記録 『シンポジウム:サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望』
2013年11月19日

記録 『シンポジウム:サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望』
 2013年10月12日 第14回 日本ロービジョン学会学術総会(倉敷) 

 近年の眼科医療の進展は著しいものがあります。今、必要とされている知識や技術は、3年と持ちません。ロービジョンケアの基本は、患者の望むこと・患者のニーズに沿うことが基本ですが、新しい医療の要求に応える(対応する)ことも求められます。こうした視点から、今回の「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」は、各専門分野のトップランナーが、疾患別にロービジョンケアを語ることを意図したシンポジウムです。各分野のリーダーに、眼疾患を治療する場合の最新の知見を述べて頂き、かつ各演者がロービジョンケアに期待することを語って頂きました。 

 ロービジョンケアは必要だとは認めるが、なんとなく敷居が高いと思っている眼科医が多いのではないでしょうか?ロービジョンケアは、決して一部の眼科医のみが関わる特殊な領域ではありません。眼科領域だけでは対処できない場合や、予定していた治療効果が得られない場合、患者が期待していた視機能が得られない場合等々、治療に携わるすべての眼科医が関わる分野です。 

 今回のシンポジストは、これまでロービジョン学会にあまり参加していない、多士済々な顔ぶれです(以下、敬称略)。網膜硝子体:門之園 一明(横浜市大医療センター)、 小児眼科:佐藤 美保(浜松医大)、神経眼科:若倉 雅登(井上眼科)、白内障・屈折:根岸 一乃(慶応大学)、再生医療:栗本 康夫(神戸市民中央病院)、精神的サポート:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)。ロービジョン学会では新鮮な、そして通常ではありえない面々のコラボです。

 各分野の専門家に「疾患ごとに求められるロービジョンケアのあるべき姿」を語って頂き、近い将来に必要となる新たなロービジョンケアの方向を模索してみることが本シンポジウムの命題でした。6名のシンポジストの講演要旨を、ここに記しました。何か感じて頂くことが一つでもあれば幸いです。

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シンポジウム「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」
 日 時:2013年10月12日(土) 16:20~17:50
 会 場:第1会場(倉敷市芸文館 1F ホール)
 司 会:安藤 伸朗 佐藤 美保
  網膜硝子体: 門之園 一明(横浜市大医療センター)
  小児眼科:  佐藤 美保(浜松医科大学)
  神経眼科:  若倉 雅登(井上眼科)
  白内障・屈折:根岸 一乃(慶應大学)
  再生医療:  栗本 康夫(神戸市民中央病院)
  サポート:  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
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1)『網膜硝子体手術とロービジョン』
   門之園 一明 (横浜市大医療センター)
 http://andonoburo.net/on/2306 

2)『小児眼科のロービジョンケア』
      佐藤 美保 (浜松医科大学)
 http://andonoburo.net/on/2287 

3)『神経眼科よりのロービジョンケア:視力、視野で語れない障害』
   若倉 雅登(井上眼科病院)
 http://andonoburo.net/on/2296 

4)『白内障・屈折のロービジョンケア』
 根岸 一乃 (慶應義塾大学医学部眼科学教室)
 http://andonoburo.net/on/2280 

5)『iPS細胞がもたらす網膜・視神経の再生医療とロービジョンケア』
   栗本 康夫(神戸市立医療センター中央市民病院、先端医療センター)
 http://andonoburo.net/on/2291 

6)『精神的サポートも「ロービジョンケア」』
  安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 http://andonoburo.net/on/2311