研究会/勉強会・告知

 

2013年11月29日

第214回(13‐12月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
  日時:平成25年12月11日(水)16:30 ~ 18:00 
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 
 演題:「見えない・見えにくいという現実とのつきあい方」
 講師:稲垣吉彦(有限会社アットイーズ 取締役社長;東京)

【抄録】
 私は、ぶどう膜炎原田病および続発性緑内障を患った視覚障害者です。原田病の発症から21年、緑内障を併発し視覚障害者手帳を手にしてから今年で18年の歳月が過ぎ去ろうとしています。緑内障については手術とその後の経過観察により安定した状態を保っているものの、原田病については、現在に至るまで幾度となく発作的な炎症を繰り返し、現在の視力は左目が指数弁、右目が光覚弁という状態です。 

 私はこれからも当面、この見えない・見えにくいという現実とつきあい続けることになると考えています。少なくとも、現代医学が目覚ましい進歩を遂げて、私の視力がある程度回復するまでは、好むと好まざるとにかかわらず、この現実から逃げることはできないと思っています。だとしたら、この現実とどのようにつきあったら、わずかでも快適に生活を送ることができるようになるのでしょう? 

 慢性化して元通りの回復が期待できない病気とどのようにつきあっていけばいいのか、医療機関や福祉施設などとどのようにつきあうのか、家族や古くからの仲間たち、また新たに知り合った仲間たちとどのようにつきあうのか、さらには見えない・見えにくさを補うための道具とどのようにつきあうのかなど、今回の講演では私自身の経験をお話しするとともに、みなさまと一緒に考える時間を共有できればと考えております。

【プロフィール】
 1964年 千葉県出身
 1988年 明治大学政治経済学部経済学科卒業。同年 株式会社京葉銀行入行
 1996年 ぶどう膜炎(原田氏病)および続発性緑内障により視覚障害2級となり同行を退職。同年、筑波技術短期大学情報処理学科入学
 1999年 同学を卒業し、株式会社ラビット入社
 2005年 会社都合により、同社退職
 2006年 有限会社アットイーズ設立。同年9月に著書『見えなくなってはじめに読む本』を出版
 2010年 国立大学法人 筑波技術大学 保健科学部情報システム学科 非常勤講師となり、現在に至る。

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。 

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

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【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成26年01月8日(水)16:30~18:00
  「大震災でつかめない大多数の視覚障害者への強いこだわり
   〜 一人の中途失明者に何もできず落ちこんで50年」

     加藤俊和(社福:日本盲人福祉委員会 災害支援担当) 

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
  「黄斑変性患者になって18年
   〜治療の日々のこと、そして今見え難さと闘いながら」

     関 恒子 (松本市) 

 平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00 
  「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
     吉嶺 文俊( 新潟大学大学院 医歯学総合研究科 
            総合地域医療学講座 特任准教授) 

 平成26年4月9日(水)16:30~18:00
  「視覚障害とゲームとQOLと…」
     前田 義信 (新潟大学工学部福祉人間工学科) 

 平成26年5月14日(水)16:30~18:00
   演題未定
 
     松田和子(ひかりの森;埼玉県越谷市)

2013年10月29日

案内:第213回(13‐11月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
 演題:「夢について」
 講師:櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)
  日時:平成25年11月13日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来  

【抄録】
 「夢」は不思議な現象です。「眠る」ということは、心臓や呼吸や胃腸など、身体の生きていくのに必要な生物的な部分以外は自然に動いていますが、見たり聴いたりすることや考えたり判断する、という精神の働き、つまり意識がはっきりとしていない状態に、一過性になることです。「夢」はこうした「眠り」の状態の中で、不可思議な映像を眠っているはずの脳に映し出し、見る人を驚かせたり、泣かせたり、楽しませたりする訳です。 

 この不思議な現象の「夢」が、眠りの中で生じるのかは現代医学でも分かっていません。分かっているのは、人間には、多分人類発生の頃より「夢」をみていたに違いない、という事実です。このことは、人間、というより動物が、何故眠らなければならないのかが分かっていないのと同じです。 

 ただ現代では、眠っている時も脳は完全に休息しているのではなく、「夢」という現象で休むことは無く働いていて、しかも人間を含む動物にとって必要だからこそ、そのような現象があるのだ、と考えられるようになりました。

 このことは「脳波」という脳の細胞の働きで生じる微量な電気的変動を観測できる機械が発明され、成人では約70分の「ノンレム期」とそれに引き続く約20分の「レム期」という2種類で合成された「眠り」の状態が、一晩に5回ほど繰り返されていて、しかもこの「レム期」で「夢」の殆どが見られている、ということが分かってからです。

 当日は、この「夢」の現象を、古代ではどのように考えていたかを「源氏物語」を例にして紹介し、近代の「夢分析」という治療法に触れ、同時に現代の脳科学からみた「夢」の実態についての仮説について、お話ししようと思います。

【略歴】
 1936年(昭和11)1月 新潟県地蔵堂町(現燕市)に生まれる。
 1964年(昭和39)新潟大学医学部卒業、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室にて精神医学、心身医学を研鑽
 1969年(昭和44)10月、新潟大学医学部に勤務
 1998年(平成10)日本心身医学会総会(新潟)会長
 2001年(平成13)新潟大学医学部保健学科定年退職
       同年 新潟医療福祉大学に勤務
 2007年(平成19)河渡病院精神科デイケア棟勤務
    現在に至る

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。 ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。 

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html 

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年12月11日(水)16:30~18:00
  「見えない・見えにくいという現実とのつきあい方」
    稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ;取締役社長) 

 平成26年01月8日(水)16:30~18:00
  「大震災でつかめない大多数の視覚障害者への強いこだわり
        ~ 一人の中途失明者に何もできず落ちこんで50年」
    加藤 俊和(社福:日本盲人福祉委員会 災害支援担当) 

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
   演題未定
    関 恒子 (松本市) 

 平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00 
  「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
    吉嶺 文俊(新潟大学大学院 医歯学総合研究科総合地域医療学講座 
          特任准教授)

2013年10月5日

『第14回 越後眼科研究会』  案内
  日時:平成25年10月19日(土)17:00~19:30

  場所:チサンホテル&コンファランスセンター(越後東の間)
     新潟市中央区笹口 1-1 ℡:025-240-1111(代表)
  会費:1,000円

  新潟県の眼科勤務医が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。 

 今回は、極小切開である27G硝子体手術の開発者で、国内はおろか海外でも難治な症例を手術している超多忙な大島佑介先生(西葛西 井上眼科病院)をお招きして、開催致します。最新の硝子体手術関係のテクニックを拝見できるものと期待しています。一般演題も新潟県内から4題集まりました。どの演題も熱い討論が期待できます。 

 病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師など多くの方々に参加して頂きたいと存じます。フランクな会でありますので、万障お繰り合わせの上、お気軽にお出かけ下されば幸いと存じます。

 

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 『第14回 越後眼科研究会』 プログラム 

17:00~ 一般演題     座長:橋本 薫(長岡赤十字病院眼科)
                  (講演10分.質疑5分)

1)アイファガン点眼液0.1%について
  ○千寿製薬株式会社 

2) 術中に腫瘍だと判明した急性涙嚢炎の1例
  ○橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
 症例は79歳女性。近医で急性涙嚢炎として複数回排膿処置を施行されていた。手術目的に当科紹介受診され、涙嚢摘出術を施行した。切開直後に充実性の組織を認め、腫瘍除去術を施行した。術後の病理検査で上顎洞癌由来のSCCと診断された。急性涙嚢炎でも術前のCT検査は必要であると思われた。

3) 網膜色素変性症のOCT所見
  ○安藤伸朗、大矢佳美、中村裕介(済生会新潟第二病院)
 網膜色素変性の治療については、人工網膜や再生医療、遺伝子治療などが話題になっているが実用化には、まだ数年あるいは数十年かかりそうである。現在臨床の現場では、白内障手術や黄斑浮腫など克服できる課題がある。今回は特にOCT所見を中心に臨床現場での問題を掘り下げる。 

4) 硝子体手術に至った網膜血管腫の1例
  ○ 村上健治(新潟市民病院)
 症例は15歳女性、網膜血管腫を伴う網膜剥離の診断で当科を紹介されて受診した。流入血管および血管腫本体に光凝固を施行し病勢は鎮静化したが徐々に黄斑上膜が出現し再び視力低下を来したため硝子体手術を施行し た。黄斑上膜が出現した場合は早期の硝子体手術が望ましい。 

5) 白内障手術術後合併症に対する網膜硝子体治療
  ○吉澤豊久(三条眼科)
 白内障手術には術中の核落下、眼内レンズ破損などに加えて、術後黄斑浮腫などの合併症がある。今回、術後に増悪したMPPE、網膜硝子体牽引症候 群により黄斑浮腫が悪化した2例を経験したので報告する。MPPEに対しては ranibizumabの硝子体注射、硝子体網膜牽引に対しては硝子体手術により視機能を改善させた。術後合 併症の原因・発症機序を見極め、それに応じた対処法を行うことが重要である。 

 (コーヒーブレーク) 

18:30~ 特別講演  座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)

 『重症増殖糖尿病網膜症に対する外科的治療のアップデート:小切開硝子体手術の進化と補助薬剤ベバシズマブの功罪』
  大島 佑介(西葛西 井上眼科病院)

 

尚、講演会終了後、19:30より情報交換会を予定しております。

 

【越後眼科研究会世話人】
 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院:当番幹事) 村上 健治(新潟市民病院) 
 鈴木 恵子(新潟県立吉田病院) 橋本 薫(長岡赤十字病院)
 福島 淳志(長岡中央綜合病院)

 

【共催】 越後眼科研究会  千寿製薬株式会社

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【特別講演 抄録】

『重症増殖糖尿病網膜症に対する外科的治療のアップデート:小切開硝子体手術の進化と補助薬剤ベバシズマブの功罪』

 大島佑介(西葛西・井上眼科病院) 

 血管内皮増殖因子(VEGF)は増殖糖尿病網膜症などの虚血性網膜疾患における病態進行(眼内血管新生ならびに血管透過性亢進)にかかわる重要な生理活性タンパクであることが1994年にAielloらのグループによって初めて報告されて以来、眼内血管新生に対する種々の分子標的治療(抗VEGF療法)が考案され、今や実際の日常臨床の場において様々な疾患でその効果が試みられている。

 とりわけ、増殖糖尿病網膜症に合併するもっとも重篤な病態である血管新生緑内障(NVG)ならびに牽引性網膜剥離(TRD)に対する抗VEGF抗体(bevacizumab)の硝子体内投与(IVB)は、虹彩や網膜の新生血管の退縮や黄斑浮腫の軽減に著効を示し、しかも即効性であることが最大の魅力であり、まるで魔法の治療法が如く期待されていた。

 しかし、虚血性変化によるVEGFの分泌亢進を根本的に断ち切らない限り、IVB単独だけではNVGの病態進行や再燃を免れることはできないことが次第にわかってきた。さらにはTRDに対する手術の補助薬剤として用いるIVBであっても、これまで経験しないような合併症を経験することが新たに確認された。IVBは従来の網膜光凝固や手術治療とうまく組み合わせることで、より低侵襲な治療を実現できる可能性がある一方で、眼科領域においての使用がoff-labelであるだけに、生理活性として神経保護作用も有するVEGFに対する過剰抑制がもたらす危険性も十分に認識する必要性があると考えられる。 

 本口演では、NVGならびにTRDに対するIVB併用療法の利点と注意点を解説し、IVB前後の前房水VEGFの濃度変化に基づいて考察したbevacizumabの適正投与について私見を述べたい。さらにはTRDに対する治療の基本である硝子体手術における結膜を温存する小切開手術システムの意義とその開発の最先端について紹介したい。 

【略歴】
 1992 大阪大学医学部・卒業  大阪大学医学部眼科学教室・入局
 1993 多根記念眼科病院
 1995 淀川キリスト教病院眼科
 1997 大阪労災病院眼科
 1999 大阪大学大学院医学系研究科臓器制御学専攻(博士課程)
 2003 大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室・助手
 2010 大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室・講師
 2012 中国南開大学医学院・客員教授
 2013 西葛西井上眼科病院・副院長
    京都府立医科大学および近畿大学医学部眼科・客員講師 

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 *越後眼科研究会事務局**************
 950-1104 新潟市西区寺地280-7
 済生会新潟第二病院眼科
  安藤 伸朗  Noburo Ando,MD
    phone 025-233-6161
    Fax  025-233-6220
   e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
 ***********************************

 

 

2013年9月30日

第14回 日本ロービジョン学会学術総会
シンポジウム2「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」
  ■登壇日時:2013年10月12日(土) 16:20~17:50

  ■会  場:第1会場(倉敷市芸文館 1F ホール)
  ■司  会:安藤 伸朗   済生会新潟第二病院
        佐藤 美保   浜松医大
  ■演  者: 門之園 一明   横浜市大医療センター
         佐藤 美保   浜松医大
         若倉 雅登   井上眼科
         根岸 一乃   慶應義塾大学医学部 眼科学教室
         栗本 康夫   神戸市民中央病院
         安藤 伸朗   済生会新潟第二病院                       

 【オーガナイザー挨拶】
                
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
     佐藤 美保 (浜松医科大学医学部病院教授
 近年の眼科医療の進展は著しいものがある。今、必要とされている知識や技術は、3年と持たない。ロービジョンケアはもちろん、患者の望むこと・患者のニーズに沿うことが基本であるが、新しい医療の要求に応える(対応する)ことも求められる。こうした視点から、今回の「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」は、各専門分野のトップランナーが、疾患別にロービジョンケアを語ることを意図したシンポジウムである。 

 各分野のリーダーに、眼疾患を治療する場合の最新の知見を述べて頂き、かつ各演者がロービジョンケアに期待することを語って頂く予定である。

 ロービジョンケアは必要だとは認めるが、なんとなく敷居が高いと思っている眼科医が多いのではないだろうか?ロービジョンケアは、決して一部の眼科医のみが関わる特殊な領域ではない。予定していた治療効果が得られない場合や、患者が期待していた視機能が得られない場合、治療に携わるすべての眼科医が関わる分野である。

 今回のシンポジストは、これまでロービジョン学会にあまり参加していない、多士済々な顔ぶれである(以下、敬称略)。網膜硝子体は、門之園 一明(横浜市大医療センター)、 小児眼科は、佐藤 美保(浜松医大)、神経眼科は、若倉 雅登(井上眼科)、白内障・屈折は、根岸 一乃(慶応大学)、再生医療は、栗本 康夫(神戸市民中央病院)、精神的サポートは、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)。本学会では新鮮な、そして通常ではありえない面々のコラボである。

 各分野の専門家に「疾患ごとに求められるロービジョンケアのあるべき姿」を語って頂き、近い将来に必要となる新たなロービジョンケアの方向を模索してみたい。トップランナーが何を語るか?どんなシンポジウムになるか?今から楽しみである。多くの方々の参加を期待している。

 

1)網膜硝子体とロービジョン 
  
門之園 一明 (横浜市立大学医療センター 眼科教授)
 
網膜硝子体手術は近年急速に進歩し、多くの疾患の視機能を救うことができるようになった。いうまでもなく、現在では、視機能障害を改善することのできる重要な治療手段のひとつである。一般に網膜硝子体手術には術前後を含めて多くの時間を労力を費やすため、術者は網膜の形態学的な改善と視力の向上を以って、治療の成功を決める傾向が強い。


 しかし、重度な増殖硝子体網膜症を仮に首尾よく治療できたとして、患者にとってその視機能が満足の行くものでなければ、治療は術者の満足のみに陥ることになるだろう。患者と医師の間に治療の理解と満足度の隔たりのある限り、なかなか本来の治療は生まれないであろうし、少なくとも我々はその溝を少なくする必要がある。また、これは、広い意味で周術期管理といえる。

 網膜硝子体術者は、難しい疾患と向き合う頻度が高く、いつもこの課題を背負っているため、精神的なストレスの多い仕事である。このため、多くの術者はこれまで、自分なりのやり方でそれなり対応をするか、あまり術後のフォローに関心を示さないように演じて来ることで、対応してきたのではないであろうか。

 ロービジョン学は、近年非常に進歩し低視力患者に貢献している。現在では、術後の患者の抱える問題点を解決する唯一の手段をなっているにもかかわらず、残念ながらロービジョンを理解し、これを応用する網膜硝子体術者は少ない。具体的な視機能向上のための装具や治療器具を含め、心理的なサポートの方法など、ロービジョン治療学の中には、網膜疾患患者へ応用できる知識が多く含まれている。

 これからの網膜硝子体術者は、その手術技量を向上させるだけでなく、術後に否応なく訪れる可能性のある不完全な視機能に対して、ロービジョンを手術後管理に積極的に取り入れる傾向が強くなるであろう。また、これは中枢神経組織を扱う網膜外科の本来の健全なあり方である。

【略歴】
 1988年 横浜市立大学医学部卒業

 2000年 横浜市立大学医学部眼科講師
 2005年 横浜市立大学市民総合医療センター眼科准教授
 2007年 横浜市立大学市民総合医療センター眼科教授
  現在に至る

 

2)小児眼科
 
 佐藤美保(浜松医科大学医学部病院教授)

小児眼科外来は、小児の良好な視力発達を目標として治療を行っているが、重度の先天性眼疾患をもって生まれた児や、未熟児網膜症などで、改善の期待できない重度の視覚障害をもつ児に対して、その家族も含めたロービジョンケアを行うことは重要な役目である。

 浜松医科大学付属病院では視覚障害のある小児を対象とした療育相談を行っている。そのなかでも3歳以下を早期療育相談として、視覚支援校と早期に繋がりをもたせる試みを行っている。早期療育相談の流れは、重篤な視力障害を持つ乳幼児が受診した場合に、院内早期療育相談の存在を養育者に伝える。養育者が相談を希望した場合には、ロービジョン外来担当の視能訓練士が窓口となって、視覚支援校の乳幼児発達支援指導員と連絡をとる。
 

 院内早期療育相談は、視覚支援校の教員が大学病院の外来を訪問する。初めに眼科医、視能訓練士が同席して、病状を保護者と教員に説明するとともに児の眼症状をいっしょに確認する。その後、教員が乳幼児の行動を観察しながら、育児支援、発達支援、情報提供などを保護者に対して行う。院内早期療育相談終了後、保護者からの希望があれば視覚支援校を訪問しての教育相談に繋げていく。

 低視力の原因は、黄斑低形成、未熟児網膜症、第一次硝子体過形成遺残、眼白子症、先天白内障 先天小瞳孔、視神経異常、網膜色素変性症、緑内障 強角膜症などである。視力は0.1以上のものもいたが、ほとんどは0.1以下であった。そして、相談を受けた養育者の多くは、引き続き視覚支援校との連絡をとり視覚支援校幼稚部への進学を選択するものが多くみられた。

 生まれてきたばかりの赤ちゃんが、生涯視力に問題を抱えていきていくという事実を受けいれることは容易なことではない。医師の役目は正しい診断をくだし、治療可能なものにたいしては全力で治療にあたるが、そうでない場合には予後を判断したうえで正直に事実を伝えることである。予後の判断が即座にできない疾患に関しては継続的なフォローをしながら必要な情報を提供していく。ときには悲観的な説明ばかりではなく、児が成人となる20年後の未来の医療への希望へとつなぐ説明を行うことも必要である。養育者は子育てに悩みながら相談できる場所をさがしているため、早期療育相談を通して医療と教育、福祉をうまくつないでいくことが重要と考える。

【略歴】
 1986年              名古屋大学医学部卒業

 1992年              名古屋大学医学部大学院外科系眼科学満了
 1992年              学位取得
 1993年              名古屋大学眼科学助手
 1993年9月-  米国Indiana 大学小児眼科斜視部門留学
  1995年3月 
 1997年7月        名古屋大学眼科学講師
 2002年7月  浜松医科大学医学部眼科学助教授(准教授)  
 2011年1月1日 浜松医科大学医学部病院教授
   現在に至る

 

3)神経眼科より        
  
若倉 雅登 (済安堂 井上眼科病院 名誉院長)

 神経眼科の臨床においては、視神経症やさまざまな中枢性疾患により、不可逆的に視覚が障害されたり、視覚が快適に利用できない状態に対して、医療者としてどのように対応すべきかは残された大きな問題である。これまでの日本の臨床医学は診断、治療までが医師の業務で、その先に存在すべきマネージメント、医療ケアを行うマインドに欠けていた。臨床に時間的、経済的制約があるとはいえ、卒然卒後教育にそのような視点がなかったことがその要因であろう。

 神経眼科領域に限ったことではないが、眼科臨床においては、慢性進行性疾患はもとより、急性疾患でも不可逆的変化が生じ、視覚障害や不都合が生涯残る症例に少なからず遭遇する。こうした場合のケアとしては、患者の不都合や不満を実感的に十分傾聴し、それを理解し、障害を抱えた状態で生きる患者の今後に、何らかの指針を与えられるのが理想ではある。しかし、そこまで医師に心理学者、哲学者、宗教家であることを求めるのは無理がある。

 眼科学的に今の障害の状態がどうして生じているのか、丁寧に平易な言葉で説明することが、眼科医としてできるすべてではないかと私は考える。その上で、精神医学の手法を応用して、認知行動療法を試みることで、患者自身が現状把握、受け入れ、前進という過程を踏むことができる場合がある。これは、心療眼科の大事な役割のひとつである。

 以上の過程を円滑に進めるために、同症者とその家族で構成する「患者友の会」はしばしば非常に有効な手段になる。私は、「眼瞼・顔面痙攣患者友の会」や「レーベル病患者友の会」、また当院の視覚障害者の十数人で構成される「ボネの会」の設立を支援してきた。ここでは、患者同士が自身の不都合や体験を遠慮なく口にできる(一般社会で彼らがそれを口にすることは非常に少ない、一般に家族にはうるさがられ、社会では無視や差別の原因になるからである)。同症者の状況を知ることで、孤独感、特殊感の軽減、解消にも役立つ。さらに、互いに情報交換することの意義もある。私が関わったこうした患者友の会の状況について、設立に至る経緯と、実際の成果についても時間があれば報告したい。

【略歴】
 1976年3月 北里大医学部卒
 1980年3月 同 大学院博士課程終了
 1986年2月 グラスゴー大学シニア研究員
 1991年1月 北里大医学部助教授
 1999年1月 医)済安堂 井上眼科病院 副院長
 2002年1月 医)済安堂 井上眼科病院 院長
 2010年11月 北里大学医学部 客員教授 (現在に至る)
 2012年4月 医)済安堂 井上眼科病院 名誉院長 

 

4)白内障・屈折  
    根岸 一乃 (慶應義塾大学医学部眼科学教室)

 一般に白内障および屈折矯正手術は、視力の改善が期待できるものに行われ、それ以外は適応外であるとされる。ロービジョン患者に関しては、患者が手術を希望しても「適応なし」として放置される場合もしばしばであり、これは「視力予後」という観点から見れば正しい判断だといえる。

 しかしながら、近年、白内障および屈折矯正手術は患者のQuality of Life(QOL)に大きく関与することがわかってきている。たとえば、白内障手術を行うと歩行速度が速くなり、睡眠の質が改善し、ひいては寿命の延長につながる可能性もある。

 本講演では、主として白内障手術が患者のQOLに及ぼす影響について自験例のデータを示し、ロービジョン患者における白内障および屈折矯正の治療の意義について検討する。

【利益相反公表基準:該当】無
【略歴】
 1988年 慶應義塾大学医学部卒業・同眼科学教室入局
 1995年 国立埼玉病院眼科医長
 1998年 東京電力病院眼科科長
 1999年 慶應義塾大学眼科学教室講師(兼任)
 2001年 慶應義塾大学眼科学教室専任講師
 2007年 慶應義塾大学眼科学教室准教授、
    現在に至る。 

 

5)iPS細胞がもたらす網膜・視神経の再生医療とロービジョンケア
  
栗本康夫(神戸市立医療センター中央市民病院、先端医療センター)

 長年にわたって、成熟した哺乳類の中枢神経はひとたび細胞死や軸索の切断をきたすと再生することはないと信じられてきた。眼科領域においても、中枢神経系に属する網膜および視神経は再生しないと信じられ、再生医療は夢の話であった。しかし、近年の神経科学および幹細胞研究の長足の進歩により、中枢神経の再生医療が現実のものになろうとしている。

 人工多能性幹(iPS)細胞研究で世界をリードする我が国は網膜再生医療で世界の先陣を切って臨床応用が進む可能性があり、既に我々は滲出型加齢黄斑変性に対するiPS 細胞由来の網膜色素上皮シートの臨床研究の実施を開始した。

 網膜の再生医療はロービジョンケアにも大きな変革をもたらす可能性がある。従来、ロービジョンケアとは、著しく障害された視機能が医学生理学的に回復を見込めない患者に対して行われるケアであり、基本的には患者の視機能は良くても現状維持、しばしば低下していくことを念頭におかねばならなかった。ところが、網膜の再生医療を施行された患者では、治療により視機能の改善も期待できる。

 残された視機能をいかに活用して生活機能を向上させるかがロービジョンケアであったのが、残された視機能そのものが向上していく可能性があるわけである。これはロービジョンケアのパラダイムチェンジと言えるかもしれないし、新たな視能訓練分野の創成に繫がるのかもしれない。ただし、網膜再生医療はまだこれから第一歩を踏み出すところであり、当初はめざましい視機能の改善を期待できるものではない。本講演では、黎明期にある網膜再生医療とロービジョンケアの近未来の展望について考えたい。

【略 歴】
 1986年 京都大学医学部卒業、同眼科学教室入局
 1988年 京都大学大学院医学研究科
 1992年 国立京都病院眼科医師
 1993年 神戸市立中央市民病院眼科副医長
 1997年 信州大学医学部眼科講師
 2000年 ハーバード大学博士研究員
 2002年 信州大学医学部眼科助教授
 2003年 神戸市立中央市民病院眼科部長代行、
     先端医療センター視覚機能再生研究チームディレクター (兼任)
 2006年 神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長、京都大学臨床教授(兼任)
 2008年 先端医療センター病院眼科客員部長(兼任)
 2011年 先端医療センター病院眼科統括部長(兼任)
 2013年 神戸大学臨床教授(兼任)

 

 患者・家族の精神的サポート
   安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

 医者は「治す」ことを目指し、患者は「治る」ことを期待する。しかしすべての医師が「ブラックジャック」ではない。眼科医は、患者が治療後に視機能が回復している時は、喜びを共有できる至福な時を享受するが(日常的になり過ぎて麻痺している場合もある)、一方で重篤な症例の場合は、なかなか視機能が向上せず、忸怩たる思いで悩む。

 最大限の治療をしても結果が伴わないとき(患者が望む結果でなかった場合)、最も必要なのは精神的サポート(こころのケア)である。患者のみならず、家族に対するケアも大事である。よく医師と患者は、「疾病」という共通の敵に対して立ち向かうパートナーだと言われるが、それは治療が上手く行った時には当てはまるが、そうでない場合は、ともに「敗者」となってしまい、いい関係を保つことは困難となる場合が多い。

「治療」は医師の誇らしい仕事、「ロービジョンケア」は敗戦処理なのだろうか?私は、すべての眼科医にとってロービジョンケアの理解と精神的サポートが必要だと言いたい。最大限治療しても患者が満足できない視機能に留まった時は、ロービジョンケアの専門医に、その後の対応を委ねよう。保有視機能を活用することにより、患者の生活の質を向上させることが出来る可能性があるからである。

「医学的に良いこと」(網膜剥離が復位する、視力がよくなる、眼圧が下がる、視野が回復する、、、など)を目指して、眼科医は頑張る。ただ、医学的に良くなることが、患者本人が最も望むものであるとは限らない。患者は疾患を持っているが、それ以上に一人のヒトとして生きている。

 病気が深刻であればあるほど患者は医師を頼り、医師は必然的に患者の人生に深い関わりを持つようになる。患者の不安を取り除くことができるのは、医師のメスばかりではない。医師が、患者の心理や問題点を認識し理解することが、患者側と医療者側のより良い関係を築く礎になる。そのためにも私たちは、患者との心のこもった会話を欠かすことはできない。

【略 歴】 安藤 伸朗(あんどう のぶろう)
 1977年3月 新潟大学医学部卒業
 1979年1月 浜松聖隷病院勤務(1年6ヶ月)
 1987年2月 新潟大学医学部講師
 1991年7月 米国Duke大学留学(1年間)
 1992年7月 新潟大学医学部講師(復職)
 1996年2月 済生会新潟第二病院眼科部長
 2004年4月 済生会新潟第二病院第4診療部長
  現在に至る

 2011年12月 第17回日本糖尿病眼学会総会(東京国際フォーラム) 会長
 2013年  6月 第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会(新潟)大会長

 

2013年9月25日

シンポジウム「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」
 日時:2013年10月12日(土)16:20~17:50     
 会場:第1会場(倉敷市芸文館 メインホール)
 オーガナイザー: 安藤伸朗(済生会新潟第二病院) 佐藤美保(浜松医大)
1)網膜硝子体とロービジョン 門之園一明(横浜市大医療センター)  
2)小児眼科            佐藤美保 (浜松医科大学)  
3)神経眼科より           若倉雅登 (井上眼科)  
4)白内障・屈折             根岸一乃 (慶応大学)  
5)iPS細胞がもたらす網膜・視神経の再生医療とロービジョンケア
                  栗本康夫 (神戸市民中央病院)  
6)患者・家族の精神的サポート 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)

 10月11日-13日倉敷で行われる第14回日本ロービジョン学会にて、眼科各分野のエキスパートが集い、それぞれの立場でロービジョンケアを語るシンポジウム『サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望』を開催します。  
 本シンポジウムで、各演者が何を語るのか、どんなことが話題になり議論されるか、期待してご参集下さい。    

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 近年の眼科医療の進展は著しいものがある。今、必要とされている知識や技術は、3年と持たない。ロービジョンケアはもちろん、患者の望むこと・患者のニーズに沿うことが基本であるが、新しい医療の要求に応える(対応する)ことも求められる。こうした視点から、今回の「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」は、各専門分野のトップランナーが、疾患別にロービジョンケアを語ることを意図したシンポジウムである。 

 各分野のリーダーに、眼疾患を治療する場合の最新の知見を述べて頂き、かつ各演者がロービジョンケアに期待することを語って頂く予定である。

 ロービジョンケアは必要だとは認めるが、なんとなく敷居が高いと思っている眼科医が多いのではないだろうか?ロービジョンケアは、決して一部の眼科医のみが関わる特殊な領域ではない。予定していた治療効果が得られない場合や、患者が期待していた視機能が得られない場合、治療に携わるすべての眼科医が関わる分野である。

 今回のシンポジストは、これまでロービジョン学会にあまり参加していない、多士済々な顔ぶれである(以下、敬称略)。網膜硝子体は、門之園 一明(横浜市大医療センター)、 小児眼科は、佐藤 美保(浜松医大)、神経眼科は、若倉 雅登(井上眼科)、白内障・屈折は、根岸 一乃(慶応大学)、再生医療は、栗本 康夫(神戸市民中央病院)、精神的サポートは、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)、、、、、本学会では新鮮な、そして通常ではありえない面々のコラボである。

 各分野の専門家に「疾患ごとに求められるロービジョンケアのあるべき姿」を語って頂き、近い将来に必要となる新たなロービジョンケアの方向を模索してみたい。トップランナーが何を語るか?どんなシンポジウムになるか?今から楽しみである。多くの方々の参加を期待している。
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  第14回日本ロービジョン学会学術総会
  http://kurashiki.jslrr.org/     
 会期 2013年10月11日(金)~13日(日)     
 会場 倉敷市芸文館(〒700-0046 岡山県倉敷市中央1-18-1)     
 会長 田淵昭雄(川崎医療福祉大学 医療技術学部 感覚矯正学科 教授)

(文責:安藤伸朗)