研究会/勉強会・告知

 

2015年5月16日

 演題:「我が国の視覚障害者のリハビリテーションの歴史」
  講師:吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
  日時:平成27年06月03日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄 録】
 リハビリテーションという言葉の定義は、元々がキリスト教における「波紋を解き、身分を回復する」という意味から派生して「再び相応しい状態に戻す」の意味から、人生の半ばで何らかの障害を負った方たちに対して、生活や社会活動において失われた機能を回復させるための様々なサービスと規定されていますが、私がここでお話しする視覚障害者に対するリハビリテーションは、幼い頃からの視覚障害者や中途視覚障害者等すべての方たちの生活を向上させるためにおこなわれている医療・福祉・教育に関わる広範囲なサービスについて取り上げて、我が国におけるその歴史的展開について言及したいと思います。

 また、私の話す視覚障害リハビリテーションの歴史は、視覚障害(ロービジョン)と肢体障害という重複障害を持った当事者として67年生きてきたことと、約40年間視覚障害リハビリテーションを我が国に普及させようと努力してきた私自身の経験から「これが我が国の視覚障害リハビリテーションの発展の重要ポイント」だと思ったことをピックアップして述べさせていただきたいと思います。少し偏った視覚障害リハビリテーションの歴史になるかもしれませんが、今後の我が国の視覚障害者に対するサービスの未来を考える時の一つの問題提起として聞いていただければ幸いです。 

【プロフィール】
1947年 東京生まれ 67歳 
1968年 東京教育大学(現筑波大学)付属盲学校高等部普通科卒業
1974年 日本福祉大社会福祉学部卒業後、名古屋ライトハウスあけの星声の図書館に中途視覚障害者の相談業務担当として就職(初めて中途視覚障害者と出会う)
1991年 日本女子大学大学院文学研究科社会福祉専攻終了(社会学修士) 東京都立大学人文学部社会福祉学科助手を経て1999年4月から2009年3月まで高知女子大学社会福祉学部講師→准教授 高知女子大学在任中、高知県で視覚障害リハビリテーションの普及活動を行う。
2009年4月より任意団体視覚障害リハビリテーション協会長(現在に至る)

 

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 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
  http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。

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【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成27年7月
 第233回(15‐07月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 (予定) 

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平成27年8月1日(土) 午後
 新潟ロービジョン研究会2015 「ロービジョンケアに携わる人達」
  会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
  主催:済生会新潟第二病院眼科
 要:事前登録
  主催:済生会新潟第二病院眼科 
 
http://andonoburo.net/on/3569
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平成27年8月5日(水)16:30~18:00
 第234回(15‐08月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「人生いろいろ、コーチングもいろいろ
   高次脳機能障害と向き合うこと、ピアノを教えること」
  立神粧子 (フェリス女学院大学教授)
 -----------------------
 参考:新潟ロービジョン研究会2011 2011年2月5日(土)
 『前頭葉機能不全 その先の戦略』立神粧子
  http://andonoburo.net/on/3495
 ----------------------- 

平成27年9月9日(水)16:30~18:00
 第235回(15-09)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題:街歩きを通して考える社会の視覚障害者観と当事者の心理
  講師:清水美知子(フリーランスの歩行訓練士) 

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平成27年10月10日(土)午後
 済生会新潟第二病院 眼科公開講座2015「治療とリハビリ」
 会場:済生会新潟第二病院10階会議室
 要:事前登録
 講演予定者
  五味文(住友病院)
  高橋政代(理研)
  立神粧子(フェリス女学院大学教授)
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平成27年10月14日(水)16:30~18:00
 【目の愛護デー記念講演会 2015】 
 (第236回(15-10)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
  演題未定
  藤井 青 (ふじい眼科) 

平成27年11月11日(水)16:30~18:00
 第237回(15-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
  郷家和子(帝京大学)

2015年5月9日

 新潟県の眼科勤務医の有志が中心となり、「越後眼科研究会」を平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。
 今回は、小児眼科・斜視でご活躍の佐藤美保先生(浜松医科大学眼科・病院教授)を、特別講演の講師としてお迎えし『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』という演題で講演して頂きます。
  病院勤務医のみならず、開業医・大学勤務医・研修医・視能訓練士・看護師など多くの方々のご参加をお待ちしております。

『第17回 越後眼科研究会』
 日 時:平成27年5月16日(土)16:50~19:30
 場 所:ホテルラングウッド新潟
    (旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
    新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
   http://www.lungwood.com/niigata/
 住 所:新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
 会 費:1,000円

16:50 一般演題  講演7分 質疑5分 
            座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
  ○千寿製薬株式会社

2)網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するSTTAの治療成績
  ○塩崎 直哉、安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介
  (済生会新潟第二病院)
  過去6年間に当院で治療したBRVOに伴う黄斑浮腫に対するSTTA で術後3カ月以上経過観察可能であった94例96眼の治療成績。視力・網膜厚共に術後は有意に改善。64眼(67%)は、STTA(光凝固併用含め)のみで治療可能であった。眼圧上昇は10眼であったが、術前から高い(4眼)・抗緑内障点眼(1眼)であった。

3)チン小帯断裂症例に対する白内障手術
  ○村上 健治
  (新潟市民病院)
 水晶体が高度に脱臼している場合は硝子体手術を行い水晶体を除去するが、チン小帯断裂が軽度から中等度である場合は術式の選択に迷うことがある。 今回、通常の白内障手術を選択したが結果的に硝子体手術に至った2症例を供覧し術式の選択、デバイスの選択ついて検討してみたい。

4)Shaken baby syndrome の1例
  ○橋本 薫、末武 亜紀、田中 玲子、高田 律子、武田 啓治
  (長岡赤十字病院)
 症例は生後2か月の男児。実父の虐待により硬膜下血腫、くも膜下血腫及び肋骨骨折を認め、更に網膜出血を確認 した。近年社会問題化しているSBSであるが、眼底所見が重要視されることが多い。眼底所見を認めた際は、詳細な所見の記載と共に可能な限り眼底 写真を撮影することが望ましい。

5)固定内斜視で眼軸長が計れない!どうする?
  ○吉澤 豊久
  (三条眼科)
 最近経験した、固定内斜視のため眼軸長が計れない白内障手術患者の対処法について報告する。

6)固定されていない「固定内斜視」の2例
  ○田沢綾子、植木智志、羽入貴子、畑瀬哲尚、福武慈、福地健郎
  (新潟大学眼科)
 固定内斜視は強度近視に関連した斜視で、典型例では高度の外 転および上転制限により眼球は内下転位に固定されたように観察される。我々は上転制限のみまた外転制限を伴わない内斜視でMR画像では固定内斜視の特徴を有し横山法により所見の改善が得られた2症例を経験した。貴重な症例と考え報告する。

コーヒーブレイク

18:15 特別講演   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』
  佐藤 美保 (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授)

*尚、講演会終了後、19:30より『佐渡の間』にて情報交換会を予定しております。


【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院) 
 村上 健治(新潟市民病院)
 橋本 薫(長岡赤十字病院)       
 山本 達郎(立川綜合病院)

 共催:越後眼科研究会  千寿製薬株式会社


【特別講演】 抄録&略歴
チャレンジ「小児眼科と大人の斜視」
  (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授)
===========================
【講演抄録】
 小児眼科というと、多くの先生がたは難治性の先天疾患を扱うと思われるかもしれません。しかし、小児の弱視や斜視は人口の1.5%を占めるので決して稀な疾患ではありません。また学校医として地域の子供たちの目の健康は、開業医の先生がたが担当しておられます。
 このように小児眼科は決して「特殊な」疾患を扱う「難しい分野」ではありません。一方で、斜視を扱う医師の多くは小児期から患者さんを診るために、大人の斜視を診るのは小児眼科を専門とする医師ということになります。
 しかし近年、QOLやQOVの向上にとって大人の斜視治療が重要であることが認識されるようになってきました。また、マスコミの影響もあり、これまで治療困難として放置されていた大人の斜視患者が増えてきています。
 「白内障を治療したら複視が気になるようになった」、あるいは「両眼視ができなくて運転が困難になった」、「斜視が気になって社交性がなくなってきた」、などの理由から斜視治療を希望とする人が増えています。「斜視を手術すると複視になるからやめたほうが良い」とか「その年齢で外見を気にするなんて不要だ」などといわれた、という患者さんもすくなくありません。
 今回は、見逃してはいけない小児眼疾患、大人の斜視の診断と治療の適応、専門施設への紹介のタイミングについてお話ししたいと思います。

【略 歴】
1986年    名古屋大学医学部卒業
1992年    名古屋大学医学部大学院外科系眼科学満了
1992年    学位取得
1993年9月-1995年3月         
 米国Indiana 大学小児眼科・斜視部門留学
2002年7月   浜松医科大学医学部眼科学助教授(准教授)  
2011年1月1日  浜松医科大学医学部病院教授
現在に至る




2015年5月6日

 済生会新潟第二病院眼科では、「新潟ロービジョン勉強会」を2001年4月に開始、2003年4月の第4回からは「新潟ロービジョン研究会」と改称して14年間で15回(2001年のみ2回開催)開催しています。
 今年、特別講演は、仲泊 聡先生(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)に「世界各国と比べた日本のロービジョンケア」(仮題)と題してお願いしました。
 パネルディスカッションでは「ロービジョンケアに携わる人達」というテーマで、眼科医として加藤聡先生(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)、NPO法人として山田 幸男先生(新潟県保健衛生センター、信楽園病院;内科医)、視能訓練士として西脇 友紀先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院)、盲学校として渡邉 信子先生(新潟県立新潟盲学校)、盲導犬訓練士として多和田 悟先生((財)日本盲導犬協会・盲導犬訓練士学校教務長)、看護師として橋本 伸子先生(石川県)、患者さんを代表して大島 光芳様(上越市)に、それぞれの立場で語って頂きます。このセッションは、会場も含めての討論にしたいと思っています。 
 今のうちにカレンダーにチェックをお願い致します。 

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『新潟ロービジョン研究会2015』 概要
 日時:平成27年8月1日(土)開場;13時30分 研究会14時~18時
 会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 
  主催:済生会新潟第二病院眼科 
 テーマ:「ロービジョンケアに携わる人達」
 事前登録 

【プログラム】
14時~
 はじめに
  安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医) 

14時05分~
 特別講演 座長:加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
 「世界各国と比べた日本のロービジョンケア」(仮題)
   仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医) 

15時~
 パネルディスカッション ~ 「ロービジョンケアに携わる人達」
   司会:安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医)
      仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
 1)眼科医が行うロービジョンケア(仮題)
    加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
 2)NPOオアシスで行ってきたロービジョンケア、そして今後(仮題)
    山田 幸男(新潟県保健衛生センター、信楽園病院;内科医)
 3)視能訓練士の行うロービジョンケア(仮題) 
    西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院;視能訓練士)
 4)盲学校とロービジョンケア(仮題)
    渡邉 信子 (新潟県立新潟盲学校;教諭)
 5)盲導犬によるロービジョンケア(仮題)
    多和田 悟((財)日本盲導犬協会・訓練事業本部長 常勤理事;盲導犬訓練士)
 4)看護師とロービジョンケア(仮題)
    橋本 伸子(石川県;看護師)
 5)患者さんからのロービジョンケア(仮題)
    大島 光芳(上越市;視覚障がい者) 

17時55分~
 おわりに
  仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医) 

18時~アジャーン(全員で会場片付け・自由討論) 

18時15分 解散

2015年4月28日

 演題:「(仮称)障がいのある人もない人も一人ひとりが大切にされいかされる新潟市づくり条例検討会に参加して」       
 
講師:遁所 直樹(社会福祉法人 自立生活福祉会事務局長)
  日時:平成27年05月13日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

 

【抄 録】
 障害者権利条約(しょうがいしゃけんりじょうやく、Convention on the Rights of Persons with Disabilities)とは、あらゆる障害者(身体障害、知的障害及び精神障害等)の、尊厳と権利を保障するための人権条約です。

 この条約は、21世紀では初の国際人権法に基づく人権条約であり、平成 18年12月13日に第61回国連総会において採択されました。日本国政府の署名は、平成 19年9月28日です。平成 25年12月4日、日本の参議院本会議は、障害者基本法や障害者差別解消法の成立に伴い、国内の法律が条約の求める水準に達したとして、条約の批准を承認しました。日本国の批准は平成 26年1月20日付けで国際連合事務局に承認されています。

 現在、新潟市では、「障がいの有無に関わらず、誰もが暮らしやすく、市民一人ひとりが尊重される共生社会の実現」を目指し、本市独自の障がい者差別解消を図る「(仮称)障がいのある人もない人も一人ひとりが大切にされいかされる新潟市づくり条例」の制定に向け、検討を重ねているところです。

 来年度新潟市議会に承認を受けたのちに条例として成立することになりますが、その内容について現在の状況をお話ししたいと思います。

【プロフィール】
 新潟大学大学院博士課程1年時頚椎 4番5番骨折頚髄損傷
 平成10年から介護老人保健施設ケアポートすなやま勤務
 平成12年から NPO法人自立生活センター新潟勤務
 平成23年から社会福祉法人自立生活福祉会事務局長
 新潟市障がい者施策審議会委員
(仮称)障がいのある人もない人も一人ひとりが大切にされいかされる新潟市づくり条例検討会委員 


【参考】
遁所さんが勉強会でお話するのは、今回が4回目です。これまでの講演要旨を以下に記します。 
 第91回 2003年12月10日
 「期待せずあきらめず」 遁所 直樹
  新潟市障害者生活支援センター分室
 http://andonoburo.net/on/3537 

 第121回 2006年4月12日
 「なぜ生まれる無年金障害者」遁所 直樹 
   NPO法人自立生活センター新潟 副理事長
   兼 新潟学生無年金障害者の会 代表
 http://andonoburo.net/on/3546 

 第188回 2011年10月12日 
 「NPO法人から社会福祉法人へ ~ 自立生活福祉会、今からここから」
  遁所 直樹 
  社会福祉法人自立生活福祉会 事務局長
 http://andonoburo.net/on/3551 

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 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じて
おりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
 日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
 場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
    http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
    http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成27年6月3日(水)16:30~18:00
 第232回(15‐06月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「我が国の視覚障害者のリハビリテーションの歴史」
   吉野由美子 (視覚障害リハビリテーション協会) 

平成27年7月
 第233回(15‐07月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 (予定) 

平成27年8月1日(土) 午後
 新潟ロービジョン研究会2015 「ロービジョンケアに携わる人たち」
  会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
  主催:済生会新潟第二病院眼科
 講演予定者
  加藤聡(日本ロービジョン学会理事長)
  仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
  多和田 悟(盲導犬訓練士)
  西脇 友紀(国立障害者リハビリセンター病院)
  橋本伸子(看護師/石川県)
  他 

平成27年8月5日(水)16:30~18:00
 第234回(15‐08月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「人生いろいろ、コーチングもいろいろ高次脳機能障害と向き合うこと、ピアノを教えること」
  立神粧子 (フェリス女学院大学教授)
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  参考:新潟ロービジョン研究会2011~2011年2月5日(土)
  『前頭葉機能不全 その先の戦略』立神粧子
   http://andonoburo.net/on/3495 

平成27年9月9日(水)16:30~18:00
 第235回(15-09)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題:街歩きを通して考える社会の視覚障害者観と当事者の心理
  講師:清水美知子(フリーランスの歩行訓練士) 

平成27年10月10日(土) 13時30分開場 14:00~18:00
 済生会新潟第二病院 眼科公開講座2015「治療とリハビリ」
 会場:済生会新潟第二病院10階会議室
 講演予定者
  五味文(住友病院)
  高橋政代(理研)
  立神粧子(フェリス女学院大学教授) 

平成27年10月14日(水)16:30~18:00
 【目の愛護デー記念講演会 2015】
 (第236回(15-10)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
  演題未定
  藤井 青 (ふじい眼科)

2015年3月25日

 演題:知る・学ぶ、そしてユーモアを忘れずに挑戦していくことの大切さ
    ―「慢性眼科患者」の経験から私が学んだこと―
 講師:阿部直子(アイサポート仙台 主任相談員/社会福祉士)
  日時:平成27年4月8日(水)16:30~18:00
  場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

【抄 録】
 両目のまぶたに先天的な症状を持って生まれた私は、生後まもなくの頃から眼科とのおつきあいが始まりました。以来、40数年経った今も年数回の眼科受診を続けながら日常生活を送っています。
 紆余曲折の末に辿り着いた大学院教育学研究科で学んだことが活かせる職種の職員募集が仙台市の市政だよりに載っていることを私に教えてくれた教官のおかげで、大学院修了後はさまざまな障害を持つ方の生活相談支援を担う部署に相談員として就職しました。人よりけっこう遅い「社会人1年生」のスタートを切ったわけですが、たまたま同じ時期に始まった仙台市の地域リハビリテーションモデル事業で視覚障害者支援に関するプロジェクトのいわば「現場スタッフ」の仕事も担当させていただくことになりました。これがきっかけで、さまざまな視覚障害者の生活設計・生活再建、あるいは眼科の患者さんやその家族が直面する心の動揺や葛藤を整理していく過程にソーシャルワーカーとしてかかわる現在の仕事につながりました。
 「自分の体験だけでモノゴトのすべてを考えてはいけない」とは思いつつも、ものごころつく頃からの眼科での患児・患者としての経験から得たこと、社会全体からみればマイノリティ(少数者)であるロービジョンの状態で育ち生活してきた体験から学んだことが現在の仕事に少なからぬ影響を与えていると気づき、自分でも「人生ってオモシロイものだな」と苦笑してしまうことがしばしばあります。
 今回は、そんな1人の患者、ロービジョン者として経験してきたことをもとにして、眼科での慢性的な疾患を持つ患者への対応の在り方や視覚障害という特徴とうまくつきあうために求められることなどについてお話しできたらと考えています。 

【略 歴】
 兵庫県出身。関西と関東を行き来しながら子ども時代を過ごす。
 1995年 同志社大学文学部文化史学専攻卒業
 2001年 東北大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士課程修了
 2001年 (財)仙台市身体障害者福祉協会に仙台市太白障害者生活支援センター相談員として入職
  この間、仙台市地域リハビリテーションモデル事業運営協議会ワーキンググループ委員(2002年~2004年)、中途視覚障害者への地域リハビリテーションシステム研究事業ワーキンググループ委員(2004年~2005年)を経験。
 2005年 視覚障害者を支援する会(現在のNPO法人アイサポート仙台)に仙台市中途視覚障害者支援センター相談員として入職 

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 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
 日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
 場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
    http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
    http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成27年5月13日(水)16:30~18:00
 第231回(15‐05月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「(仮称)障がいのある人もない人も一人ひとりが大切にされ
            いかされる新潟市づくり条例検討会に参加して」
  遁所 直樹 (社会福祉法人 自立生活福祉会事務局長)
 

平成27年6月3日(水)16:30~18:00
 第232回(15‐06月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「我が国の視覚障害者のリハビリテーションの歴史」
   吉野由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
 

平成27年7月
 第233回(15‐07月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
 新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 (予定)
 

平成27年8月5日(水)16:30~18:00
 第234回(15‐08月)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「人生いろいろ、コーチングもいろいろ
   ?高次脳機能障害と向き合うこと、ピアノを教えること?」
  立神粧子 (フェリス女学院大学教授)
 -------------------------
  参考:新潟ロービジョン研究会2011~2011年2月5日(土)
  『前頭葉機能不全 その先の戦略』立神粧子
   http://andonoburo.net/on/3495
 

平成27年9月9日(水)16:30~18:00
 第235回(15-09)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
  清水美知子(歩行訓練士;埼玉県) 

平成27年10月14日(水)16:30~18:00
 【目の愛護デー記念講演会 2015】 
 (第236回(15-10)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
  演題未定
  藤井 青 (ふじい眼科)