新潟ロービジョン研究会2014(第4回ご案内)特別講演3
演題:本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
講師:加藤 聡 (東京大学眼科)
【講演抄録】
日本ロービジョン学会が設立され、田淵前々理事長、高橋前理事長の功績により、ロービジョンケアが眼科医にも認識されるようになり、昨年には保険点数も付くようになった。しかし、本邦におけるロービジョンケアを取り巻く問題点の多さに未だ愕然とする思いがある。
私が元々ロービジョンケアを始めた頃は、まずはいかにロービジョンケアの方法について勉強するかということからはじまり、最終的にはロービジョンケアをどのようにしたら眼科診療の一環として広めていくことができるかということを考えるようになった。
ロービジョンケアが広まらない理由として、以下のことが考えられる。一番目として眼科医療に携わる者、特に眼科医や視能訓練士が系統だって学習する方法が確立されていないことである。二番目にロービジョンケアに欠かせない補助具の眼科診療室内での整備が難しいことがあげられる。その他、請求しづらい保険点数、科学的に妥当性を欠き、公平性においても問題のある視覚障害者の身体障害者等級、本邦におけるロービジョンケアの地域別格差などがあげられる。今回の講演の中では、これらの課題に対する解決方法として私自身が独自にどのように考えているかを述べ、多くのご批判をいただければと思っている。
今後の展望として、私が最も期待していることは、再生医療やiPS細胞などの最新治療により得られることになるであろう今まで経験したことのない新たな視機能に対するロービジョンケアの研究である。本来、それらの研究は、最新医療の研究と並行して行われていかなければ、最新治療により受けられる患者の恩恵は最小限のものになってしまう危険性がある。
【略歴】 加藤 聡 (カトウ サトシ)
1987年 新潟大学医学部医学科卒業
東京大学医学部附属病院眼科入局
1990年 東京逓信病院眼科
1996年 東京女子医科大学糖尿病センター眼科講師
1999年 東京大学医学部附属病院分院眼科講師
2000年 King’s College London, St. Thomas’ Hospital研究員
2001年 東京大学医学部眼科講師
2007年 東京大学医学部眼科准教授
2013年 日本ロービジョン学会理事長
2014年 東大病院眼科科長兼任
現在に至る
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【新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
主催:済生会新潟第二病院眼科
要:事前登録制
14:00 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05~16:20
1)特別講演 (各講演40分)
1.座長 山田幸男(新潟オアシス;内科医)
日本におけるロービジョンケアの流れ1:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
http://andonoburo.net/on/2714
2.座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
日本におけるロービジョンケアの流れ2:
ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター)
http://andonoburo.net/on/2780
3.座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2799
16:20~16:40 コーヒーブレイク
16:40~18:20
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
http://andonoburo.net/on/2875
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
http://andonoburo.net/on/2889
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
コメンテーター
田淵昭雄(初代日本ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代日本ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代、現日本ロービジョン学会理事長)
18:20~18:40 adjourn アジャーン
(参加者全員で)会場整理
参加者同志の意見交換
18:40 閉会の挨拶 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
解散
参加は、どなたでも出来ますが、会場準備の都合上、事前登録が必要です。
詳しくは後日ご連絡致します。
「学問のすすめ」第9回講演会 事前登録始まります
済生会新潟第二病院眼科では2010年2月「学問のすすめ」講演会を開始しました。今回で9回目になります。困難な状況にある医療の世界ですが、そこを打破できるのはリサーチマインドを持った若手医師です。そこで若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問、あるいは臨床に励んでもらうことを目的に始めた講演会です。
演者の先生には、ご自身の研究テーマを中心に、若い人へのメッセージを添えて、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。第9回講演会は、木内良明(広島大学眼科教授)と加藤 聡先生(東京大学眼科准教授)に講師をお願いしました。
興味と関心のある方は、どなたでも参加できます。
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『学問のすすめ』 第9回講演会
日時:2014年7月6日(日) 開場9時30分 講演会10時~13時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
参加無料 (要:事前登録)
各演題:講演1時間・質疑応答30分
1.「学問はしたくはないけれど・・」
加藤 聡 (東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2747
2.「摩訶まか緑内障」
木内 良明 (広島大学眼科教授)
http://andonoburo.net/on/2724
主催:済生会新潟第二病院 眼科
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【事前登録】
(会場準備の都合上)事前登録が必要です。
申込期限~平成26年6月30日(月)
申し込み先:済生会新潟第二病院眼科 安藤伸朗
e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
Fax 025-233-6220
********************************************
「学問のすすめ」第9回講演会 参加申し込み
氏名~
所属~
職業~
住所~新潟県の方は、市町村名
新潟県以外の方は、県名
連絡方法
e-mail アドレス~
電話番号~
Fax番号~
(可能な限り、メールでの連絡先をお願い致します)
*********************************************
これまでの「学問のすすめ」プログラムは、下記に記載しました
http://andonoburo.net/on/2661
*講演会連絡先*****************************
950-1104 新潟市西区寺地280-7
済生会新潟第二病院眼科 安藤 伸朗
phone 025-233-6161 Fax 025-233-6220
e-mail gankando@sweet.ocn.ne.jp
******************************************
参加される方へ
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参加される方は、円滑に進行するため、以下の点にご留意下さい。
1)入場
時刻通り開始したいと思います。お早めに会場にお越し下さい。
2)駐車場
病院正面の患者用駐車場をご利用ください。
駐車券は、会場までお持ち下さい。
3)当日は病院正面玄関からの出入りは出来ません。
向かって右の夜間通用口からお入り下さい。
4)本講座では、参加者はお客様ではありません。
会終了後、会場の後片付けは全員で行います。
5)本講座のための職員はおりません。
電話での申し込み、お問い合わせはお断り致します
お問い合わせは、メールにてお願いします。
新潟ロービジョン研究会2014 第3回ご案内 特別講演2
演題 日本におけるロービジョンケアの流れ2:ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
講師 高橋 広 (北九州市立総合療育センター眼科)
【抄録】
1994年、一人の患者との出会いから私はロービジョンケア(以下LVC)を知り、1996年5月にロービジョンクリニックを産業医大病院に開設した。当時は教育や福祉が主にLVCを担当しており、患者の多くはLVCの名すら知らず、眼科は経過観察や治療を提供する場でしかなかった。
そもそも、眼科医療は眼疾患や機能障害を診るのだから、そこから発生する不自由さや日常生活動作の支障を考えると、患者の目の使い方、適切な視覚補助具や視環境等々のアドバイスができるのである。心のケアを行いながら、「できなくなった」日常生活動作を一つひとつ「できる」ようになることで自信が回復し、それが学校や職場など社会復帰へ繋がっていくことを当事者や家族が実感できることが大切である。これは簗島らがいう「患者主導の医療」であり、LVCの大きな入口が眼科医療であることは間違いない。それ故、日本ロービジョン学会は日本眼科学会関連学会である。
医療が行うものだからこそリハビリテーションであって、時には背を押すことも必要で、そこにはしばしば痛みを伴う。寄り添いながらニーズに対応していくケアに先立つものと考え、 最近、“ロービジョンリハビリテーション(LVR)”と呼ぶことを提唱している。
また、他の身体障害では早期リハビリテーションがその予後を左右するといわれており、LVRでも同様と考える。そして、視能訓練士や看護師などのコメディカルとともに生活支援の立場から展開させていくことが大切であるが、眼科医療だけでは、すべての問題が解決できないことは自明のことである。すなわち、学際的な連携が求められ、日本ロービジョン学会の意義は大きい。
このようなつなぎ目のない連携を可能にするために医療がなすべきことを示したのが、2012年4月の診療報酬改定(ロービジョン検査判断料の新設)である。正に医療におけるLVC、すなわちLVRの役割を明確にしたといえる。
【略歴】 高橋 広(北九州市立総合療育センター眼科部長)
1975年 慶應義塾大学医学部卒業
1986年 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学留学
1989年 産業医科大学医学部眼科学講座講師
1993年 同大学助教授
2000年 柳川リハビリテーション病院眼科部長
2008年 北九州市立総合療育センター眼科部長(現在に至る)
2012年 獨協医科大学越谷病院特任教授
役職:日本ロービジョン学会理事長:2010年4月~2013年3月
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【新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
主催:済生会新潟第二病院眼科
要:事前登録制
14:00 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05~16:20
1)特別講演 (各講演40分)
1.座長 山田幸男(新潟オアシス;内科医)
日本におけるロービジョンケアの流れ1:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
http://andonoburo.net/on/2714
2.座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
日本におけるロービジョンケアの流れ2:
ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター)
http://andonoburo.net/on/2780
3.座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2799
16:20~16:40 コーヒーブレイク
16:40~18:20
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
http://andonoburo.net/on/2875
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
http://andonoburo.net/on/2889
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
コメンテーター
田淵昭雄(初代日本ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代日本ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代、現日本ロービジョン学会理事長)
18:20~18:40 adjourn アジャーン
(参加者全員で)会場整理
参加者同志の意見交換
18:40 閉会の挨拶 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
解散
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参加は、どなたでも出来ますが、会場準備の都合上、事前登録が必要です。
詳しくは後日ご連絡致します。
報告:第219回(14‐05月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
演題:「視覚障がい者支援センター・ひかりの森 過去・現在・未来~地域生活支援の拠点として」
講師:松田 和子(視覚障がい者支援センター・ひかりの森 理事長)
日時:平成26年5月14日(水)16:30~18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【講演要旨】
「ひかりの森」を振り返ると、それは希望に満ちた時であり、それよりずっと以前からの私の未来でもありました。
成人式を終えてまもなくの頃、私は気になっていた目について診てもらわなければと、F市立中央病院の眼科を受診しました。「網膜色素変性症で治る見込みはありません。5年で見えなくなるかもしれない。結婚はしない方がいいし、出産して見えなくなった人もいますよ」暗室の中での魔の告知でした。
その当時は、私には普通に生活できる昼間の視力がありましたし、希望に胸膨らむ青春でしたから、魔の告知にはひるまず、自分の意思こそを尊重することに決めました。証券会社に就職し、普通に日常の生活を送り結婚もしました。二人の子どもを出産したのですが、目に影響はありませんでした。あの時のドクターの言葉は一体なんだったのでしょうか…。この経験から、自分のことは自分で守るということを信条としています。
子育てが一段落すると、病院めぐりを繰り返し、様々な検査や薬を試してみました。いよいよ色の識別ができなくなった40代半ば、国立リハビリテーション病院を受診しました。「どんなことに困っていますか?」この様な問いかけは初めてでした。(そうか、困っていることを人に話してもいいんだ!)このことが、ロービィジョンケアの始まりとなりました。魔の告知から50年近く経た現在でも、さまざまな心無い言葉に悩み続けている人達からの電話相談があります。
1995年、JRPS埼玉支部の立ち上げに関わり、副会長として広報や相談支援に励みました。ところが、ホームから転落して大怪我、次いで工事現場に転落し、くも膜下出血を起こし、殆どの視力を失ってしまいました。50歳を迎えていましたし、失明するかもしれないという覚悟はしていたものの、ついにこの時が来てしまったという失望感と落ち込みは、たとえようのない物でした。絶望、孤立、自殺へと追い込んで行く自分自身に疲れ果ててゆくだけの日々でした。
自分の全てを失いそうになった時、救って下さったのは、近所に住んでいる朗読ボランティアの女性でした。2001年、市内に「ロービジョン友の会アリス」を設立。ボランティアをする、される関係を超えた共生のスタイルでイベントの開催や、学校ボランティアにも出かけて行きました。色々な才能を持った方々の集い友の会は、成長し、遂に拠点を持つことへと動き出しました。
2006年、「心身障害者デイケア施設 ひかりの森」を市内に開設。自分たちの拠点を自分たちの手で勝ち得た喜びをかみ締めました。当所は、10名の利用者でしたが、不安を抱きながらも希望に燃えていました。まず、自立訓練をと、移動訓練、音声パソコンそして調理実習から始めました。福祉経験の無いスタッフは、外部専門者から指導や研修を受け、丁寧に利用者に対応しながら、実績を重ねてきました。利用者のニーズに合わせたメニューを取り入れ、活発に活動を展開することで利用者も増員。見学や体験やボランティアで関わる人も増えてゆきました。一方、外部に向けての情報発信にも力を入れ、電話相談や来談者も増えました。
2010年、「NPO法人 視覚障がい者支援協会」を設立。市民活動団体にも積極的に参入し連携しながら理解を求め、地域資源では、フェアや点字教室を開催して、広く市民の方々と交流を持っています。ひかりの森で社会性や自立力を付けて、一人ひとりの利用者が生活の基盤であるコミュニティに参加出来る様、支援の輪を広げています。体験者も多く受け入れ、更に他施設の生活リハを希望する人への中間施設としての役割も担っています。就労を希望する利用者には、必要な支援策を講じ、エクセルやワードの操作にも力を入れ支援しています。すでに2人の女性の就職が決まりました。
送られてきた名刺に点字を打ち込む点字名刺の作業は7年目を迎えて、作業力もアップしています。越谷市の伝統文化「籠染めの浴衣地」でバラの花を作る「浴衣の花グループ」では、商品化を目指しています。この春、ひかりの森の利用者は、49名に膨らみました。
今日と違う明日の現実とどう取り組んでゆくのか。ひかりの森の現場の課題です。ひかりの森の未来図は、決して夢や理想だけでは語る事が出来ません。
【略歴】
松田和子(NPO法人視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長)
1995年 JRPS埼玉支部の立ち上げに関り、副会長
1996年 網膜色素変性症と事故により殆どの視力を失う
2001年 ロービジョン友の会アリスの設立 会長
2006年 身体障がい者デイケア施設・ひかりの森 施設長
越谷市障がい者施策推進協議員
2010年 越谷市委託事業の地域活動支援センター ひかりの森 施設長
2010年~NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森 理事長
NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森
http://npo-hikarinomori.com/
【後記】
埼玉県越谷市から松田和子さんをお招きしての勉強会でした。松田さんは、とにかく前向きで、優しくて、思いやりがあり、思慮深く、品のある方でした。
講演の中に、いくつも心に残るフレーズがありました。
●21歳の時に、網膜色素変性と診断された。その時の医師に、「5年で失明する。結婚はしない方がいい。子どもも作らない方がいい」と言われた。
●プロポーズされた時、「将来失明するかもしれない」とカミングアウトした。そしたら「お手伝いさんになってもらう積もりはない」と言われて結婚した。
●二人の子供を出産。それでも目には影響はなかった。あの時のドクターの言葉は何だったんだろうか?この経験から、「自分のことは自分で守る」ということを信条としている。
●40歳代半ばで色の識別が出来なくなって、国リハを受診。「どんなことに困っていますか?」と聞かれた。このような質問はこれまで受けたことがなかった。そうか困っていることを人に話していいんだ!このことがロービジョンケアの始まりだった。
講演後の討論も充実していた。「視覚障害者の松田和子ではありません。視覚障害というリュックを背負った松田です」「せっかく視覚障害になったのだから、楽しまねば、、、」「ボランティアとの関係 やってくれる人/やってもらう人ではなく、一緒に楽しむ」「苦労は多い。でも大変さの中にこそ、学ぶものがある」「明るいことは重要」
今後も松田和子さん、そして「ひかりの会」を応援していきたいと思います。
【次回以降の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成26年 6月11日(水)16:30~18:00
第220回(14‐06月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
「生きていてよかった!」
上林 洋子(社福:新潟県視覚障害者福祉協会副理事長 同女性部長)
http://andonoburo.net/on/2757
平成26年7月6日(日) 10:00~13:00
「学問のすすめ」 第9回講演会
http://andonoburo.net/on/2661
「摩訶まか緑内障」
木内良明(広島大学眼科教授)
http://andonoburo.net/on/2724
「学問はしたくはないけれど・・・」
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2747
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
主催:済生会新潟第二病院眼科
@誰でも参加できます。要:事前登録
平成26年7月9日(水)16:30~18:00
第221回(14‐07月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
平成26年8月6日(水)16:30~18:00
第222回(14‐08月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
「視覚障害によって希望を失わないために」
竹下 義樹 (社会福祉法人日本盲人会連合会長、弁護士)
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
@第1水曜日です。ご注意ください。
平成26年9月10日(水)16:30~18:00
第223回(14‐09月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
「地域における連携コーディネーターの役割」
斎川克之(済生会新潟第二病院 地域医療連携室)
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
平成26年年9月27日(土)開場14:00 14:30~18:30
【新潟ロービジョン研究会2014】
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
http://andonoburo.net/on/2682
1)特別講演
座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター眼科)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
1.日本におけるロービジョンケアの流れ:
日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄(川崎医療福祉大学)
http://andonoburo.net/on/2714
2.日本におけるロービジョンケアの流れ2:
ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市総合療育センター)
3.ロービジョンケアの展望(仮題)
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語る」
座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター眼科)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
シンポジスト
田淵昭雄(初代ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代ロービジョン学会理事長)
@誰でも参加できます。要:事前登録
平成26年10月8日(水)17:00 ~ 18:30
【目の愛護デー記念講演会 2014】
(兼・第224回(14‐10月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
講師:若倉雅登 (井上眼科病院 名誉院長)
演題:「視力では語れない眼と視覚の愛護」
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
@開始時間が17時です。ご注意ください。
平成26年11月5日(水)16:30~18:00
第225回(14‐11月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
演題未定
岡田果純 (新潟大学大学院 自然科学研究科 専攻修士課程1年)
@第1水曜日です。ご注意ください。
演題:「生きていてよかった!」
講師:上林 洋子(社福:新潟県視覚障害者福祉協会副理事長
同女性部長)
日時:平成26年6月11日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【講演抄録】
2人の子ども達が巣立った今、仕事や家事の間をみて編みものや読書、草花を育てるなどの趣味を楽しんでおります。また、夫とウォーキングや山登りなどの会に積極的に参加し、夫婦が共有できる趣味を持つこともできました。
出産後に数回の手術の甲斐もなく視覚を失ってからは、常に人の介助なしで外出することができませんでした。最初はそれを不便だと思っていましたが、そのうち余程のことがなければ外出の必要性も感じられなくなっていたのです。
そんな私が、一大決心をして北海道盲導犬協会に入所し、現在は3頭目の盲導犬と暮らしています。盲導犬との外出は楽しいことばかりではありません。道に迷い何時間もさまよったり、交差点で信号を判断しかね立ちつくしたり、工事現場に遭遇し方向が分らなくなったり、タクシーやホテル、食堂などに同伴を断られたり・・・。
こうして盲導犬と一緒に迷い、悩み、喜んだりしながら私の頭の中の歩行地図が組み立てられ、どんどん行動範囲が広げられました。そして多くの人たちとの出会いに恵まれ、信頼と愛情に支えられる幸せに感謝することも教えられたのです。また、うれしいこと、楽しいこと、つらいことにも出会うたびに「生きていてよかった!」と思えるようになれたことも・・・。
半世紀近くも営業してきた治療院をこの春に閉じ、これからは第3の人生を夫と盲導犬と楽しみながら、ゆったりと、そして「可能性」を忘れずに暮らして参りたいと思っております。
【略歴】
京ヶ瀬小学校、京ヶ瀬中学校卒(阿賀野市)
神奈川県内の准看護婦養成所を緑内障発病にて中退
昭和42年、新潟盲学校専攻科卒
昭和44年、鍼灸マッサージ治療院を開業している先輩と結婚
二児出産後、数回の手術の後、四十歳には完全に失明
このころから音声ワープロをマスターし、短歌を詠む楽しさを覚える
平成7年、北海道盲導犬協会に入所し盲動犬ユーザーとなり現在に至っている
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成26年7月6日(日) 開場9:30 講演会10:00~13:00
「学問のすすめ」 第9回講演会
http://andonoburo.net/on/2661
「摩訶まか緑内障」
木内良明(広島大学眼科教授)
http://andonoburo.net/on/2724
「学問はしたくはないけれど・・・」
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2747
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
主催:済生会新潟第二病院眼科
平成26年7月9日(水)16:30~18:00
第221回(14‐07月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
平成26年8月6日(水)16:30~18:00
第222回(14‐08月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
「視覚障害によって希望を失わないために」
竹下 義樹
(社会福祉法人日本盲人会連合会長、弁護士)
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
@第1水曜日です。ご注意ください。
平成26年9月10日(水)16:30~18:00
第223回(14‐09月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
「地域における連携コーディネーターの役割」
斎川克之(済生会新潟第二病院 地域医療連携室)
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
平成26年年9月27日(土)開場14:00 研究会14:30~18:30
【新潟ロービジョン研究会2014】
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
http://andonoburo.net/on/2682
主催:済生会新潟第二病院眼科
1)特別講演
座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター眼科)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
1.日本におけるロービジョンケアの流れ:
日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄(川崎医療福祉大学)
http://andonoburo.net/on/2714
2.日本におけるロービジョンケアの流れ2:
ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市総合療育センター)
3.ロービジョンケアの展望(仮題)
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語る」
座長:仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター眼科)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
シンポジスト
田淵昭雄(初代日本ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代日本ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代日本ロービジョン学会理事長)
平成26年10月8日(水)17:00 ~ 18:30
【目の愛護デー記念講演会 2014】
(兼 第224回(14‐10月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会)
講師:若倉雅登 (井上眼科病院 名誉院長)
演題:「視力では語れない眼と視覚の愛護」
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
@開始時間が17:00です。ご注意ください。
平成26年11月5日(水)16:30 ~ 18:00
第225回(14‐11月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会
演題未定
岡田果純(新潟大学大学院 自然科学研究科 専攻修士課程1年)
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
@第1水曜日です。ご注意ください
「学問はしたくはないけれど・・」 加藤 聡(東京大学眼科准教授)
「摩訶まか緑内障」 木内良明(広島大学眼科教授)
日時:2014年7月6日(日)
開場9時30分 講演会10時~13時
各演題:講演1時間・質疑応答30分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
済生会新潟第二病院眼科では2010年2月「学問のすすめ」講演会を開始しました。今回で9回目になります。困難な状況にある医療の世界ですが、そこを打破できるのはリサーチマインドを持った若手医師です。そこで若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問、あるいは臨床に励んでもらうことを目的に始めた講演会です。
演者の先生には、ご自身の研究テーマを中心に、若い人へのメッセージを添えて、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。どなたでも参加できます。
第9回講演会は、木内良明(広島大学眼科教授)と加藤 聡先生(東京大学眼科准教授)に講師をお願いしました。今回は、加藤聡先生の略歴と抄録を紹介します。
主催:済生会新潟第二病院 眼科
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演題: 「学問はしたくはないけれど・・」
講師: 加藤 聡(東京大学眼科准教授)
【抄録】
振り返るに私は、今まで学問をしたいなどと思ったことはなかったが、「知りたいとか、その知ったことを広めたい」と思う気持ちは強く持っていた。
新潟大学を卒業して、東京大学眼科に入局し、研修医2年目の頃、おぼつかない白内障手術(水晶体嚢外摘出術)を行うも、糖尿病眼では術後に炎症が強く出てしまい、眼底管理の上で妨げとなる虹彩後癒着を作ることがしばしばあった。その原因を知りたく、ちょうどその頃開発されたフレアメータにて炎症を定量化し、また電子顕微鏡による研究でその原因を探ることができた。
それがきっかけで糖尿病の眼の合併症、通常の人ならば網膜症に興味を持つところだが、私はもっぱら前眼部の病変に取り組むことになった。女子医大の糖尿病センターに勤務先が異動になり、朝から晩まで網膜光凝固に明けくれる日々のなか、糖尿病眼の白内障術後眼では前嚢収縮や後発白内障が網膜光凝固の妨げとなることを多く経験した。白内障術者にそのことを話してもYAGレーザーで解決されることなので、臨床的に問題ないと相手にしてもらえなかった。
そこで、そのことを訴えるために後発白内障を定量化する方法を学んだが、その頃の日本ではSheimpflugカメラを用いた方法が主流で、周辺部の後発白内障の定量が行えなかった。そこで、それを学びに世界で初めて眼内レンズ移植が行われたロンドンのSt Thomas hospital に行き、その後の後発白内障を少なくなるための眼内レンズ、手術法の研究を行うことができた。
その後、日本に戻り、東大病院に勤務するようになり、多くの増殖糖尿病網膜症症例の手術を見る機会があったが、中には充分な結果が得られない症例があった。その症例をさかのぼってみてみると、中には充分な光凝固の効果が得られていない例に遭遇することもあった。どんな上手な術者よりも適切な網膜光凝固が失明から救うことが明かであったため、そこからは、研究というよりも網膜光凝固教育に力を入れるようになった。
そのほかに、医学教育改革やロービジョンケアなど、学問ではないが、言いたいことだけは一杯あるのが現状である。
【略歴】 加藤 聡 (カトウ サトシ)
1987年 新潟大学医学部医学科卒業
東京大学医学部附属病院眼科入局
1990年 東京逓信病院眼科
1996年 東京女子医科大学糖尿病センター眼科講師
1999年 東京大学医学部附属病院分院眼科講師
2000年 King’s College London, St. Thomas’ Hospital研究員
2001年 東京大学医学部眼科講師
2007年 東京大学医学部眼科准教授
2013年 日本ロービジョン学会理事長
2014年 東大病院眼科科長兼任
現在に至る
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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の意味
福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通り
人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。
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これまでの「学問のすすめ」プログラム
http://andonoburo.net/on/2661
特別講演 鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長)
演題 :『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
日 時:平成26年6月7日(土)17:00~19:30
場 所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟(湯沢の間)
会 費:1,000円
注)医療関係者のみ(含:学生)へのご案内です
新潟県の眼科勤務医が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ、年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話を伺っています。
今回は、内視鏡硝子体手術でご活躍の、鳥井秀雄先生(浮之城眼科医院 院長)をお迎えしました。『内視鏡硝子体手術の現状と展望』という演題です。また一般演題も新潟県内から3題集まりました。どの演題も熱い討論が期待できます。
病院勤務医のみならず、開業医、大学勤務医、研修医、視能訓練士、看護師など多くの方々に参加して頂きたいと存じます。お気軽にご参加下さいますようお願い申し上げます。
プログラム
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17:00 【一般演題】
(講演10分 質疑10分) 座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
○千寿製薬株式会社
2)「糖尿病網膜症/網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対する治療法の検討」
○安藤 伸朗、中村 裕介、大矢 佳美(済生会新潟第二病院)
糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対して、網膜光凝固・トリアムシノロン・抗VEGF・硝子体手術など臨床の場では、多くの選択肢また組み合わせがある。実際の症例から各々の治療法の選択、そしてポイントを考えてみたい。
3)「結膜に生じた稀な粘液腫の1例」
○橋本 薫、武田 啓治、末武 亜紀、田中 玲子(長岡赤十字病院眼科)、武田 さち江(たけだ眼科)
結膜に生じた稀な粘液腫を報告する。症例は42歳男性。無症候性の結膜の腫瘤を主訴に近医初診。摘出術後の病理検査で粘液腫と診断された。再発したため切除したが、同様に粘液腫であった。その後球結膜と円蓋部が瘢痕癒着し眼球運動障害が生じたた め、当院で癒着部の切除と口唇粘膜移植を行った。
4)「内視鏡の便利な使い方」
○村上 健治 (新潟市民病院)、小川 泉 (内野おがわ眼科)
眼内内視鏡は前眼部、中間透光体の混濁がある症例に手術を施行する時に非常に有用な器具でありその術中所見を紹介する。それ以外の症例に対しても有効な使用方法を経験したので報告する。内視鏡の準備があれば硝子体手術のストレスが半減するのでもっと積極的に使用されてよい。
コーヒーブレイク
18:15 特別講演
座長 村上 健治 (新潟市民病院)
演題:『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
講師:鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長)
*尚、講演会終了後、19:30より『佐渡の間』にて情報交換会を予定しております。
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特別講演
演題:『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
講師:鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長)
【抄 録】
1971年に20G Three PortのPars plana vitrectomyが発表されてから,臨床経験を重ねながら改良と開発を繰り返し,ほぼ完成された閉鎖腔内の硝子体手術となってきました.さらに2002年には25Gの2005年には23GのMIVSが報告されて,現在ではMIVS低侵襲硝子体手術が主流となっています.
内視鏡に関しては,1987年に20Gファイバー内視鏡が発売され,2008年には23G,2011年には25G内視鏡ファイバーが市場されて, 25G MIVSに対応しています.また2008年以降抗VEGF製剤が認可されたことで硝子体手術適応にも変化が起きて,今後硝子体手術の2極化現象が起きるものと考えます.
今回の講演では硝子体手術の新しい試みと,今年販売開始になるALCON 27Gシステムの使用報告および27G内視鏡硝子体手術に関して私論をお話ししたいと考えています.皆様の今後の診療の一役を担えれば幸いと存じ上げます.
【略 歴】
1983年 3月 宮崎医科大学医学部医学科 卒業
1983年 8月 宮崎医科大学附属病院眼科 助手
1986年 1月 鹿児島県立鹿屋病院眼科 医長
1989年 2月 国民健康保険中部病院眼科 医長
1990年 10月 中村眼科医院 副院長
1994年 8月 浮之城眼科 院長
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【越後眼科研究会世話人】
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
村上 健治(新潟市民病院)
鈴木 恵子(新潟県立吉田病院)
橋本 薫(長岡赤十字病院)
福島 淳志(長岡中央綜合病院)
【共催】 越後眼科研究会 千寿製薬株式会社
日時:2014年7月6日(日) 10時~13時 各演題:講演1時間・質疑応答30分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
1.「摩訶まか緑内障」 木内良明(広島大学眼科教授)
2.「学問はしたくはないけれど・・」 加藤 聡(東京大学眼科准教授)
主催:済生会新潟第二病院 眼科
「学問のすすめ」講演会は済生会新潟第二病院眼科で2010年2月より開始した企画です。若い医師とそれを支える指導者に、夢と希望を持って学問そして臨床に励んでもらおうと始めました。講師の先生には、若い人へのメッセージを添えて、取り組んでこられた研究テーマを中心に、これまでの学究生活について自叙伝風に語って頂きます。どなたでも参加できます。
今回は、木内良明先生(広島大学眼科教授)の略歴と抄録を紹介します。
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演題: 「摩訶まか緑内障」
講師: 木内 良明 (広島大学眼科教授)
【抄録】
「摩訶」は古代インド語であるサンスクリットの「まはー」に漢字をあてたものです。大きいとか、偉大なという意味です。
世界でも、日本でも失明原因の上位疾患で、緑内障は我々にとって恐れ多い偉大な疾患といえます。一生懸命治療をしても失明上位疾患にあげられるのは不本意です。また、恐れるだけでは患者さんを救うことができないわけですから、我々はその原因をさぐり、治療方法を見つけ出さなくてはいけません。死ねばその進行は止まるのですが、生きているうちに進行が止まるに状況(浄土)に持ち込みたいわけです。 そのために精進するのですが、緑内障ですので一生懸命眼圧を下げます。マイトマイシンCを併用した線維柱帯切除術、流出路再建術に加えて最近ではチューブ手術を行うことができますが、その効果にも限界があります。
眼圧以外の因子も大切です。循環、眼球の生体物理学的な変化の研究も行なわれています。彼岸に渡る知恵をまさかすぐに得られるとは思えません。ということで偉大な緑内障な知恵がまさかということで「摩訶まか緑内障」というタイトルにいたしました。
願わくばこの功徳を持ってあまねくいっさいに及ぼし、ともに緑内障による失明をふせがんこと。
【略歴】
1983年 広島大学医学部医学科卒業
1999年 広島大学医学部助手
1990年 Yale大学 Yale Eye Center, Post doctoral associate
1997年 国立大阪病院(眼科)医師
2003年 国家公務員共済組合連合会 大手前病院眼科部長
2006年 広島大学大学院医歯薬学総合研究科視覚病態学 教授 現在に至る
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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の意味
福沢諭吉の「学問のすすめ」の一説としてあまりに有名ですが、本当に意味するところは以下の通りです。
「人は生まれながら貴賎上下の差別ない。けれども今広くこの人間世界を見渡すと、賢い人愚かな人貧乏な人金持ちの人身分の高い人低い人とある。その違いは何だろう?。それは甚だ明らかだ。賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由ってできるものなのだ。人は生まれながらにして貴賎上下の別はないけれどただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ。」
これまでの「学問のすすめ」プログラム
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新潟ロービジョン研究会2014 (第2回ご案内)特別講演1
演題 日本におけるロービジョンケアの流れ:日本ロービジョン学会の設立前
講師 田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
【講演抄録】
2000年4月の第1回日本ロービジョン(以下、LV)学会学術集会での基調講演で、丸尾敏夫帝京大学教授は「・・日本におけるLVへの眼科医の対応は1929年にはじまり、弱視学級が作られた。近代的なLVの医療、教育、社会や行政への対応は40年前から始まり、30年前にはすで確立していた.」と述べられた。すなわち、1929年に小柳美三東北大眼科教授がLV児の特殊教育の必要性を訴え、1933年に南山尋常小学校(東京麻布)に全国初の弱視学級が開設された。戦後になって傷痍軍人など中途LV者のための更生施設開設と共に、1960年前後に原田政美、大山信郎、湖崎克ら眼科医の活動によって学校教育の中に弱視教室が実現した。LVケアも斜視弱視外来に取り入れられ、1964年には順天堂大学や岡山労災病院の眼科外来にLVクリニックが設置された。
しかし、当時は眼科医主導のLVケア施設数が少ないこと、何よりもLVケアへの眼科医の関心の低さなどから、全国的には多数のLV者が眼科医療からLVケアへ繋がれることなく放置されていた。演者が1970年代に兵庫県立こども病院在職中は、LV児は東京都心身障害者福祉センター(1968年に開設)で指導してもらった。地元でのLVケアの必要性を理解していた眼科医師はいたが、1970年以降の白内障眼内レンズ挿入術や網膜硝子体手術など眼科医療・研究の急速な発展と、それに追付こうとする気運が勝り、一般眼科医にはLVケアは念頭になかったといえる。
ところが、高齢者社会の到来と共に中途LV者の増加が次第に地域LVケアへの転換の気運を生み出した。一方、1991年から年1回開催される国立身体障害者リハ・センター(簗島謙次眼科部長)での「視覚障害者用補装具適正医師研修会」に受講した全国各地の若手眼科医による職場(地域)での活躍が年々活発化した。そして、彼らが核となり、眼科医療関係者以外の教育、看護、福祉、保健や行政その他など広い領域による学際的な組織として2000年「日本ロービジョン学会」が創設されたのである。
【略歴】 田淵昭雄
昭和43年(1968年) 3月 神戸大学医学部卒業
昭和45年(1970年) 7月 兵庫県立こども病院眼科勤務
昭和52年(1977年) 5月 川崎医科大学 助教授 (眼科学)
平成 元年(1989年) 9月 川崎医科大学 教授 (眼科学)
平成 4年(1992年) 9月 川崎医療福祉大学 教授(感覚矯正学)併任
平成 16年(2004年) 12月 川崎医科大学 教授 退職
平成 17年(2005年) 4月 川崎医科大学名誉教授
平成23年(2011年) 4月 日本眼科学会名誉会員
平成25年(2013年) 4月 川崎医療福祉大学 特任教授
役職:日本ロービジョン学会理事長:
平成12年(2000年)4月~平成22年(2010年)3月
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済生会新潟第二病院では、「新潟ロービジョン勉強会」を2001年4月に開始、2003年4月の第4回からは「新潟ロービジョン研究会」と改称して13年間で14回(2001年のみ2回開催)開催しています。
今年は、我が国の視覚障害者のリハビリの歴史を振り返り、現状を把握し、さらに今後の展開を語りたいと思います。
特別講演は、「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」をテーマに3題予定しました。講師は、日本ロービジョン学会を支えてこられた3名の歴代ロービジョン学会理事長で、田淵昭雄先生(初代理事長)これまでの歴史を、、高橋広先生(第2代理事長)現在の現状と問題点を、加藤聡先生(第3代、現理事長)将来の展望を語って頂きます。
シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」では、吉野由美子先生(視覚障害リハビリテーション協会)に当事者の立場で、八子恵子先生(北福島医療センター)に一眼科医の立場で、山田幸男先生(新潟オアシス;内科医)に視覚リハビリの先駆者として述べて頂きます。歴代の3名の日本ロービジョン学会理事長にはコメンテーターとして参加して頂き、会場も含めての討論にしたいと思っています。
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【新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
主催:済生会新潟第二病院眼科
要:事前登録制
14:00 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05~16:20
1)特別講演 (各講演40分)
1.座長 山田幸男(新潟オアシス;内科医)
日本におけるロービジョンケアの流れ1:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
http://andonoburo.net/on/2714
2.座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
日本におけるロービジョンケアの流れ2:
ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター)
http://andonoburo.net/on/2780
3.座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2799
16:20~16:40 コーヒーブレイク
16:40~18:20
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
http://andonoburo.net/on/2875
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
http://andonoburo.net/on/2889
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
コメンテーター
田淵昭雄(初代日本ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代日本ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代、現日本ロービジョン学会理事長)
18:20~18:40 adjourn アジャーン
(参加者全員で)会場整理
参加者同志の意見交換
18:40 閉会の挨拶 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
解散
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参加は、どなたでも出来ますが、会場準備の都合上、事前登録が必要です。
詳しくは後日ご連絡致します。
済生会新潟第二病院では、「新潟ロービジョン勉強会」を2001年4月に開始、2003年4月の第4回からは「新潟ロービジョン研究会」と改称して13年間で14回(2001年のみ2回開催)開催しています。
今年は、我が国の視覚障害者のリハビリの歴史を振り返り、現状を把握し、さらに今後の展開を語りたいと思います。
特別講演は、「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」をテーマに3題予定しました。講師は、日本ロービジョン学会を支えてこられた3名の歴代ロービジョン学会理事長で、田淵昭雄先生(初代理事長)これまでの歴史を、、高橋広先生(第2代理事長)現在の現状と問題点を、加藤聡先生(第3代、現理事長)将来の展望を語って頂きます。
シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」では、吉野由美子先生(視覚障害リハビリテーション協会)に当事者の立場で、八子恵子先生(北福島医療センター)に一眼科医の立場で、山田幸男先生(新潟オアシス;内科医)に視覚リハビリの先駆者として述べて頂きます。歴代の3名の日本ロービジョン学会理事長にはコメンテーターとして参加して頂き、会場も含めての討論にしたいと思っています。
どなたでも参加できます。ただし会場の都合で事前登録制です。今のところ事前登録受付開始は8月9日前後を予定しております。
【新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土) 開場13:30 研究会14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「我が国のロービジョンケア 過去・現在・未来」
主催:済生会新潟第二病院眼科
要:事前登録制
14:00 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05~16:20
1)特別講演 (各講演40分)
1.座長 山田幸男(新潟オアシス;内科医)
日本におけるロービジョンケアの流れ1:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄 (川崎医療福祉大学感覚矯正学科)
http://andonoburo.net/on/2714
2.座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
日本におけるロービジョンケアの流れ2:ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター)
http://andonoburo.net/on/2780
3.座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授)
http://andonoburo.net/on/2799
16:20~16:40 コーヒーブレイク
16:40~18:20
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
「ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」
http://andonoburo.net/on/2875
2.八子恵子 (北福島医療センター)
「一眼科医としてロービジョンケアを考える」
http://andonoburo.net/on/2889
3.山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
「私たちの視覚障害リハビリテーション」
http://andonoburo.net/on/2917
コメンテーター
田淵昭雄(初代日本ロービジョン学会理事長)
高橋 広(第2代日本ロービジョン学会理事長)
加藤 聡(第3代,現日本ロービジョン学会理事長)
18:20~18:40 adjourn アジャーン
(参加者全員で)会場整理
参加者同志の意見交換
18:40 閉会の挨拶 仲泊聡(国立障害者リハビリセンター病院)
解散
詳細は今後随時、ご案内致します。
過去の新潟ロービジョン研究会 プログラム
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【新潟ロービジョン研究会2013】
第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会『招待講演』
日時:2013年 6月23日(日) 9:00~10:50
会場:チサンホテル4階 越後の間
座長 安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
1)「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
高橋 政代 (理化学研究所)
http://andonoburo.net/on/2505
2)「網膜色素変性、治療への最前線」
山本 修一 (千葉大学眼科教授)
http://andonoburo.net/on/2508
【新潟ロービジョン研究会2012】
日時:2012年6月9日(土)13時15分~18時50分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
会費:無料 要;事前登録
1)特別講演 座長:安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
「網膜変性疾患の治療の展望」
小沢 洋子 (慶応大学眼科 網膜細胞生物学斑)
http://andonoburo.net/on/2492
2)シンポジウム1『ITを利用したロービジョンケア』
座長:守本 典子 (岡山大学)
野田 知子 (東京医大)
1.基調講演
「 ITの発展と視覚代行技術-利用者の夢、技術者の夢-」
渡辺 哲也 (新潟大学工学部福祉人間工学科)
2.私のIT利用法
「ロービジョンケアにおけるiPadの活用」
三宅 琢 (眼科医:名古屋市)
「視覚障害者にとってのICT
~今の私があるのはパソコンのおかげ~」
園 順一 (京都福祉情報ネットワーク代表 京都市)
http://andonoburo.net/on/2495
3)基調講演 座長:張替 涼子 (新潟大学)
「明日へつながる告知」
小川 弓子 (小児科医;福岡市立肢体不自由児施設
あゆみ学園 園長)
シンポジウム2『網膜色素変性の病名告知』
座長 佐渡 一成 (さど眼科、仙台市)
張替 涼子 (新潟大学)
「眼科医はどのような告知を目指し、心がけるべきか」
守本 典子 (眼科医:岡山大学)
「家族からの告知~環境と時期~」
園 順一 (JRPS2代目副会長 京都市)
「こんな告知をしてほしい」
竹熊 有可 (旧姓;小野塚 JRPS初代会長、新潟市)
コメンテーター
小川 弓子 (小児科医;福岡市立肢体不自由児施設
あゆみ学園 延長)
http://andonoburo.net/on/2502
【新潟ロービジョン研究会2011】
公開講座「高次脳機能と視覚の重複障害を考える
~済生会新潟シンポジウム」
日時:2011年2月5日(土) 15:00~18:00
会場;済生会新潟第二病院 10階会議室
1)特別講演
座長:永井 博子(神経内科医;押木内科神経内科医院)
「重複障害を負った脳外科医
心のリハビリを楽しみながら生きる」
佐藤正純(もと脳神経外科専門医;横浜市立大学付属病院
医療相談員:介護付有料老人ホーム
「はなことば新横浜2号館」)
http://andonoburo.net/on/2479
2)教育講演 座長:安藤 伸朗(眼科医済生会新潟第二病院)
「高次脳機能障害とは?」
仲泊 聡 (国立障害者リハビリセンター病院;眼科医)
「高次脳機能障害と視覚障害を重複した方へのリハビリ」
野崎 正和 (京都ライトハウス鳥居寮;リハ指導員)
「前頭葉機能不全 その先の戦略
~Rusk脳損傷通院プログラムと神経心理ピラミッド」
立神粧子 (フェリス女学院大学)
http://andonoburo.net/on/2487
【新潟ロービジョン研究会2010】
日時:2010(平成22)年7月17日(土)14時00分 ~ 18時20分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「『見えない』を『見える』に」
会費:無料 要、事前登録
1)特別講演
「障がい者が支援機器を活用できる社会に」
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
演者:林 豊彦(新潟大学工学部福祉人間工学科・教授)
「前進する網膜変性の治療」
座長:加藤 聡 (東京大学眼科)
演者:山本 修一(千葉大学大学院医学研究院眼科学教授/
日本網膜色素変性症協会副会長)
「ロービジョンで見えるようになる」
座長:張替 涼子 (新潟大学眼科)
演者:小田 浩一 (東京女子大学人間科学科教授)
http://andonoburo.net/on/2470
2)シンポジウム 「『見えない』を『見える』に」
司会:加藤 聡 (東京大学眼科)
張替 涼子 (新潟大学眼科)
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院眼科)
コメンテーター:
山本 修一 (千葉大学大学院医学研究院眼科学教授)
林 豊彦 (新潟大学工学部福祉人間工学科・教授)
小田 浩一 (東京女子大学人間科学科教授)
「見えないってどんなこと?」
稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ 取締役社長)
「見えなくてもできる」
永井 和子 (視覚障害生活訓練等指導員;
長崎こども・女性・障害者支援センター)
「見える喜び・できる喜び~教育の立場から~」
田中 宏幸 (教諭;新潟県立新潟盲学校)
「視野評価とロービジョンケア」
柳澤 美衣子(視能訓練士;東京大学医学部付属病院)
「とっても眩しいんです」
仲泊 聡(眼科医;国立障害者リハ病院第二診療部長)
http://andonoburo.net/on/2473
【新潟ロービジョン研究会2009】
日時:2009年7月4日(土)
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ「ロービジョンケアは心のケアから」
1)特別講演
「ロービジョンケアにおける心療眼科の役割」
気賀沢 一輝(杏林大学;心療眼科)
「心と病気ー病は気から、とは本当だろうか?」
櫻井 浩治(新潟大学名誉教授;精神科)
2)「新潟盲学校」
学校紹介 田中宏幸(新潟盲学校教論)
盲学校に入学して 竹熊有可(新潟盲学校)
3)シンポジウム「ロービジョンケアは心のケアから」
司会:加藤 聡(東京大学眼科准教授)
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
シンポジスト
西脇 友紀(もり眼科医院;視能訓練士)
高林 雅子(順天堂大学;心理カウンセラー)
小島紀代子(NPO法人オアシス・視覚障害リハビリ外来)
竹熊 有可(新潟盲学校)
内山 博貴(福祉介護士)
稲垣 吉彦(アットイーズ;東京)
コメンテーター
櫻井 浩治(新潟大学名誉教授;精神科)
気賀沢 一輝(杏林大学;心療眼科)
<機器展示>
東海光学、タイムズコーポレーション、アットイーズ(東京)、新潟眼鏡院
http://andonoburo.net/on/2464
【新潟ロービジョン研究会2008】
日時:2008年8月2日(土)15時30分~18時30分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 参加費 無料
テーマ「視覚障がい者の就労」
進行役 張替 涼子(新潟大学)
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
1)講演
「新潟県立新潟盲学校における進路指導の現状と課題」
渡辺 利喜男、仁木 知子(新潟県立新潟盲学校)
「視覚障害者の就労に私はどうかかわることができるか」
仲泊 聡(国立身体障害者リハビリ病院眼科部長)
「視覚障がい者の就労」
~NPO法人タートル事務局長の立場から~
篠島 永一(NPO法人タートル事務局長;
元日本盲人職能開発センター所長)
「わが社の障がい者雇用について」
小野塚 繁基 (小野塚印刷専務取締役;新潟市)
「障碍」を持つ教師の働く権利保障をめざして
栗川 治(「障碍」を持つ教師・連絡協議会事務局長;
新潟西高校教諭)
2)パネルディスカッション 皆で考える「視覚障がい者の就労」
仲泊 聡 (国立身体障害者リハビリ病院眼科部長)
篠島 永一(NPO法人タートル事務局長;
元日本盲人職能開発センター所長)
小野塚 繁基(小野塚印刷専務取締役;新潟市)
栗川 治 (「障碍」を持つ教師・連絡協議会事務局長;
新潟西高校教諭)
渡辺 利喜男、仁木 知子(新潟県立新潟盲学校)
就労体験者~亀山 智美 (長岡中央病院)
薬師寺 剛 (新潟県立吉田養護学校教諭)
轡田 貴子 (国際福祉医療カレッジ)
小川 良栄 (長岡市自営業)
機器展示 展示品アピール
東海光学、タイムズコーポレーション、ナイツ、アットイーズ(新潟)、新潟眼鏡院
http://andonoburo.net/on/2460
【新潟ロービジョン研究会2007】
日時:2007年9月1日(土) 15時00分~18時45分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 会費:1000円
機器展示メーカーからのPRタイム
東海光学、ナイツ、タイムズコーポレーション、大活字、おんでこ、新潟眼鏡院
1)特別講演~ 座長:張替涼子(新潟大学)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
「視覚障害リハビリテーション
-ボランティア・パワーを集結した医療をめざしてー」
山田幸男(内科医 信楽園病院 視覚障害リハビリ外来)
http://andonoburo.net/on/2442
「ロービジョンケアを考える」
山田信也(生活支援員、歩行訓練士;
国立函館視力障害センター)
http://andonoburo.net/on/2449
2) 討論会「眼科に期待すること、眼科が出来ること」
司会 小野沢裕子(フリーアナウンサー)
安藤伸朗(眼科医)
討論参加者
山田幸男(内科医)
山田信也(歩行訓練士)
張替涼子(眼科医)
佐藤美恵子(視能訓練士)
患者さん 会場全員
【新潟ロービジョン研究会2006】
日時:2006年7月29日(土)16時~19時10分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
1)講演
「一般外来でのロービジョンケア
-QOL向上のための初めの一歩」
佐藤美恵子 (視能訓練士 新潟県立新発田病院)
「視覚障害者の就労継続と連携」
工藤正一 (中途視覚障害者の復職を考える会
『タートルの会』)
「中途視覚障害者の家族としての支援、家族への支援」
工藤良子 (千葉県医療技術大学校看護学科)
「失明してしまった手術のこと」
荻野誠周 (眼科医 新城眼科)
2)便利グッズ紹介 県内の皆さんからの紹介コーナー
3)シンポジウム「皆で考えるロービジョンケア」
座長 張替涼子(新潟大学)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
佐藤美恵子 (視能訓練士 新潟県立新発田病院)
工藤正一 (『タートルの会』)
工藤良子 (千葉県医療技術大学校看護学科)
荻野誠周 (眼科医 新城眼科)
http://andonoburo.net/on/2438
【第6回】新潟ロービジョン研究会
日時:2005(平成17)年8月7日(日)
会場:新潟大学医学部 有壬記念館
参加費 2000円
1)特別講演
「ロービジョンと読書」 小田 浩一(東京女子大学)
「型にはめない対応を」 清水 美知子(歩行訓練士)
「眼科医の悩み」 松村 美代(関西医大眼科)
2)シンポジウム 「患者の気持ち、医者の心をお互いに聴く」
司会:小野沢 裕子(フリーアナウンサー)
松村 美代(関西医大眼科)
清水 美知子(歩行訓練士)
伊藤 文子(新潟市)
内山 博貴(元高校球児、介護福祉士)
大音 清香(看護師、日本眼科看護研究会理事長)
福下 公子(眼科開業医、遺伝相談医師カウンセラー)
安藤 伸朗(眼科勤務医)
3)便利グッズ紹介
田村 めぐみ(眼科医;東大眼科ロービジョン外来)
林 豊彦(新潟大学工学部大学院)
【第5回】新潟ロービジョン研究会
日時:2004年6月5日(土)午後
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
対象:医療関係者&ロービジョンケア専門家
会費:一人1000円
特別講演
1)「糖尿病網膜症患者さんのロービジョンケア」
田中恵津子(杏林大学眼科ロービジョン外来)
2)網膜色素変性症治療の最前線
1.「網膜色素変性症治療としての神経網膜移植」
荒井紳一(新潟大学眼科)
2.「網膜色素変性の研究あれこれー再生医療を中心に」
高橋政代(京都大学医学部付属病院
探索医療センター助教授)
講演会
対象:どなたでも 会費:一人1000円
1)「網膜色素変性―病気とうまくつきあっていくために」
高橋政代(京都大学医学部付属病院
探索医療センター開発部助教授)
2)便利グッズの選び方・使い方」
市橋竜正(株:大活字)
【第4回】新潟ロービジョン研究会(兼 症例検討会)
日時:2003年4月26日(土) 午後2時~6時
会場:済生会新潟第二病院10階会議室 参加費:1000円
1)講演「ロービジョン機器の最新情報」
山中幸宏(アサクラ)
2)講演&実習「拡大読書器の使い方」
森田茂樹(京都府)
【第3回】新潟ロービジョン勉強会
日時:2002年11月30日(土)15時40分~18時10分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
1)特別講演 座長:大石正夫(信楽園病院ロービジョン)
「小児眼科診療 私のやり方」
富田 香 (平和眼科;東京都)
2)講演 座長:張替涼子(新潟大学眼科ロービジョン)
「当院のロービジョンサービス」
藤田昭子(新潟臨港総合病院視能訓練士)
「子育て体験とボランティア活動」
小松郁子 (神奈川県)
【第2回】新潟ロービジョン勉強会
日時:2001年9月29日(土)14:30~17:00
会場:済生会新潟第二病院 10F 会議室AB 参加料無料
1)特別講演 座長 大石正夫(信楽園病院眼科リハビリ外来)
「福祉機器を起点とした商品開発のために」
牧野秀夫 (新大工学部情報工学科教授)
2)症例報告 座長 張替涼子(新大眼科ロービジョン外来)
「私の経験した症例から」
佐藤美恵子 (県立加茂病院眼科視能訓練士)
3)実践的講習会 座長 安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
「遮光眼鏡の処方の実際」
小山哲矢 (東海光学株式会社)
【第1回】新潟ロービジョン勉強会
日時:2001年4月7日(土)14:00~17:00
会場:済生会新潟第二病院 10F会議室 参加料無料
1)講演
「ロービジョン外来の実際」
張替涼子(新潟大学眼科ロービジョン外来)
「視覚補助具(特に拡大読書器)の正しい選び方」
土田重一(ナイツ)
2)実習
「擬似体験と視覚補助具の選び方」
土田重一(ナイツ)