目が見えないというハンディを全く感じさせない人が多い。iPhone®などを駆使して、一人でどこにでも行けるし、自分の好きなスポーツや仕事に積極的に取り組んでいる。 

 実際に話をすればするほど、「目が見えない」ということは、単なる個性であって、障がいというマイナスイメージではない気がしてくる。同じ人間同士,医師と患者の関係とは明らかに違う。そして,知らないうちに,選手たちから自分が勇気づけられている。この活動は、仕事というより、楽しい趣味に近い。 

 今回は、障がいがあろうが、なかろうが、障がい者スポーツを通して楽しむコツや、みんなで一緒にスポーツに参加して楽しく健康に生きるヒントなどについて、参加者全員で話し合ってみたい。 

【略 歴】
 平成4年 東京慈恵会医科大学卒業
 平成6年 東京慈恵会医科大学眼科
 平成9年 ミネソタ州MAYO CLINIC 角膜リサーチ、2年間留学
 平成21年 視覚障害者用補装具適合判定医
 平成24年 障がい者スポーツ医
 平成27年 International Visual Impairment Classifier
 平成28年 上野原市立病院常勤 

【肩 書】
 上野原市立病院眼科
 東京慈恵会医科大学眼科 

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「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力により実況ネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
  http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
 日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
 場所:済生会新潟第二病院眼科外来    

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
 http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『新潟ロービジョン研究会2016』 
  日時:平成28年10月23日(日)
     開場:8時15分 研究会:8時45分~13時10分
  場所:有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
      2階会議室(新潟大学医学部同窓会館)
      新潟市中央区旭町通1-757 TEL. 025-227-2037
  主催:済生会新潟第二病院眼科
  参加無料/要事前登録
  http://andonoburo.net/on/5071

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平成28年11月09日(水)16:30 ~ 18:00
 第249回(16-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  視覚障がい者議員としての歩み
  ~社会の変化に手ごたえを感じながら~
  青木 学(新潟市市会議員) 

平成28年12月14日(水)16:30 ~ 18:00
 第250回(16-12)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  杖で歩くこと、犬と歩くこと、人と歩くこと
  清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士) 

平成29年01月11日(水)16:30 ~ 18:00
 第251回(17-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 「ブラインドメイク」は、世界へー視覚障害者である前に一人の女性としてー
  大石 華法(日本ケアメイク協会) 

平成29年02月08日(水)16:30 ~ 18:00
 第252回(17-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
  宮坂 道夫(新潟大学医学部教授) 

平成29年03月08日(水)16:30 ~ 18:00
 第253回(17-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
   栗原 隆(新潟大学人文学部教授) 

2016年9月19日

ご案内『第20回越後眼科研究会』
  病院眼科勤務医を中心として有志が立ち上げた『越後眼科研究会』も10年を経過し、今回で節目の20回目を迎えることとなりました。これまで多数のご支援、ご出席を賜り誠に有難うございました。この度9月24日(土)に『第20回越後眼科研究会』をホテルオークラ新潟にて開催する運びとなりました。
 今回は、堀 純子 先生(日本医科大学 眼科 准教授)と山本 修一 先生(千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授)をお招きし、一般講演はなしで特別講演を2題として開催させていただきます。堀 先生には『実践!強膜炎診療〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』と題して、山本 先生には『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』と題してご講演いただきます。
 フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にお出かけ下されば幸いと存じます。 

第20回 越後眼科研究会
 日 時:平成28年9月24日(土)17:00~19:30
 場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
 住 所:新潟市中央区川端町 6-53 電話:025-224-6111(代表)
 

 17:00 薬事説明
 17:15 特別講演Ⅰ座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院) 
 『実践!強膜炎診療 〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
  堀 純子 (日本医科大学 眼科 准教授)

 18:15~18:30 コーヒーブレイク

 18:30 特別講演Ⅱ座長 村上 健治 (新潟市民病院)
 『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』
  山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授) 

*尚、講演会終了後、19:30より情報交換会を予定しております。
 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院:世話人代表)
 村上 健治 (新潟市民病院)
 橋本 薫 (長岡赤十字病院:当番幹事)
 山本 達郎 (亀田眼科クリニック)
【共 催】
 越後眼科研究会  千寿製薬株式会社 

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演題:『実践!強膜炎診療 〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
講師:堀 純子 (日本医科大学眼科 准教授)
【抄 録】
 強膜炎は再発性難治性の炎症疾患であり、重症例では強膜壊死と融解により眼球穿孔することもある。現在は従来に比べて治療方法の選択肢が各段に拡大しているため、重症度に応じて薬剤と投与経路を選択する。 

 強膜炎治療方針の決定には、非感染性か感染性かの鑑別、および関節リウマチに代表される全身性疾患を把握することが必要である。全身性疾患がある強膜炎患者の約70%は、強膜炎の原因検査がきっかけで全身疾患の診断に至っており、眼科医師には強膜炎患者に潜在する全身性疾患の検索も要求されている。特に、Wegener肉芽腫症や再発性多発軟骨炎などに随伴した強膜炎は、眼科の初期診断と他科連携が患者の生命予後に影響する。強膜炎に対する免疫抑制剤や生物学的製剤の使用は、随伴する全身性疾患の把握により最適な薬剤選択が可能となる。 

【略 歴】 堀 純子(ほり じゅんこ)
 1990年 新潟大学医学部卒業、東京大学医学部眼科研修医
 1992年 東京大学医学部眼科助手
 1994年 同愛記念病院眼科
 1997年 ハーバード大学眼科スケペンス眼研究所ポストドクター研究員
 2000年 東京大学医学部眼科助手
 2001年 国立感染症研究所免疫部協力研究員(兼任)
 2002年 日本医科大学眼科講師
 2004年 日本医科大学眼科助教授(現 准教授) 現在に至る 

 2000年 ARVO: Cora Verhagen Prize 
 2004年 日本角膜学会学術奨励賞
 2005年 日本眼炎症学会学術奨励賞
 2007年 日本女性科学者の会奨励賞 

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演題:網膜疾患の今と病院眼科の未来
講師:山本修一(千葉大学眼科教授・千葉大学病院長・千葉大学副学長併任)
【抄 録】
 まずは網膜疾患について、最近(個人的に)面白いと思った話題をいくつかご紹介します。滲出型AMDに対する抗VEGF治療の優位性がもはや疑う余地のないところですが、その薬価の高さと診療負荷の増大は問題視されています。その辺りのバランスをどう取るのか、最近主流になってきたTAEの結果をご紹介します。また急速に普及しつつあるOCT angiographyは、蛍光眼底撮影にとって代わるのでしょうか?CSCも原因が脈絡膜の血流異常であることが明らかになり、治療方針に大きな変化が生じています。世間をお騒がせした(?)網膜色素変性に対するウノプロストン点眼の治験は、主要評価項目で有意差が得られず頓挫しました。しかし層別解析では、軽症群には有効な可能性が示されています。 

 かつて眼科は儲かる診療科として病院では人気でしたが、医療制度改革が進むにつれかなり怪しくなってきました。高度急性期あるいは急性期病院では、重症疾患に対して医療資源を短期間に集中的に投下するよう誘導されています。しかし眼科入院患者の大半はそのような重症度に適合せず、医療資源投入も手術日に限られています。病床運用にかかるコスト回収という点では、必ずしもペイしなくなっています。眼科医という医療資源をいかに効率的に運用するか考えなければなりません。

【略 歴】山本 修一 (やまもと しゅういち)
 1983年 千葉大学医学部卒業
 1989年 千葉大学大学院医学研究科修了
 1990年 富山医科薬科大学眼科講師
 1991年 コロンビア大学眼研究所研究員
 1994年 富山医科薬科大学眼科助教授
 1997年 東邦大学佐倉病院眼科助教授
 2001年 東邦大学佐倉病院眼科教授
 2003年 千葉大学大学院医学研究院眼科学教授
 2007年 千葉大学病院副病院長併任
 2014年 千葉大学病院長・千葉大学副学長併任 現在に至る