研究会/勉強会・告知

 

2015年8月15日

 済生会新潟第二病院眼科が、『治療とリハビリ』と題して公開講座2015第2弾を企画しました。

 加齢性黄斑変性治療第一人者の五味 文先生(住友病院)、再生治療のトップリーダー高橋 政代先生(理化学研究所)、夫婦で高次脳機能障害から回復を果たした立神粧子先生(フェリス女学院大学教授)の3先生に特別講演して頂きます。

 講演後は、五味先生、高橋先生、立神先生に加え、平形 明人先生(杏林大学眼科教授)、福地 健郎先生(新潟大学眼科教授)、長谷部 日先生(新潟大学眼科講師)、佐藤 弥生先生(新潟大学眼科)にも参加して頂き、パネルディスカッションを企画しました。

 今回は、五味文先生の抄録と略歴をアップしました。ご期待下さい。
 

特別講演1
 演題:加齢黄斑変性治療の現状と課題
 講師:五味 文 (住友病院眼科)
【抄 録】
 現在の加齢黄斑変性治療の第一選択は、抗VEGF療法である。抗VEGF療法によって、速やかに視力回復が得られる症例も多数ある。繰り返して治療をしないといけなかったり、薬剤が非常に高価であったりと問題点も少なくないが、その有効性を知ってしまった今、抗VEGF薬が使えなかった時代には戻れない。

 私は臨床医として多数の加齢黄斑変性患者を治療しながら、抗VEGF薬の有効性を個々の症例で最大限に発揮させるにはどうすればよいか考えてきた。その結果、病型や患者背景、投与のタイミング、併用治療の有無、通院間隔等々、いろいろな要素があることがわかってきた。

 口演では、加齢黄斑変性治療の現況についてお伝えするとともに、私がこれまで経験した代表症例をお示ししながら、抗VEGF療法の有用性と限界について考えてみたい。 

【略 歴】
 1989年 大阪大学医学部卒業
     大阪大学眼科入局
 1990年 大阪労災病院眼科
 1997年 大阪大学大学院入学
 2001年 同上終了、大阪大学眼科助手
 2006年 大阪大学眼科講師 
 2012年 住友病院眼科部長、大阪大学医学部招へい准教授
     現在に至る 

=============================
済生会新潟第二病院 眼科公開講座2015パート2「治療とリハビリ」
 日時:2015年10月10日(土)
    開場:13時30分 研究会:14時~18時
 場所:済生会新潟第二病院10階会議室
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 事前登録 

13:55 はじめに 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
14:00~特別講演1
 「加齢黄斑変性治療の現状と課題」
   座長:長谷部 日(新潟大学)佐藤 弥生(新潟大学)
   演者:五味 文(住友病院)
 
 http://andonoburo.net/on/3829

14:50~特別講演2
  「iPS細胞による眼疾患治療の現状と未来」
   座長:福地 健郎(新潟大学)安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   演者:高橋 政代(理化学研究所) 

15:40~ コーヒーブレーク 

16:00~特別講演3
 「高次脳機能障害と向き合う〜神経心理ピラミッドを用いたホリスティック・アプローチ〜」
   座長:仲泊 聡(国立障害者リハ)平形 明人(杏林大学)
   演者:立神 粧子(フェリス女学院大学教授) 

16:50~ パネルディスカッション「治療とリハビリ」(1時間)
  コーディネーター:仲泊 聡(国立障害者リハビりテーションセンター
           
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  パネリスト:高橋 政代(理化学研究所)、五味 文(住友病院)
   立神 粧子(フェリス女学院大学教授)、平形 明人(杏林大学)
   福地 健郎・長谷部 日・佐藤 弥生(新潟大学) 

17:50 おわりに 仲泊 聡(国立障害者リハビりテーションセンター)
    会場片付け(アジャーン)
18:00 終了

2015年8月13日

済生会新潟第二病院眼科では、どなたでも参加できる公開講座を開催しています。
今回は、加齢性黄斑変性治療第一人者の五味 文先生(住友病院)、再生治療のトップリーダーの高橋 政代先生(理研)、高次脳機能障害からの回復訓練に夫婦で取り組んだ立神 粧子先生(フェリス女学院大学教授)をお呼びして、『治療とリハビリ』と題して行います。
今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。

================================
済生会新潟第二病院 眼科公開講座2015(2)「治療とリハビリ」
 日時:2015年10月10日(土)
         開場:13時30分 研究会:14時~18時
 場所:済生会新潟第二病院10階会議室
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 事前登録 

13:55 はじめに 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
14:00~特別講演
 「加齢性黄斑変性治療の現状」
   座長:長谷部 日(新潟大学)、佐藤 弥生(新潟大学)
   演者:五味 文(住友病院) 

14:50~特別講演
  「iPS細胞による眼疾患治療の現状と未来」
   座長:福地 健郎(新潟大学)、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
   演者:高橋 政代(理研) 

15:40~ コーヒーブレーク 

16:00~特別講演
 「高次脳機能障害と向き合う
 
    〜神経心理ピラミッドを用いたホリスティック・アプローチ〜」
   座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター)、平形 明人(杏林大学)
   演者:立神 粧子(フェリス女学院大学教授) 

16:50~ 座談会「治療とリハビリ」(1時間)
  座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター)、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
  パネリスト:五味 文(住友病院)高橋 政代(理研)、立神 粧子(フェリス女学院大学教授)
   
平形 明人(杏林大学)、福地 健郎・長谷部 日・佐藤 弥生(新潟大学) 

17:50 おわりに 仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター)
    会場片付け(アジャーン)

18:00 終了 
================================

 

 

これまでの済生会新潟第二病院 眼科公開講座
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
平成27年(2015年)2月28日(土)
「済生会新潟第二病院眼科 公開講座2015」『細井順講演会』
 講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス希望館長;近江八幡市)
 演題:生きるとは…「いのち」にであうこと ~死にゆく人から教わる「いのち」を語る~
 http://andonoburo.net/on/3515 

2012年(平成24年)9月19日(水)
「視覚障害児の目や見え方に関する講演会 2012」
 (第199回(12‐09月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
  会場:新潟盲学校 会議室
  演題:「様々な障害を持つお子さんを通して考えてきたこと」
  講師:富田 香 (東京;平和眼科)
   主催:済生会新潟第二病院眼科
   共催;新潟県立新潟盲学校 

2009年11月21日(土)
「明日の眼科を考える 新潟フォーラム2009」 
 特別講演
 「網膜色素変性とiPS細胞」
     高橋 政代 (神戸理研)
 「人工の眼は可能か?」
     仲泊 聡 (国立障害者リハビリセンター病院) 
 http://andonoburo.net/on/2577 

平成20年(2008年)11月15日(土)
「視覚に障がいのある子どもの発達と支援を考える新潟フォーラム 2008」
  会場:新潟盲学校 会議室
  司会進行 新井 千賀子(杏林アイセンター)、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
 「子どもの視覚の発達と眼疾患」
      三木 淳司(新潟大学眼科)
 「視覚障がい乳幼児の発達」
      香川 スミ子(浦和大学)
 「視覚障がい乳幼児の支援ー新潟盲学校の取り組み」
      田邊 聡子(新潟県立新潟盲学校)
 「視覚障がい乳幼児への早期支援をうけて」
      近山 智子(新潟盲学校 PTA)
 パネルディスカッション 
   基調講演 「スペシャル子育てを考える」
          新井 千賀子(杏林アイセンター)
   パネリスト 三木 淳司(新潟大学眼科)
          香川 スミ子(浦和大学)
          田邊 聡子(新潟県立新潟盲学校)
          近山 智子(新潟盲学校 PTA)
   主催:済生会新潟第二病院眼科
   共催;新潟県立新潟盲学校 

平成20年(2008年)2月23日(土)
「済生会新潟第二病院眼科 公開講座2008」『細井順 講演会』
(第144回(08‐2月)済生会新潟第二病院眼科勉強会)
 演題:「豊かな生き方、納得した終わり方」
 講師:細井順(財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院ホスピス長)
 http://andonoburo.net/on/2573 

平成19年(2007年)11月11日(日)
『済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2007』
 シンポジウム 「患者として思う、患者さんを想う」
  稲垣吉彦(患者;有限会社アットイーズ 取締役社長、千葉県)
  荒川和子(看護師;医療法人社団済安堂 井上眼科病院、東京)
  三輪まり枝(視能訓練士;国立身体障害者リハセンター病院)
 コメンテーター
  櫻井真彦(眼科医;埼玉医科大学総合医療センター教授)
 http://andonoburo.net/on/2556 

平成18年(2006年)11月11日(土)
『済生会新潟第二病院眼科 公開講座2006』
 
(第128回(06‐11)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
  「失明の体験と現在の私」 
    西田稔(NPO『眼炎症スタディーグループ』理事長)
  「シルクロード病(ベーチェット病)からの贈り物」 
    西田朋美(眼科医、聖隷横浜病院)
 http://andonoburo.net/on/2552 

平成17年(2005年)11月26日(土)
「済生会新潟第二病院眼科 公開講座 2005」
 演題:「ホスピスで生きる人たち」 
 講師:細井順 (財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院緩和ケア部長)
 http://andonoburo.net/on/2548

2015年8月11日

  日時:2016年1月23日 15時半開場 16時~19時
  会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 予定
  講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
     出田 秀尚(出田眼科)
  主催:済生会新潟第二病院眼科 

 今の医療界は、さまざまな問題があり、若い先生が夢を持ちにくい閉塞感があります。こんな状況を打破してくれるのはリサーチマインドを持った若い方の力です。「学問のすすめ」講演会は、今後の医学界を背負う若い医師・研修医・学生たちが、患者のことを考えた真の臨床医に、そして世界に目を向けた真理を追究する医師に大きく育ってほしいという願いを込めた企画です。
 講演時間:一時間・質疑応答:30分。講演では、ご自身のこれまでを自叙伝的に振り返って頂き、現在行っていること、今後行いたいこと、若い方に期待することなどを述べて頂く予定です。
 
今回の講師は、世界に通用する眼科サージャンの先駆けである出田秀尚先生(出田眼科)と、いまや世界に羽ばたいている日本を代表する眼科サージャンの門之園 一明先生(横浜市立大学教授)です。
 どなたでも参加できます。今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。

 

過去の「学問のすすめ」講演会プログラム
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「学問のすすめ」第9回講演会
   日時:2014年7月6日(日)  10時~13時 
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 
 「学問はしたくはないけれど・・」
    加藤 聡 (東京大学眼科准教授)
 「摩訶まか緑内障」
    木内 良明 (広島大学眼科教授)
 http://andonoburo.net/on/2951
 

「学問のすすめ」 第8回講演会
   日時:2012年9月15日(土) 15時~18時
   会場:済生会新潟第二病院  10階会議室A
 「疫学を基礎とした眼科学の展開」
    山下 英俊 (山形大学眼科教授、医学部長)
 「2型糖尿病の成因と治療戦略」
    門脇 孝(東京大学内科教授、日本糖尿病学会理事長)
 http://andonoburo.net/on/2423
 

「学問のすすめ」 第7回講演会
   日時:2012年6月10日(日) 9時~12時
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「遺伝性網膜変性疾患の分子遺伝学」
    中沢 満(弘前大学大学院医学研究科眼科学講座教授)
 「iPS細胞-基礎研究から臨床、産業へ」
    高橋 政代 (理化学研究所)
 http://andonoburo.net/on/2420
 

「学問のすすめ」 第6回講演会
   日時:2012年3月17日(土)15:00~18:00
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「糖尿病網膜症と全身状態
     どの位のHbA1cが何年位続けば網膜症は発症するのか?」
     廣瀬 晶 (東京女子医大糖尿病センター眼科)
 「私の歩いた一筋の道
   糖尿病と妊娠の分野を開拓しながら学んだ事」
     大森安恵 (海老名総合病院 糖尿病センター長)
          (東京女子医科大学名誉教授;内科)
 http://andonoburo.net/on/2411
 

「学問のすすめ」 第5回講演会
   日時:2011年10月29日(土)16時30分~19時30分
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「神経再生の最前線ー神経成長円錐の機能解明に向けてー」
    栂野 哲哉 (新潟大学)
 「私と緑内障」
    岩瀬 愛子 (たじみ岩瀬眼科)
 http://andonoburo.net/on/2407
 

「学問のすすめ」 第4回講演会
   日時:2011年6月12日(日) 9:00~12:00
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「経角膜電気刺激治療について」
      畑瀬哲尚 (新潟大学)
 「臨床研究における『運・鈍・根』」
     三宅養三 (愛知医大理事長 名古屋大学名誉教授)
 http://andonoburo.net/on/2404
 

「学問のすすめ」 第3回講演会
   日時:2011年4月2日(土)15時~18時
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「眼の恒常性の不思議 “Immune privilege” の謎を解く
  ―亡き恩師からのミッション」
    堀 純子 (日本医大眼科;准教授)
 「わがGlaucomatologyの歩みから」
    岩田 和雄 (新潟大学眼科;名誉教授)
 http://andonoburo.net/on/2397
 

「学問のすすめ」 第2回講演会
   日時:2010年10月9日(土)15時30分~18時30分
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「拡散強調MRIによる視神経軸索障害の定量的評価」
    植木 智志 (新潟大学眼科)
 「強度近視の臨床研究を通してのメッセージ
   ~clinical scientistを目指して」
    大野 京子(東京医科歯科大学眼科 准教授)
 http://andonoburo.net/on/2393
 

「学問のすすめ」 第1回講演会
   日時:2010年2月6日(土) 14時~17時
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「留学のススメ-留学を決めたワケと向こうでしてきたこと-
   (人工網膜、上脈絡膜腔刺激電極による網膜再構築、
   次世代の硝子体手術器機開発、
   マイクロバブルを使用した超音波治療などについて)」
    松岡 尚気 (新潟大学)
 「網膜・視神経疾患における神経保護治療のあり方は?
   -神経栄養因子とグルタミン酸毒性に注目して-」
    関 正明 (新潟大学)
  http://andonoburo.net/on/2391 

2015年7月28日

 日時:平成27年8月1日(土)
      開場;13時30分 研究会14時~18時
  会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 主催:済生会新潟第二病院眼科
  テーマ:「ロービジョンケアに携わる人達」
  会費無料・事前登録(受付は終了しました)

 済生会新潟第二病院眼科では、「新潟ロービジョン勉強会」を2001年4月に開始、2003年4月の第4回からは「新潟ロービジョン研究会」と改称し、これまで14年間で15回(2001年のみ2回開催)開催しています。
 第16回目となる「新潟ロービジョン研究会2015」の事前登録は、14都府県から80名を超す申し込みがあり、事前受付は終了致しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 尚、当日は、、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
  http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。

 注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『新潟ロービジョン研究会2015』 プログラム
 http://andonoburo.net/on/3728

14時~はじめに
 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医)

14時05分~特別講演
  座長:加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
  『世界各国と比べた日本のロービジョンケア』
    仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
   http://andonoburo.net/on/3638

15時~パネルディスカッション ~ 『ロービジョンケアに携わる人達』
  司会:安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医)
     仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
  1)眼科医が行うロービジョンケア
    加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
   http://andonoburo.net/on/3646

 2)NPOオアシスでやってきたこと、行っていること
    山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
   http://andonoburo.net/on/3657

 3)ロービジョンケアにおける視能訓練士の関わり
    西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院;視能訓練士)
   http://andonoburo.net/on/3661

 4)新潟盲学校が取り組む地域支援
     渡邉 信子 (新潟県立新潟盲学校;教諭)
   http://andonoburo.net/on/3669

 5)盲導犬とローヴィジョン
    多和田 悟 (公益財団法人:日本盲導犬協会 訓練事業本部長 常勤理事)
  http://andonoburo.net/on/3682

 6)後悔から始まった看護師によるロービジョンケア
    橋本 伸子(石川県;看護師)
   http://andonoburo.net/on/3696

 7)嬉しかったこと、役立ったこと (患者の立場から)
     大島 光芳 (上越市;視覚障がい者)
   http://andonoburo.net/on/3702

 
17時55分~おわりに
 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院 眼科部長)

18時~アジャーン(全員で会場片付け・自由討論)

 

2015年7月22日

演題:「人生いろいろ、コーチングもいろいろ 
    高次脳機能障害と向き合うこと、ピアノを教えること」
講師:立神粧子 (フェリス女学院大学教授)
  日時:平成27年8月5日(水)16:30~18:00
  場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

【講演抄録】
 Rusk研究所での夫の訓練が終わるとき、Ben-Yishay博士から「君たちが訓練に成功したのは、君たちが成熟した音楽家で、訓練ということの意味を理解していたからだ」と言われた。このことについて考えてみたい。

 脳損傷者の機能回復訓練において最も厄介なことは、人それぞれ歩んできた人生が違う、ということである。例えば臓器であれば、その機能は共通で発症後の経過を予測できるであろう。しかし脳の機能はその人固有の人生の学習の記憶によって成り立っている。神経回路のつながり方はAさんとBさんとでは全く異なるのである。

 認知の諸機能に問題が生じる脳損傷(高次脳機能障害)に対する訓練は、1日の流れを構造化した生活の中で地道に継続することが肝心である。短期記憶に問題が生じるので、新しいことを脳が学習することが難しくなる。認知機能不全によりできなくなったことができるようになるために、症状を分析、細分化し、環境を構造化し、ひとつひとつ達成感を感じながら練習→習得→習慣化の過程を経る必要がある。こうした過程は、楽器の習得などと共通点が多い。そして非常に重要な部分として、脳損傷者の機能の統合と再構築を助ける、専門家及び家族のコーチングの技術がある。

 コーチングは対象者の思考の過程を理解し、その人に合ったやり方、つまり目標を達成しやすい方法論を創造し、その人の能力を最適化することである。コーチは症状の理解とともに環境を整える手助けをする。そして、認知機能の働き方には順番があり、諸機能は連動し行き来する,という脳の作用を自覚することが大切である。神経心理ピラミッドは脳損傷にもピアノ教育にも有効なツールとなっている。 

【略 歴】
 1981年 東京芸術大学音楽学部卒業
 1984年 国際ロータリー財団奨学生として渡米
 1988年 シカゴ大学大学院修了(芸術学修士号)
 1991年 南カリフォルニア大学大学院修了(音楽芸術学博士号)
 2004-05年 NY大学医療センターRusk研究所にて脳損傷者の通院プログラムに参加。治療体験記を『総合リハビリテーション』(医学書院)に連載(2006年)。
 2010年 『前頭葉機能不全その先の戦略』(医学書院)
 現在:フェリス女学院大学音楽学部音楽芸術学科教授、音楽学部長、日本ピアノ教育連盟評議員、米国Pi Kappa Lambda会員。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
  http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
 日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
 場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
 http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/ 

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html 

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

================================================

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成27年9月9日(水)16:30~18:00
 第235回(15-09)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題:街歩きを通して考える社会の視覚障害者観と当事者の心理
  講師:清水美知子(フリーランスの歩行訓練士) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成27年10月10日(土)午後
 済生会新潟第二病院 眼科公開講座2015「治療とリハビリ」
 会場:済生会新潟第二病院10階会議室
 要:事前登録
 講演予定者
  五味文(住友病院)
  高橋政代(理研)
  立神粧子(フェリス女学院大学教授)
 http://andonoburo.net/on/3607
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

平成27年10月14日(水)16:30~18:00
 【目の愛護デー記念講演会 2015】 
 (第236回(15-10)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
 「ー眼を見つめて50年ー素晴らしい眼科学の進歩と医療現場における問題を顧みる」
 藤井 青(ふじい眼科) 

平成27年11月11日(水)16:30~18:00
 第237回(15-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  「臨床からの学び・発展・創造・実現」
  郷家和子(帝京大学) 

平成27年12月02日(水)16:30~18:00
 第238回(15-12)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
  田中正四 (胎内市) 

平成28年01月13日(水)16:30~18:00
 第239回(16-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
  演題未定
  上林明(新潟市)