2017年1月2日

案内:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』  高橋政代 
 日時;2017年02月25日(土)
    開場:14時30分、公開講座:15時~18時
 会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
 参加無料/事前登録
 テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 http://andonoburo.net/on/5320 

 パネリスト
 ・平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
  「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
 ・高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
  「網膜再生医療とアイセンター」
 ・清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
  「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
 オーガナイザー
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科) 

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 あけましておめでとうございます。
 「済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017」と題して、2月25日にどなたでも参加できる公開講座を企画しました。
 本公開講座では、魅力的な3人(平形・高橋・清水先生)のパネリストによる講演(各30分)と共に、テーマ「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」について繰り広げるトークに期待です。 

 今回は、高橋政代先生の抄録を以下に掲載します。
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演題:網膜再生による視機能回復とロービジョンケア
講師:高橋政代 (理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
【抄 録】
 2014年9月に施行された加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞シート移植の1例は手術後2年を経過し安全性が確認された。視細胞移植も動物実験で効果が確認され前臨床試験へと進んでいるが、どんな治療法も最初の臨床研究では安全性確認が目的である。再生医療、特に網膜の再生医療はまったく新しい治療であり最初は効果も小さい。改良を重ねて徐々に効果的な治療となることが考えられるが、過剰な期待が持たれやすく、失望リスクを抱える。 

 一方で、新しい治療を開始する場合は治療のリスクとベネフィットを十分に吟味して慎重に進める必要があるが、日本ではゼロリスクを求める傾向があり進まないと言う問題がある。いずれもリスクコミニュケーションが重要となる。 

 過度な期待は治癒が唯一の問題解決法であると考えることから起こるので、ロービジョンケアという別の道を伝えることが重要である。再生医療はリハビリテーション(ロービジョンケア)とセットで完成することを周知する必要がある。また、新しい治療のリスクについては過剰な抑制にならないように、広い視野で最終ゴールを見据えた判断が必要である。 

 このような問題を解決し新しい医療を創るため、神戸で進行中の、研究、医療、患者ケア、福祉窓口、就労支援がワンストップとなるアイセンターと視覚障害のイメージ変革を目指す公益法人NEXT VISIONのisee運動についてご紹介する。 

【略 歴】
 1986 京都大学医学部卒業
 1986 京都大学医学部眼科
 1995 アメリカ ソーク研究所 研究員
 2001 京都大学医学部附属病院 助教授
 2006 理化学研究所 チームリーダー
 2012 理化学研究所 プロジェクトリーダー
  現在に至る 

 

【事前登録】済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
===========================
 会場の準備の都合もありますので事前登録をお願い致します。
 申込期限:平成29
年01月31日(火)まで
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗 
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp

  Fax:025-233-6110
 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
***************************************************
 済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017に参加します
  氏名~ 
  所属(勤務先)~ 
  職業~
  住所~都道府県名と市町村名のみお願いします  

  連絡方法  e-mailアドレス~
        Fax ~
****************************************************
注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
  一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。

2016年12月31日

案内:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』  平形明人
 
どなたでも参加できる公開講座のご案内です

 日時;2017年02月25日(土)
    開場:14時30分、公開講座:15時~18時
 会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
 参加無料/事前登録
 テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
 主催:済生会新潟第二病院眼科

 パネリスト
 ・平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
  「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
 ・高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
  「網膜再生医療とアイセンター」
 ・清水美知子(フリーランスの歩行訓練士)
  「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
 オーガナイザー
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)

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 2016年の年の瀬、皆様如何お過ごしですか?
 「済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017」と題して、2月25日にどなたでも参加できる公開講座を企画しました。
 魅力的な3名の方をゲストに迎えました。1)平形明人先生〜我が国最大の眼科手術のメッカの一つであり、かつロービジョンケアの充実した杏林大学眼科主任教授、2)高橋政代先生〜再生医療最前線の研究を行いながらNEXT VISIONを立ち上げ視覚障害者の新しい可能性を模索する理化学研究所プロジェクトリーダー、3)清水美知子先生〜常に患者・障害者の立場に立ち、視覚障害者の置かれた状況や心理を深く洞察する語りは多くの方の共感と支持を得ているフリーランスの歩行訓練士
 本公開講座では、魅力的な3人の講演(各30分)と共に、テーマ「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」について、パネリスト(平形・高橋・清水先生)が繰り広げるトークに期待です。

 今回は、平形明人先生の抄録を以下に掲載します。
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演題:杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って
講師:平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
【抄 録】
 眼科臨床においての基本は、眼科治療を介して患者の活動範囲を維持、拡大することだと思います。それを表現するのがロービジョンケアだと考えます。

 ロービジョンケアの重要性は眼科領域ではかなり普及してきました。しかし、対象となる病態や患者背景は多様であり、施設により実施方法やロービジョンケア担当の職種は異なっています。今回は、杏林大学病院眼科では、どのようにロービジョン外来が誕生してロービジョンケアが実施されてきたのかを代表症例を振り返りながら、大学病院におけるロービジョン外来の意義を整理したいと思います。

 杏林大学眼科では1992年頃からロービジョン外来の必要性が提案され、1994年に医師と視能訓練士のチームで専門外来として出発しました。そして、1999年の杏林アイセンター設立時に施設が拡充して、2005年からは歩行訓練士も参加し現在まで多くの視覚障害者に貢献してきました。手術後患者の生活拡大のための適切な眼鏡矯正から先天疾患、加齢黄斑変性、網膜色素変性、緑内障、糖尿病網膜症、強度近視症例まで、様々な病態に基づくニーズにロービジョンケアが求められ、難治性疾患の多い大学病院には欠かせない外来になっています。同時に、研修医や医学生教育にも重要な役割を果たしています。 

【略 歴】
 1982年 慶應義塾大学医学部卒業、同眼科学教室入局
 1987年 慶應義塾大学医学部助手
 1989年 米国Duke大学Eye Center留学
 1992年 杏林大学医学部眼科講師
 1997年 杏林大学医学部眼科助教授
 2005年 杏林大学医学部眼科教授
 2008年 杏林大学医学部眼科主任教授   現在に至る

 

 

【事前登録】済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
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 会場の準備の都合もありますので事前登録をお願い致します。
 申込期限:平成29
年01月31日(火)まで
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗 
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp

  Fax:025-233-6110
 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
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 済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017に参加します
  氏名~ 
  所属(勤務先)~ 
  職業~
  住所~都道府県名と市町村名のみお願いします  

  連絡方法  e-mailアドレス~
        Fax ~
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注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
  一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。

2016年12月25日

事前登録開始:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』   
  注目の3名に新潟に来て頂き、眼科及び視覚リハビリテーションの現状と将来について語って頂きます。
 事前登録を開始致します。期待してご応募ください。 

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【事前登録】済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
  会場の準備の都合もありますので事前登録をお願い致します。
 申込期間:平成28年12月25日(日)~平成29年01月31日(火)
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗 
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
 (可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
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 済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017 

  氏名~  

  所属(勤務先)~  

  職業~ 

 住所~都道府県名と市町村名のみお願いします 

 連絡方法
   e-mailアドレス~
****************************************************
注:事前登録をして頂いた方には、一週間以内にお返事致します。
  一週間を過ぎても当方からの連絡がない場合は、問い合わせください。
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。
 

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済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017
  日時;2017年2月25日(土)
    開場:14時30分、公開講座:15時~18時
  会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
 テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
 主催:済生会新潟第二病院眼科
 参加無料/事前登録 

 オーガナイザー
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
 パネリスト
 ・平形 明人(杏林アイセンター 教授)
  「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
 ・高橋 政代(理化学研究所 プロジェクトリーダー)
  「演題:「網膜再生医療とアイセンター」
 ・清水美知子(フリーランスの歩行訓練士)
  「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
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【パネリストの紹介】
1.平形 明人(杏林アイセンター 教授)
 臨床で最高レベルの大学眼科の主任教授で有名な眼科サージャン。杏林アイセンターは眼科臨床ではもちろんロービジョンケアでも最先端を誇っています。今回、これから展開しようとしている医療も語って頂きます。
2.高橋 政代(理化学研究所 プロジェクトリーダー)
 再生医療の眼疾患への臨床応用の研究者であり推進者。Next Visionという形で、視覚障害者の福祉向上と科学技術の発達に寄与する近未来の最先端医療を展開しようとしています。
3.清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
 長い間歩行訓練を行いながら、多くの視覚障害者とお付き合いしてきました。視覚障害者の置かれた状況や心理を語って頂き、今後眼科医療に期待することを語って頂きます。 

 講演のみでなく、平形・高橋・清水先生が繰り広げるパネリスト間のトークにご期待下さい

 

2016年11月2日

【ご案内】済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017
 済生会新潟第二病院眼科では、どなたでも参加できる公開講座を開催しています。来年2月、下記のように予定致しました。今のうちにカレンダーにチェックをお願い致します。 

『済生会新潟第二病院眼科 市民公開講座2017』
  日時:2017年02月25日(土) 午後
  会場:未定
  どなたでも参加できます
 
 事前登録/参加無料 

テーマ:「眼科と視覚リハビリの現状と将来を語る」
 オーガナイザー:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
 パネリスト
 1.高橋 政代(理化学研究所CDB プロジェクトリーダー)
   再生医療の臨床応用で世界をリードしている研究者であり臨床医。研究成果を報告し、かつNext Visionという眼科臨床・科学技術の発達そして視覚障害者の福祉に寄与する新しい医療を語る。
 2.平形 明人(杏林大学眼科教授)
   第一級の眼科サージャンであり、眼科臨床で最高レベルの大学眼科の主任教授。ロービジョンケアでも最先端を走る。我が国の眼科医療の現状を分析し、我が国がこれから展開しようとしている医療を語る。
 3.清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
   歩行訓練士としての視覚障害者と長く深い付き合いの中から、視覚障害者の置かれた状況や心理を深く洞察する語りには定評がある。現在の我が国の視覚リハビリの問題点を解き明かし、将来を語る。 

 本講座では、講演を拝聴するだけでなく、パネリスト間のディスカッションに期待します。

2016年9月12日

案内 第2回【なでしこ会】 (済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会) 

「なでしこ会」(済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会)を行います。
 今回は、糖尿病網膜症をテーマに、眼科と内科の両面から討論してみたいと思います。ご存じの通り、我が国における視覚障害の原因として糖尿病網膜症は代表的な疾患の一つです。眼科では長い間、網膜症による視覚障害との戦いがあり、網膜光凝固・硝子体手術・薬物(抗VEGF)等々、年々進歩してきています。一方内科でも急増する糖尿病患者に対する治療は、1921年インスリンの発見を契機に進み、殊に近年はインクレチン製剤、SGLT2阻害剤等々糖尿病治療が年々進歩してきています。眼科・内科での糖尿病網膜症に対する治療の現状を語り、皆様からの疑問にお答えし、討論したいと思います。期待してご参加下さい。 

【第2回なでしこ会】 済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会
  日時:2016年9月13日(火) 19:00~21:00
  会場:ホテルオークラ新潟 5階メイフェア
 テーマ:「糖尿病網膜症の管理」
 総合座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
 1.眼科から 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
 2.内科から 津田晶子(木戸病院内科)
共催:済生会新潟第二病院眼科
     
ノバルティス  ファーマ㈱

お弁当を用意致します。

当日参加もOKですが、準備の都合上事前連絡を頂けると嬉しいです。
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【事前登録】第2回なでしこ会(済生会新潟第二病院眼科病診連携の会)
(参加する 参加しない)

 氏名

 所属の病院・医院

 専門診療科 〜 眼科・内科・小児科・その他

 メールアドレス

=========================== 

@「なでしこ会」命名の由来
 大正1年以来、撫子(なでしこ)は済生会の紋章として用いられています。
 http://www.saiseikai.or.jp/about/reason/

 

講演1 座長 中村裕介(済生会新潟第二病院 眼科)
 演 題:糖尿病網膜症治療の変遷と最近の話題
 講 師:安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科)

【抄 録】
 糖尿病網膜症による視覚障害との戦いは、これまで長い間続いている。
1.眼科の糖尿病網膜症治療の歴史
 近代眼科学の発展は、1851年Helmholtzの検眼鏡開発に始まる。その後眼科学は飛躍的に発展した。1869年糖尿病網膜炎の報告、1956年キセノン光凝固、1961年 螢光眼底撮影開発、日本臨床眼科学会GD「糖尿病網膜症」設立、1971年硝子体手術、1976年日本初の硝子体手術と続く。
2.眼科医になってから40年間 第一線での糖尿病網膜症との戦い
 私の父も眼科医であるが、昭和30年代から40年代前半までは、視覚障害を来す疾患の中で、糖尿病網膜症はそれほど重要な疾患とは認識されていなかったという。しかし私が1977年(昭和52年)新潟大学医学部を卒業し、眼科医になった頃は、糖尿病網膜症は我が国における視覚障害を来す代表的な疾患であった。眼科医になっても全身的な疾患と関わっていたいという思いもあり、1979年より新潟大学眼科で糖尿病外来を担当した。当時の網膜症外来では蛍光眼底撮影と光凝固(当初はキセノン凝固、その後アルゴンレーザー凝固)の日々であった。
 1980年ごろからは、硝子体手術に取り組んだ。当時は手術器具も稚拙で、術中術後合併症が多く、手術時間も2~3時間を超えることもしばしばであった。少しずつ成功例を増やし、硝子体手術症例が1500例を超えた1991年、米国Duke大学に留学(血液眼関門の研究)。わずか1年の留学であったが、Machemerらの手術を毎週見学し、術後回診にも参加することができた。
 糖尿病網膜症に関する医学の進歩は著しく、1991年OCT 開発、1994年糖尿病網膜症の発症進展にVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の関与が明らかになり、糖尿病網膜症の治療に抗VEGFの効果が明らかになった。1995年に糖尿病眼学会設立、1996年私は大学での18年9か月の大学で生活を経て、済生会新潟第二病院に就職し今日まで20年6か月を超えるに至っている。
3.糖尿病網膜症治療の話題の変遷
 我が国の眼科における糖尿病網膜症に関する研究の動向を知るため、毎年秋に開催される日本臨床眼科学会における一般講演・学術展示の演題を1995年より10年毎に調べた。糖尿病網膜症に関する演題は、1995年25題、2005年30題、2015年23題であった。主な演題の内容は、1995年:増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術、2005年:糖尿病黄斑症に対する硝子体手術、2015年:糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法と変遷してきた。
4.今日的課題
 2014年日本で認可された抗VEGF療法は、糖尿病網膜症治療を一変させたが、多くの問題を抱えている。抗VEGFの適正な使用法を含め、新しい治療法の確立が今後の課題である。 

【略 歴】 安藤伸朗(あんどう のぶろう)
      済生会新潟第二病院 第4診療部長、眼科部長
 1977年(昭和52年)新潟大学医学部卒業
   
   新潟大学眼科学教室入局
         浜松聖隷病院勤務(1年6ヶ月)
 1982年(昭和57年)新潟大学医学部助手(眼科)
 1987年(昭和62年)新潟大学医学部講師(眼科)
      米国Duke大学留学(1年間)
 1996年(平成8年)済生会新潟第二病院眼科部長
 2014年(平成26年)杏林大学医学部非常勤講師(眼科)
  日本糖尿病眼学会理事、日本眼循環学会理事、日本ロービジョン学会理事
  公益社団法人日本眼科医会「日本の眼科」編集委員
  新潟大学医学部医学科臨床准教授
  杏林大学非常勤講師

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講演2 座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
 演 題:内科医からみた糖尿病治療と網膜症治療の進歩と課題
 講 師:津田晶子(木戸病院 内科)
【抄 録】
 1982年、新潟大学病院通院中の1型糖尿病患者さんの網膜症は直線的な進行が認められていました。インスリン強化療法や汎網膜光凝固療法などが始まったばかりの頃です。「これではいけない」と1981年、新潟でも血糖自己測定・ポンプ治療・インスリン強化療法開始。同年ようやく、インスリン自己注射やHbA1が保健適用。1986年血糖自己測定保険適用。
 35年後の現在では、通院をきちんとされている患者さんでは1型糖尿病であっても、網膜症がほとんど見られなくなりました。また進行しかかった網膜症が鎮静化できた方も大勢いらっしゃいます。眼科治療の進歩は目覚ましく、本当にお世話になっております。
 一方、今、問われているのは、細小血管症だけでなく、動脈硬化症や認知症やロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)や癌などを如何に早期に発見し予防できるかが、という一つの科や医療機関の枠を超えた、課題に思われます。
 健診からの受診率はいまだに低く、若年発症2型糖尿病や高血圧症の治療中断は高率で、特に自営業・非正規労働者・長距離運転業などで目立ちます。38歳にして、脳に心臓に動脈硬化症を進行させた症例、放置期間が長く、腎・眼・神経障害/OHが進行した55歳の症例、をご紹介したいと思います。受診された患者さんを診るだけで終わらせず、受診や通院継続がもっと容易にできるような、病診連携や各科連携、健診とのタイアップを進めてゆく必要を感じています。

【略 歴】 津田晶子(つだ あきこ)
       木戸病院 糖尿病内科
 1977年(昭和52年)新潟大学医学部卒業
       木戸病院・長岡赤十字病院で内科研修後
 1979年(昭和54年)新潟大学医学部第一内科入局。
 1985年(昭和60年)       第一内科助手。
 1989年(平成元年)木戸病院勤務。
             内科部長、糖尿病内科科長。
 2013年(平成25年)糖尿病センター長
    メデイカルフイットネスwith所長
日本内科学会  内科認定医 研修指導医
日本糖尿病学会 糖尿病専門医 糖尿病研修指導医
日本内分泌学会 内分泌専門医
日本糖尿病学会 評議委員
日本先進糖尿病治療研究会 世話人
研究テーマ
  1型糖尿病のインスリン治療
  2型糖尿病のトータルケア
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2016年9月2日

 「なでしこ会」(済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会)を行います。
 白内障や網膜剥離・眼底疾患を中心に、いつも多くの患者を紹介して頂いておりますが、時に興味深いケースもあります。そこで県内外の専門の先生に協力して頂き、症例検討を中心に病診連携の会を開催することに致しました。開業医の先生方や大学の先生や研修医、眼科に限らず医師や医療関係者であればどなたでも参加することの出来る会です。堅苦しくなく、しかも勉強になる検討会にしたいと思います。 
 今回は、糖尿病網膜症をテーマに、眼科と内科の両面から討論してみたいと思います。ご存じの通り、我が国における視覚障害の原因として糖尿病網膜症は代表的な疾患の一つです。眼科では長い間、網膜症による視覚障害との戦いがあり、網膜光凝固・硝子体手術・薬物(抗VEGF)等々、年々進歩してきています。一方内科でも急増する糖尿病患者に対する治療は、1921年インスリンの発見を契機に進み、殊に近年はインクレチン製剤、SGLT2阻害剤等々糖尿病治療が年々進歩してきています。眼科・内科での糖尿病網膜症に対する治療の現状を語り、皆様からの疑問にお答えし、討論したいと思います。
 期待してご参加下さい。
 

【第2回なでしこ会】 済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会
 日時:2016年9月13日(火) 19:00~21:00
 会場:ホテルオークラ新潟 5階メイフェア
 テーマ:「糖尿病網膜症の管理」
  総合座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
  1.眼科から 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
  2.内科から 津田晶子(木戸病院内科)
 共催:済生会新潟第二病院眼科
    ノバルティス  ファーマ㈱ 

 お弁当を用意致します。 

当日参加もOKですが、準備の都合上事前連絡を頂けると嬉しいです。
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【事前登録】第2回なでしこ会(済生会新潟第二病院眼科病診連携の会)
 (参加する 参加しない)
   氏名
   所属の病院・医院
   専門診療科 〜 眼科・内科・小児科・その他
   メールアドレス
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@「なでしこ会」命名の由来
 大正1年以来、撫子(なでしこ)は済生会の紋章として用いられています。
 http://www.saiseikai.or.jp/about/reason/

 

講演1 座長 中村裕介(済生会新潟第二病院 眼科)
 演 題:糖尿病網膜症治療の変遷と最近の話題
 講 師:安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科)
【抄 録】
 糖尿病網膜症による視覚障害との戦いは、これまで長い間続いている。
1.眼科の糖尿病網膜症治療の歴史
 近代眼科学の発展は、1851年Helmholtzの検眼鏡開発に始まる。その後眼科学は飛躍的に発展した。1869年糖尿病網膜炎の報告、1956年キセノン光凝固、1961年 螢光眼底撮影開発、日本臨床眼科学会GD「糖尿病網膜症」設立、1971年硝子体手術、1976年日本初の硝子体手術と続く。 

2.眼科医になってから40年間 第一線での糖尿病網膜症との戦い
 私の父も眼科医であるが、昭和30年代から40年代前半までは、視覚障害を来す疾患の中で、糖尿病網膜症はそれほど重要な疾患とは認識されていなかったという。しかし私が1977年(昭和52年)新潟大学医学部を卒業し、眼科医になった頃は、糖尿病網膜症は我が国における視覚障害を来す代表的な疾患であった。眼科医になっても全身的な疾患と関わっていたいという思いもあり、1979年より新潟大学眼科で糖尿病外来を担当した。当時の網膜症外来では蛍光眼底撮影と光凝固(当初はキセノン凝固、その後アルゴンレーザー凝固)の日々であった。

 1980年ごろからは、硝子体手術に取り組んだ。当時は手術器具も稚拙で、術中術後合併症が多く、手術時間も2~3時間を超えることもしばしばであった。少しずつ成功例を増やし、硝子体手術症例が1500例を超えた1991年、米国Duke大学に留学(血液眼関門の研究)。わずか1年の留学であったが、Machemerらの手術を毎週見学し、術後回診にも参加することができた。

 糖尿病網膜症に関する医学の進歩は著しく、1991年OCT 開発、1994年糖尿病網膜症の発症進展にVEGF(血管内皮細胞増殖因子)の関与が明らかになり、糖尿病網膜症の治療に抗VEGFの効果が明らかになった。1995年に糖尿病眼学会設立、1996年私は大学での18年9か月の大学で生活を経て、済生会新潟第二病院に就職し今日まで20年6か月を超えるに至っている。 

3.糖尿病網膜症治療の話題の変遷
 我が国の眼科における糖尿病網膜症に関する研究の動向を知るため、毎年秋に開催される日本臨床眼科学会における一般講演・学術展示の演題を1995年より10年毎に調べた。糖尿病網膜症に関する演題は、1995年25題、2005年30題、2015年23題であった。主な演題の内容は、1995年:増殖糖尿病網膜症に対する硝子体手術、2005年:糖尿病黄斑症に対する硝子体手術、2015年:糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF療法と変遷してきた。 

4.今日的課題
 2014年日本で認可された抗VEGF療法は、糖尿病網膜症治療を一変させたが、多くの問題を抱えている。抗VEGFの適正な使用法を含め、新しい治療法の確立が今後の課題である。 

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講演2 座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
 演 題:内科医からみた糖尿病治療と網膜症治療の進歩と課題
 講 師:津田晶子(木戸病院 内科)
【抄 録】
 1982年、新潟大学病院通院中の1型糖尿病患者さんの網膜症は直線的な進行が認められていました。インスリン強化療法や汎網膜光凝固療法などが始まったばかりの頃です。「これではいけない」と1981年、新潟でも血糖自己測定・ポンプ治療・インスリン強化療法開始。同年ようやく、インスリン自己注射やHbA1が保健適用。1986年血糖自己測定保険適用。 

 35年後の現在では、通院をきちんとされている患者さんでは1型糖尿病であっても、網膜症がほとんど見られなくなりました。また進行しかかった網膜症が鎮静化できた方も大勢いらっしゃいます。眼科治療の進歩は目覚ましく、本当にお世話になっております。 

 一方、今、問われているのは、細小血管症だけでなく、動脈硬化症や認知症やロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)や癌などを如何に早期に発見し予防できるかが、という一つの科や医療機関の枠を超えた、課題に思われます。 

 健診からの受診率はいまだに低く、若年発症2型糖尿病や高血圧症の治療中断は高率で、特に自営業・非正規労働者・長距離運転業などで目立ちます。38歳にして、脳に心臓に動脈硬化症を進行させた症例、放置期間が長く、腎・眼・神経障害/OHが進行した55歳の症例、をご紹介したいと思います。受診された患者さんを診るだけで終わらせず、受診や通院継続がもっと容易にできるような、病診連携や各科連携、健診とのタイアップを進めてゆく必要を感じています。
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2016年7月16日

案内:シンポジウム『病とともに生きる』 第12回ご案内
 日時:平成28年7月17日(日)
     開場:午前9時30分 講演会:10時〜12時30分
 会場:「有壬記念館」(新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757
 入場無料
 当日参加可 

全国から5名のパネリストをお呼びして、シンポジウム「病とともに生きる」を開催します。
南 昌江先生は、福岡で内科開業しています。ご自身が「Ⅰ型糖尿病」であり、病を克服して今は糖尿病専門医として活躍しています。
小川弓子先生は、福岡市立西部療育センターで活躍中の小児科医です。息子さんが「未熟児網膜症」で視力不良ですが東大を卒業し、現在はベンチャー企業を起業して活躍中です。
清水朋美先生は、所沢の国立障害者リハセンター病院の眼科医です。お父様が「ベ-チェット病」で失明、その病と闘うために眼科医となり米国留学して研究した先生です。
立神粧子先生は、音楽家でフェリス女学院大学教授です。ご主人が「くも膜下出血による高次脳機能障害」となり、夫婦して米国のリハビリを受け乗り越えた方です。
基調講演は、前東京女子医大糖尿病センター長の大森安恵先生です。糖尿病治療のど真ん中で60年間活躍された大先輩で、特に「糖尿病でも母子ともに健康な出産ができる」を日本の常識にした取組みは、特筆すべき業績です。
コーディネーターは、私安藤と、曽根博仁教授(新潟大学内科)が務めます。
多くの方のご来場を期待しております。 

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シンポジウム「病とともに生きる」
 コーディネーター
  曽根 博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科;教授) 
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院;眼科部長)  
10時 開始
 基調講演(30分):「糖尿病と向き合う~私の歩いた一筋の道~」
  大森 安恵
  (内科医;海老名総合病院・糖尿病センター
    東京女子医大名誉教授、元東京女子医大糖尿病センター長)
  http://andonoburo.net/on/4450  

パネリスト (各25分)
  南 昌江 (内科医;南昌江内科クリニック)
   「糖尿病を通して開けた人生」
    http://andonoburo.net/on/4462
 小川 弓子(小児科医;福岡市立西部療育センター センター長)
 
 「母として医師として~視覚障害の息子と共に~」
    http://andonoburo.net/on/4478
 清水 朋美(眼科医;国立障害者リハセンター病院第二診療部)
   「オンリーワンの眼科医を目指して」
    http://andonoburo.net/on/4491
 立神 粧子(音楽家;フェリス女学院大学・大学院 教授)
   「続・夫と登る高次脳機能障害というエベレスト
    ~作戦を立ててがんばる~」
    http://andonoburo.net/on/4495  

ディスカッション (20分)
   演者間、会場を含め討論
12時30分 終了
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《問い合わせ》
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
  e-mail : gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax : 025-233-6220
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2016年7月14日
案内:シンポジウム『病とともに生きる』 第11回ご案内
 日時:平成28年7月17日(日)
   開場:午前9時30分 講演会:10時〜12時30分
 会場:「有壬記念館」(新潟大学医学部同窓会館)
      新潟市中央区旭町通1-757
 入場無料
 当日参加可
 技術革新による「医療」の変化は、目覚ましいものがあります。ゲノム医療や 再生医療、人工知能による診療補助、ICT技術の活用など、さまざまな医療イノベーションの発展と普及が今後期待されています。一方で、急激な人口構造の変化とそれに伴う疾病構造の変化、社会の変容の流れの中で、医師・医療従事者に求められる役割が大きく変わってきています。今後は、「治す」医療から「治し支える」医療へと変化することが予測されます。 
 「患者に寄り添う」ということが大事であることは理解していても、当事者や家族でないと理解が及ばず、医療者の気持ちが患者さんやご家族に届かないことがあります。5年前に開催した第17回日本糖尿病眼学会(2011年12月2~4日 東京国際フォーラム 会長;安藤伸朗)で、シンポジウム「患者さん・家族が語る、病の重さ」は、大変好評でした。4名のパネリスト(南 昌江先生、小川弓子先生、清水朋美先生、立神粧子先生)は、それぞれ、ご自身が、ご子息が、お父上が、ご主人が疾患や障害を持っています。大森安恵先生と私安藤がオーガナイザーでした。
 この度 5年の歳月を経て、同じメンバーに新潟に来て頂き、曽根博仁教授(新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科)に協力頂き、シンポジウム「病とともに生きる」を開催することに致しました。このメンバーが語る言葉に耳を傾け、「医療」を一緒に考えてみませんか?
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シンポジウム「病とともに生きる」
 日時:平成28年7月17日(日)
      開場:午前9時30分 講演会:10時~12時30分
  会場:「有壬記念館」(新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757
 コーディネーター
  曽根 博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科;教授) 
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院;眼科部長)  
10時 開始
 基調講演(30分):「糖尿病と向き合う~私の歩いた一筋の道~」
  大森 安恵
    (内科医;海老名総合病院・糖尿病センター
    東京女子医大名誉教授、元東京女子医大糖尿病センター長)
   http://andonoburo.net/on/4450 
 パネリスト (各25分)
   南 昌江 (内科医;南昌江内科クリニック)
    「糖尿病を通して開けた人生」
    http://andonoburo.net/on/4462
  小川 弓子(小児科医;福岡市立西部療育センター センター長)
     「母として医師として~視覚障害の息子と共に~」
     http://andonoburo.net/on/4478
 清水 朋美(眼科医;国立障害者リハセンター病院第二診療部)
     「オンリーワンの眼科医を目指して」
     http://andonoburo.net/on/4491
 立神 粧子(音楽家;フェリス女学院大学・大学院 教授)
     「続・夫と登る高次脳機能障害というエベレスト
    ~作戦を立ててがんばる~」
     http://andonoburo.net/on/4495 
ディスカッション (20分)
   演者間、会場を含め討論 
12時30分 終了
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《問い合わせ》
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
  e-mail : gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax : 025-233-6220
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2016年7月1日

  日時:平成28年7月17日(日)
     開場:午前9時30分 講演会:10時〜13時
  会場:「有壬記念館」(新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757
  入場無料 当日参加可

 最近、技術革新による「医療」の変化も目覚ましいものがあります。ゲノム医療や 再生医療、人工知能による診療補助、ICT技術の活用など、さまざまな医療イノベーションの発展と普及が今後期待されています。一方で、急激な人口構造の変化とそれに伴う疾病構造の変化、社会の変容の流れの中で、医師・医療従事者に求められる役割が大きく変わってきています。今後は、「治す」医療から「治し支える」医療へと変化することが予測されます。 

 「患者に寄り添う」ということが大事であることは理解していても、当事者や家族でないと理解が及ばず、医療者の気持ちが患者さんやご家族に届かないことがあります。5年前に開催した第17回日本糖尿病眼学会(20111224日 東京国際フォーラム 会長;安藤伸朗)で、シンポジウム「患者さん・家族が語る、病の重さ」は、大変好評でした。4名のパネリスト(南 昌江先生、小川弓子先生、清水朋美先生、立神粧子先生)は、それぞれ、ご自身が、ご子息が、お父上が、ご主人が疾患や障害を持っています。大森安恵先生と私安藤がオーガナイザーでした。 

 この度 5年の歳月を経て、同じメンバーに新潟に来て頂き、曽根博仁教授(新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科)に協力頂き、シンポジウム「病とともに生きる」を開催することに致しました。このメンバーが語る言葉に耳を傾け、「医療」を一緒に考えてみませんか?

 

【事前登録】シンポジウム『病とともに生きる』
   当日参加も可能ですが、事前登録された方には別途、
   シンポジウム後パネリストと一緒の食事会のご案内を差し上げます。
  申込期限 平成28年7月7日(木)
  申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
   e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax 025-233-6220 
 (可能な限り、メールでの連絡をお願い致します) 

***************************************************
 シンポジウム『病とともに生きる』 参加申し込み
  氏名~ 

   所属(勤務先)~

   職業~  

 住所~都道府県名と市町村名をお願いします
  記載例~○○都道府県、○○市町村  

 連絡方法
    e-mail アドレス~
    Fax番号~
****************************************************
注:担当の職員はおりません。
  電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。 

 

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シンポジウム「病とともに生きる」
 コーディネーター
  曽根 博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科;教授)
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院;眼科部長)  

 基調講演(30分):「糖尿病と向き合う~私の歩いた一筋の道~」
  大森 安恵
    (内科医;海老名総合病院・糖尿病センター
    東京女子医大名誉教授、元東京女子医大糖尿病センター長)
     http://andonoburo.net/on/4450 

 パネリスト (各25分)
   南 昌江 (内科医;南昌江内科クリニック)
    「糖尿病を通して開けた人生」
     http://andonoburo.net/on/4462
  小川 弓子(小児科医;福岡市立西部療育センター センター長)
     「母として医師として~視覚障害の息子と共に~」
     http://andonoburo.net/on/4478
  清水 朋美(眼科医;国立障害者リハセンター病院第二診療部)
     「オンリーワンの眼科医を目指して」
      http://andonoburo.net/on/4491
  立神 粧子(音楽家;フェリス女学院大学・大学院 教授)
     「続・夫と登る高次脳機能障害というエベレスト
        ~作戦を立ててがんばる~」
     http://andonoburo.net/on/4495 

 ディスカッション (50分)
     演者間、会場を含め討論 

 13時 終了
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 《問い合わせ》
  950-1104 新潟市西区寺地280-7
  済生会新潟第二病院眼科  安藤伸朗
   e-mail : gankando@sweet.ocn.ne.jp
   Fax : 025-233-6220 
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2016年6月22日

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シンポジウム「病と共に生きる」
  日時:平成28年7月17日(日)
     開場:午前9時30分 講演会:10時〜13時
   会場:「有壬記念館」(ゆうじんきねんかん:新潟大学医学部同窓会館)
     新潟市中央区旭町通1-757
  入場無料
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  

 最近、技術革新による「医療」の変化も目覚ましいものがあります。ゲノム医療や 再生医療、人工知能による診療補助、ICT技術の活用など、さまざまな医療イノベーションの発展と普及が今後期待されています。一方で、急激な人口構造の変化とそれに伴う疾病構造の変化、社会の変容の流れの中で、医師・医療従事者に求められる役割が大きく変わってきています。今後は、「治す」医療から「治し支える」医療へと変化することが予測されます。 

 「患者に寄り添う」ということが大事であることは理解していても、当事者や家族でないと理解が及ばず、医療者の気持ちが患者さんやご家族に届かないことがあります。今回4名のパネリスト(南 昌江先生、小川弓子先生、清水朋美先生、立神粧子先生)は、第17回日本糖尿病眼学会(2011年12月2~4日 東京国際フォーラム 会長;安藤伸朗)で開催したシンポジウム 「患者さん・家族が語る、病の重さ」のパネリストです。それぞれ、ご自身が、ご子息が、お父上が、ご主人が疾患や障害を持っています。大森安恵先生は、オーガナイザーでした。 

 5年の月日を経て、同じメンバーに新潟に来て頂き、曽根博仁教授(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科)に協力頂き、シンポジウム「病とともに生きる」を開催することに致しました。
 このメンバーが語る言葉に耳を傾け、「医療」を一緒に考えてみませんか? 
 

【事前登録】シンポジウム『病とともに生きる』
  当日参加も可能ですが、事前登録された方には別途、
  シンポジウム後パネリストと一緒の食事会のご案内を差し上げます。
 申込期間 平成28年4月22日(金)~7月7日(木)
 申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
  e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
  Fax 025-233-6220 
(可能な限り、メールでの連絡をお願い致します) 

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 シンポジウム『病とともに生きる』 参加申し込み
  氏名~ 
  所属(勤務先)~
  職業~   

 住所~都道府県名と市町村名をお願いします
  記載例~○○都道府県、○○市町村  

 連絡方法
    e-mail アドレス~
   Fax番号~
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注:担当の職員はおりません。
  電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。 

 

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シンポジウム「病とともに生きる」
 コーディネーター
  曽根 博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科;教授)
  安藤 伸朗(済生会新潟第二病院;眼科部長)  

 基調講演(30分):「糖尿病と向き合う~私の歩いた一筋の道~」
   大森 安恵
    (内科医;海老名総合病院・糖尿病センター
    東京女子医大名誉教授、元東京女子医大糖尿病センター長)
     http://andonoburo.net/on/4450 

 パネリスト (各25分)
   南 昌江 (内科医;南昌江内科クリニック)
    「糖尿病を通して開けた人生」
     http://andonoburo.net/on/4462
  小川 弓子(小児科医;福岡市立西部療育センター センター長)
     「母として医師として~視覚障害の息子と共に~」
     http://andonoburo.net/on/4478
   清水 朋美(眼科医;国立障害者リハセンター病院第二診療部)
     「オンリーワンの眼科医を目指して」
     http://andonoburo.net/on/4491
   立神 粧子(音楽家;フェリス女学院大学・大学院 教授)
     「続・夫と登る高次脳機能障害というエベレスト
        ~作戦を立ててがんばる~」
      http://andonoburo.net/on/4495  

 ディスカッション (50分)
     演者間、会場を含め討論  

 13時 終了
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《問い合わせ》
 950-1104 新潟市西区寺地280-7
 済生会新潟第二病院眼科  安藤伸朗
 e-mail : gankando@sweet.ocn.ne.jp
 Fax : 025-233-6220 
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