研究会/勉強会・告知

 

2014年5月4日

 「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問そして臨床に励んでもらおうと始めました。
 講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。
 どなたでも参加できます。第9回講演会を予定しました。今のうちにカレンダーへのチェックをお願いします。


「学問のすすめ」 第9回講演会
  「摩訶まか緑内障」
 
   木内良明(広島大学眼科教授) 
 
「学問はしたくはないけれど・・・」
 
   加藤 聡(東京大学眼科准教授)
 日時:2014年7月6日(日) 10時~13時
 会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 主催:済生会新潟第二病院 眼科
 講演時間1時間、質疑応答30分 

 

 

@「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の意味
 福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通りです。 「人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」

 

参考までに
過去の「学問のすすめ」講演会プログラム
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「学問のすすめ」 第8回講演会
   日時:2012年9月15日(土) 15時~18時
   会場:済生会新潟第二病院  10階会議室A
 「疫学を基礎とした眼科学の展開」
    山下 英俊 (山形大学眼科教授、医学部長)
 「2型糖尿病の成因と治療戦略」
    門脇 孝(東京大学内科教授、日本糖尿病学会理事長)
 http://andonoburo.net/on/2423
 

「学問のすすめ」 第7回講演会
   日時:2012年6月10日(日) 9時~12時
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「遺伝性網膜変性疾患の分子遺伝学」
    中沢 満(弘前大学大学院医学研究科眼科学講座教授)
 「iPS細胞-基礎研究から臨床、産業へ」
    高橋 政代 (理化学研究所)
 http://andonoburo.net/on/2420

 
「学問のすすめ」 第6回講演会
   日時:2012年3月17日(土)15:00~18:00
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「糖尿病網膜症と全身状態
   
 どの位のHbA1cが何年位続けば網膜症は発症するのか?」
     廣瀬 晶 (東京女子医大糖尿病センター眼科)
 「私の歩いた一筋の道
   糖尿病と妊娠の分野を開拓しながら学んだ事」
     大森安恵 (海老名総合病院 糖尿病センター長)
          (東京女子医科大学名誉教授;内科)
 http://andonoburo.net/on/2411

「学問のすすめ」 第5回講演会 
   日時:2011年10月29日(土)16時30分~19時30分
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「神経再生の最前線ー神経成長円錐の機能解明に向けてー」
    栂野 哲哉 (新潟大学)
 「私と緑内障」 
    岩瀬 愛子 (たじみ岩瀬眼科)
 http://andonoburo.net/on/2407

 

「学問のすすめ」 第4回講演会
   日時:2011年6月12日(日) 9:00~12:00
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「経角膜電気刺激治療について」
      畑瀬哲尚 (新潟大学)
 「臨床研究における『運・鈍・根』」
     三宅養三 (愛知医大理事長 名古屋大学名誉教授)
 http://andonoburo.net/on/2404

「学問のすすめ」 第3回講演会
   日時:2011年4月2日(土)15時~18時
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「眼の恒常性の不思議 “Immune privilege” の謎を解く
  ―亡き恩師からのミッション」
    堀 純子 (日本医大眼科;准教授)
 「わがGlaucomatologyの歩みから」
    岩田 和雄 (新潟大学眼科;名誉教授)
 http://andonoburo.net/on/2397

「学問のすすめ」 第2回講演会
   日時:2010年10月9日(土)15時30分~18時30分
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「拡散強調MRIによる視神経軸索障害の定量的評価」
    植木 智志 (新潟大学眼科)
 「強度近視の臨床研究を通してのメッセージ
   ~clinical scientistを目指して」
    大野 京子(東京医科歯科大学眼科 准教授)
 http://andonoburo.net/on/2393

「学問のすすめ」 第1回講演会
   日時:2010年2月6日(土) 14時~17時
   場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
 「留学のススメ-留学を決めたワケと向こうでしてきたこと-
   (人工網膜、上脈絡膜腔刺激電極による網膜再構築、
   次世代の硝子体手術器機開発、
   マイクロバブルを使用した超音波治療などについて)」
    松岡 尚気 (新潟大学)
 「網膜・視神経疾患における神経保護治療のあり方は?
   -神経栄養因子とグルタミン酸毒性に注目して-」
    関 正明 (新潟大学)
  http://andonoburo.net/on/2391

2014年5月2日

案内:第219回(14‐05月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
 演題:「視覚障がい者支援センター・ひかりの森」の過去・現在・未来
         ~地域生活支援の拠点として~
 講師:松田和子(NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長)
  日時:平成26年5月14日(水)16:30 ~ 18:00 
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来

【講演抄録】
 私達は、平成17年4月ついに拠点を得る事が出来ました。視覚障がい者主体のデイケア施設ひかりの森の開設は話題になりましたが、活動室には古い机と数点の福祉機器があるだけで当所はたっぷりの時間をどう使って良いのか分かりませんでした。まず、とにかく始めた歩行訓練は、商店街の注目を集め、駅周辺のバリアフリー化が一気に進み、大きな動きとなりました。当事者のニーズに合わせた活動プログラムに取り組みながらも、手探りと手応えを繰り返しながらの開拓期でした。

 開所から5年後私達は、NPO法人 視覚障がい者支援協会を立ち上げ、ひかりの森は地域活動支援センターに移行しました。自立と生活訓練に加え、授産や地域交流へと活動は拡大し、地域ネットとの連携プレイが必要となりました。地域での就労支援やロービジョンのアピール、フェアやサロンなどと利用者の地域デビューの場が増えました。光の道標となる様、情報発信や相談支援も行っています。また、国リハや関連施設を希望する当事者の方にも体験者として受入れをし、中間施設としての役割も担っています。

 ひかりの森は、未来に向けて常に行動し、地域福祉の担い手としても認知されて来ました。ロービジョンへの理解と啓発も拡がり、街作りや職場開拓にも貢献出来ています。これらの活動を通し一人ひとりの当事者への生活支援があると実感しています。

 たとえ障がいがあっても、生活基盤であるコミュニティに参加出来る力を付ける拠点が、全国に拡がる事を望みながら、明日への発信を続けて行きます。


【略歴】
 松田和子(NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長)
 1995年 JRPS埼玉支部の立ち上げに関り、副会長
 1996年 網膜色素変性症と事故により殆どの視力を失う
 2001年 ロービジョン友の会アリスの設立 会長
 2006年 身体障がい者デイケア施設・ひかりの森 施設長
 2010年 越谷市委託事業の地域活動支援センター ひかりの森 施設長
 2010年~NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長

 2006年 越谷市障がい者施策推進協議員

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成26年 6月11日(水)16:30~18:00
  「生きていてよかった!」
   上林 洋子(社福:新潟県視覚障害者福祉協会副理事長 同女性部長)

 平成26年7月
  新潟盲学校弁論大会 イン 済生会

 「学問のすすめ」 第9回講演会
  「摩訶まか緑内障」
    木内良明(広島大学眼科教授)  
  「学問はしたくはないけれど・・・」
    加藤 聡(東京大学眼科准教授)
     日時:2014年7月6日(日) 10時~13時
     会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
  主催:済生会新潟第二病院眼科

 平成26年8月6日(水)16:30~18:00
  「視覚障害によって希望を失わないために」
   竹下 義樹
    (社会福祉法人日本盲人会連合会長、弁護士)

 平成26年9月10日(水)16:30~18:00
  「地域における連携コーディネーターの役割」
   斎川克之(済生会新潟第二病院 地域医療連携室)

 【新潟ロービジョン研究会2014】
   日時:2014年9月27日(土)開場14:00 14:30~18:30
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
  テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
  1)特別講演
   座長:仲泊 聡(国立障害者センター眼科)
       安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
   1.ロービジョンケアの歴史(仮題)
     田淵昭雄(初代ロービジョン学会理事長;川崎医療福祉大学)
   2.ロービジョンケアの現状(仮題)
     高橋 広(2代目ロービジョン学会理事長;北九州市総合療育セ)
   3.ロービジョンケアの展望(仮題)
     加藤 聡(3代目ロービジョン学会理事長;東京大学眼科准教授)
  2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語る」
   座長:仲泊 聡(国立障害者センター眼科)
       安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
   シンポジスト
    田淵昭雄(初代ロービジョン学会理事長)
    高橋 広(2代目ロービジョン学会理事長)
    加藤 聡(3代目ロービジョン学会理事長)

 【目の愛護デー記念講演会 2014】 
  (兼 第224回(14‐10月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
   講師:若倉雅登 (井上眼科病院 名誉院長)
   演題:「視力では語れない眼と視覚の愛護」
  日時:2014年10月8日(水)17:00 ~ 18:30 
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

2014年3月30日

案内:第34回国際眼科学会World Ophthalmology Congress(WOC)2014 
 4月2日(水曜日)から6日(日曜日)までの5日間、東京(会場は東京国際フォーラムと帝国ホテル)での開催となります。第29回アジア太平洋眼科学会(Asia Pacific Academy of Ophthalmology:APAO)および第118回日本眼科学会総会との併催です。日本では1978年(昭和53年)以来、36年ぶりの開催ということになります。

 第34回国際眼科学会 World Ophthalmology Congress(WOC)2014
  http://www.woc2014.org/
 第118回日本眼科学会総会(日眼総会)
  http://www.congre.co.jp/jos2014/index.html 

 

“独りよがりな”見どころ・楽しみどころを、以下に開催順に紹介します。
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【4月2日(水)】 

・Retina Subspeciality Day
  8:30~17:00 帝国ホテル3F 富士の間 

・Cataract Subspeciality Day
  8:30~17:00 帝国ホテル2F 孔雀の間(東) 

・Refractive Subspeciality Day
  8:30~17:00 帝国ホテル3F 鶴の間 

・Pediatric Ophthalmology Subspeciality Day
  8:30~17:00 帝国ホテル3F 雅の間 

・Glaucoma Subspeciality Day
 8:30~17:00 東京国際フォーラムB7(1) 

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・Course32 Duke Vitreoretinal Surgical Rounds
  10:30-12:00 東京国際フォーラムG402(Room13)
  What would Machemer,McCuen,Tano,and Hida say?
  A generation of Changes
 
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・オープニングセレモニー(開会式)
 18:10~東京国際フォーラム・ホールA
 ネームカードがあれば、どなたでも無料で入場可能。事前登録は必要なし。
 引き続き、オープニングレセプション 

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【4月3日(木)】 

・シンポジウム 感覚器医療の新戦略
                -人工デバイス・再生医療など次世代の展望-
  8:30-10:00 帝国ホテル 光 中2階 第22会場
  オーガナイザー:石橋 達朗 (九州大/日本眼科学会理事長)
          伊藤 壽一 (京都大・耳鼻咽喉頭頸部外科) 

・シンポジウム 最新緑内障検査機器のアップデート
  10:30-12:00 帝国ホテル 光 中2階 第22会場
  オーガナイザー:富田 剛司 (東邦大・大橋) 、中澤 徹(東北大) 

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・シンポジウム ロービジョンの科学
  13:30-15:00 帝国ホテル 光 中2階 第22会場
  オーガナイザー:仲泊 聡(国立障害者リハ・セ)
          安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
   網膜色素変性に対するロービジョンケアの科学的展望 
     山本修一(千葉大)
   アクティブ視野計-定位反応に関わる視覚系の特性 
     仲泊聡(国立障害者リハ・セ)
   2つの入力経路で考える羞明の脳内メカニズム 
     堀口浩史(東京慈恵医大)
   現実世界の視覚と画像統計量 
     本吉勇(東京大・総合文化)
  http://andonoburo.net/on/2609 
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・Ophthalmic Premier League (OPL)
  13:30~ 東京国際フォーラム ホールA
  世界の著名な白内障術者が4チームに分かれ、難症例の手術ビデオとその対処法を紹介 ジャッジと聴衆の支持を最も得たチームが優勝。国際学会で大人気のプログラム。 

・JOS Symposium「Recent Advances in Ophthalmic Microsurgery」
  13:30~ 東京国際フォーラム ホールD7
  日本眼科学会が世界に向けて情報発信するシンポジウム 

・シンポジウム 近視の近未来治療を科学する
 13:30-15:00: 帝国ホテル 孔雀・西 2階 第18会場
 オーガナイザー:長谷部 聡(川崎医大)、大野 京子(医科歯科大) 

・シンポジウム 糖尿病網膜症の分子病態
 15:30-17:00 帝国ホテル 孔雀・西 2階 第18会場
 オーガナイザー:石田 晋(北海道大)、高木 均(聖マリ医大) 

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・シンポジウム 日本医学会総会2015 関西特別企画:
 医学と医療の革新を目指して-健康社会を共に生きるきずなの構築-
 15:30-17:00 帝国ホテル 蘭 2階 第21会場
 オーガナイザー:
      石橋 達朗 九州大/日本眼科学会理事長
   根木 昭 神戸大/日本医学会総会2015プログラム委員会副委員長
  日本眼科学会と日本医学会総会の関係 石橋 達朗(九州大)
  メタボリックシンドロームとは? 門脇 孝(東京大・糖尿病代謝内科)
  クオリティーオブビジョンとは? 坪田 一男(慶應大)
  ロコモティブシンドロームとは? 中村 耕三(国立障害者リハ・セ)
  日本医学会総会2015関西の魅力 木下 茂(京都府医大)
  日本医学会総会プログラム委員会からのメッセージ 根木昭(神戸大)
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・シンポジウム 3D立体映像と弱視斜視
 15:30-17:00 帝国ホテル 光 中2階 第22会場
 オーガナイザー:不二門 尚(大阪大)、仁科 幸子(国立成育医療研究セ) 

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4月4日(金) 

・WOC Update Day
 8:30~17:00 東京国際フォーラム・ホールC
 過去一年間の眼科学の進歩・ハイライトを、一日でレビュー。
 英語→日本語の同時通訳があり 

・シンポジウム 角膜再生医療の幕開け
 8:30-10:00 帝国ホテル 孔雀・西 2階 第18会場
 オーガナイザー:小泉範子(同志社大・生命医科学)、辻川元一(大阪大) 

・JOS Symposium「Tissue Engineering and Regenerative Medicine」
 日本眼科学会が世界に向けて情報発信するシンポジウム
 10:30-12:00 帝国ホテル 扇 3階 第26会場
 オーガナイザー:Nishida, Takahashi 

・シンポジウム 眼科領域の新しいドラッグデリバリー
 10:30-12:00 帝国ホテル 孔雀・西 2階 第18会場
 オーガナイザー:原 英彰(岐阜薬大・薬効解析)、新家 眞(関東中央病院) 

・シンポジウム 網膜の再生治療・人工視覚
 10:30-12:00 帝国ホテル 光 中2F 第22会場
 オーガナイザー:吉村 長久(京都大)、中澤 満(弘前大) 

特別講演 ヘルペスと闘った37年 下村 嘉一 (近畿大)
 13:30-14:30 東京国際フォーラム ホールA 第1会場 

・ジャパンナイト
 夜 懇親会「Japan Night」 東京ビッグサイト
 日本の食と文化を楽しんでいただくブッフェパーティー
 “日本の祭り”をテーマに、伝統と芸能を盛り込んだプログラム
 入場チケット~1万円。学会場で購入可 

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【4月5日(土)】 

・シンポジウム 白内障術後の眼内環境変化
 8:30-10:00 帝国ホテル 孔雀・東 2階 第17会場
 オーガナイザー:久保江理(金沢医大)、藤井紀子(京都大・原子炉実験所) 

・シンポジウム 免疫寛容研究の新しい展開
 10:30-12:00 帝国ホテル 孔雀・東 2階 第17会場
 オーガナイザー:園田 康平(山口大)、南場 研一(北海道大) 

・シンポジウム 眼科手術で生じる組織侵襲とその対応策
 10:30-12:00 帝国ホテル 孔雀・西 2階 第18会場
 オーガナイザー:栗 康夫(神戸市立医療セ中央市民病院)、臼井智彦(東京大) 

・シンポジウム 診療報酬改定を終えて
 10:30-12:00 帝国ホテル 蘭 2階 第21会場
 オーガナイザー:大橋 裕一(愛媛大/日本眼科学会)
         山岸直矢(山岸眼科医院/日本眼科医会) 

・シンポジウム 日本での難病対策と眼科診療
 10:30-12:00 帝国ホテル 雅 3階 第24会場
 オーガナイザー:西嶋康浩(厚労省・健康:疾病対策)、山下英俊(山形大) 

・RETINAWS: Retinal Misadventures in the Operating Room
 網膜硝子体の手術テクニックや新しいアイデアをビデオで紹介する教育プログラム
 多くの国際学会で開催されている人気コース。
 13:30~ 東京国際フォーラム・ホールC 

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・2014年 国際網脈絡膜変性フォーラム
 ~ 網膜色素変性症の治療法研究の最前線を知ろう~
 http://andonoburo.net/on/2467
 14 時~17時 東京国際フォーラム・ホールB7-1
 〈コーディネーター〉
   村上 晶(順天堂大学)、山本修一(千葉大学)、近藤峰生(三重大学)
 第 1部:疾患メカニズムと臨床試験
 第 2部:網膜色素変性研究の最新情報 
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・特別講演 黄斑と硝子体 岸 章治 (群馬大)
 14:00-15:00 東京国際フォーラム ホールA 第1会場
  

・評議員会指名講演 眼疾患メカニズムの新しい理解
 15:15-17:45 東京国際フォーラム ホールA 第1会場
  失明ゼロを目指して 中澤 徹(東北大)
  加齢黄斑変性:新知見によるパラダイムシフト 柳 靖雄(東京大)
  網膜血管障害の新しい理解 鈴間 潔(長崎大) 

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【4月6日(日)】 

・シンポジウム 基礎研究セミナー<他分野の基礎研究から学ぶ>
 10:10-11:40 東京国際フォーラム G502 ガラス棟5階 第11会場
 オーガナイザー:中村 誠(神戸大)、加治 優一(筑波大) 

・サブスペシャリティサンデー
 Ⅰ.緑内障・視神経症 
       ディレクター:杉山 和久(金沢大)
   8:30-11:50 東京国際フォーラム ホールC 第2会場
 Ⅱ.後眼部疾患
    ディレクター:園田 康平(山口大)
   8:30-11:50 東京国際フォーラム ホールB7(1)7階 第3会場
 Ⅲ.前眼部疾患
    ディレクター:宮田 和典(宮田眼科病院)
   8:30-11:50 東京国際フォーラム ホールB7(2)7階 第4会場
 Ⅳ.小児眼科・眼腫瘍・視機能
    ディレクター:辻 英貴(がん研有明病院)、根岸 一乃(慶應大)
   8:30-11:50 東京国際フォーラム ホールD7 7階 第5会場 

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・市民公開講座
 14:00~16:00(開場/13:00)東京国際フォーラム ホールC
  テーマ 「生活習慣と目」
 司会・進行:大鹿 哲郎
 ・「ここまで進んだ白内障治療」黒坂 大次郎(岩手医大眼科・教授)
 ・「最近増えている加齢黄斑変性」湯澤 美都子(日本大眼科・教授)
 参加費 無料 

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・日眼プログラムとして、上記の他、教育セミナー、スキルトランスファーあり
・モーニングセミナー、ランチョンセミナー、イブニングセミナー 

@コングレスバック
 “学会後も長くお使いいただける”バック  自信を持ってWOC2014仕様のバックを作製
 付属品:特製のPCケース(5種類のカラー)
 

附)国際眼科学会の歴史
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 1857 ブリュッセル
 1862 パリ
 1867 パリ
 1872 ロンドン
 1876 ニューヨーク
 1880 ミラノ
 1888 ハイデルベルク
 1894 エディンバラ
 1899 ユトレヒト
 1904 ルツェルン
 1909 ナポリ
 1922 ワシントンDC
 1929 アムステルダム、ハーグ
 1933 マドリード
 1937 カイロ
 1950 ロンドン
 1954 モントリオール、ニューヨーク 1958 ブリュッセル
 1962 ニューデリー
 1966 ミュンヘン
 1970 メキシコ
 1974 パリ
 1978 京都
 1982 サンフランシスコ
 1986 ローマ
 1990 シンガポール
 1994 トロント
 1998 アムステルダム
 2002 シドニー
 2006 サンパウロ
 2008 香港
 2010 ベルリン
 2012 アブダビ
 2014 東京

 
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番外編 特別展「医は仁術」
 会期 2014年3月15日(土)~6月15日(日)
 会場 国立科学博物館(東京・上野公園)
 http://ihajin.jp/  
 開館時間 午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)
 ※4月26日(土)〜5月6日(火・休)の間は午後6時まで
 休館日 毎週月曜日
 主催 国立科学博物館・TBS・朝日新聞
 入場料 一般・大学生 1,500円(1,300円)
     小・中・高校生 600円(500円)
  ※( )内は前売および各20名様以上の団体料金

案内:第118回日本眼科学会総会
 シンポジウム6 『ロービジョンの科学』
  日時 2014年4月3日(木) 13:30-15:00 
  会場 帝国ホテル 光(中2階) 第22会場
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  オーガナイザー   
    仲泊 聡 (国立障害者リハセンター)   
    安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
1.山本 修一 (千葉大) 
   網膜色素変性に対するロービジョンケアの科学的展望
2.仲泊 聡 (国立障害者リハセンター) 
   アクティブ視野計-定位反応に関わる視覚系の特性
3.堀口 浩史 (東京慈恵医大) 
   2つの入力経路で考える羞明の脳内メカニズム
4.本吉 勇 (東京大・総合文学) 
   現実世界の視覚と画像統計量


ロービジョンの科学
 オーガナイザーのことば
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 平成24年4月からロービジョン検査判断料が算定可能となり、わが国の眼科医のロービジョンケアへの関心はいくらか増大した。しかし、ロービジョンに対する診療アプローチには科学的根拠に欠けるものが多いという批判は以前よりあり、これが、ロービジョンケアをEBMとして現代の眼科医療に定着させるための障壁の一つになっていることは否めない。

 そこで当シンポジウムでは、可能な限り科学的切り口でのロービジョンの捉え方について各方面からご紹介いただくこととした。まず、山本氏には、ロービジョンケアの対象となる最多の疾患である網膜色素変性症に焦点をあてて頂き、現代のみならず近未来においてもロービジョンケアが重要であるということについて解説して頂く。そして、仲泊氏には、これまでに患者の日常動作における障害の判定根拠とされてこなかった定位反射における眼球運動に関連する視覚の測定法について述べて頂く。また、堀口氏には、これまで曖昧模糊となっている羞明のメカニズムについて、現在どこまでわかっているのかについてまとめて頂く。そして、最後に「そもそも視覚とは如何なるものであるか」という根本的命題にせまる最新の心理物理学的モデルについて、本吉氏にご紹介頂く。

 ロービジョンケアは、ロービジョンを有する患者の極めて個人差の大きな視機能と当然個々の事情によって異なる社会環境の双方を加味して行わなければならない。これらについて科学的なモデルを持ち、科学的な手法でこれを検証することで、初めて一般化されたロービジョンケアが医療の中に定着するものと考える。今回のシンポジウムがそのようなアプローチの端緒となることを祈念したい。

2014年3月28日

案内:第218回(14‐04月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
  演題:「視覚障害とゲームとQOLと…」
  講師:前田 義信 (新潟大学工学部福祉人間工学科)
    日時:平成26年4月9日(水)16:30 ~ 18:00 
    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【講演抄録】
 誰もが自立生活可能な社会を作るためには「日常生活動作」の向上に貢献する福祉技術の開発が喫緊の課題です.一方で,娯楽や文化活動など「生活の質」を改善するエンターテイメントゲームの開発はどうしても後回しになってきました. 

 巷間に普及するエンターテイメントゲームは主に視覚を用いているため,視覚障害者は本当の意味で晴眼者と「対等」にゲームをプレイすることができません.日常生活では晴眼者にお世話になっていても,娯楽等のゲーム空間では能力的に晴眼者と対等あるいは逆転することがとても重要で,それがストレス解消になることもあるし,それこそが生活の質の向上と考えます. 

 この対等性に注目しますと,我々が目指すゲームでは,視覚を用いないことが必要条件です.そして十分条件としては視覚を使わないことによって晴眼者が楽しめなくなることを防ぐことです. 

 このような必要かつ十分条件を備えたゲームを大阪電気通信大学の新川拓也教授と共同で「あーだ,こーだ」と話し合って開発してきました. 

 今回は,大阪電気通信大学が開発したゲームシステム「キキミミ」をネットゲーム化することによって(触覚が使えなくなる不利な点があることは承知のうえで)近場の人だけでなく遠く離れた視覚障害者や晴眼者とも対等にゲームを楽しめるようになることを目指します. 

 さて,皆様,我々のゲームに対して,上述の必要十分条件の観点から手厳しく評価して下さいませ! 

【略歴】
 昭和63年 大阪府立 大手前高等学校 卒業
 平成5年 大阪大学 基礎工学部 生物工学科 卒業
 平成7年 日本学術振興会 計測制御工学分野 特別研究員
 平成10年 大阪大学大学院 基礎工学研究科 修了(博士(工学)
        新潟大学 工学部 福祉人間工学科 助手
 平成17年 新潟大学 工学部 福祉人間工学科 助教授
 平成19年 新潟大学 工学部 福祉人間工学科 准教授  

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成26年5月14日(水)16:30~18:00
  「視覚障がい者支援センター「ひかりの森」
           過去・現在・未来~地域生活支援の拠点として」
    松田 和子(視覚障がい者支援センター・ひかりの森 理事長) 

 平成26年 6月11日(水)16:30~18:00
  「生きていてよかった!」
    上林 洋子(社福:新潟県視覚障害者福祉協会副理事長 同女性部長) 

 平成26年7月6日(日)10時~13時
  「学問のすすめ」 第9回講演会
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
   講師 加藤 聡(東京大学眼科准教授)
      木内良明(広島大学眼科教授) 

 平成26年7月
   新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 

 平成26年8月6日(水)16:30~18:00
  「視覚障害によって希望を失わないために」
    竹下 義樹
     (社会福祉法人日本盲人会連合会長、弁護士)
  @第一水曜日となります 

 平成26年9月10日(水)16:30~18:00
   「地域における連携コーディネーターの役割」
    斎川克之(済生会新潟第二病院 地域医療連携室) 

 平成26年9月27日(土)午後
   新潟ロービジョン研究会2014
   会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 

 平成26年10月8日(水)17:00 ~ 18:30 
 【目の愛護デー記念講演会 2014】
  演題未定
    若倉雅登 (井上眼科病院)
  @開始時間が17時となります