2014年2月3日

『シンポジウム「視覚リハビリテーションの空白(2)」』ご案内
 http://www.shikakuriha.net/topics-20140209.html
 

 注目のシンポジウムです。多くの皆様のご来場を期待しています。

 日時:2014年2月9日(日)開場12:30 13:00〜17:00
 会場:家の光会館7F コンベンションホール
  〒162-0826 新宿区市谷船河原町11番地
  tel:03-3260-4791
  http://www.ienohikariss.co.jp/bld/access/
 入場無料 申込不要 

 

『シンポジウム「視覚リハビリテーションの空白(2)」』
 座長 吉野 由美子(視覚障害リハビリテーション協会会長)

     http://www.jarvi.org
    仲泊 聡  (国立障害者リハビリテーションセンター)

1.支援ソフトファーストステップ 
   仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター)
  http://www.rehab.go.jp

2.当事者団体の役割
   竹下 義樹(日本盲人会連合会長)
  http://www.normanet.ne.jp/~nichimo/

3.支援団体として
   髙橋 秀治 (日本盲人社会福祉施設協議会理事長)
  http://www.ncawb.org

4.特別支援学校として
   三谷 照勝 (全国盲学校長会会長)
  http://www.zentoku.jp/dantai/mou/

5.関連学会として
   加藤 聡 (日本ロービジョン学会理事長)
  http://www.jslrr.org

6.眼科医として
   高野 繁 (日本眼科医会会長)
  http://www.gankaikai.or.jp 

 このシンポジウムは、平成22-24年度厚生労働科学研究費補助金 障害者対策総合研究事業(感覚器障害分野)「総合的視覚リハビリテーションシステムプログラムの開発(H22-感覚・一般-005)研究代表者 仲泊 聡」の研究成果発表会として開催されるものです。

 

【お問い合わせ】
 国立障害者リハビリテーションセンター病院(仲泊 聡)
 〒359-8555 埼玉県所沢市並木4-1
 tel: 04-2995-3100[内線:3004] fax: 04-2995-3132
 e-mail: nakadomari-satoshi@rehab.go.jp 

【主催】公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 
【後援】社会福祉法人日本盲人会連合
          社会福祉法人日本盲人社会福祉協議会
          全国盲学校長会
          日本ロービジョン学会
          公益財団法人日本眼科医会
          視覚障害リハビリテーション協会 

===================================
参考:視覚リハビリテーションの空白
 日時:2013年3月16日(土)14:00~17:00 入場無料
 場所:全国障害者総合福祉センター戸山サンライズ 大研修室

1.視覚リハ専門家の空白
   吉野 由美子(視覚障害リハビリテーション協会 会長)
2.視覚リハの空白地帯 地域における空白
   原田 敦史(堺市健康福祉プラザ 視覚障害者・聴覚障害者センター)
3.空白への対処法
   仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター 病院)
4.視覚障害者支援の選択肢は十分か?
   渡辺 文治(神奈川県総合リハビリセンター七沢更生ライトホーム)

2013年9月30日

第14回 日本ロービジョン学会学術総会
シンポジウム2「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」
  ■登壇日時:2013年10月12日(土) 16:20~17:50

  ■会  場:第1会場(倉敷市芸文館 1F ホール)
  ■司  会:安藤 伸朗   済生会新潟第二病院
        佐藤 美保   浜松医大
  ■演  者: 門之園 一明   横浜市大医療センター
         佐藤 美保   浜松医大
         若倉 雅登   井上眼科
         根岸 一乃   慶應義塾大学医学部 眼科学教室
         栗本 康夫   神戸市民中央病院
         安藤 伸朗   済生会新潟第二病院                       

 【オーガナイザー挨拶】
                
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
     佐藤 美保 (浜松医科大学医学部病院教授
 近年の眼科医療の進展は著しいものがある。今、必要とされている知識や技術は、3年と持たない。ロービジョンケアはもちろん、患者の望むこと・患者のニーズに沿うことが基本であるが、新しい医療の要求に応える(対応する)ことも求められる。こうした視点から、今回の「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」は、各専門分野のトップランナーが、疾患別にロービジョンケアを語ることを意図したシンポジウムである。 

 各分野のリーダーに、眼疾患を治療する場合の最新の知見を述べて頂き、かつ各演者がロービジョンケアに期待することを語って頂く予定である。

 ロービジョンケアは必要だとは認めるが、なんとなく敷居が高いと思っている眼科医が多いのではないだろうか?ロービジョンケアは、決して一部の眼科医のみが関わる特殊な領域ではない。予定していた治療効果が得られない場合や、患者が期待していた視機能が得られない場合、治療に携わるすべての眼科医が関わる分野である。

 今回のシンポジストは、これまでロービジョン学会にあまり参加していない、多士済々な顔ぶれである(以下、敬称略)。網膜硝子体は、門之園 一明(横浜市大医療センター)、 小児眼科は、佐藤 美保(浜松医大)、神経眼科は、若倉 雅登(井上眼科)、白内障・屈折は、根岸 一乃(慶応大学)、再生医療は、栗本 康夫(神戸市民中央病院)、精神的サポートは、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)。本学会では新鮮な、そして通常ではありえない面々のコラボである。

 各分野の専門家に「疾患ごとに求められるロービジョンケアのあるべき姿」を語って頂き、近い将来に必要となる新たなロービジョンケアの方向を模索してみたい。トップランナーが何を語るか?どんなシンポジウムになるか?今から楽しみである。多くの方々の参加を期待している。

 

1)網膜硝子体とロービジョン 
  
門之園 一明 (横浜市立大学医療センター 眼科教授)
 
網膜硝子体手術は近年急速に進歩し、多くの疾患の視機能を救うことができるようになった。いうまでもなく、現在では、視機能障害を改善することのできる重要な治療手段のひとつである。一般に網膜硝子体手術には術前後を含めて多くの時間を労力を費やすため、術者は網膜の形態学的な改善と視力の向上を以って、治療の成功を決める傾向が強い。


 しかし、重度な増殖硝子体網膜症を仮に首尾よく治療できたとして、患者にとってその視機能が満足の行くものでなければ、治療は術者の満足のみに陥ることになるだろう。患者と医師の間に治療の理解と満足度の隔たりのある限り、なかなか本来の治療は生まれないであろうし、少なくとも我々はその溝を少なくする必要がある。また、これは、広い意味で周術期管理といえる。

 網膜硝子体術者は、難しい疾患と向き合う頻度が高く、いつもこの課題を背負っているため、精神的なストレスの多い仕事である。このため、多くの術者はこれまで、自分なりのやり方でそれなり対応をするか、あまり術後のフォローに関心を示さないように演じて来ることで、対応してきたのではないであろうか。

 ロービジョン学は、近年非常に進歩し低視力患者に貢献している。現在では、術後の患者の抱える問題点を解決する唯一の手段をなっているにもかかわらず、残念ながらロービジョンを理解し、これを応用する網膜硝子体術者は少ない。具体的な視機能向上のための装具や治療器具を含め、心理的なサポートの方法など、ロービジョン治療学の中には、網膜疾患患者へ応用できる知識が多く含まれている。

 これからの網膜硝子体術者は、その手術技量を向上させるだけでなく、術後に否応なく訪れる可能性のある不完全な視機能に対して、ロービジョンを手術後管理に積極的に取り入れる傾向が強くなるであろう。また、これは中枢神経組織を扱う網膜外科の本来の健全なあり方である。

【略歴】
 1988年 横浜市立大学医学部卒業

 2000年 横浜市立大学医学部眼科講師
 2005年 横浜市立大学市民総合医療センター眼科准教授
 2007年 横浜市立大学市民総合医療センター眼科教授
  現在に至る

 

2)小児眼科
 
 佐藤美保(浜松医科大学医学部病院教授)

小児眼科外来は、小児の良好な視力発達を目標として治療を行っているが、重度の先天性眼疾患をもって生まれた児や、未熟児網膜症などで、改善の期待できない重度の視覚障害をもつ児に対して、その家族も含めたロービジョンケアを行うことは重要な役目である。

 浜松医科大学付属病院では視覚障害のある小児を対象とした療育相談を行っている。そのなかでも3歳以下を早期療育相談として、視覚支援校と早期に繋がりをもたせる試みを行っている。早期療育相談の流れは、重篤な視力障害を持つ乳幼児が受診した場合に、院内早期療育相談の存在を養育者に伝える。養育者が相談を希望した場合には、ロービジョン外来担当の視能訓練士が窓口となって、視覚支援校の乳幼児発達支援指導員と連絡をとる。
 

 院内早期療育相談は、視覚支援校の教員が大学病院の外来を訪問する。初めに眼科医、視能訓練士が同席して、病状を保護者と教員に説明するとともに児の眼症状をいっしょに確認する。その後、教員が乳幼児の行動を観察しながら、育児支援、発達支援、情報提供などを保護者に対して行う。院内早期療育相談終了後、保護者からの希望があれば視覚支援校を訪問しての教育相談に繋げていく。

 低視力の原因は、黄斑低形成、未熟児網膜症、第一次硝子体過形成遺残、眼白子症、先天白内障 先天小瞳孔、視神経異常、網膜色素変性症、緑内障 強角膜症などである。視力は0.1以上のものもいたが、ほとんどは0.1以下であった。そして、相談を受けた養育者の多くは、引き続き視覚支援校との連絡をとり視覚支援校幼稚部への進学を選択するものが多くみられた。

 生まれてきたばかりの赤ちゃんが、生涯視力に問題を抱えていきていくという事実を受けいれることは容易なことではない。医師の役目は正しい診断をくだし、治療可能なものにたいしては全力で治療にあたるが、そうでない場合には予後を判断したうえで正直に事実を伝えることである。予後の判断が即座にできない疾患に関しては継続的なフォローをしながら必要な情報を提供していく。ときには悲観的な説明ばかりではなく、児が成人となる20年後の未来の医療への希望へとつなぐ説明を行うことも必要である。養育者は子育てに悩みながら相談できる場所をさがしているため、早期療育相談を通して医療と教育、福祉をうまくつないでいくことが重要と考える。

【略歴】
 1986年              名古屋大学医学部卒業

 1992年              名古屋大学医学部大学院外科系眼科学満了
 1992年              学位取得
 1993年              名古屋大学眼科学助手
 1993年9月-  米国Indiana 大学小児眼科斜視部門留学
  1995年3月 
 1997年7月        名古屋大学眼科学講師
 2002年7月  浜松医科大学医学部眼科学助教授(准教授)  
 2011年1月1日 浜松医科大学医学部病院教授
   現在に至る

 

3)神経眼科より        
  
若倉 雅登 (済安堂 井上眼科病院 名誉院長)

 神経眼科の臨床においては、視神経症やさまざまな中枢性疾患により、不可逆的に視覚が障害されたり、視覚が快適に利用できない状態に対して、医療者としてどのように対応すべきかは残された大きな問題である。これまでの日本の臨床医学は診断、治療までが医師の業務で、その先に存在すべきマネージメント、医療ケアを行うマインドに欠けていた。臨床に時間的、経済的制約があるとはいえ、卒然卒後教育にそのような視点がなかったことがその要因であろう。

 神経眼科領域に限ったことではないが、眼科臨床においては、慢性進行性疾患はもとより、急性疾患でも不可逆的変化が生じ、視覚障害や不都合が生涯残る症例に少なからず遭遇する。こうした場合のケアとしては、患者の不都合や不満を実感的に十分傾聴し、それを理解し、障害を抱えた状態で生きる患者の今後に、何らかの指針を与えられるのが理想ではある。しかし、そこまで医師に心理学者、哲学者、宗教家であることを求めるのは無理がある。

 眼科学的に今の障害の状態がどうして生じているのか、丁寧に平易な言葉で説明することが、眼科医としてできるすべてではないかと私は考える。その上で、精神医学の手法を応用して、認知行動療法を試みることで、患者自身が現状把握、受け入れ、前進という過程を踏むことができる場合がある。これは、心療眼科の大事な役割のひとつである。

 以上の過程を円滑に進めるために、同症者とその家族で構成する「患者友の会」はしばしば非常に有効な手段になる。私は、「眼瞼・顔面痙攣患者友の会」や「レーベル病患者友の会」、また当院の視覚障害者の十数人で構成される「ボネの会」の設立を支援してきた。ここでは、患者同士が自身の不都合や体験を遠慮なく口にできる(一般社会で彼らがそれを口にすることは非常に少ない、一般に家族にはうるさがられ、社会では無視や差別の原因になるからである)。同症者の状況を知ることで、孤独感、特殊感の軽減、解消にも役立つ。さらに、互いに情報交換することの意義もある。私が関わったこうした患者友の会の状況について、設立に至る経緯と、実際の成果についても時間があれば報告したい。

【略歴】
 1976年3月 北里大医学部卒
 1980年3月 同 大学院博士課程終了
 1986年2月 グラスゴー大学シニア研究員
 1991年1月 北里大医学部助教授
 1999年1月 医)済安堂 井上眼科病院 副院長
 2002年1月 医)済安堂 井上眼科病院 院長
 2010年11月 北里大学医学部 客員教授 (現在に至る)
 2012年4月 医)済安堂 井上眼科病院 名誉院長 

 

4)白内障・屈折  
    根岸 一乃 (慶應義塾大学医学部眼科学教室)

 一般に白内障および屈折矯正手術は、視力の改善が期待できるものに行われ、それ以外は適応外であるとされる。ロービジョン患者に関しては、患者が手術を希望しても「適応なし」として放置される場合もしばしばであり、これは「視力予後」という観点から見れば正しい判断だといえる。

 しかしながら、近年、白内障および屈折矯正手術は患者のQuality of Life(QOL)に大きく関与することがわかってきている。たとえば、白内障手術を行うと歩行速度が速くなり、睡眠の質が改善し、ひいては寿命の延長につながる可能性もある。

 本講演では、主として白内障手術が患者のQOLに及ぼす影響について自験例のデータを示し、ロービジョン患者における白内障および屈折矯正の治療の意義について検討する。

【利益相反公表基準:該当】無
【略歴】
 1988年 慶應義塾大学医学部卒業・同眼科学教室入局
 1995年 国立埼玉病院眼科医長
 1998年 東京電力病院眼科科長
 1999年 慶應義塾大学眼科学教室講師(兼任)
 2001年 慶應義塾大学眼科学教室専任講師
 2007年 慶應義塾大学眼科学教室准教授、
    現在に至る。 

 

5)iPS細胞がもたらす網膜・視神経の再生医療とロービジョンケア
  
栗本康夫(神戸市立医療センター中央市民病院、先端医療センター)

 長年にわたって、成熟した哺乳類の中枢神経はひとたび細胞死や軸索の切断をきたすと再生することはないと信じられてきた。眼科領域においても、中枢神経系に属する網膜および視神経は再生しないと信じられ、再生医療は夢の話であった。しかし、近年の神経科学および幹細胞研究の長足の進歩により、中枢神経の再生医療が現実のものになろうとしている。

 人工多能性幹(iPS)細胞研究で世界をリードする我が国は網膜再生医療で世界の先陣を切って臨床応用が進む可能性があり、既に我々は滲出型加齢黄斑変性に対するiPS 細胞由来の網膜色素上皮シートの臨床研究の実施を開始した。

 網膜の再生医療はロービジョンケアにも大きな変革をもたらす可能性がある。従来、ロービジョンケアとは、著しく障害された視機能が医学生理学的に回復を見込めない患者に対して行われるケアであり、基本的には患者の視機能は良くても現状維持、しばしば低下していくことを念頭におかねばならなかった。ところが、網膜の再生医療を施行された患者では、治療により視機能の改善も期待できる。

 残された視機能をいかに活用して生活機能を向上させるかがロービジョンケアであったのが、残された視機能そのものが向上していく可能性があるわけである。これはロービジョンケアのパラダイムチェンジと言えるかもしれないし、新たな視能訓練分野の創成に繫がるのかもしれない。ただし、網膜再生医療はまだこれから第一歩を踏み出すところであり、当初はめざましい視機能の改善を期待できるものではない。本講演では、黎明期にある網膜再生医療とロービジョンケアの近未来の展望について考えたい。

【略 歴】
 1986年 京都大学医学部卒業、同眼科学教室入局
 1988年 京都大学大学院医学研究科
 1992年 国立京都病院眼科医師
 1993年 神戸市立中央市民病院眼科副医長
 1997年 信州大学医学部眼科講師
 2000年 ハーバード大学博士研究員
 2002年 信州大学医学部眼科助教授
 2003年 神戸市立中央市民病院眼科部長代行、
     先端医療センター視覚機能再生研究チームディレクター (兼任)
 2006年 神戸市立医療センター中央市民病院眼科部長、京都大学臨床教授(兼任)
 2008年 先端医療センター病院眼科客員部長(兼任)
 2011年 先端医療センター病院眼科統括部長(兼任)
 2013年 神戸大学臨床教授(兼任)

 

 患者・家族の精神的サポート
   安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)

 医者は「治す」ことを目指し、患者は「治る」ことを期待する。しかしすべての医師が「ブラックジャック」ではない。眼科医は、患者が治療後に視機能が回復している時は、喜びを共有できる至福な時を享受するが(日常的になり過ぎて麻痺している場合もある)、一方で重篤な症例の場合は、なかなか視機能が向上せず、忸怩たる思いで悩む。

 最大限の治療をしても結果が伴わないとき(患者が望む結果でなかった場合)、最も必要なのは精神的サポート(こころのケア)である。患者のみならず、家族に対するケアも大事である。よく医師と患者は、「疾病」という共通の敵に対して立ち向かうパートナーだと言われるが、それは治療が上手く行った時には当てはまるが、そうでない場合は、ともに「敗者」となってしまい、いい関係を保つことは困難となる場合が多い。

「治療」は医師の誇らしい仕事、「ロービジョンケア」は敗戦処理なのだろうか?私は、すべての眼科医にとってロービジョンケアの理解と精神的サポートが必要だと言いたい。最大限治療しても患者が満足できない視機能に留まった時は、ロービジョンケアの専門医に、その後の対応を委ねよう。保有視機能を活用することにより、患者の生活の質を向上させることが出来る可能性があるからである。

「医学的に良いこと」(網膜剥離が復位する、視力がよくなる、眼圧が下がる、視野が回復する、、、など)を目指して、眼科医は頑張る。ただ、医学的に良くなることが、患者本人が最も望むものであるとは限らない。患者は疾患を持っているが、それ以上に一人のヒトとして生きている。

 病気が深刻であればあるほど患者は医師を頼り、医師は必然的に患者の人生に深い関わりを持つようになる。患者の不安を取り除くことができるのは、医師のメスばかりではない。医師が、患者の心理や問題点を認識し理解することが、患者側と医療者側のより良い関係を築く礎になる。そのためにも私たちは、患者との心のこもった会話を欠かすことはできない。

【略 歴】 安藤 伸朗(あんどう のぶろう)
 1977年3月 新潟大学医学部卒業
 1979年1月 浜松聖隷病院勤務(1年6ヶ月)
 1987年2月 新潟大学医学部講師
 1991年7月 米国Duke大学留学(1年間)
 1992年7月 新潟大学医学部講師(復職)
 1996年2月 済生会新潟第二病院眼科部長
 2004年4月 済生会新潟第二病院第4診療部長
  現在に至る

 2011年12月 第17回日本糖尿病眼学会総会(東京国際フォーラム) 会長
 2013年  6月 第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会(新潟)大会長

 

2013年9月25日

シンポジウム「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」
 日時:2013年10月12日(土)16:20~17:50     
 会場:第1会場(倉敷市芸文館 メインホール)
 オーガナイザー: 安藤伸朗(済生会新潟第二病院) 佐藤美保(浜松医大)
1)網膜硝子体とロービジョン 門之園一明(横浜市大医療センター)  
2)小児眼科            佐藤美保 (浜松医科大学)  
3)神経眼科より           若倉雅登 (井上眼科)  
4)白内障・屈折             根岸一乃 (慶応大学)  
5)iPS細胞がもたらす網膜・視神経の再生医療とロービジョンケア
                  栗本康夫 (神戸市民中央病院)  
6)患者・家族の精神的サポート 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)

 10月11日-13日倉敷で行われる第14回日本ロービジョン学会にて、眼科各分野のエキスパートが集い、それぞれの立場でロービジョンケアを語るシンポジウム『サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望』を開催します。  
 本シンポジウムで、各演者が何を語るのか、どんなことが話題になり議論されるか、期待してご参集下さい。    

==================================
 近年の眼科医療の進展は著しいものがある。今、必要とされている知識や技術は、3年と持たない。ロービジョンケアはもちろん、患者の望むこと・患者のニーズに沿うことが基本であるが、新しい医療の要求に応える(対応する)ことも求められる。こうした視点から、今回の「サブスペシャリティーからのロービジョンケアの展望」は、各専門分野のトップランナーが、疾患別にロービジョンケアを語ることを意図したシンポジウムである。 

 各分野のリーダーに、眼疾患を治療する場合の最新の知見を述べて頂き、かつ各演者がロービジョンケアに期待することを語って頂く予定である。

 ロービジョンケアは必要だとは認めるが、なんとなく敷居が高いと思っている眼科医が多いのではないだろうか?ロービジョンケアは、決して一部の眼科医のみが関わる特殊な領域ではない。予定していた治療効果が得られない場合や、患者が期待していた視機能が得られない場合、治療に携わるすべての眼科医が関わる分野である。

 今回のシンポジストは、これまでロービジョン学会にあまり参加していない、多士済々な顔ぶれである(以下、敬称略)。網膜硝子体は、門之園 一明(横浜市大医療センター)、 小児眼科は、佐藤 美保(浜松医大)、神経眼科は、若倉 雅登(井上眼科)、白内障・屈折は、根岸 一乃(慶応大学)、再生医療は、栗本 康夫(神戸市民中央病院)、精神的サポートは、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)、、、、、本学会では新鮮な、そして通常ではありえない面々のコラボである。

 各分野の専門家に「疾患ごとに求められるロービジョンケアのあるべき姿」を語って頂き、近い将来に必要となる新たなロービジョンケアの方向を模索してみたい。トップランナーが何を語るか?どんなシンポジウムになるか?今から楽しみである。多くの方々の参加を期待している。
==================================

  第14回日本ロービジョン学会学術総会
  http://kurashiki.jslrr.org/     
 会期 2013年10月11日(金)~13日(日)     
 会場 倉敷市芸文館(〒700-0046 岡山県倉敷市中央1-18-1)     
 会長 田淵昭雄(川崎医療福祉大学 医療技術学部 感覚矯正学科 教授)

(文責:安藤伸朗)

 

2013年6月30日

総括 第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
   大会長 安藤伸朗 (済生会新潟第二病院) 

 2013年6月に新潟で、第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会を開催し、無事に終了致しました。大会の参加者数が予想を超えて多数であったこと、大会中特に混乱なく終了できたこと、参加者の評判が概ね好評であったこと等々、先ずは一安心しています。 

 今大会は、「おもてなし」をキーワードに準備して参りました。プログラムは、一年かけて実行委員会で練り上げたものです。テーマを、「『見えない』を『見える』にする『心・技・体』」として企画準備しました。 

【特別講演】
 心:「視覚障害者に対するこころのケア」
   山田 幸男(信楽園病院/NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
 http://andonoburo.net/on/2148

 技:「視覚障がい者はどうして支援機器を使わないのか?」
      林 豊彦(新潟大学教授 工学部福祉人間工学科)
 http://andonoburo.net/on/2144 

【招待講演】市民公開講座 (共催 新潟ロービジョン研究会2013)
 体:「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
   高橋 政代 (理化学研究所)
 http://andonoburo.net/on/2155 

  「網膜色素変性、治療への最前線」
   山本 修一 (千葉大学眼科教授)
 http://andonoburo.net/on/2163

【一般講演】
 81演題が集まりました。全ての抄録を抄録作成支援委員会で吟味して頂き、80%以上の抄録に再提出を求めましたが、演題提出者は皆、快く再提出して下さいました。抄録作成支援委員会の皆様の丁寧なお仕事に敬意を表します。

 自由演題(5題)  ※発表者のみ掲載
 1.震災半年後以降に多数が亡くなられていた視覚障害者
   加藤 俊和(全国視覚障害者情報提供施設協会)
 2.わが国における盲ろう者の実態についての調査-身体障害者手帳の交付状況をもとに
     前田 晃秀(東京都盲ろう者支援センター・筑波大学人間総合科学研究科)
 3.盲ろう者のより安全な単独歩行を実現するために行った盲導犬貸与の事例報告
   益野 健平(公益財団法人 日本盲導犬協会)
 4.中間型アウトリーチ支援の実践可能性
   西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院)
 5.視覚障害者に対する化粧療法の可能性-社会復帰に有効にはたらいた一例
   松下 惠(ケアメイク*リハビリテーション協会)  

 特集演題「スマートサイト」(4題) ※発表者のみ掲載
 1.仙台・宮城版スマートサイトの仕組みと経過
   佐渡 一成(さど眼科)
 2.北海道地域におけるスマートサイトモデルの展開
   永井 春彦(勤医協札幌病院眼科)
 3.岡山県版リーフレット「かけはし」の報告
   守本 典子(岡山大学眼科・岡山県視覚障害を考える会)
 4.アメリカ合衆国の視覚障害リハビリテーション施設における「スマートサイト」活用の現状調査
   伊東 良輔(社会福祉法人北九州市福祉事業団) 

 ポスター演題(72題)
 7項目に分類しました ~ 歩行・移動(16題)、読み(7題)、スマートサイト・連携(7題)、視覚障害教育(7題)、支援(20題)、支援機器・ITサポート(9題)、視機能・眼光学・他(6題)
 http://andonoburo.net/on/1901

【シンポジウム】
 「視覚障害者の就労支援」
  司会:星野 恵美子 (新潟医療福祉大学) 
   小島 紀代子 (NPO障害者自立支援センターオアシス)
   清水 晃 (新潟県上越市)
   今野靖(新潟公共職業安定所)
            工藤 正一 (NPO法人タートル)
 http://andonoburo.net/on/2263

【特別企画】
1)「歩行訓練の将来」 
  司会:山田 幸男 (NPO障害者自立支援センターオアシス)
  清水 美知子(歩行訓練士;埼玉県)
  松永 秀夫 (新潟県視覚障害者福祉協会)
 http://andonoburo.net/on/2010

2)「視覚障害者とスマートフォン」 
  渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
 http://andonoburo.net/on/2218

3)「盲学校での中途視覚障害者支援」
  司会:小西 明 (新潟県立新潟盲学校 校長)
  話題提供:中村 信弘(秋田県立盲学校 校長)
  情報提供:田邊 佳実
 http://andonoburo.net/on/2227 

【ランチョンセミナー】今回は学会主催で行いました。
 「ここまで進化している!眼科の検査と治療の最前線」
  長谷部 日 (新潟大学医学部講師;眼科)
 http://andonoburo.net/on/2193 

 「医療のなかでのロービジョンケアの役割」
  新井 千賀子 (視能訓練士:杏林大学)
 http://andonoburo.net/on/2197 

 「『生きる』を変える,携帯端末と視覚リハ事情」
  三宅 琢(Gift Hands)氏間 和仁(広島大学)
 http://andonoburo.net/on/2166 

【関連企画】
 「歩行訓練士情報交換会」「視能訓練士講習会」「地域ブロックの会」を開催しました。毎回お馴染みの「盲導犬体験コーナー」も好評でした。

 「視能訓練士講習会」(視能訓練士のみ対象)
   私はこうやっている-ロービジョンケア症例報告会-
    司会:石井 雅子(新潟医療福祉大学医療技術学部)
 1)就学前後のロービジョンケア 小笹 一枝(浅ノ川総合病院)
 2)盲学校での学齢期ロービジョンケア 田中 敦子(秋田盲学校/秋田大学)
 3)高齢者のロービジョンケア 昆 美保(岩手医科大学) 

【機器展示】 (一般開放)
 福祉機器展示は、これまでになく多くの方が訪問し活気がありました。
 機器展示企業&団体 (申し込み順)
 ケージーエス株式会社, 東海光学株式会社, 有限会社アットイーズ, 株式会社新潟眼鏡院, 日本テレソフト, 株式会社インサイト,(株)タイムズコーポレーション,シナノケンシ株式会社, (株)ケイメイ, アイネット株式会社,(株)西澤電機計器製作所, Gift Hands, 三菱電機株式会社 (京都製作所営業部),(株)エッシェンバッハ光学ジャパン, パナソニック株式会社・AVCネットワークス社, 日本盲導犬協会, 有限会社読書工房, ケアメイクリハビリテーション協会 

【懇親会】
 越後瞽女唄の披露、利き酒コーナー等を用意し、200名を超える方々が参加し盛況でした。
 http://andonoburo.net/on/2029

【後援】
 日本ロービジョン学会、日本視能訓練士協会、新潟大学工学部、新潟県、新潟市、新潟県眼科医会、新潟県視覚障害者福祉協会

【登録なしで参加できるプログラム】
 1.機器展示 
 2.盲導犬体験コーナー
 3.『招待講演』共催「新潟ロービジョン研究会2013」市民公開講座 
  1)「iPS細胞を用いた網膜再生医療」 高橋 政代 (理化学研究所)
  2)「網膜色素変性、治療への最前線」 山本 修一 (千葉大学眼科教授)

【その他】
 参加登録者数は400名を超えました(例年は200名、前年の所沢で300名)。どの会場もほぼ満員の状態でした。座長の先生には時間厳守で臨んで頂き、大きく時間がずれることなく進行できました。 

 最終日の招待講演は、どなたでも聴講できる市民公開講座として開催し、また直前にユーストリームを介してのネット配信も決まりました。講演会場(300名)・TV中継会場(100名)、および全国でのネット聴講(400名)での参加者を合計すると、800名超と過去最大規模となりました。 

 ただ参加者数が予想を超えたため御迷惑もお掛けしてしまいました。会場が狭く立ち見が出たため講演途中でイスを搬入したり、最終日には講演会場を倍の広さに変更したり、何度も予定の変更を余儀なくさせられました。ランチョンセミナーではお弁当が足りなくなったり、懇親会も想定外の200名を超える方々が参加され、食べ物が不足がちでした。ただこうした状況も、実行委員およびスタッフの機転を利かせた献身的な活躍で、何とか乗り切ることが出来ました。そして参加された皆さまの熱心な討論が繰り広げられ、盛り上がった、有意義な大会になったのではないかと思っております。 

 本大会の成功を握る5つの鍵として、以下の5点を掲げておりました。1)多くの方の参加、2)質の高い実りある議論、3)新潟をアピール、4)収支を赤字にしない、5)発表を原著に。幸いにも、このすべてを全うできそうです。特に最後の点に関しては、招待講演(2題)・特別講演(2題)・ランチョンセミナー(4題)・シンポジウム(1題)・特別企画(2題)の計11題を、総説および報告として、「視覚リハビリテーション研究」に掲載致します。ご期待下さい。

 何回も準備委員会を開催し苦労もありましたが、笑顔で当日を迎えることが出来、笑顔で無事に大会を終えることが出来たことですべてが報われたと思います。 

 末筆になりましたが、終始丁寧にご指導頂いた視覚障害リハビリテーション協会、毎月実行委員会で遅くまで討議して頂いた実行委員、アルバイトとして協力頂いた医師(研修医含め)・新潟大学工学部・医学部・新潟医療福祉大学の学生、延べ50名の誘導ボランティアの皆さま、新潟市からの手話通訳の方々、労務提供して頂いた方々、ご寄付を頂いた団体や企業の方々、後援・支援を頂いた方々の全ての皆様に、厚く御礼申し上げます。

 第23回大会は、2014年7月19日(土)20日(日)、会場は同志社大学です。今度は京都でお会いしましょう。
 http://www.jarvi.org/guests/info/info20140719.html


======================================

第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
 大 会 期 間 :2013年6月22日(土)~6月23日(日)
 プレカンファレンス:6月21日(金)
 大 会 会 場 :
   チサンホテル&コンファレンスセンター新潟(4階) 越後の間
   新潟大学駅南キャンパスときめいと(2階)

【参加者・機器展示・後援・発表等の状況】
 参加者人数 403名 (会員208名、非会員162名、学生33名)
 懇親会参加者 235名 (会員・非会員・学生220名、招待者15名)
 機器展出展 18企業・団体 (機器展入場者数は未計数なるも大いに賑わう)
 後援団体 7
 協賛企業・団体 16
 発表(一般演題)81題 (一般口演9題、ポスター72題)
 発表(企画講演等)15題 
  (特別講演2題、招待講演2題、シンポジウム1題、特別企画3題、ランチョンセミナー4題、関連企画3題)
 取材 4件 

【主催】視覚障害リハビリテーション協会 

【主管】第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会 

【事務局】第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会事務局
  〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
  新潟大学 工学部 福祉人間工学科 渡辺研究室内 

【実行委員会】
 大   会   長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科)
 大会実行委員長:渡辺 哲也(新潟大学工学部福祉人間工学科)
 大会実行副委員長:松永 秀夫(新潟県視覚障害者福祉協会)
 委       員:
  伊佐 清   (トプコンメディカル新潟)
  石井 雅子 (新潟医療福祉大学医療技術学部) 
  小島 紀代子(NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
  小西 明  (新潟県立新潟盲学校)
  中野 真範 (株式会社 新潟眼鏡院)
  張替 涼子 (新潟大学医学部 眼科)
  星野 恵美子(新潟医療福祉大学社会福祉学部)
  山口 俊光 (新潟市障がい者ITサポートセンター)
  山田 幸男 (信楽園病院内科 新潟県保健衛生センター)
                 (以上、あいうえお順)
 http://andonoburo.net/off/1624

 

 

 

【盛会御礼 終了のご挨拶】
 平成25年6月21日(金)午後から23日(日)13時半まで、チサンホテル&カンファレンスセンター新潟と新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で視覚リハ大会を行いました。
 過去最大の一般演題数(81演題)、抄録作成支援委員会による全抄録の査読、想定外と言ってもいいほどの参加者数(500名超)、過去最大数の総会出席者数(100名超)、過去最大数の懇親会出席者数(200名超)、大会が行ったランチョンセミナー(2会場共に150名超)、招待講演を市民公開講座として誰でも参加可能としたこと+TV中継にて別会場でも放映したこと+ユーストリームを介して全国への配信したことで、約850名(講演会場350名+TV中継会場100名+ネット配信視聴400名)が視聴出来た。
 会場が狭くて立ち見が出たり、ランチョンセミナーのお弁当が足りなかったり、懇親会では食べるものがすぐになくなってしまったりと、最後まで皆様にはご迷惑をお掛けしてしまいました。
 至らぬことの多い大会長でしたが、これをカバーして下さった実行委員の皆様やバイトや労務提供の皆様、そして何よりも大会参加者のご協力により、無事に終了できましたことを感謝致します。

  第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会                   
                                                                  大会長 安藤伸朗

 

 

【開催の挨拶】

 新潟で、「第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会」を開催致します。

 視覚障害者の職業は、これまで「はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧」の三療が中心でした。そして長い間、視覚障害者は情報障害者と言われ続けてきました。しかし近年は情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)の著しい発展で状況によって、健常者と変わらない活動をする機会が与えられるようになってきました。

 一方、医学の進歩に目を向けると、生物のあらゆる細胞に成長できて再生医療の実現につながるiPS細胞を初めて作製した山中伸弥教授(京都大学)に、昨年(2012年)ノーベル生理学・医学賞が授与されました。この成果を世界で最初に臨床応用するのは、眼疾患に対する我が国のチームの取り組みと期待されています。

 こんな時代を背景に行われる本大会、テーマを以下の様に致しました。
 「『見えない』を『見える』にする『心・技・体』」

 プログラムは、下記のように盛り沢山です。

 心『特別講演』〜「視覚障害者に対する心のケア」
 技『特別講演』〜「視覚障がい者はどうして支援機器を使わないのか?」
 体『招待講演』〜「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
         「網膜色素変性、治療への最前線」
 『シンポジウム』〜「視覚障害者の就労支援」
 『特別企画』〜「歩行訓練の将来」
        「視覚障害者とスマートフォン」
        「盲学校での中途視覚障害者支援」
 『ランチョンセミナー』〜「最近の眼科医療とロービジョンケア」
             「『生きる』を変える、携帯端末と視覚リハ事情」
 『一般演題』〜視覚障害リハビリの抱えるほぼすべての課題が網羅されています
 『特集講演』〜「スマートサイト」の講演を集めたミニシンポジウム
 『懇親会』~新潟自慢の料理、利き酒コーナー、越後瞽女唄の披露もあります
 『福祉機器展示(18団体が出展)』
 『盲導犬体験コーナー』

 新潟には「食」も「自然」も揃っています。この夏、新潟で昼は、日本一の大河「信濃川」のほとりで遊びながら、 そして、夕方は「日本海」に沈む夕日を眺めながら語りましょう、学びましょう。新潟は、「おもてなしのこころ」で皆さまをお迎え致します。

 クールビズの昨今、「ノーネクタイ」でお願いします。
 知りたい情報、語り合いたいメンバーは揃いました。
 さぁ、熱く視覚障害リハビリを語りましょう! 

 いつやる? 今でしょ!!

 

   平成25年6月吉日

   第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会

                       大会長 安藤伸朗
                    実行委員長 渡辺 哲也

 

 

大会概要   (2013年6月1日更新)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 期 日: 2013年6月21日(金)  プレカンファレンス
                    22日(土)・23日(日) 本大会
 会 場: 「チサン ホテル & コンファレンスセンター 新潟」4階
       http://www.solarehotels.com/chisun/hotel-niigata/ 
        「新潟大学駅南キャンパスときめいと」 2階
       http://www1.niigata-u.ac.jp/tokimate/outline.html
 メインテーマ : 「見えない」を「見える」にする「心・技・体」
 大 会 長 :  安藤 伸朗  (済生会新潟第二病院)
 実行委員長 : 渡辺 哲也  (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
 ホームページ : http://www.jarvi2013.net/
 プログラム : http://andonoburo.net/on/1871

【特別講演】
 :   座長 吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
   「視覚障害者に対するこころのケア」      

    山田 幸男(信楽園病院/NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
    http://andonoburo.net/on/2000     

 :   座長 小田 浩一 (東京女子大学)  
   「視覚障がい者はどうして支援機器を使わないのか?」

                  林 豊彦(新潟大学教授 工学部福祉人間工学科)
    http://andonoburo.net/on/1995

【招待講演】市民公開講座        6月23日(日)9:00〜10:50
     
(共催 新潟ロービジョン研究会2013)

 :   座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
   「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
           高橋 政代 (理化学研究所)
      http://andonoburo.net/on/1955
   「網膜色素変性、治療への最前線」 

           山本 修一 (千葉大学眼科教授)
      http://andonoburo.net/on/1961   
   

  ●視覚リハ大会に参加登録している方
   ⇒ チサンホテル 4階 越後の間(東):講演会場
   http://www.solarehotels.com/chisun/hotel-niigata/?nid=KOS_CHNii

  ●視覚リハ大会に参加登録していない方
   ⇒ 新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」:TV中継会場
   (チサンホテルと同じ建物 2階)
   http://www1.niigata-u.ac.jp/tokimate/

  ●ユーストリーム(USTREAM)にて、全国に配信致します。
   下記、URLにアクセスすると、どなたでもアクセスできます。
   http://tv.jarvi2013.net/

 

【シンポジウム】                 
 「視覚障害者の就労支援」            
   司会:星野 恵美子 (新潟医療福祉大学) 
        小島 紀代子 (NPO障害者自立支援センターオアシス)
     清水 晃 (新潟県上越市)、
今野靖(新潟公共職業安定所)、
     工藤 正一 (NPO法人タートル)
   http://andonoburo.net/on/2005

【特別企画】
 1.「歩行訓練の将来」                  
    山田 幸男 (信楽園病院/NPO障害者自立支援センターオアシス)
    清水 美知子(歩行訓練士;埼玉県)
    松永 秀夫 (新潟県視覚障害者福祉協会)
                http://andonoburo.net/on/2010

 2.「視覚障害者とスマートフォン」        
    渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
    http://andonoburo.net/on/2014

 3.「盲学校での中途視覚障害者支援」       
    司 会: 小西 明 (新潟県立新潟盲学校 校長)
    話題提供:中村 信弘(秋田県立盲学校 校長)
    情報提供:田邊 佳実
       (日本ライトハウス/視覚障害生活訓練指導者養成課程研修生)
    http://andonoburo.net/on/2024

【一般講演・特集講演】
 口頭発表(一般講演:5題)                   
  座長:田中 雅之(名古屋市総合リハビリテーション事業団)
     仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター病院)

 1.震災半年後以降に多数が亡くなられていた視覚障害者
   加藤 俊和(全国視覚障害者情報提供施設協会)
 2.わが国における盲ろう者の実態についての調査〜身体障害者手帳の交付状況をもとに〜   
          前田 晃秀(東京都盲ろう者支援センター・筑波大学人間総合科学研究科)
 3.盲ろう者のより安全な単独歩行を実現するために行った盲導犬貸与の事例報告
   益野 健平(公益財団法人 日本盲導犬協会)
 4.中間型アウトリーチ支援の実践可能性
   西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院)
 5.視覚障害者に対する化粧療法の可能性〜社会復帰に有効にはたらいた一例〜
   松下 惠(ケアメイク*リハビリテーション協会)
  ※発表者のみ掲載しています。

口頭発表(特集演題「スマートサイト」:4題)   
  座長:川瀬 和秀(岐阜大学)
     張替 涼子(新潟大学)
1.仙台・宮城版スマートサイトの仕組みと経過
  佐渡 一成(さど眼科)
2.北海道地域におけるスマートサイトモデルの展開
  永井 春彦(勤医協札幌病院眼科)
3.岡山県版リーフレット「かけはし」の報告
  守本 典子(岡山大学眼科・岡山県視覚障害を考える会)
4.アメリカ合衆国の視覚障害リハビリテーション施設における「スマートサイト」活用の現状調査
  伊東 良輔(社会福祉法人北九州市福祉事業団)
 ※発表者のみ掲載しています。


ポスター発表                   (72題)  
 http://andonoburo.net/on/1901
  会場
   チサンホテル越後の間(東) 
    〜 歩行・移動(16題)、読み(7題)、スマートサイト・連携( 7題)
   ときめいと講義室AB 
    〜 視覚障害教育(7題)、支援(20題)、
      支援機器・ITサポート(9題)、視機能・眼光学・他(6題)

  
ポスターの討論時間
     奇数番号 22日(土)16時~17時   
     偶数番号 22日(土)17時~18時 

 

【ランチョンセミナー】(協賛:新潟ロービジョン研究会2013)
    (昼食〜数に限りがあります)   6月22日(土)11:55〜12:45
  会場1.チサンホテル 越後の間(東)
    最新の眼科医療とロービジョンケア

    「ここまで進化している!眼科の検査と治療の最前線」 
          長谷部 日 (新潟大学医学部講師;眼科)
     http://andonoburo.net/on/1981

    「医療のなかでのロービジョンケアの役割」
          新井 千賀子 (視能訓練士:杏林大学)
                     http://andonoburo.net/on/1987


  会場2.ときめいと 会議室AB
    「『生きる』を変える,携帯端末と視覚リハ事情」

          三宅 琢(Gift Hands)、氏間 和仁(広島大学)
     http://andonoburo.net/on/1967

 

 【機器展示】 (一般開放)         
 ケージーエス株式会社, 東海光学株式会社, 有限会社アットイーズ, 株式会社新潟眼鏡院, 日本テレソフト, 株式会社インサイト,(株) タイムズコーポレーション, シナノケンシ株式会社, (株)ケイメイ, アイネット株式会社,(株)西澤電機計器製作所, Gift Hands, 三菱電機株式会社 (京都製作所営業部),(株)エッシェンバッハ光学ジャパン, パナソニック株式会社・AVCネットワークス社, 日本盲導犬協会, 有限会社読書工房, ケアメイクリハビリテーション協会
 (以上、申し込み順)

【盲導犬体験コーナー】 (一般開放)     

【関連企画】  
 
「視能訓練士講習会」(視能訓練士のみ対象)    
  私はこうやっている-ロービジョンケア症例報告会-
   司会:石井 雅子(新潟医療福祉大学医療技術学部)
 1)就学前後のロービジョンケア 小笹 一枝(浅ノ川総合病院)
 2)盲学校での学齢期ロービジョンケア 田中 敦子(秋田盲学校/秋田大学)
 3)高齢者のロービジョンケア 昆 美保(岩手医科大学)

【懇親会】              
  日時:2013年6月22日(土)19:10〜21:00
  会場:チサンホテル新潟 越後の間(東西)
  懇親会費:5,000円 (22日14時で受付を終了します)
  http://andonoburo.net/on/2029
  利き酒コーナー(新潟の日本酒!!)

  懇親会特別企画「越後瞽女唄にふれる(うたい手 萱森直子)」
  http://www.echigo-gozeuta.com/

 

【登録なしで参加できるプログラム】
 1.機器展示 
 2.盲導犬体験コーナー
 3.『招待講演』  共催「新潟ロービジョン研究会2013」 
     市民公開講座         6月23日(日) 9:00〜10:50
  1)「iPS細胞を用いた網膜再生医療」   
                高橋 政代 (理化学研究所)
  2)「網膜色素変性、治療への最前線」  
              山本 修一 (千葉大学眼科教授)

【後援】
 日本ロービジョン学会、日本視能訓練士協会、新潟大学工学部、新潟県、新潟市、新潟県眼科医会、新潟県視覚障害者福祉協会

 【歴代開催地】
 http://andonoburo.net/on/1885

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《演題募集》 1月15日(火)から2月28日(木)  終了しました。
 多数の演題ありがとうございました。
  筆頭演者は視覚障害リハビリテーション協会の会員に限ります。
 現在会員でない方は、大会までに入会することを条件に、発表できます。

 《視覚障害リハビリテーション協会 入会》
  入会手続きは、協会のホームページ(下記)からお願いします。
  http://www.jarvi.jp/guests/menus/join/join.html

《参加登録》 1月15日(火)〜5月15日(水)
  http://www.jarvi2013.net/sanka

《参加費》      
             事前申込み(振込み)  当日登録
 会員(発表・聴講)   5,000円        6,000円
 非会員(聴講のみ)    7,000円                     8,000円
 学生(発表・聴講)          なし                         1,000円

 ※ 学生の方は当日、受付で学生証をご提示ください。
 ※ 視覚障害者の付き添い者は無料です。
 ※ 機器展示/23日午前『招待講演』の参加は無料です。

《参加費 支払方法》
 大会 Webサイト 参加費を参照ください。
  http://www.jarvi2013.net/payment

PS:実行委員会メンバーの写真 下記に掲載しています。
  http://andonoburo.net/off/1624

 

【主催】
  視覚障害リハビリテーション教会

【主管】
  第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会

【事務局】
  第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会事務局
   〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
   新潟大学 工学部 福祉人間工学科 渡辺研究室内
  E-mail : jarvi2013info@eng.niigata-u.ac.jp
  FAX:025-262-7198

【実行委員会】
 大    会    長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科)
 実行委員長:渡辺 哲也(新潟大学工学部福祉人間工学科)
 副 委 員 長: 松永 秀夫(新潟県視覚障害者福祉協会)
 委       員:伊佐 清   (トプコンメディカル新潟)
          石井 雅子 (新潟医療福祉大学医療技術学部) 
          小島 紀代子(NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
          小西 明  (新潟県立新潟盲学校)
          中野 真範 (株式会社 新潟眼鏡院)
          張替 涼子 (新潟大学医学部 眼科)
          星野 恵美子(新潟医療福祉大学社会福祉学部)
          山口 俊光 (新潟市障がい者ITサポートセンター)
          山田 幸男 (信楽園病院内科 新潟県保健衛生センター)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『視覚障害リハビリテーション協会』 とは?
 視覚障害日常生活訓練研究会(1972年)、日本視覚障害歩行訓練士協会(1977年)、日本視覚障害リハビリテーション協会(1987年)、ロービジョン研究会(1988年)が統合して、1992年2月15日に設立されました。  
  本会は、視覚障害者に対する、福祉・教育・職業・医療等の分野におけるリハビリテーションに関心をもつ者の相互の学際的交流を図り、理解を深めるととも に、指導技術の向上を図る活動を通して、視覚障害者のリハビリテーションの発展・普及に寄与することを目的としています。様々な業種の方が、専門の枠を乗 り越えて討論できるのが魅力です。

 視覚障害リハビリテーション協会
 http://www.jarvi.org/

2013年6月22日

今日から第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会が本格的にスタートです。見どころ、聞きどころ、満載です。
http://andonoburo.net/on/1690

 会場:チサンホテル新潟 4階 越後の間(東)
時間:開場8時30分  9:00〜19:00

8:30~ 受付開始   

9:00~9:10 【開会式】 

9:10~10:00 【口頭発表 1)一般講演】
    ※発表者のみ掲載しています。  
    (会場:チサンホテル 4階 越後の間/東)  
 座長:田中 雅之(名古屋市総合リハビリテーション事業団)
                 仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター病院)

 1.震災半年後以降に多数が亡くなられていた視覚障害者
   加藤 俊和(全国視覚障害者情報提供施設協会)
 2.わが国における盲ろう者の実態についての調査~身体障害者手帳の交付状況をもとに~
   前田 晃秀(東京都盲ろう者支援センター・筑波大学人間総合科学研究科)
 3.盲ろう者のより安全な単独歩行を実現するために行った盲導犬貸与の事例報告
   益野 健平(公益財団法人 日本盲導犬協会)
 4.中間型アウトリーチ支援の実践可能性
   西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院)
 5.視覚障害者に対する化粧療法の可能性~社会復帰に有効にはたらいた一例~
   松下 惠(ケアメイク*リハビリテーション協会)  

10:00~10:50 【特別講演1 テーマ「技」】
 座長:小田 浩一(東京女子大学)
 「視覚障がい者はどうして支援機器を使わないのか?」
   林 豊彦(新潟大学教授 工学部福祉人間工学科)
   http://andonoburo.net/on/1995 

10:50~11:40 【特別企画2】
 「視覚障害者とスマートフォン」
   渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
   http://andonoburo.net/on/2014 

11:55~12:45 【ランチョンセミナー】
    昼食付講演(協賛:新潟ロービジョン研究会2013)
 各会場に弁当を150食用意します。数に限りがあること承知下さい 

 会場1(チサンホテル越後の間(東))
  最新の眼科医療とロービジョンケア
   「ここまで進化している!眼科の検査と治療の最前線」
     長谷部 日 (新潟大学医学部講師・眼科医)
        http://andonoburo.net/on/1981

   「医療のなかでのロービジョンケアの役割」
     新井 千賀子 (杏林大学・視能訓練士)
        http://andonoburo.net/on/1987

 会場2(ときめいと講義室A・B)
  「『生きる』を変える,携帯端末と視覚リハ事情」
    三宅 琢(Gift Hands),氏間 和仁(広島大学)
                 http://andonoburo.net/on/1967

12:55~13:55 【視覚障害リハ協会総会】
   総会、表彰式、次回大会案内
            会場:「ときめいと」講義室AB 

14:15~15:05 【口頭発表 2)特集スマートサイト】
     ※発表者のみ掲載しています。
 (会場:チサンホテル 4階 越後の間/東)   

   座長:川瀬 和秀(岐阜大学)   
          張替 涼子(新潟大学)

 1.仙台・宮城版スマートサイトの仕組みと経過
   佐渡 一成(さど眼科)
 2.北海道地域におけるスマートサイトモデルの展開
   永井 春彦(勤医協札幌病院眼科)
 3.岡山県版リーフレット「かけはし」の報告
   守本 典子(岡山大学眼科・岡山県視覚障害を考える会)
 4.アメリカ合衆国の視覚障害リハビリテーション施設における「スマートサイト」活用の現状調査
   伊東 良輔(社会福祉法人北九州市福祉事業団)  

15:05~15:55 【特別講演2 テーマ「心」】
   座長:吉野 由美子(視覚障害リハビリテーション協会)
 「視覚障害者に対するこころのケア」
  山田 幸男(信楽園病院/NPO法人 障害者自立支援センター オアシス)
  http://andonoburo.net/on/2000

16:00~18:00 【ポスター発表】
     http://andonoburo.net/on/1901
  チサンホテル越後の間(東)(30題)
  ときめいと講義室A・B(42題)

 討論時間 奇数演題:16:00~17:00
      偶数演題:17:00~18:00

17:10~18:00 【関連企画2】視能訓練士講習会
 (ときめいとミーティングルームA)
  視能訓練士のみ対象

18:10~19:00 【関連企画3】地域ブロックの会
  会場:ときめいと講義室 ロビー 

19:10~21:00 【懇親会】
 (チサンホテル越後の間 東西)
  http://andonoburo.net/on/2029

 

2013年6月18日

『招待講演』 市民公開講座 共催「新潟ロービジョン研究会2013」
 2013年6月23日(日) 開場8時30分 講演9:00〜10:50
    座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 1)「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
       高橋 政代 (理化学研究所)
    http://andonoburo.net/on/1955
 2)「網膜色素変性、治療への最前線」
       山本 修一 (千葉大学眼科教授)
    http://andonoburo.net/on/1961 

【本講座を聴講する3つの方法】    
1.ユーストリーム(USTREAM)にて、全国に配信      
  下記、URLにアクセス下さい。どなたでもアクセスできます。      
  http://tv.jarvi2013.net/  

2.視覚リハ大会に参加登録している方 講演会場で聴講        
  チサンホテル 4階 越後の間(東)        

3.視覚リハ大会に参加登録していない方 TV中継会場で聴講        
  新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」(チサンホテルと同じ建物 2階)        
  http://www1.niigata-u.ac.jp/tokimate/     

市民公開講座 共催「新潟ロービジョン研究会2013」  
 市民公開講座として開催します。どなたでも参加できます。事前登録や参加費も要りません。当日参加者が多く、会場に比して参加者が多いことが予想されます。
 本講座が皆様のお役にたつことを願っております。
  第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会    http://andonoburo.net/on/1690

 

 

 本講座が皆様のお役にたつことを願っております。

 

【事務局】
  第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会事務局
   〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
   新潟大学 工学部 福祉人間工学科 渡辺研究室内
  E-mail : jarvi2013info@eng.niigata-u.ac.jp
  FAX:025-262-7198
  大会ホームページ
  http://www.jarvi2013.net/

 

2013年6月15日

第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 懇親会
 日時:平成25年6月22日(土) 19時10分~21時
 会場:チサンホテル新潟 越後の間(東西) 4階
 懇親会費:5,000円(22日14時で受付を終了致します)
 http://www.jarvi2013.net/gala-dinner   
大会最新情報:http://andonoburo.net/on/1690

 新潟は、全国の誇れる自然に恵まれ、美味しい食材・お酒に恵まれております。今大会の懇親会では皆さまに堪能して頂くため地物の食材をふんだんに用いた食事と、「新潟の地酒」各種を取り揃えた利き酒コーナーもご用意します。  
 最大の呼び物は、生の越後瞽女唄のご披露です。我が国における視覚障害者の就労の歴史を考える時、瞽女の存在はとても重要です。食べながら、飲みながら、聞きながら、色々の事を感じて頂きたいと思います。

『越後瞽女唄(えちごごぜうた)にふれる』  
 萱森直子 (かやもり なおこ)
 「瞽女」(ごぜ)・・・三味線を携え唄をうたい、旅をして回っていた目の不自由な女性達です。山梨や富山などにも瞽女の記録が残っています かつては全国にたくさん存在していたのですがみな早くに途絶えてしまい、この越後の地でだけ最近まで残っていました。唄う側も聞く側も名もなき生活者であったその芸には「生きる力」を感じさせるパワーがみなぎっています。視覚に頼らないからこそ生まれるその芸の魅力・・・自在な即興性、多様なものをとりこむ柔軟さ、力強さ・・・

 そして瞽女唄の最も大きな特徴は、その「響き」です。「地の底からわいてくるような」「飾らない、ひたすら激しいその存在感」「土と向き合い生きる人々の生活感」そんな言葉で表現される 荒々しく、気迫に満ちたその音世界を感じていただきたいと思っています。

鴨緑江節(おうりょっこうぶし)  
 暗いイメージがついてまわりがちな瞽女唄ですが、瞽女は娯楽の担い手でした。瞽女ならではの笑い、瞽女ならではの生活感にあふれた文句に、かつての「ごぜやど」の空気と先人達の息遣いを感じていただけるのではないでしょうか。

祭文松坂(さいもんまつさか) 巡礼おつる 二の段   
 瞽女の芸の中心にあるのが「祭文松坂」です 物語を一段、二段、と三味線にのせて語ってゆきます。「巡礼おつる」は数ある演目の中でも人気の高いものの一つ、全部で二時間弱ほどになるお話です。このたびはその中ほどの部分、幼いころに生き別れた顔も知らない親をさがして旅をする娘おつると、親と名乗ることのできない母・おゆみとの情愛を語る場面をきいていただきます。

高田瞽女の佐渡おけさ   
 港から港へ・・・北前船によって運ばれ各地で独自の形となって花開いた文化があります。この「佐渡おけさ」「越後追分」などの瞽女唄もその流れの中にあります。民謡としてよく知られているものとは一味違うおもしろさを味わっていただけるものと思います。

【萱森直子(かやもり なおこ)プロフィール】  
 「最後の瞽女」とよばれ「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」保持者として国から認定された故小林ハル(2005年105歳で死去)に師事。長岡、高田、両系統の瞽女唄を直接伝授をうけた唯一の伝承者。現代の解釈や晴眼者の感覚で手を加えることをせず「かつての瞽女の芸を風土や精神性とともに再現できるただひとりの唄い手」と高い評価を得ている。  
 新潟市民藝術文化会館(りゅーとぴあ) こけら落とし 
 「ユーラシアオデッセイ」 にてユーラシア各国のアーティストと競演    
 NHK「新日本紀行ふたたび」  
 NHK オーディオドラマ 「女歌 夢の道行」(石川さゆり主演)制作に参加  
 京都清水寺 本尊開帳記念 奉納演奏  
 石川さゆり主演舞台 「夢売り瞽女」(名古屋御園座・大阪新歌舞伎座)ごぜ唄指導・三味線協力  
 他 全国にて公演多数
http://www.echigo-gozeuta.com/ 

2013年6月13日

第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 特別企画-3
 「盲学校での中途視覚障害者支援」
  司 会:小西 明 (新潟県立新潟盲学校 校長)
  話題提供:中村 信弘(秋田県立盲学校 校長)
  情報提供:田邊 佳実
      (日本ライトハウス/視覚障害生活訓練指導者養成課程研修生)
    日時:平成25年6月23日(土) 11時10分〜12時
    会場:チサンホテル新潟 越後の間(東) 4階
    最新情報:http://andonoburo.net/on/1690 

 平成24年度の新潟県内の視覚障害1・2級の身体障害者手帳取得人数は、3,770人である。このうち、18歳以上が3,708人で全体の98.4%を占める。障害者手帳(視覚)を取得した者の支援組織として、県内では新潟盲学校、新潟大学ロービジョン外来、視覚障害者福祉協会、NPO法人等があるが、一人一人のニーズに応じた個別の支援計画や個別の指導計画により、総合的に支援する生活訓練等を行う専門的な機関はない。 

 これまで、新潟盲学校では教育相談等において社会生活、家庭生活上の相談に対応はしてきたが、成人の中途視覚障害者が日常生活技能を身に付けるためには、多くの時間と専門的な支援が必要である。そのため、専門的な支援を求めて、リハビリテーションセンター等を利用しているのが現状である。 

 また、近年新潟盲学校の教育相談における18歳以上の成人の主訴を分析すると、理療による職業自立を強く希望する傾向から、視覚障害に起因する現状改善のための方法を身に付けたいと望んでいることが多い。具体的には視能訓練や歩行訓練、パソコン操作などの情報処理、点字の読み書き、補助機器の使い方等の希望である。成人の中途視覚障害者の多くが、高等部理療科の学習以前に、生活の不自由や不便さの解消を求めている傾向がうかがえる。 

 これらのことから、成人の中途視覚障害者のニーズは、日常生活の技能や趣味、理療による職業自立の基盤としての生活技能の習得であることが分かる。そこで、盲学校が生活技能向上の場を確保し、視覚障害教育と視覚障害者の社会・職業自立の充実に繋がる高等部専攻科生活技能科(仮称)の設置を提案したい。 

  ここでは、盲学校に生活情報科を設置し、先進的にこの領域で成果を上げている秋田盲学校長を招聘し、設置までの経緯や現状と課題等について話題提供していただき、それらについて意見交換したい。また、実際の指導に当たる生活訓練指導員の最新の報告なども採り入れ、今後の在り方を考えたい。 

=================================== 

*第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 プログラム
  http://andonoburo.net/on/1871 

=================================== 

『第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会』
 期 日: 2013年6月21日(金)プレカンファレンス
               22日(土)・23日(日) 本大会
 会 場:「チサン ホテル & コンファレンスセンター 新潟」4階
     「新潟大学駅南キャンパスときめいと」 2階
 メインテーマ: 「見えない」を「見える」にする「心・技・体」
 主   催 : 視覚障害リハビリテーション協会
 主   管 : 第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会
 大 会 長 :  安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 実行委員長 : 渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
 ホームページ: http://www.jarvi2013.net/

2013年6月12日

 日 時  2013年6月29日(土) 17:30 – 20:30
 場 所  TKP大手町カンファレンスセンター ホール16A
 会 費  2,000円(予定人数 130名)
 ※ 日本眼科学会認定専門医 3単位(認定番号:20015)
 世話人 気賀沢 一輝(杏林大学 眼科)
 ホームページ http://www.eye-center.org/jpos/index.html 

 テーマ:眼科における精神科プライマリケアの実践 

【プログラム】
1. 症例検討
  司会進行:気賀沢 一輝 (杏林大学 眼科)
  アドバイザー:石郷岡 純 (東京女子医科大学 神経精神科 教授) 

 1)大うつ病に合併した視力障害の1例
    ○山上 明子 若倉 雅登 (井上眼科病院)
     石郷岡 純 (東京女子医大 神経精神科) 

 2)強固な眼疼痛を訴えた3症例
    ○髙木 美昭 (兵庫医大 眼科・吉田病院 眼科) 

 3)遺伝が専門ではない眼科医による遺伝相談(遺伝カウンセリング)の
    意義と課題 ―相談を通して医師と患者にみられた意識変化―
   ○岩田 文乃 (旗の台駅東口いわた眼科、順天堂大学 眼科)
     佐渡 一成 (さど眼科) 

 4)ある患者の視力低下後の道のりから学ぶこと
   ○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院 眼科) 

 5)児童の心因性視覚障害への臨床心理的介入の試み
   ○小野田 直子 小野木陽子 清澤 源弘 (清澤眼科医院) 

2. 教育講演  座長 清澤 源弘(清澤眼科医院 院長)
 心因性視覚障害の過去、現在、未来
    気賀沢 一輝(杏林大学 眼科) 

3. 特別講演  座長 若倉 雅登(井上眼科病院)
 がんと総合病院精神科 ―身体科と精神科の連携(リエゾン)について―
   山田 健志(がん研有明病院 腫瘍精神科 部長) 

 

【参加申込について】
 *参加申込
   名前・所属・連絡先を記載の上、メールまたはFAXにて事務局までお知らせください。
   〆切 2013年6月15日(土)正午
 *開始時間は若干変更することがございます。 

【問い合わせ】
 心療眼科研究会事務局
  〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3 井上眼科病院内
  Tel: 03-3295-0911(担当: 山口 内線: 7021) FAX: 03-3295-0917
   e-mail: yamaguchi-h@inouye-eye.or.jp

共 催 心療眼科研究会 グラクソ・スミスクライン株式会社

第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 特別企画-2
 「視覚障害者とスマートフォン」   
  渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
    日時:平成25年6月22日(土) 10時50分〜11時40分
    
会場:チサンホテル新潟 越後の間(東) 4階
    
最新情報:http://andonoburo.net/on/1690 

【はじめに】
 スマートフォンとタブレットPCのタッチパネル操作は、触覚的手がかりがないため、全盲の人にとっては難しいと思われる。この問題について、Web情報、利用者インタビュー、実験などを通じて調べた。 

◆スクリーンリーダ
 iPhoneやiPadには、スクリーンリーダVoiceOverが標準装備されている。AndroidにもスクリーンリーダTalkBackが標準装備されているが、日本語出力のために音声合成ソフト(ドキュメントトーカ)をインストールする必要がある。 

◆アイコン等の選択
 2通りの操作方式がある。直接指示方式では、触れた位置にあるアイコンなどが選択され、読み上げが行われる。続けてダブルタップすると選択決定となる。画面構成を覚えておけば操作は容易だが、画面構成が分からないと目標項目を探すのは困難である。

 順次選択方式では、画面上でスワイプ(フリックとも)することで、前後の項目へ移動し、これを読み上げる。項目間を確実に移動できるが、目標項目に到達するまで時間がかかることが多い。 

◆文字入力
 テンキー画面によるフリック入力や携帯電話式入力(同じキーを押すたびに、あ、い、う、と変化)、50音キーボード画面やQWERTYキーボード画面が音声読み上げされる。漢字の詳細読み機能もある。いずれの方式も、個々のキーが小さく入力が不正確になりがちである。この問題解消のため、iPhoneには自動修正機能が装備されている(英語版のみ)。ジョージア工科大学で開発されたBrailleTouchというアプリでは、タッチ画面を点字タイプライタの入力部に見立てて6点入力をする。

【おわりに】
 音声支援により全盲の人もタッチパネルを操作できる。しかし、アイコン等の選択や文字入力が効率的に行えるとは言いがたい。お札や色の判別などのアプリは従来の携帯電話でも利用できたが、これらを簡単にインストールできる点は利点であろう。 

============================== 

*第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会 プログラム
  http://andonoburo.net/on/1871 

==============================

『第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会』 
 期 日: 2013年6月21日(金)プレカンファレンス
               22日(土)・23日(日) 本大会
 会 場:「チサン ホテル & コンファレンスセンター 新潟」4階
     「新潟大学駅南キャンパスときめいと」 2階
 メインテーマ: 「見えない」を「見える」にする「心・技・体」
 主   催 : 視覚障害リハビリテーション協会
 主   管 : 第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会実行委員会
 大 会 長 :  安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
 実行委員長 : 渡辺 哲也 (新潟大学工学部 福祉人間工学科)
 ホームページ: http://www.jarvi2013.net/