日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。この度、第10回講演会を予定しました。講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。
どなたでも参加できます。多くの皆様の参加をお待ちしております。
「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
15時~ 座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
http://andonoburo.net/on/4223
16時半~ 座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
http://andonoburo.net/on/4243
18時 終了
@事前登録制
参加費は無料ですが、会場準備の都合もあり、事前登録制(締切1月15日)です。参加希望の方は下記の要領で申し込み下さい。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
【事前登録】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
申込期間期限 平成28年01月15日(金)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail: gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax: 025-233-6220
***************************************************
【参加申し込み】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所(都道府県名と市町村名のみお願いします)
連絡方法(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
e-mail アドレス~
Fax番号~
****************************************************
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。お問い合わせ等は、メールでお願い致します。
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成28年01月13日(水)16:30~18:00
第239回(16-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「パラドックス的人生」
上林明(新潟市)
http://andonoburo.net/on/4266
@都合により、 ネット配信は行いません。御容赦下さい。
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「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
日時:2016年1月23日(土) 14時30分開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
http://andonoburo.net/on/4209
15時~ 座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
http://andonoburo.net/on/4223
16時30分~ 座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
http://andonoburo.net/on/4243
18時:終了
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平成28年02月17日(水)16:30~18:00 *第3水曜日です
第240回(16-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題1:「女性にとってお化粧とは何でしょう?」
講師:若槻 裕子(新潟市)
演題2:「私の化粧(フルメーキャップ)の自己実現」
-ブラインドメイクの出会いから1年ー
講師:岩崎 深雪(新潟市)
@都合により、 ネット配信は行いません。御容赦下さい。
平成28年03月09日(水)16:30~18:00
第241回(16-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「『見たい物しか見えない』と『見たい物が見えない』のあいだ」
関 恒子(長野県松本市)
@ネット配信については、検討中です。
平成28年04月13日(水)16:30~18:00
第242回(16-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「盲学校理療教育の現状と課題
~歴史から学び展望する~」
小西 明(済生会新潟第二病院 医療福祉相談室)
平成28年05月11日(水)16:30~18:00
第243回(16-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「嬉しかったこと、役立ったこと」
大島光芳(上越市)
平成28年06月8日(水)16:30~18:00
第244回(16-06)済生会新潟第二病院眼科勉強会
未定
平成28年07月未定
第245回(16-07)済生会新潟第二病院眼科勉強会
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会
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平成28年7月17日(日)
シンポジウム「病とともに生きる」
9時30分:開場 10時~13時 講演会
会場:「有壬記念館」(新潟大学医学部同窓会館)
http://www.med.niigata-u.ac.jp/yujin/memorial-hall/
コーディネーター
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
曽根 博仁(新潟大学医学部 血液・内分泌・代謝内科;教授)
基調講演 (30分)
大森 安恵(海老名総合病院・糖尿病センター;内科医
東京女子医大名誉教授)
「糖尿病と向き合うー私の歩いた一筋の道ー」
パネリスト (各25分)
南 昌江 (南昌江内科クリニック;内科医)
小川 弓子(福岡市立西部療育センター センター長;小児科医)
清水 朋美(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
立神 粧子(フェリス女学院大学音楽学部・大学院 音楽研究科教授)
ディスカッション (50分)
演者間、会場を含めた討論
演題:「パラドックス的人生」
講師:上林明(新潟市)
日時:平成28年1月13日(水)16:30~18:00
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
【抄 録】
皆さんは、ご自分の人間としてのもっとも最初の記憶は、何歳くらいのどんな事柄かお思い出すことができるでしょうか?私にとっては、厳密には人生最先端とは言い難いのですが、5歳3か月、1949年9月16日未明に起きた、戸数48軒の集落の内、44軒がほぼ全焼に嘗め尽くされた大火災から、人生が始まったと言っても過言ではありません。
真夜中なのに真昼のような明るさの炎、逃げ惑う人々の狂気の叫びと持ち出した家財の投下。漁村なるが故の船舶用燃料用ドラム缶の破裂による大音響と空高く燃え上がる火柱と炎熱地獄。それはそれは恐ろしい記憶ですが、本当の苦しみはその日以降に私の家族と私に襲い掛かってくる数々の難問と差別(東北地方の当時の障碍者差別は想像を絶するものがあった)に押し潰されそうな人生の始まりであり、その後の私の生き方に大きな教訓と示唆を与えてくれたものと思っています。
生来勉強と努力が私に馴染んでくれなかったことで、理想や夢の大半を実現できないままに終盤の人生を迎えているのが実情です。ただ、渡辺和子先生は「置かれた場所で咲きなさい」と説かれましたが、誰かに連れてこられ、置かれた場所で安穏に暮らす視覚障碍者暮らしだけで終わりたくはない。むしろ私の趣味、吟詠の一説に「丈夫は玉砕するも甎全を恥ず」とありますが、晴眼者、障碍者に関わらず、皆でともに発達しあい、喜び悲しみを分かち合いつつ生きて行きたいと念じつつ、それらを実現すべく「リーダーを目指して」をモットーに今日まで明るく楽しく歩んで来たと思っています。
*「丈夫は玉砕するも甎全を恥ず」丈夫玉碎恥甎全(西郷隆盛)~立派な男子は、節義を守って死ぬことであって、つまらぬものとなって安全に生き残ることではない。
【略 歴】
1944年、山形県西田川郡加茂町(現鶴岡市)の小さな漁業集落に、視力障害をもって生まれる。
1951年山形県立鶴岡盲学校小学部入学。60年県立新潟盲学校高等部入学・65年卒。
1963年按摩・マッサージ・指圧師免許、65年鍼師・灸師免許取得。同年柏崎市の植木治療院勤務。
1967年新潟市山ノ下地区(現在地)に「上林鍼灸マッサージ治療院開業。94年より2年間(社)新潟県鍼灸マッサージ師会理事長。
1975年(昭和50年)詩吟神風流に入門。現在詩吟神風流越水会会長。雅号「神天」県・市吟詠連盟理事。全吟連新潟県コンクール審査員。
視覚障碍者山の会「新潟あいゆー山の会」会員。
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今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
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「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
日時:2016年1月23日(土) 14時30分開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
http://andonoburo.net/on/4209
15時~16時30分
座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
http://andonoburo.net/on/4223
16時30分~18時
座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
http://andonoburo.net/on/4243
18時:終了
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平成28年02月17日(水)16:30~18:00 *第3水曜日です
第240回(16-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題1:「女性にとってお化粧とは何でしょう?」
講師:若槻 裕子(新潟市)
演題2:「私の化粧(フルメーキャップ)の自己実現」
-ブラインドメイクの出会いから1年ー
講師:岩崎 深雪(新潟市)
平成28年03月09日(水)16:30~18:00
第241回(16-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
関 恒子(長野県松本市)
平成28年04月13日(水)16:30~18:00
第242回(16-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「盲学校理療教育の現状と課題
~歴史から学び展望する~」
小西 明(済生会新潟第二病院 医療福祉相談室)
平成28年05月11日(水)16:30~18:00
第243回(16-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「嬉しかったこと、役立ったこと」
大島光芳(上越市)
日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。この度、第10回講演会を予定しました。講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。
どなたでも参加できます。多くの皆様の参加をお待ちしております。
「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
15時~
座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
http://andonoburo.net/on/4223
16時半~
座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
http://andonoburo.net/on/4243
18時 終了
@事前登録制
参加費は無料ですが、会場準備の都合もあり、事前登録制(締切1月15日)です。
参加希望の方は下記の要領で申し込み下さい。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
【事前登録】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
申込期間期限 平成28年01月15日(金)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail: gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax: 025-233-6220
***************************************************
【参加申し込み】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所(都道府県名と市町村名のみお願いします)
連絡方法(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
e-mail アドレス~
Fax番号~
****************************************************
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。
お問い合わせ等は、メールでお願い致します。
@「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通りです。
人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう? それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。
人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となる。
演題:「フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業
~工夫を重ねて子供たちの心をキャッチ~」
講師:田中正四 (胎内市)
日時:平成27年12月02日(水)16:30~18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【講演要約】
私の所属する(新発田音声パソコン フィンゲル)は、1996年に寄贈された1台のデスクトップパソコンと五名の視覚障がい者と五名のボランティアスタッフにより音声ワープロ教室としてスタートした。
翌年には、市内のサマーキャンプ・フェスティバルに参加し、障がい者理解の浸透を目的に学校訪問を精力的に取り組み、同年には、市内の商業高校の文化祭にて、音声パソコンによるデモ実演を成功させるに至った。以来、今日まで地域の小・中学校を主とした学校訪問を(出前授業)と称して継続してきたが、歴史の長さと共に近年では諸問題に直面する事となった。
今回私の報告は、その歴史と先輩諸氏の努力により築き上げた(出前授業)の変化と、地域独特の活動の困難を乗り越え、さらには、ボランティアスタッフの減少の中で、障がい者自から取り組んだ数々の工夫と改革の一例を紹介するものである。
その改革は、2012年に指導や運営を担っていただいたスタッフの退会により、(出前授業)の依頼の日程調整から、授業内容の決定、メンバーの構成と時間配分にいたるまで、私達障がい者の手で立案し、実践する事となったのである。(出前授業)では、視覚障害の解説や、日常生活の様子、白杖や盲導犬の有効性などが主な内容であるが、小、中学校の子供たちに障害の理解と工夫や努力を伝えるためには、作文を読むような内容では、理解されない。回数を重ね、反省と改善により、毎回の(出前授業)では、アイディアいっぱいの説明が聞かれるようになった。
私は会社務め時代に学び得た(計画・実行・確認・改善)のサイクルを繰り返す事の重要性を再認識させられた。そんな仲間達の改善例を紹介したい。
その1)子供達を集中させるために、ゲームやクイズで声を出させ、体を動かして、やわらかな雰囲気を作る。しかし、このゲームやクイズは、答えの中に視覚障害に対する思いや声かけの必要性、又、覚えてほしい事などを織り込むのである。
その2)家庭生活の様子では、いかに上手に料理ができるかの説明だけではなく、(少しくらい大きさが異なっていても、口の中に入れれば、おんなじ食べ物ヨ。)と、障害であるために時には、寛容な考え方もしなくてはならない事を理解させる。
その3)音声パソコンを指導する仲間は、あえて画面をクローズし、音声を聞いて文字を聴きとらせ、簡単な文章を完成させる。必ず2~3人のグループで構成し、数回の予習復讐ができるように工夫を加える。
その4)白杖、盲導犬の解説では、その有効性に加え、思わぬ危険性やお願い事項を織り込んで説明する。例えば、白杖での歩行時のヒヤリ体験や(盲導犬は、信号の色が判断できない)などと、安全確保の重要性や意外な事などを紹介するのである。
その5)視覚障害の説明では、小学校の高学年や中学生には、統計的数字を加えた説明を行い、印象深い説明を心がける事ができた。
さらに、今年から取り組んだ事として、障害経験の浅い会員にも(出前授業)に参加していただいた。経験の浅い人の苦労話や、失敗談が子供たちに視覚障害をより理解して貰えると考えたのである。もちろん、本人と家族の了解のもと同意を得て、奥様にも同席していただいた。(階段で転倒した事・食事のおかずを全てご飯に乗せてドンブリ飯にした)と失敗や食事の楽しみを失った事を説明し、奥様からは、(階段を腕を組み、数えながら一緒に上った。仕切りのある食器を用意して、時計方向におかずを説明した。)などと家族の工夫を話していただき、私達も初心に帰った思いであったし、子供たちには当事者と、家族や周囲の協力、そして、本人の努力が重要である事を教える事が出来たと考える。
現在、次年度の目標も検討中である。現在ブラインド体験や、誘導歩行の説明を晴眼者にお願いしているが、説明解説を私達自身で実践したい。又ブラインド折り紙などにより、その困難性やカン・コツをポイントで説明できないもか検討中である。さらには、盲導犬のスーツ・ハーネス等の意味や必要性、加えて補助犬法についても解りやすい解説ができたらと考えている。
フィンゲルの(出前授業)のカリキュラムは多種であるが、学校や地域の求めに応じてさらに可変的に対応したいものである。今回の私の報告内容は、決してめずらしいものではないが、参加していただいた方や、読んでいただいた皆様の参考になればと願うものです。
【略 歴】
1952年 長岡市(旧越路町)生まれ
1968年 日立制作所入所
2003年 腎不全により透析開始
2007年 視覚障害1級
2007年 日立製作所退社
2010年 盲導犬貸与される
【後 記】
盲導犬が5頭参加しての勉強会。何よりも、田中さんお話を聞いている時の参加者の楽しそうな笑顔が印象的でした。
いつも田中さんは、つかみが上手い。今回の講演はこんな小噺から始まりました。「以前、初孫が大きくなったらおじいちゃんの眼を治してあげると言っていたが、今は断念したようだ。そのかわり二人目の孫が、将来は消防士になりたいと言い出した。「消防士になるなら、イッパイ勉強しないといけないよ」と言ったら、『消防士になれなかったら医者になる』と言っています。」
今回のお話で、障がい者理解の浸透を目的に学校訪問を、自ら工夫を重ねて精力的に取り組んでおられていることを知りました。素晴らしい活動です。応援したいと思います。
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成28年01月13日(水)16:30~18:00
第239回(16-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「パラドックス的人生」
上林明(新潟市)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成27年01月23日(土) 14時半開場 15時~18時
「学問のすすめ」 第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 予定
要:事前登録
主催:済生会新潟第二病院眼科
http://andonoburo.net/on/4209
15時~16時30分 座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
http://andonoburo.net/on/4223
16時30分~18時 座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
http://andonoburo.net/on/4243
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平成28年02月17日(水)16:30~18:00 *第3水曜日です
第240回(16-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題1:「女性にとってお化粧とは何でしょう?」
講師:若槻 裕子(新潟市)
演題2:「私の化粧(フルメーキャップ)の自己実現」-ブラインドメイクの出会いから1年ー
講師:岩崎 深雪(新潟市)
平成28年03月09日(水)16:30~18:00
第241回(16-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
関 恒子(長野県松本市)
平成28年04月13日(水)16:30~18:00
第242回(16-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「盲学校理療教育の現状と課題
~歴史から学び展望する~」
小西 明(済生会新潟第二病院 医療福祉相談室)
平成28年05月11日(水)16:30~18:00
第243回(16-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「嬉しかったこと、役立ったこと」
大島光芳(上越市)
日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問そして臨床に励んでもらおうと始めました。
第10回講演会を予定しました。講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。今回は、出田秀尚先生(出田眼科名誉院長)の抄録を掲載します。
どなたでも参加できます。多くの皆様の参加をお待ちしております。
「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
15時〜
座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
16時半〜
座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
19時 終了
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演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
【抄 録】
Ⅰ.はじめに
医療に限らず全ての職業において大切なことは、車の両輪としての技と心である。技術については理論的に説明出来、学ぶことが可能であるが、心の方はこれが難しい。それを敢えて、総論と各論に分けて述べる。
Ⅱ.総論
ギリシャ時代に医の倫理としての心得が記録されているが、日本にはもっと以前から古来の教義があった。演者らが保存している武田流流鏑馬がこれを伝えている。天地人は、人が見なければならない宇宙と云う目線を教えている。万民息災・五穀豊穣・天下泰平は、人が努めなければならない努力目標である。倫理の原点はこれに遡ることが出来る。
Ⅲ.各論
演者が長年の診療で、患者と対峙してきた中で様々の決断を迫られた事例集を、昨年「医者どんの言志録」として一冊の本にまとめた。診断・治療・手術の能力の向上,看護師や周囲のスタッフの協力,患者との人間関係,同業医師や関連業者との関係,家族や社会との関係,自らの健康の問題などについて事例を挙げながらお話をしたい。
Ⅳ.むすび
医師も患者も人は皆な未経験の道を歩いている。理論は存在しない情の次元である。そのためには、自らの力で問題を解決するための創造的な力を必要とする。創造的な力は、自然が醸造してくれる。演者がロービジョン患者に行っている自然に触れる旅を紹介して、結びとしたい。
【プロフィール】出田 秀尚(いでた ひでなを)
1963年 熊本大学医学部卒業
1968年 熊本大学大学院修了(眼科),医学博士
1969~1971年 ニューヨーク市立大学,ニューヨーク医科大学眼科研究員
1972~1974年 ハーバード大学マサチューセッツ眼耳鼻科病院にて眼科臨床網膜フェロー
1974年 熊本大学眼科講師
1977年 文部省在外研究員
1979年 出田眼科病院々長
2009年 出田眼科病院名誉院長
歴任:Schepens International Society理事,日本眼科学会評議員,日本眼科医会常任理事,熊本県眼科医会々長,日本眼科医会代議員議長
表彰:日本眼科医会々長表彰,熊本市永年学校医功労賞受賞,日本網膜硝子体学会特別賞受賞,American Academy of Ophthalmology Achievement Award受賞,熊本県学校保健功労賞表彰
現在:日本網膜硝子体学会名誉会員,日本眼科医会顧問,熊本県眼科医会監査,武田流騎射流鏑馬保存会顧問,熊本走ろう会相談役
@事前登録制
参加費は無料ですが、会場準備の都合もあり、事前登録制(締切1月15日)です。参加希望の方は下記の要領で申し込み下さい。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
【事前登録】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
申込期間期限 平成28年01月15日(金)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail: gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax: 025-233-6220
***************************************************
【参加申し込み】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所(都道府県名と市町村名のみお願いします)
連絡方法(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
e-mail アドレス~
Fax番号~
****************************************************
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。お問い合わせ等は、メールでお願い致します。
@「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通りです。
人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。
人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。
日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
要事前登録
「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問そして臨床に励んでもらおうと始めました。
第10回講演会を予定しました。講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。今回は、門之園一明先生(横浜市立大学教授;眼科)の抄録を掲載します。
どなたでも参加できます。多くの皆様の参加をお待ちしております。
「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
15時〜
座長 長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
16時半〜
座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題2:「医療における心」
講師:出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
19時 終了
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演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
【抄 録】
「網膜剥離の父」って知っていますか。医局のフェローに聞いても、はっ?という感じなので、実はあまり知っている眼科医は少ないのではないでしょうか。
スイスのJules Goninが今から120年以上も前に、その頃、剥離の原因が分からなかった頃に、網膜裂孔が原因であると唱えて、それを実証した偉人です。時代に翻弄された人物とも言われています。ほとんどの網膜剥離が失明をしている恐ろしい病であった時代に、実に輝かしい仕事です。僕が研修を始めた、昭和の最後から平成にかけて、網膜剥離は研修医にとって、ひときわ、心がざわめく疾患でした。何といっても、手術には何時間もかかりますし、治療成績も芳しくなく、患者は悲壮感にくれているので、剥離が来ると大変な病気が来たなと、皆、そわそわしたわけです。当時、眼科は網膜剥離に始まり、網膜剥離に終わることを実感し、この疾患に非常に興味をもちました。
当時の僕が務めていた医局は、網膜剥離手術の専門ではなかったので大変に苦労しました。師匠は目の前にいるのではなく、探すものであると信じ聞かせ、この道の大家と呼ばれる先生のところへ何度となく足を運びました。大所帯の医局出身を羨ましくも思いました。技術を直接的に授かるものであった時代は、一見非効率ですが、スキル伝授以外に師匠からその精神性や生き様などを学ぶことのできるとても良い時代した。
そのような時代では、多くの青春の貴重な時間を病院や手術室で消費したことを残念にも思いますが、いくつか学んだこともあります。手術の上達は数であること、反面教師をもつこと、そして、論文を書くこと。特に、最後の論文とは、とても重要なことです。臨床医学なので、なにも大きな賞を目指す必要はありません。ただ、自分の正しいと信じていることを患者に提供するためには、他者の評価が必要ですよね。外科医は職人ですが、レストランの料理人と大きく異なる点です。論文を通して、専門家の厳しい視線に耐えた技術や学問こそが、本当に患者に幸福をあたえるのだと思いますし、少なくともそれを心がけることが臨床医には大切と思います。丁度、ゴナンが厳しい生涯をかけて網膜剥離を治したように。
【略 歴】門之園一明
1988年 横浜市立大学医学部卒業
2000年 横浜市立大学眼科講師
2007年 横浜市立大学附属市民総合医療センター眼科教授
2014年 横浜市立大学医学部視覚再生外科学講座教授
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@事前登録制
参加費は無料ですが、会場準備の都合もあり、事前登録制(締切1月15日)です。参加希望の方は下記の要領で申し込み下さい。
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【事前登録】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
申込期間期限 平成28年01月15日(金)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail: gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax: 025-233-6220
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【参加申し込み】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所(都道府県名と市町村名のみお願いします)
連絡方法(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
e-mail アドレス~
Fax番号~
****************************************************
注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。お問い合わせ等は、メールでお願い致します。
@「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通りです。
人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。
人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。
日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
オーガナイザー
長谷部 日(新潟大学医学部眼科)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
演題1:「好きこそものの上手なれ;Tell it like it is !」
門之園 一明(横浜市立大学教授)
演題2:「医療における心」
出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
「学問のすすめ」講演会は、今後の医学界を背負う若い医師・研修医・学生たちや医療関係者が、患者のことを考えた、そして世界に目を向けた真理を追究するように大きく育ってほしいという願いを込めた企画です。講演時間:一時間・質疑応答:30分。講演では、ご自身のこれまでを自叙伝的に振り返って頂き、現在行っていること、今後行いたいこと、若い方に期待することなどを述べて頂く予定です。
今回の講師は、世界に通用する眼科サージャンの先駆けである出田秀尚先生(出田眼科)と、いまや世界に羽ばたいている日本を代表する眼科スーパーサージャンの門之園 一明先生(横浜市立大学教授)です。
医療関係者もそうでない方も、若い方もかつて若かった方も、どなたでも参加できます。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
講師略歴
略歴 門之園一明(かどのその かずあき)
1988年 横浜市立大学医学部卒業
2000年 横浜市立大学眼科講師
2007年 横浜市立大学附属市民総合医療センター眼科教授
2014年 横浜市立大学医学部視覚再生外科学講座教授
略歴 出田 秀尚(いでた ひでなを)
1963年 熊本大学医学部卒業
1968年 熊本大学大学院修了(眼科),医学博士
1969~1971年 ニューヨーク市立大学,ニューヨーク医科大学眼科研究員
1972~1974年 ハーバード大学マサチューセッツ眼耳鼻科病院にて眼科臨床網膜フェロー
1974年 熊本大学眼科講師
1977年 文部省在外研究員
1979年 出田眼科病院々長
2009年 出田眼科病院名誉院長
主催:済生会新潟第二病院眼科
事前登録制
参加費は無料ですが、会場準備の都合もあり、事前登録制(締切1月15日)です。
参加希望の方は下記の要領で、申し込み下さい。
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【事前登録】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
申込期間期限 平成28年01月15日(金)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail: gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax: 025-233-6220
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【参加申し込み】「学問のすすめ」第10回講演会 済生会新潟第二病院
氏名~
所属(勤務先)~
職業~
住所~都道府県名と市町村名のみお願いします
連絡方法(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
e-mail アドレス~
Fax番号~
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注:専門の職員はおりません。電話でのお問い合わせには応じることが出来ません。
お問い合わせ等は、メールでお願い致します。
過去の「学問のすすめ」は、下記に掲載しております。ご参照ください。
http://andonoburo.net/on/4145
演題:「臨床からの学び・発展・創造・実現」
講師:郷家和子(帝京大学)
日時:平成27年10月14日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【講演要約】
1.視覚欠陥学講座との出逢い
学部3年生からの専門課程には教育哲学・行政学・社会学・心理学の4学科があり、その中の心理学科心身欠陥学視覚欠陥学講座を選択した。その理由は、1963年作家の水上勉氏が重複障害児への療育サービスを求めた「拝啓池田総理大臣殿」という公開状(中央公論6月号)や島田療育園を見学した兄の話からの影響、さらに進路選択での視覚欠陥学講座の小柳恭治助教授の助言等であった。
2.東北大学教授時代の原田政美先生
原田先生は、1965年に東京大学医学部附属病院から視覚欠陥学講座の教授として赴任された。赴任以前から眼科のリハビリテーションに関心を示され、すでに弱視レンズの開発・普及に取り組まれていたし、大学においても小柳助教授とともに東北大式盲人用レーズライタを考案された(1967年東北大学教育学部研究年報:「盲人用レーズライタの試作とその性能に関する実験」)。
先生からは眼科に関する医学的な基礎知識や種々の検査技術、アメリカでの晴眼児と視覚障害児の統合教育についての演習、宮城県内の視覚障害者判定業務である巡回相談に同行し現場での診療や相談のあり方に関する臨床学習も体験させていただいた。先生は常に物事を考える際に「Neues(新しいこと) は何か。」、また「それは視覚障害者・児に役立つ実践的な有効な方法および補助具になり得るのか。」を検証するよう求められた。
なお、先生は大学を3年勤められた後、美濃部都政2年目の1968年に民政局技監として心身障害者福祉センターの初代所長職に就かれ、リハビリテーションの分野に身を置かれることになった。
3.東京都心身障害者福祉センターの職務内容
当時センターは1)障害者更生相談所業務、2)リハビリテーション業務、3)地域支援業務、4)開発業務等を職務とする全国でも最先端の施設であった。開発業務で生まれたロービジョン者向けの視覚補助具には、拡大読書器と遮光眼鏡がある。拡大読書器は1971年に視覚障害科科長村中義夫氏と株式会社ミカミとの共同開発により製品化され、1993年に日常生活用具に指定された。遮光眼鏡は1989年にレンズメーカー・ホヤと共同開発し、1992年に補装具として認定された。
4.センターでの訓練・支援業務
私が係わった訓練および支援業務で特に印象深い8事業を年代順に紹介したい。
1)視覚障害者電話交換手養成訓練(1971年)
視覚障害女性の経済的自立を目的とした職業訓練の電話交換手養成に携わるために1ヶ月間電話交換手養成機関で学び資格を取得した後、センターの電話交換機保守点検担当電話局から交換機2機の寄贈を受け訓練環境を整備した。視覚障害者の着信ランプ確認速度を高めるために感光器(ライトプルーブ)をセンター内併設財団法人心身障害者職能開発センターとの協力により開発した。
電話交換手は当時視覚障害者の新職業として関心がもたれ、訓練を受けるために都内に住所を移動する方々が少なくなかった。1960年に身体障害者雇用促進法は制定されていたが、弱視者の就職に比して全盲者は困難であった。
この養成訓練は一定の成果を得たことにより、開始2年後に上記の併設心身障害者職能開発センターに業務移管され、視覚障害科での養成訓練事業は終了した。
2)盲人用読書器オプタコンによる指導(1974年)
オプタコンは1971年にアメリカで開発され、1974年に日本に導入された。この器機は紙面上の文字を小型カメラで捉え、その文字の形を人差し指の指先位の大きさの触知盤に表示されるピンの振動パターンに変換して呈示するもので、視覚障害者が普通の文字をそのまま読めるという画期的な器械であった。文字ではなく世界初の楽譜読みの指導法を開発したことは、私にとって大きな誇りとなっている。
オプタコンは視覚障害者の職域拡大や中途失明者の現職継続を可能にし、かつ現在でも種々の場面で使用され続けているものの、技術の進歩により音声パソコン使用へと大きく変遷した。
3)視覚障害者の司法試験受験時間延長への支援(1978年)
司法試験管理委員会宛に強度の弱視者2名の受験に際して拡大読書器・弱視眼鏡の持ち込みと受験時間延長の必要性について、実証研究の結果を受験者の要望書に添えて提出した。2名は補助具の持ち込み及び試験時間の1.5倍延長が認められた。
これ以降、大学入試や公務員試験等でも補助具持ち込みの弱視者に対する試験時間延長が一般化し、試験の延長時間は全盲1.5倍、弱視1.33倍とされた。
4)網膜色素変性症者支援(1988年)
センター来所の網膜色素変性症者への精神的な支援が必要との判断から、障害福祉サービスの情報提供とグループ別懇談をセットにした懇談会を9年間毎年3回実施した。より充実した懇談会発展のために10回のピアカウンセラー養成講習会を開催し、個別支援援助の手法学習会も設定した。
事業終了後は、センター方式のピア懇談会や種々の自助グループ設立へと継続され、活動を続けている。
5)「視覚障害理解」の出前講習会(1995年)
講習会は3年間にわたって、希望病院の医療従事者を対象に業務終了後出張して実施した。身体障害者手帳取得後の福祉サービス、病院内誘導法、視覚補助具やADL関係の便利グッズの紹介等を行った。看護師が失明した入院患者さんに持参した用具を試用し、見えなくてもできることがあると新たな生活の再構築を目指す生活訓練施設入所まで発展した事例もあった。
6)指定医講習会開催(2003年)
指定医に補装具取り扱い改正等に関する情報提供の必要性があると考え、指定医を対象とした定期的な講習会開催を提案した。以来センター主催で身体障害者指定医講習会が毎年実施され、併せて身体障害者手帳診断書作成の手引き書が指定医に配布されることとなった。
7)補装具遮光眼鏡給付対象者の要件改正(2010年)
補装具遮光眼鏡の適用範囲は、1991年網膜色素変性症に限定、2005年に網膜色素変性、白子症、先天無虹彩、錐体杆体ジストロフィーに拡大されたが、遮光眼鏡が他の眼疾患にも効用ありとの論文が多数発表された。2006年に日本ロービジョン学会内に岡山大学守本典子眼科医と大阪医科大学眼科中村桂子視能訓練士と私の三人で補装具遮光眼鏡検討委員会を立ち上げ疾患名廃止への検討を重ね、その後厚生労働省に補装具遮光眼鏡検討委員会7名の名で4疾患以外への適用要望書を提出した。厚生労働省との膨大な量の交信を3年余行い、2010年3月31日に厚生労働省から疾患名の廃止という一部改正の通知が発出された。
8)教材・教具・指導書等刊行物
所属部署では視覚障害児者のさまざまな指導訓練に関する専門技術の確立と体系化の成果を技術書として刊行した。福祉保健局長賞受賞刊行物には、1991年「弱視レンズの選択と指導」、1994年「ガイドヘルパーの技術書」、2005年「身体障害者福祉法・知的障害者福祉法実務手引き書」がある。
5.まとめ
私は原田先生ご在職中のセンター、まさにリハビリテーション業務の最盛期に在職したことで、利用者の方々から多くを学び同僚と議論しあいスーパーバイザーから指導を受け、常に新しいことに挑戦し続けられたという幸運に恵まれた。臨床で提示された課題から解決に向けてこれまでにはなかった発想から指導法を考案し実現できたときには、役に立てたという安堵感とともに次の仕事への活力を得ることができた。本年ノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智(さとし)氏が「研究は研究のためにやるのではなくて、人に役立つ、人のための研究をすることが大事」と言われたが、まさに原田先生からの教えを聞く思いであった。
現在視能訓練士を目指す学生たちの教育に携わっているが、患者さん一人ひとりのために何をすべきかを考え実践できる精神を持ち続けられる学生を育成するためにも、私自身もさらに研鑽・努力していきたい。
【略 歴】
1971年 東北大学大学院教育学研究科修士課程修了
1971年 東京都入都(心身障害者福祉センター)
1973年 ドイツ Bethel(重度障害者施設)研修
2004年 東京都身体障害者福祉司
2009年 帝京大学医療技術学部視能矯正学科講師
2013年 日本ロービジョン学会理事
2014年 帝京大学医療技術学部視能矯正学科非常勤講師
現在にいたる。
【後 記】
郷家先生に講演を依頼したのには目的がありました。
東北大学教育学部に存在した「視覚欠陥学講座」は、日本で一番最初にできた視覚リハビリテーションを研究する講座です。その初代教授の原田政美先生は、東大眼科の萩原朗教授門下で斜視弱視を研究していた眼科医。萩原教授の退官と共に、東北大学教育学部の教授に就任しています。そこで行ったことは、視覚障害者のためのリハビリテーション。私が知る限り、我が国の国立大学でこの分野では草分けです。神経眼科で有名な桑島 治三郎先生も東北大学教育学部視覚欠陥学講座の教授です。一流の眼科医が視覚リハビリの研究をしていたことに感嘆しました。
今、原田政美先生を知る人は少なくなりました。そこで東北大学での愛弟子であり、東京都心身障害者センターでも一緒に仕事をなされた郷家先生に、原田政美先生、東北大学教育学部視覚欠陥学講座のことをお話し下さるようにお願いしました。
郷家先生は、このような無理なお願いにもかかわらず、丁寧に欠陥学講座のこと、原田先生のことをお話しして下さり、そしてご自身が関わってきた視覚障害リハビリのお仕事をお話しして下さいました。実は、この部分がとても魅力的でした。
素晴らしい講演でした。アッという間の50分でした。常に患者さんの一人一人のためを思い続けて研究してきたこと、新しいものを求め続けたこと、大いにインスパイア―されました。
郷家和子先生の益々のご発展を祈念致します。
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成27年12月02日(水)16:30~18:00 *第1水曜日です
第238回(15-12)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業
~工夫を重ねて子供たちの心をキャッチ~」
田中正四 (胎内市)
http://andonoburo.net/on/4152
平成28年01月13日(水)16:30~18:00
第239回(16-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「パラドックス的人生」
上林明(新潟市)
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平成27年01月23日(土) 15時半開場 16時~19時
「学問のすすめ」 第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
出田 秀尚(出田眼科)
要:事前登録
主催:済生会新潟第二病院眼科
http://andonoburo.net/on/3813
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平成28年02月17日(水)16:30~18:00 *第3水曜日です
第240回(16-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
若槻 裕子・岩崎 深雪 (新潟市)
平成28年03月09日(水)16:30~18:00
第241回(16-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
関 恒子(長野県松本市)
平成28年04月13日(水)16:30~18:00
第242回(16-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
小西 明(済生会新潟第二病院 医療福祉相談室)
演題:「フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業
~工夫を重ねて子供たちの心をキャッチ~」
講師:田中正四 (胎内市)
日時:平成27年12月02日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【抄 録】
2010年の夏。盲導犬(グティ号)を貸与された私は、数年前から取り組んでいた学校への総合学習での心構えも従来の体験型説明から盲導犬の啓発啓蒙活動へと大きく話の内容も変わってきた。
私達の通う(新発田音声パソコン フィンゲル)では出前授業と称して総合学習に精に力的に取り組んでいるが、従来は、ボランティアの皆さんの協力と計画の基に障害と生活の様子の説明が中心とする出前授業への取組であった。しかし、フィンゲルのスタッフ減少に伴い、障碍者自身による計画立案から授業進行、各人の講話概要までの授業全体スケジュールを私達がになう事となった。
フィンゲルは、毎週月曜日の開催であり、透析患者の私にも時間が確保できる事からせめてもの社会貢献のつもりで、精力的に取り組んできた。出前授業の依頼を受けた時点からフィンゲルのリーダーを中心に計画を立案し、各人の担当を決定し、時間配分までのスケジュールを決めて授業に取り組む事となったのである。
今回は、フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業における工夫の数々と子供たちと心を通わせたエピソードを失敗談を交えてお話したい。さらに、会社務め時代で学び得た手法を生かす事ができた事も忘れかけていた会社員生活を思い出し、無駄ではなかったと喜びさえ感じている。その中でも、(計画、実行、確認、改善)のサイクルを繰り返す重要性についてもお話しさせていただきたい。
【略 歴】
1952年 長岡市(旧越路町(生まれ
1968年 日立制作所入所
2003年 腎不全により透析開始
2007年 視覚障害1級
2007年 日立製作所退社
2010年 盲導犬貸与される
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今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則として)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成28年01月13日(水)16:30~18:00
第239回(16-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「パラドックス的人生」
上林明(新潟市)
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平成27年01月23日(土) 15時半開場 16時~19時
「学問のすすめ」 第10回講演会 済生会新潟第二病院眼科
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
出田 秀尚(出田眼科)
要:事前登録
主催:済生会新潟第二病院眼科
http://andonoburo.net/on/3813
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平成28年02月17日(水)16:30~18:00 *第3水曜日です
第240回(16-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
若槻 裕子・岩崎 深雪 (新潟市)
平成28年03月09日(水)16:30~18:00
第241回(16-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
関 恒子(長野県松本市)
平成28年04月13日(水)16:30~18:00
第242回(16-04)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
小西 明(済生会新潟第二病院 医療福祉相談室)
日時:2016年1月23日(土) 14時半開場 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
講師 門之園 一明(横浜市立大学教授)
出田 秀尚(出田眼科名誉院長)
主催:済生会新潟第二病院眼科
事前登録制
「世界を相手に」、「真の学問を目指す」、「本当に患者さんのことを思う」という奥の深い「欲」を夢見る若い人が少なくなってきたのではないかと心配する人がいますが、そんなことはありません。ただ今の医療界には様々な問題があり、確かに若い医師や学生が夢を持ちにくいという閉塞感はあります。こんな状況を打破してくれるのはリサーチマインドを持った若い力です。
「学問のすすめ」講演会は、今後の医学界を背負う若い医師・研修医・学生たちや医療関係者が、患者のことを考えた、そして世界に目を向けた真理を追究するように大きく育ってほしいという願いを込めた企画です。講演時間:一時間・質疑応答:30分。講演では、ご自身のこれまでを自叙伝的に振り返って頂き、現在行っていること、今後行いたいこと、若い方に期待することなどを述べて頂く予定です。
今回の講師は、世界に通用する眼科サージャンの先駆けである出田秀尚先生(出田眼科)と、いまや世界に羽ばたいている日本を代表する眼科スーパーサージャンの門之園 一明先生(横浜市立大学教授)です。
医療関係者もそうでない方も、若い方もかつて若かった方も参加できます。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
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@「学問のすすめ」
福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭は「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」で始まることはよく知られています。これは人間みな平等だということを語ったものではありません。
本当に意味するところは、以下の通りです。。。人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。
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過去の「学問のすすめ」講演会プログラム
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「学問のすすめ」第9回講演会
日時:2014年7月6日(日) 10時~13時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
「学問はしたくはないけれど・・」
加藤 聡 (東京大学眼科准教授)
「摩訶まか緑内障」
木内 良明 (広島大学眼科教授)
http://andonoburo.net/on/2951
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「学問のすすめ」 第8回講演会
日時:2012年9月15日(土) 15時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室A
「疫学を基礎とした眼科学の展開」
山下 英俊 (山形大学眼科教授、医学部長)
「2型糖尿病の成因と治療戦略」
門脇 孝(東京大学内科教授、日本糖尿病学会理事長)
http://andonoburo.net/on/2423
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「学問のすすめ」 第7回講演会
日時:2012年6月10日(日) 9時~12時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
「遺伝性網膜変性疾患の分子遺伝学」
中沢 満(弘前大学大学院医学研究科眼科学講座教授)
「iPS細胞-基礎研究から臨床、産業へ」
高橋 政代 (理化学研究所)
http://andonoburo.net/on/2420
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「学問のすすめ」 第6回講演会
日時:2012年3月17日(土)15:00~18:00
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
「糖尿病網膜症と全身状態
どの位のHbA1cが何年位続けば網膜症は発症するのか?」
廣瀬 晶 (東京女子医大糖尿病センター眼科)
「私の歩いた一筋の道
糖尿病と妊娠の分野を開拓しながら学んだ事」
大森安恵 (海老名総合病院 糖尿病センター長)
(東京女子医科大学名誉教授;内科)
http://andonoburo.net/on/2411
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「学問のすすめ」 第5回講演会
日時:2011年10月29日(土)16時30分~19時30分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
「神経再生の最前線ー神経成長円錐の機能解明に向けてー」
栂野 哲哉 (新潟大学)
「私と緑内障」
岩瀬 愛子 (たじみ岩瀬眼科)
http://andonoburo.net/on/2407
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「学問のすすめ」 第4回講演会
日時:2011年6月12日(日) 9:00~12:00
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
「経角膜電気刺激治療について」
畑瀬哲尚 (新潟大学)
「臨床研究における『運・鈍・根』」
三宅養三 (愛知医大理事長 名古屋大学名誉教授)
http://andonoburo.net/on/2404
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「学問のすすめ」 第3回講演会
日時:2011年4月2日(土)15時~18時
場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
「眼の恒常性の不思議 “Immune privilege” の謎を解く
―亡き恩師からのミッション」
堀 純子 (日本医大眼科;准教授)
「わがGlaucomatologyの歩みから」
岩田 和雄 (新潟大学眼科;名誉教授)
http://andonoburo.net/on/2397
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「学問のすすめ」 第2回講演会
日時:2010年10月9日(土)15時30分~18時30分
場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
「拡散強調MRIによる視神経軸索障害の定量的評価」
植木 智志 (新潟大学眼科)
「強度近視の臨床研究を通してのメッセージ
~clinical scientistを目指して」
大野 京子(東京医科歯科大学眼科 准教授)
http://andonoburo.net/on/2393
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「学問のすすめ」 第1回講演会
日時:2010年2月6日(土) 14時~17時
場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
「留学のススメ-留学を決めたワケと向こうでしてきたこと-
(人工網膜、上脈絡膜腔刺激電極による網膜再構築、
次世代の硝子体手術器機開発、マイクロバブルを使用した超音波治療などについて)」
松岡 尚気 (新潟大学)
「網膜・視神経疾患における神経保護治療のあり方は?
-神経栄養因子とグルタミン酸毒性に注目して-」
関 正明 (新潟大学)
http://andonoburo.net/on/2391