2013年11月29日

第214回(13‐12月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
  日時:平成25年12月11日(水)16:30 ~ 18:00 
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 
 演題:「見えない・見えにくいという現実とのつきあい方」
 講師:稲垣吉彦(有限会社アットイーズ 取締役社長;東京)

【抄録】
 私は、ぶどう膜炎原田病および続発性緑内障を患った視覚障害者です。原田病の発症から21年、緑内障を併発し視覚障害者手帳を手にしてから今年で18年の歳月が過ぎ去ろうとしています。緑内障については手術とその後の経過観察により安定した状態を保っているものの、原田病については、現在に至るまで幾度となく発作的な炎症を繰り返し、現在の視力は左目が指数弁、右目が光覚弁という状態です。 

 私はこれからも当面、この見えない・見えにくいという現実とつきあい続けることになると考えています。少なくとも、現代医学が目覚ましい進歩を遂げて、私の視力がある程度回復するまでは、好むと好まざるとにかかわらず、この現実から逃げることはできないと思っています。だとしたら、この現実とどのようにつきあったら、わずかでも快適に生活を送ることができるようになるのでしょう? 

 慢性化して元通りの回復が期待できない病気とどのようにつきあっていけばいいのか、医療機関や福祉施設などとどのようにつきあうのか、家族や古くからの仲間たち、また新たに知り合った仲間たちとどのようにつきあうのか、さらには見えない・見えにくさを補うための道具とどのようにつきあうのかなど、今回の講演では私自身の経験をお話しするとともに、みなさまと一緒に考える時間を共有できればと考えております。

【プロフィール】
 1964年 千葉県出身
 1988年 明治大学政治経済学部経済学科卒業。同年 株式会社京葉銀行入行
 1996年 ぶどう膜炎(原田氏病)および続発性緑内障により視覚障害2級となり同行を退職。同年、筑波技術短期大学情報処理学科入学
 1999年 同学を卒業し、株式会社ラビット入社
 2005年 会社都合により、同社退職
 2006年 有限会社アットイーズ設立。同年9月に著書『見えなくなってはじめに読む本』を出版
 2010年 国立大学法人 筑波技術大学 保健科学部情報システム学科 非常勤講師となり、現在に至る。

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。 

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

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【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成26年01月8日(水)16:30~18:00
  「大震災でつかめない大多数の視覚障害者への強いこだわり
   〜 一人の中途失明者に何もできず落ちこんで50年」

     加藤俊和(社福:日本盲人福祉委員会 災害支援担当) 

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
  「黄斑変性患者になって18年
   〜治療の日々のこと、そして今見え難さと闘いながら」

     関 恒子 (松本市) 

 平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00 
  「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
     吉嶺 文俊( 新潟大学大学院 医歯学総合研究科 
            総合地域医療学講座 特任准教授) 

 平成26年4月9日(水)16:30~18:00
  「視覚障害とゲームとQOLと…」
     前田 義信 (新潟大学工学部福祉人間工学科) 

 平成26年5月14日(水)16:30~18:00
   演題未定
 
     松田和子(ひかりの森;埼玉県越谷市)

2013年10月29日

案内:第213回(13‐11月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
 演題:「夢について」
 講師:櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)
  日時:平成25年11月13日(水)16:30 ~ 18:00
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来  

【抄録】
 「夢」は不思議な現象です。「眠る」ということは、心臓や呼吸や胃腸など、身体の生きていくのに必要な生物的な部分以外は自然に動いていますが、見たり聴いたりすることや考えたり判断する、という精神の働き、つまり意識がはっきりとしていない状態に、一過性になることです。「夢」はこうした「眠り」の状態の中で、不可思議な映像を眠っているはずの脳に映し出し、見る人を驚かせたり、泣かせたり、楽しませたりする訳です。 

 この不思議な現象の「夢」が、眠りの中で生じるのかは現代医学でも分かっていません。分かっているのは、人間には、多分人類発生の頃より「夢」をみていたに違いない、という事実です。このことは、人間、というより動物が、何故眠らなければならないのかが分かっていないのと同じです。 

 ただ現代では、眠っている時も脳は完全に休息しているのではなく、「夢」という現象で休むことは無く働いていて、しかも人間を含む動物にとって必要だからこそ、そのような現象があるのだ、と考えられるようになりました。

 このことは「脳波」という脳の細胞の働きで生じる微量な電気的変動を観測できる機械が発明され、成人では約70分の「ノンレム期」とそれに引き続く約20分の「レム期」という2種類で合成された「眠り」の状態が、一晩に5回ほど繰り返されていて、しかもこの「レム期」で「夢」の殆どが見られている、ということが分かってからです。

 当日は、この「夢」の現象を、古代ではどのように考えていたかを「源氏物語」を例にして紹介し、近代の「夢分析」という治療法に触れ、同時に現代の脳科学からみた「夢」の実態についての仮説について、お話ししようと思います。

【略歴】
 1936年(昭和11)1月 新潟県地蔵堂町(現燕市)に生まれる。
 1964年(昭和39)新潟大学医学部卒業、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室にて精神医学、心身医学を研鑽
 1969年(昭和44)10月、新潟大学医学部に勤務
 1998年(平成10)日本心身医学会総会(新潟)会長
 2001年(平成13)新潟大学医学部保健学科定年退職
       同年 新潟医療福祉大学に勤務
 2007年(平成19)河渡病院精神科デイケア棟勤務
    現在に至る

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。 ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。 

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html 

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年12月11日(水)16:30~18:00
  「見えない・見えにくいという現実とのつきあい方」
    稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ;取締役社長) 

 平成26年01月8日(水)16:30~18:00
  「大震災でつかめない大多数の視覚障害者への強いこだわり
        ~ 一人の中途失明者に何もできず落ちこんで50年」
    加藤 俊和(社福:日本盲人福祉委員会 災害支援担当) 

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
   演題未定
    関 恒子 (松本市) 

 平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00 
  「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
    吉嶺 文俊(新潟大学大学院 医歯学総合研究科総合地域医療学講座 
          特任准教授)

2013年9月25日

案内:第212回(13‐10月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
 演題:「眼科医として私だからできること」
 講師:西田 朋美
          (国立障害者リハビリテーションセンター病院第二診療部 眼科医長)
 日時:平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
 場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
 私の父は、私が生まれる前にベーチェット病が原因で失明しており、おかげさまで、私は父を通して多くの視覚障害の方々と触れ合う時間があった。今思えば、ほぼ全員中途視覚障害の方々だったが、視覚障害で打ちひしがれているというよりは、むしろ明るく楽しい人たちが大半だった。 

 もともと、私は父が見えないことを知った幼少時から、どうして父は原因もわからない病気に視力を奪われたのだろう?という疑問と、父から視覚を奪った病気に対する悔しさもあり、就学前から、「大きくなったら目のお医者さんになる!」と周囲に公言していたほどだった。 

 そんな私が医者になって、今年は23年目である。眼科医として様々なことを経験させていただいたが、今の職場では、視覚障害、ロービジョンをテーマにした領域をメインに取り組んでいる。ときどき、患者さんを拝見しながら、自分の原点に引き戻されたような不思議な感覚に自分でも可笑しくなることがある。この領域にいると、私のこれまでの半生で経験したことが実に役立つ。 

 先日、退官した恩師よりお便りを頂戴し、そのなかで「いつの間にか先生の国立リハでの勤務年数も多くなったのですね。先生にとてもふさわしいお仕事ですので、今後とも一層ご活躍くださいますよう、大いにご期待申し上げます。」と書かれていた。 

 これからも初心を忘れず、使命感を持って、この領域で私だからできることを眼科医としてやっていきたいと思っている。

 

【略歴】
 1991年 愛媛大学医学部卒業
 1995年 横浜市立大学大学院医学研究科修了
 1996年 ハーバード大学医学部スケペンス眼研究所留学
 2001年 横浜市立大学医学部眼科学講座助手
 2005年 聖隷横浜病院眼科主任医長
 2009年 国立障害者リハビリテーションセンター病院 第二診療部 眼科医長
  現在に至る 

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。
 ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)

   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】

 平成25年11月13日(水)16:30~18:00
  「夢について」 
    櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)

 平成25年12月11日(水)16:30~18:00
  「見えない・見えにくいという現実とのつきあい方」
    稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ;取締役社長) 

 平成26年01月8日(水)16:30~18:00
   演題未定
    加藤俊和(京都市)

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
   演題未定
    関 恒子 (松本市)

 平成26年03月12(水)16:30 ~ 18:00 
   「私はなぜ“健康ファイル”を勧めるのか」
     吉嶺 文俊( 新潟大学大学院 医歯学総合研究科総合地域医療学講座 特任准教授) 

 

2013年8月31日

 演題:「言葉 〜伝える道具〜」  
 講師:  多和田 悟 (公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術担当理事)

    日時:平成25年9月11日(水)16:30 ~ 18:00 
    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
 先日、コンサートで後ろの席の女性から演者を指して「あんなに綺麗なのに目が見えないなんて・・・かわいそう。」という言葉が聞こえてきた。どのような人がそのような言葉を出したか見てやろうと思っていたがコンサートが終わった時に私はその人の顔を見ることも忘れて音楽の余韻に浸っていた。その女性はきっと同情心にあふれた良い人なのであろう。しかし私はその言葉に大きな違和感を感じた。まず、演者は音楽家として音楽で私に素晴らしい時を与えてくれた。そして彼女が綺麗で素敵な女性であることは私も認めるがもし彼女が綺麗でなければ見えなくても仕方ないのか? きっと後ろの女性にこんな話をしたら「そんなつもりで言ったんじゃない」と言われるでしょう。また「かわいそう」という言葉がどれほど多くの悲しみや困難の中にいる人達を傷つける言葉になり得るか私は39年間のこの仕事においてまなざしが視線となって突き刺さることもあることを経験的に学んできている。

 私が仕事においてかかわってきている犬たちはまさにNon Verbal Communicationでパートナーに対して余計な事を言わず秘密には固く口を閉ざしている。また我々は盲導犬使用者である目の見えない人、見えにくい人達に対して Non Visual Communicationをもって接しているだろうか、考える時を皆様と共有したいと思っています。

【略歴】
 1974年 青山学院大学文学部神学科中退
    財団法人日本盲導犬協会の小金井訓練所に入る。
 1982年 財団法人関西盲導犬協会設立時に訓練部長として参加
 1994年 国際盲導犬連盟のアセッサー(査察員)に任命
    (日本人では唯一人;現在に至る)
 1995年 クイーンズランド盲導犬協会(オーストラリア)
     シニア・コーディネーターとして招聘。後に繁殖・訓練部長に就任
 2001年 帰国。財団法人関西盲導犬協会のシニア・コーディネーターに就任
 2004年2月 財団法人関西盲導犬協会のシニア・コーディネーター退職
    3月 盲導犬訓練士学校、財団法人日本盲導犬協会付設盲導犬訓練士学校
       教務長(日本初)
    4月 財団法人日本盲導犬協会付設盲導犬訓練士学校開校
 2009年4月 財団法人日本盲導犬協会事業本部
      学校・訓練事業統括ゼネラルマネージャー
 2012年6月 公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術・訓練士学校 担当常勤理事 

*盲導犬クイールを育てた訓練士として有名
 著書:「犬と話をつけるには」(文藝春秋)、
                 「クイールを育てた訓練士」(文藝春秋、共著)等

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
   録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
   「眼科医として私だからできること」
     西田 朋美 
    (国立障害者リハビリテーションセンター病院第二診療部 眼科医長)

 平成25年11月13日(水)16:30~18:00
  「夢について」
     櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)

 平成25年12月11日(水)16:30~18:00
   演題未定
     稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ;東京都新宿区)

 平成26年01月15日(水)16:30~18:00
   未定 

 平成26年02月12日(水)16:30~18:00
   演題未定
     関 恒子 (松本市)

 

2013年7月24日

 演題:「楽しい外出をサポートします!〜『同行援護』その効果とは!?」  
     講師:奥村 京子 (社会福祉法人新潟市社会福祉協議会)

    日時:平成25年8月7(水)16:30 ~ 18:00
       *今回は第1週の開催になります。ご留意下さい。
    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
 視力が不自由になり一人で外出ができなくなったとしたら・・・ 
 みなさん、どうされますか? 外出のできない人生・・・想像できますか? 

 当センターでは、視覚障がい者を対象とした移動のサポート「同行援護事業」を行っております。全盲・弱視・先天性視覚障害・中途視覚障害など様々な障がいをお持ちの方が同行援護の制度を利用し外出を楽しまれています。 

 「同行援護」とは「視覚障がい者への移動の支援」と「視覚情報の提供」を行う制度で、たとえば支援の内容は以下のようなものです。

 1 移動の支援
  外出先での安全かつ快適な移動を心がけます。移動中に生命の危険となるような状況を回避します。

 2 情報の提供
  他のサービス(例えば介護保険)にはない、専門性を必要とする独自の支援です。視覚障がい者の目となり、あらゆる情報を提供することで視覚障がい者本人が自己決定できるよう環境情報などを的確に、かつ客観的に伝えます。

 3 代読・代筆
  外出先で必要な代読・代筆を行います。視覚障がい者の気持ちを大切にしながら正確に行います。 

 様々な処へ外出することが視覚障がい者にとり、如何にリハビリ効果を発揮し、どれだけ豊かな人生を過ごせるか、事例を交えお話ししたいと思います。

 

【略歴】

 平成 9年7月 (財)新潟市福祉公社にホームヘルパーとして入職
 平成17年4月 合併により新潟市社会福祉協議会に所属変更
  障がい者訪問介護センター センター長
  移動支援事業、ガイドヘルプコーディネートを担当。同行援護・移動支援従事者養成研修の開催、事業所内の移動支援実技研修講師等を担当。
  介護福祉士、介護支援専門員、移動支援従事者指導員、福祉住環境コーディネーター新潟市社会福祉協議会に勤務する傍ら、筝(こと)による演奏活動、福祉施設でのボランティア演奏等を行っている。
  「ボランティア演奏、お気軽にお声掛けください。どこでも演奏に伺います!」 

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年9月11日(水)16:30 ~ 18:00
  「言葉 ~伝える道具~」
     多和田 悟 (公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術担当理事) 

 平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
  「眼科医として私だからできること」
     西田 朋美 
    (国立障害者リハビリテーションセンター病院第二診療部 眼科医長)

 平成25年11月13日(水)16:30~18:00
   演題未定
     櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)

2013年6月27日

済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会の案内です。参加出来ない方は、近況報告の代わりにお読み下さい。 

  日時:平成25年7月10(水)16:30 ~ 17:30 
   *終了時間がいつもより30分早くなります。ご留意下さい。
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

「新潟盲学校弁論大会 イン 済生会」
 (1)「自分を信じて」 中学部 3年 
 (2)「一冊から得られること」 高等部 普通科 2年 

【抄録】
(1)「自分を信じて」
    新潟県立新潟盲学校 中学部 3年 
 自分はできない。あきらめようか。そう思ったことはありませんか。私もそう思ったことは何回もあります。
 そんな中、ある出来事をきっかけに、「これからの人生あきらめなければ何かが見えるはず!」と思えるようになりました。そこまでにいたる出来事と気持ちの変化を語ります。

(2)「一冊から得られること」
    新潟県立新潟盲学校 高等部 普通科 2年
 皆さんは、自分にとって最高の一冊と呼べる本がありますか?私はある短編小説を読み、その面白さに心を引かれ、本を読むようになりました。
 私がその本と出会ってから今まで、本を読んで良かったと感じたことを紹介し、皆さんに読書の良さを知ってもらいたいと思います。

【済生会新潟第二病院眼科 勉強会連絡先】
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科  安藤伸朗
  phone : 025(233)6161  fax : 025(233)6220
  e-mail:gankando@sweet.ocn.ne.jp

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
 今回の勉強会は、ネット配信は致しません。悪しからず。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年8月7日(水)16:30 ~ 18:00
  「楽しい外出をサポートします! ~『同行援護』その効果とは!?~」
     奥村 京子 (社会福祉法人新潟市社会福祉協議会) 

 平成25年9月11日(水)16:30 ~ 18:00
  「言葉 ~伝える道具~」
     多和田 悟 (公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術担当理事) 

 平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
  「眼科医として私だからできること」
     西田 朋美 (国立障害者リハビリテーションセンター病院第二診療部 眼科医長)

 平成25年11月13日(水)16:30~18:00
   演題未定
     櫻井 浩治 (精神科医、新潟市)

2013年5月29日

演題 「視覚障害グループセラピーの考察から見えてきたもの」
講師  小島 紀代子(NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
          (新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会)
     
  日時:平成25年6月12(水)16:30 〜 18:00     
  場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
 
【抄録】

 こころのケアの一つとして「グループセラピー」が2000年4月から月1回行われ、気がついたら150回になっていました。私自身も、視覚障害リハビリにご縁を得てから、19年が経っていました。目が不自由になられた5割から6割の人が「死」を考えます。そういう方たちに、グループセラピーは、本当に「こころのケア」に役立つのでしょうか?死を考えるほどの絶望からパンドラの箱の中に『希望』が見つかるのでしょうか? 

 最近のグループセラピーで、だんだん視力が落ち、悩んでおられたAさんの言葉がズシンときました。「全盲になってしまいましたが、落ち込むこともなく、平々凡々と過ごしています」と淡々と語られた時、グループセラピーを続けてきてよかったと思えた瞬間です。しかしBさん、「○○に出会えなかったら、私は、今ここにはいないでしょう」と、ドキッとする言葉を吐くのですが、自分の今を受け入れ落ち着いてみえます。グループセラピーには1回参加、「もう出なくていいよ」と、どちらかというと否定的です。ただしAさん、Bさん共に、「リハビリ外来」や「日常生活訓練センターオアシス」には顔を見せています。 

 人は、大切なものを失った時、「言葉」も失い、何をしていいか分からなくなるように思います。しかし時間の経過に伴い、何とかしたいと思う人、悶々としたまま家に閉じこもる人といろいろです。そんな時、相談できる「人や場」の情報が早く伝わるようにすることは、とても大切です。また、受け入れ難い状況を受入れ行動できる「力」を得るには?人は何により変われるのか?「こころと身体」「聴く・語る」「自力・他力」「不自由・不便」などの観点から、グループセラピーほか会の活動や、今元気で暮らしている目の不自由な人から学んだこと、見えてきたものを、お話させていただきます。

【略歴】
 1994年 「新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会」事務局
 1994年 信楽園病院「視覚障害リハビリテーション外来」スタッフ
 1995年 信楽園病院「視覚障害パソコン教室」スタッフ
 2000年 「いのちの電話」相談員認定 現在休部
 2005年 「NPO法人障害者自立支援センターオアシス」 理事・事務局
 2005年 信楽園病院移転のため活動場所を移動(有明児童センター2F)
       月2回「視覚障害リハビリテーション外来」スタッフ
       週4回「日常生活訓練センターオアシス」スタッフ
 現在に至る。

 

【済生会新潟第二病院眼科 勉強会連絡先】
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科  安藤伸朗
  phone : 025(233)6161  fax : 025(233)6220
  e-mail:gankando@sweet.ocn.ne.jp

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai 
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/ 
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年6月21(金)~23日(日)
  第22回視覚リハビリテーション研究発表大会
  (兼 新潟ロービジョン研究会2013)
  最新情報 http://andonoburo.net/on/1690 
  ホームページ:http://www.jarvi2013.net/

 平成25年7月10日(水)16:30 ~ 18:00
  「新潟盲学校弁論大会 イン 済生会」 

 平成25年8月7日(水)16:30 ~ 18:00 
  「楽しい外出をサポートします! ~『同行援護』その効果とは!?~」
     奥村 京子 (社会福祉法人新潟市社会福祉協議会)

 平成25年9月11日(水)16:30 ~ 18:00
  「言葉 ~伝える道具~」
     多和田 悟 (公益財団法人日本盲導犬協会 訓練技術担当理事) 

 平成25年10月9日(水)16:30 ~ 18:00
   演題未定
     西田 朋美 (国立障害者リハビリテーション病院 眼科)

 

2013年4月23日

済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会の案内です。参加出来ない方は、近況報告の代わりにお読み下さい。

 案内 第207回(13‐05月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
  演題:「インクルーシブ教育システム構築と視覚障害教育 〜盲学校に求められるもの〜」
  講師:小西 明 (新潟県立新潟盲学校:校長)
    日時:平成25年5月8日(水)16:30 ~ 18:00 
    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来

【抄録】
 1.ノーマライゼーション
 我が国では、昭和56年(1981)の国際障害者年を契機に、ノーマライゼーションの用語が一般的に使用されるようになり、次第に福祉政策に取り入れられるようになった。それに先立ち、視覚障害児の教育におけるインテグレーション(統合教育)は昭和40年代半ばから始まり、ノーマライゼーションの一環として進められていた。しかし、インテグレーションでは、健常児と視覚障害児が同じ学校の同じクラスで過ごすことのみがクローズアップされ、個々の障害の状態を把握し、ニーズに応じた能力を伸ばしていくために必要な支援をプログラムすることができていなかった。その後、平成7年(1995)になって、総理府(現:内閣府)の障害者プラン ~ノーマライゼーション7か年戦略~ が発表され、国をはじめ公的機関の姿勢が明確に示されるようになった。

 2.「障害者の権利に関する条約」をめぐる動向
 平成18年(2006)年12月に、国際的な動きとして「障害者の権利に関する条約」が国連で採択された。我が国では、批准に向けて政府で検討がなされ、その一環として平成21年12月に、内閣府に障がい者制度改革推進本部が設置された。本部の障がい者制度改革推進会議において、平成22年6月「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」が閣議決定された。教育関係分野では、①インクルーシブ教育の理念②子どもの特性に応じた教育実現のための具体的方策について期限を定め策定された。
 条約批准に向け国内法の整備が進められ、文部科学省では平成22年7月中央教育審議会(以下:中教審)に「特別支援教育の在り方に関する特別委員会」(以下:特特委員会)が設置された。同年12月に、特特委員会で論点整理のとりまとめが行われ、平成23年5月には合理的配慮ワーキンググループが設置された。同年8月には障害者基本法の改正があり、インクルーシブ教育の理念と方向性が示された。さらに、平成24年7月には「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」が中教審よりなされた。

 3.「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」概要
   ①共生社会の形成にむけて 
  ②就学相談・就学先決定の在り方について 
  ③障害のある子どもが十分に教育を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備 
  ④多様な学びの場と学校間連携等の推進  ⑤特別支援教育の充実させるための教職員の専門性向上

 4.盲学校に求められているもの
 これからのインクルーシブ教育システム構築に向けて、盲学校には次にあげる課題が求められている。①早期からの教育相談 ②行政等への分かりやすい情報提供 ③特別支援学級等地域資源との連携構築 ④交流及び共同学習、地域社会との連携 ⑤一人一人が生きる指導の充実とそのための専門性の向上 など。 
  今回は、インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育(視覚障害教育)の課題と、課題解決のための方策として当校が取り組んでいる交流及び共同学習について紹介したい。

【略歴】
 1977年 新潟県立新潟盲学校教諭
 1992年 新潟県立はまぐみ養護学校教諭
 1995年 新潟県立高田盲学校教頭 
 1997年 新潟県立教育センター教育相談・特殊教育課長
 2002年 新潟県立高田盲学校校長
 2006年 新潟県立新潟盲学校校長

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。
 悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/

 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』

 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している  音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】

 平成25年6月12日(水)16:30~18:00
   「視覚障害グループセラピーの考察」
      小島 紀代子 (NPOオアシス)

 平成25年6月21(金)~23日(日)
  第22回視覚リハビリテーション研究発表大会(兼 新潟ロービジョン研究会2013)
  最新情報 http://andonoburo.net/on/1690 
  ホームページ:http://www.jarvi2013.net/ 
  参加申し込み:http://www.jarvi2013.net/sanka

  平成25年7月10日(水)16:30 ~ 18:00
   「新潟盲学校弁論大会 イン 済生会」

 平成25年8月7日(水)16:30 ~ 18:00

  「楽しい外出をサポートします! ~『同行援護』その効果とは!?~」
     奥村 京子 (社会福祉法人新潟市社会福祉協議会)

 

2013年3月26日

  演題:「私の目指す視覚リハビリテーションとは」
  講師:吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会会長)

    日時:平成25年4月10日(水)16:30 ~ 18:00 
    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
 私は、先天性白内障手術後の無水晶体眼で矯正視力右0.03、左0.1のロービジョンがあり、原因不明で大腿骨が外側に湾曲するという重複障害を持って生きて来た。 

 大学卒業後、その頃社会問題になりつつあった中途視覚障害者に対する相談業務を行うようにいわれて、名古屋ライトハウスあけの星声の図書館(点字図書館)に就職。そこで出会った中途視覚障害者の姿に衝撃を受け、視覚障害リハビリテーションの普及を自分のライフワークと決めた。 

 本講演では、主に高知女子大時代に行った視覚障害リハビリテーションシステム構築活動を通して出会ったことから学んだこと、自己のロービジョン当事者の体験などを通じて感じた様々な不満などから、思い描くようになった「私の理想とする視覚リハビリテーションのあり方」について述べることを目的とする。 

 私がする話は、訪問でリハビリテーションを行っている視覚障害者生活訓練指導員(歩行訓練士)や相談支援に携わっている人たちの間では、「そういうことは良くあるね」といわれている問題点だが、きちんとした調査などで学問的に証明されていない事である。この機会に多くの皆さんに感心を持っていただき、研究分野からのアプローチの道が開けたらと思う次第である。 

【略歴】
 1947年 東京生まれ 65歳
 1968年 東京教育大学(現筑波大学)付属盲学校高等部普通科卒業
 1970年 日本福祉大学社会福祉学部入学
 1974年 同卒業、名古屋ライトハウスあけの星声の図書館に中途視覚障害者の相談業務担当として就職(初めて中途視覚障害者と出会う)
 1977年 東京都児童相談センター入都(障害者雇用枠)
 1989年 日本女子大学文学研究科博士課程前期社会福祉専攻入学
 1991年 同上終了(社会学修士)
 1991年10月~1999年3月まで 東京都立大学(現首都大学)人文学部社会福祉学科助手
 1999年4月~209年3月まで 高知女子大学社会福祉学部講師→准教授
 2008年4月~任意団体視覚障害リハビリテーション協会長

【済生会新潟第二病院眼科 勉強会連絡先】
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科  安藤伸朗
  phone : 025(233)6161  fax : 025(233)6220
  e-mail:gankando@sweet.ocn.ne.jp

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。
    (参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。
   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/
 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している
  音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/ 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年5月8日(水)16:30~18:00
   「インクルーシブ教育システム構築と視覚障害教育盲学校に求められるもの~」
      小西 明 (新潟県立新潟盲学校:校長)

 

2013年3月3日

演題:「視覚障害者とスマートフォン」

講師:渡辺 哲也 (新潟大学 工学部 福祉人間工学科)

           日時:平成25年3月13日(水)16:30 ~ 18:00 

    場所:済生会新潟第二病院 眼科外来 

【抄録】
昨今、携帯電話の新機種は全てスマートフォンとなり、タブレット端末が様々なメーカーから販売され、事実上標準的な基本ソフトWindowsも新バージョンではタッチ操作が主体となる。この状況に危機感を覚えているのが全盲の携帯電話・PC利用者である。その衝撃は、パソコンのインタフェースが文字中心のCUIからグラフィカルなGUIへ移行した1990年代の「GUIショック」に酷似している。しかしスマートフォンは、以下のように、GUI OSと決定的に異なる点がある。

・全盲者向けに、画面の音声化機能を標準で装備している、または無料でプラグインを入手できる。有料のアプリも既に存在する。

・弱視者向けに、画面の拡大機能・反転表示を標準で装備している機種もある。

・触覚的なポインティングが可能(マウス操作では目と手の協調動作が必要とされたが、タッチ操作の場合、指だけと音声で操作対象を直接指示できる)。

 このように、GUIショック時のような全く使えなくなるというおそれはないが、さりとて触覚的手がかりのない画面上で正確に操作できるかについては不安が残る。そこで、タッチパネルを見ないでどの程度の正確性と速度をもって操作できるかを実験的に調べることとした。現在、実験が進行中であり、3月の発表時にはその結果を紹介したい。

【略歴】
 平成 3年 3月 北海道大学 工学部 電気工学科 卒業
 平成 5年 3月 北海道大学 工学研究科 生体工学専攻 修了
 平成 5年 4月 農林水産省 水産庁 水産工学研究所 研究員
 平成 6年 5月 日本障害者雇用促進協会 障害者職業総合センター 研究員
 平成13年4月 国立特殊教育総合研究所 研究員
 平成21年4月 新潟大学 工学部 福祉人間工学科 准教授
 情報通信技術(ICT)を用いた視覚障害者支援に従事。これまでの開発成果は、スクリーンリーダ”95Reader”、電子レーズライタ”Mimizu”、漢字の詳細読み”田町読み”(iPad・iPhoneに搭載)、触地図作成システム”tmacs”など。

 

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 興味があって参加可能な方は、遠慮なくご参加下さい。どなたでも大歓迎です。(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。下記のいずれでも視聴できます。

   http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai

   http://nitsc.eng.niigata-u.ac.jp/saiseikai/

 録画はしておりません。当日の視聴のみ可能です。

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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
 1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。
 参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。
 眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。

   日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)

   場所:済生会新潟第二病院眼科外来

 

*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。

 1)ホームページ「すずらん」
  新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している  音声パソコン教室ホームページ
  http://www11.ocn.ne.jp/~suzuran/saisei.html

 2)済生会新潟第二病院 ホームページ
  http://www.ngt.saiseikai.or.jp/02/ganka/index5.html

 3)安藤 伸朗 ホームページ
  http://andonoburo.net/

 

【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
 平成25年4月10日(水)16:30 ~ 18:00
   「私の目指す視覚リハビリテーションとは」
      吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会会長)

 平成25年5月8日(水)16:30~18:00
   「インクルーシブ教育システム構築と視覚障害教育
                ~盲学校に求められるもの~」
      小西 明 (新潟県立新潟盲学校:校長)

 平成25年6月12日(水)16:30~18:00
   「視覚障害グループセラピーの考察」
      小島 紀代子 (NPOオアシス)