報告:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』 3)高橋政代
最新の眼科医療や再生医療の話題を知り、視覚リハビリテーションを語るという市民公開講座(主催:済生会新潟第二病院眼科)を、2月25日に開催しました。高橋政代先生(理化学研究所)、平形明人先生(杏林大学眼科教授)、清水美知子先生(フリーランスの歩行訓練士)をお招きし、司会は林 知茂先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院)と、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)が務めました。当日は全国12都府県から100名を超す方々が参加、熱気あふれる公開講座となりました。
公開講座の報告として、講師の方々の講演要約を順に公開しています。今回は、高橋政代先生(理化学研究所)です。
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演題:網膜再生による視機能回復とロービジョンケア
講師:高橋政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
【講演要約】
2014年9月に手術が行われた加齢黄斑変性に対する患者自身のiPS細胞から作った網膜色素上皮(RPE)細胞シート移植(自家移植)の1例目は手術後2年以上経過しても、移植細胞が色素を保って生着しており安全性が確認された。ついで2017年3月には他のiPS細胞から作ったRPE細胞の移植(他家移植)が行われた。今回はシートの移植ではなく、より多数の病状の軽い人への移植に適したバラバラの細胞(細胞浮遊液)の移植である。今後、2年以内に5名の移植をして安全性を検討するが、iPS細胞を用いた移植治療もいよいよ治療開発の次の段階に入った。
視細胞が失われることによって視野狭窄や視力低下を来す網膜色素変性に対するiPS細胞由来視細胞移植も慎重な動物実験で効果が確認され、数年内に臨床研究をするために前臨床試験(臨床研究の準備)へと進んでいる。網膜色素変性に関しては、視細胞移植治療研究だけでなく、視細胞の代わりをするチップを移植する人工網膜はすでにアメリカで認可されて販売されており、毎週手術が行われている。人工網膜では最高矯正視力で0.03が出たと報告されており、これは予想を超える効果である。また、原因遺伝子の遺伝子治療ではこれまで正常な遺伝子が足りないために疾患が発症する劣性遺伝タイプの網膜色素変性のみが遺伝子治療の対象であったが、昨年末には優性遺伝タイプも治療可能となる技術が動物実験で発表された。その他にも視細胞以外の残った網膜細胞に光を感じて脳に伝えるようにするチャンネルロドプシン遺伝子を導入することで、視細胞以外の細胞で光が見えるようになる治療もアメリカで開始された。
このように難知性網膜疾患に対する新しい治療がどんどん開発されているが、どんな治療法も最初の臨床試験では効果を見るものではなく安全性確認が目的である。再生医療、特に網膜の再生医療はまったく新しい治療であり最初は効果も小さい。また、同じ細胞を使っても移植される網膜の状態によって効果が決まるので、網膜が傷跡のように瘢痕化してからでは移植細胞は受け取られない。今後、改良を重ねて徐々に効果的な治療となることが考えられるが、どうしても「網膜再生医療」という言葉から過剰な期待が持たれやすく「失望リスク」を抱える。一方で、新しい治療を開始する場合は治療のリスクとベネフィットを十分に吟味して慎重に進める必要があるが、日本ではゼロリスクを求める傾向があり進まないと言う問題がある。治療開発が安全性を過度に求めることから遅延する「治療機会損失」と同様に、これもこれまではあまり俎上に乗らなかった「治療に関わるリスク」の一つである。いずれもリスクコミニュケーションが重要となる。
過度な期待は治癒が唯一の問題解決法であると考えることから起こるので、目的を達成するためのロービジョンケアという別の道を伝えることが重要である。再生医療はリハビリテーション(ロービジョンケア)とセットで完成することを周知する必要がある。特に視機能が低下しつつあるまだ障害が軽度の段階でロービジョンケアや福祉につなぐことによって勤務を続けられる場合も多いが、橋渡しがないために医療と福祉の谷間に落ち込む場合が非常に多い。分断された医療と福祉を効率よくつなぐために、また予防医療や再生医療という新しい医療を創るため、研究、医療、患者ケア、福祉窓口、就労支援がワンストップとなる神戸アイセンターを建設している。そこでは、確かな一般診療を行う市民病院機構の新しい病院「神戸アイセンター病院」(中央市民病院と先端医療センターの眼科を統合)で理研のサポートで研究から生まれた再生医療など先進医療も進め、また病院の入口フロアを占めて病院と福祉施設の橋渡しとなる「公益法人NEXT VISION」が視覚障害のイメージ変革を目指して「isee運動」を展開する。さらに、医療の新しい形や社会実験を推進するソーシャルベンャー「VISION CARE」の組み合わせで、2017年末からは神戸アイセンターがオープンする。
【略 歴】
1986 京都大学医学部卒業
1986 京都大学医学部眼科
1995 アメリカ ソーク研究所 研究員
2001 京都大学医学部附属病院 助教授
2006 理化学研究所 チームリーダー
2012 理化学研究所 プロジェクトリーダー
現在に至る
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『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』
日時;2017年02月25日(土)
会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
主催:済生会新潟第二病院眼科
【プログラム】
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
林 知茂 (国立障害者リハビリテーションセンター病院眼科)
・「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
http://andonoburo.net/on/5864
・「網膜再生医療とアイセンター」
高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
・「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
http://andonoburo.net/on/5840
報告:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』 2)平形 明人
最新の眼科医療や再生医療の話題を知り、視覚リハビリテーションを語るという市民公開講座(主催:済生会新潟第二病院眼科)を、2月25日に開催しました。高橋政代先生(理化学研究所)、平形明人先生(杏林大学眼科教授)、清水美知子先生(フリーランスの歩行訓練士)をお招きし、司会は林 知茂先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院)と、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)が務めました。当日は全国12都府県から100名を超す方々が参加、熱気あふれる公開講座となりました。
公開講座の報告として、講師の方々の講演要約を順に公開しています。今回は、平形明人先生(杏林アイセンター教授)です。
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演題:杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って
講師:平形 明人(杏林アイセンター教授)
【講演要約】
ロービジョンケアの重要性は眼科領域ではかなり普及してきている。しかし、対象となる病態や患者背景は多様であり、眼底疾患だけでも、発生異常による先天性視力障害、腫瘍や遺伝性網脈絡膜疾患による中途失明、血管閉塞や黄斑変性などによる高齢者の視力障害など様々である。また、施設により実施方法やロービジョンケア担当の職種は異なる。患者の日常生活に密接に関わる開業医、多数の難病疾患を紹介され高度な治療後の後遺症に対処する病院、高度医療の実施と若い医師や医療者を教育指導している大学病院、再生医療などの最先端治療をしながら難病患者に対応する高度医療機関、それぞれ異なった環境でロービジョンケアの方法には特徴があるであろう。
今回は、我が国で最初のアイセンターの名前を冠して活動している杏林大学病院眼科で、どのようにロービジョン外来が誕生してロービジョンケアを実施しているのかを振り返ってみた。
杏林大学眼科は、1999年にアイセンターの名前を冠して高齢化社会に向う我が国の眼科治療の発展の必要性を訴えた(つもりである)。そのアイセンター構想は、すでに1994年に杏林学園に提出されたが、その大きな柱の一つがロービジョンケアであった。当時主任教授であった藤原隆明教授、樋田哲夫助教授と私で、高齢化社会での生活の質(QOL)のために視覚医療が非常に大切で、そのためにはロービジョンケアが大きな役割を果たすことを強調した。この杏林ロービジョンケアの創設は、その2年前にORTの守田好江さんが外来にロービジョン補助具を準備したことに遡る。
守田好江さんは、慶應大学の植村恭夫先生の下で小児眼科、つまり斜視弱視と屈折矯正の基本を徹底的に仕込まれたORTであるが、植村先生の退任を機会に米国に留学してロービジョンケアを学び、杏林にORTとして赴任した。そして、人手のない中でORT業務の合間に少しずつロービジョンケアを行いながら、教室の眼科医たちにそのコンセプトを浸透させた。
守田さんが再び米国に戻ることになった時に、彼女の推薦でORTの田中(石垣)恵津子さんが赴任し、彼女が大学院で学んだ東京女子大の小田浩一教授との交流が始まった。田中さんの献身的な患者への対応を見ながら、網膜硝子体手術の対象疾患をはじめ難病疾患の患者に対する治療前後のロービジョンケアの意義を私を含め多くのスタッフが認識するようになり、ORT西脇友紀さんも加わった。
Duke大学で硝子体手術の父といわれるRobert Machemer教授に指導いただいた樋田教授と私は、「本当の医者は、自分の手術の上達に満足するのではなく、手術を受けた患者がどのように生活を拡大するかに心を配らなければいけない。そのために、手術後の屈折矯正を基本とする視覚環境のケアに眼科医は関心を持たなければいけない。」という教育を受けていた。まさに、彼女らのケアによって生活が拡大する視覚障害者に接して、ロービジョンケアの重要性を実感した。
1999年の病院の新外来棟建設に伴ってアイセンターが設立したのを機会に、田中、西脇をORTの基本業務から外し、小田教授をロービジョンケアリサーチ主任として非常勤講師に迎えた。以後、彼らの学会発表や論文報告の数は医師のそれを凌ぐものになった。その後、家庭の事情から田中、西脇が非常勤になり、ORT新井千賀子さんと歩行訓練士の尾形真樹さんが受け継いで活動範囲はさらに広がり、外部から見学者や研修者が多く訪れ、アイセンターにはなくてはならない外来に充実した。
本講演では、ロービジョンケアが生活拡大に明らかに有用であった印象深い数例を紹介した。
・両眼の先天網脈絡膜コロボーマで健常網膜は上方血管アーケードより周辺しか残存していない3歳女児。両眼視力は0.04であるが、行動観察、読書検査、固視検査を通じて年齢に適切な視環境を取り入れながら成長し、昨年、4年制大学を卒業して福祉関係の仕事に就職された。
・68歳男性でドーナツ状の輪状暗点を示す輪紋状脈絡膜硬化症の男性に、病態や将来予後の可能性を説明し、MN-Read読書検査から周辺視野を使った文字サイズで読むことを拡大読書器で練習してもらった。13年たった81歳の現在、中心視力は0.08に低下したが、趣味の読書を続けている。
・60歳男性、糖尿病治療歴なく、他眼失明で残る眼の網膜剥離を合併する重篤な増殖糖尿病網膜症で受診した。視力は0.03、糖尿病内科眼科同時診察を経て、内科入院中から手術後の予後を想定して、糖尿病のインスリン自己注射を含む自己管理、食事法、点眼や内服の工夫(点眼ビンのマーク付けや内服分包など)、治療経過に対応しての眼鏡や拡大鏡処方、介護保険の利用、他施設の利用などを、看護師、栄養士、ロービジョンケア担当師と指導し、硝子体手術後6か月で視力0.1に回復するまで網膜症の治療だけでなく両親の介護を含む行動範囲を維持した。
ロービジョン外来を受診して生活範囲を維持する患者に接することで、医師や看護師などのコ・メディカルが多くの眼科医療の在り方を学び、視覚障害者に対する看護・介護の手段も広がった。また、医学生や研修医が眼科医療の視覚医療がQOLに欠かせないもので、そのケアに医師の役割が重要であることを実感している。さらに、ロービジョンケアの担当者は、各専門分野の医師との交流から、各専門分野の疾患に特徴ある情報を得ることで、将来を予測した対応を提供することもできた。高度医療機関や大学病院など医師を養成する施設にはロービジョン外来の設置は必要条件であると感じている。
【略 歴】
1982年 慶應義塾大学医学部卒業、同眼科学教室入局
1987年 慶應義塾大学医学部助手
1989年 米国Duke大学Eye Center留学
1992年 杏林大学医学部眼科講師
1997年 杏林大学医学部眼科助教授
2005年 杏林大学医学部眼科教授
2008年 杏林大学医学部眼科主任教授 現在に至る
『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』
日時;2017年02月25日(土)15時~18時
会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
主催:済生会新潟第二病院眼科
【プログラム】
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
林 知茂 (国立障害者リハビリテーションセンター病院眼科)
・「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
・「網膜再生医療とアイセンター」
高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
・「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
http://andonoburo.net/on/5840
報告:『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』 1)清水 美知子
最新の眼科医療や再生医療の話題を知り、視覚リハビリテーションを語るという市民公開講座(主催:済生会新潟第二病院眼科)を、2月25日に開催しました。高橋政代先生(理化学研究所)、平形明人先生(杏林大学眼科教授)、清水美知子先生(フリーランスの歩行訓練士)をお招きし、司会は林 知茂先生(国立障害者リハビリテーションセンター病院)と、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)が務めました。当日は全国12都府県から100名を超す方々が参加、熱気あふれる公開講座となりました。
公開講座の報告として、講師の方々の講演要約を順に公開致します。今回は、清水 美知子先生(フリーランスの歩行訓練士)です。
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演題:「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
講師:清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
【講演要約】
第二次世界大戦以前、視覚障害者への支援は失明傷痍軍人を除き当事者が中心となって設立運営された互助的な事業がほとんどであった。法制度のもと国が視覚障害リハビリテーション(以下、視覚障害リハ)事業に関わり始めたのは1948年の国立光明寮の設立そして翌年の身体障害者福祉法の成立の時である。ここでは、法律に根拠を持つ視覚障害リハ事業を中心に概観する。
1.三療師養成施設としての失明者更生施設開設期
第二次大戦後、視覚障害リハはあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師(三療師)をゴールとした職業リハビリテーションとして始まった。戦後軍隊組織は解体し、それまでの傷痍軍人への医療、生活、職業などへの支援は全てなくなり、経済的に困窮した傷痍軍人の生活の自立は急務であった。そのような状況の中、失明傷痍軍人の職業的自立を果たすべく、1948年に「国立光明寮」が東京と塩原に設立された。その後1969年までの約20年間に開設された10(国公立施設7、民間3)の「失明者更生施設」は、全てが「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師等に関する法律」で定める三療師養成施設であった。この三療師養成事業は、現在も障害者総合支援法の指定障害者支援施設での就労移行支援に位置付けられ続いている。
2.生活訓練施設開設期
三療師養成施設開設期の終盤の1965年に、三療師以外の職業的社会復帰を目指して日本ライトハウス職業生活訓練センターが開設された。開設者の岩橋武夫氏は昭和初期から我が国の視覚障害者の福祉を牽引してきた人で、1935年に既に大阪ライトハウスを設立し、家庭訪問指導事業など後の生活訓練事業に通ずる活動に携わっていた。日本ライトハウス職業生活訓練センターでは、歩行、日常生活動作、コミュニケーションなどの訓練と、三療師以外の職業訓練(例:電話交換手)を実施していた。その後、1980年代初頭まで生活訓練を主要事業とする施設が、神奈川、埼玉、東京、京都などでも開設された。これらの施設で行われていた訓練は、現在の総合支援法の「機能訓練」に継承されている。
3.中途失明者緊急生活訓練事業の開始
日本ライトハウス職業生活訓練センター開設とほぼ同時期の1966年に中途失明者緊急生活訓練事業が障害者社会参加促進事業の一つとして始まった。施設ではなく当事者の生活圏で訓練を提供する事業で、簡単な手続きで速やかにサービスを受けられるのが利点である。ただし自治体による補助金事業であるため地域間に格差があり、全般に事業規模は小さい。一部の都市圏を除き利用者のニーズに十分対応できない状況が当初から続いている。
4.眼科医療の視覚障害リハへの参入
視覚障害リハは長い間医療分野の外で実施されてきた。医療サービスが終り、障害の残存が確定し障害が固定すると、当事者は医療から視覚障害リハへ移行する。1964年に開設された順天堂大学眼科リハビリテーションクリニックは眼科医療の中で視覚障害リハに取り組む例として先駆的であったが、その試みは他の眼科医療機関には広まらなかった。眼科医療の中で視覚障害リハが始まるのは1984年国立障害者リハビリテーションセンター第三機能回復訓練部が最初であろう。そして1990年代に入ると杏林大学病院などロービジョン外来を開設する医療機関が増え始めた。
5.視覚障害リハの現状と将来
視覚障害者にサービスを提供する施設や団体の全国組織である日本盲人社会福祉施設協議会は1953年に設立され、現在自立支援施設部会(自立訓練、就労支援などを行う施設の部会)には50施設が加盟している。日本ロービジョン学会のロービジョン対応医療機関リストには165の医療機関が掲載されている。戦後70余年を経て、視覚障害リハサービスを提供する施設や事業所の種類と数は大きく増えた。しかし、財政的基盤が安定していると言えるのは総合支援法により指定を受けた障害者支援施設だけで、その他は不安定で規模も小さい。
一方、視覚障害リハサービスの中身に大きな変化はない。指定障害者支援施設では職業訓練としての三療師養成と生活訓練(総合支援法では「機能訓練」)が中心であり、生活訓練は職業訓練への前段階としての色合いが濃い。社会が高齢化し、視覚障害の受障年齢が高くなり、視覚障害者の高齢化は今後さらに強まると予想される。そのため、これまでのような就労を目標とする視覚障害リハシステムだけでは当事者の状況に対応できなくなってきている。就労年齢を過ぎた視覚障害者のリハビリテーションシステムを充実させることは緊急の課題である。
近年の眼科医療の発展はめざましく、以前は失明していたであろう状態の眼が視機能を保持し続ける例が増え、さらには再生医療の発展により、一度全盲もしくはそれに近い状態になった者が視機能を回復してロービジョン者としてサービスの対象となる例が増えてくることも予想される。視覚障害を負った患者が、医療サービスと並行して視覚障害リハサービスを受けられることが今後さらに強く求められるであろう。
【略 歴】
1979 - 施設/地域で視覚障害がある人の歩行訓練
1982 – 2002 視覚障害者更生施設江南施設施設長
1988 - 信楽園病院視覚障害リハビリテーション外来担当
2003 – 2012 耳原老松診療所・鳳クリニック視覚障害外来担当
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『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』
日時;2017年02月25日(土)
開場:14時30分、公開講座:15時~18時
会場:新潟大学医学部 有壬記念館(ゆうじんきねんかん)2階会議室
テーマ:「眼科及び視覚リハビリの現状と将来を語る」
主催:済生会新潟第二病院眼科
【プログラム】
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
林 知茂 (国立障害者リハビリテーションセンター病院眼科)
・「杏林アイセンターのロービジョン外来を振り返って」
平形 明人(杏林アイセンター;主任教授)
・「網膜再生医療とアイセンター」
高橋 政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
・「視覚障害リハビリテーションのこれまでとこれから」
清水 美知子(フリーランスの歩行訓練士)
ご案内『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017 細井順』
済生会新潟第二病院眼科が開催する市民公開講座のご案内です。今回はホスピス医として活躍の細井順先生をお招きしての講演会です。これまで済生会新潟第二病院眼科主催の講演会に3回お話して頂いていますが、毎回感動と深い教えを頂いています。
でどなたでも参加できます。今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。
『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017 細井順』
会場:済生会新潟第二病院 10階 多目的室
日時:平成29年11月18日(土)午後
演題:「人生の手応えを共にさがし求めて〜死にゆく人たちと語り合った20年〜」
講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市)
ホスピス医20年の節目を迎えた細井順先生が、これまでの思いのたけを語ります。
【細井順先生紹介】
「喜ぶ者と共に喜び 泣く者と共に泣く」 死に向かって歩むという点で、すべての人間は共通しています。同じ人間同士として、弱さを分かち合うように努めています。
・担当 緩和ケア
・経歴1978(昭和53)年 大阪医科大学卒業
淀川キリスト教病院、愛知国際病院等を経て現職
(公益財団法人近江兄弟社 ヴォーリズ記念病院HPより)
http://www.vories.or.jp/medical_dep/kanwacare.php
【細井順先生 これまでの済生会新潟第二病院での講演歴】
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『済生会新潟第二病院眼科 公開講座2015「細井順講演会」』
講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス希望館長;近江八幡市)
演題:生きるとは…「いのち」にであうこと ~死にゆく人から教わる「いのち」を語る~
日時:平成27年2月28日(土)15時開場 15:30~17:00
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
http://andonoburo.net/on/3515
『済生会新潟第二病院眼科 公開講座2008「細井順 講演会」』
(第144回(08‐2月)済生会新潟第二病院眼科勉強会)
演題:「豊かな生き方、納得した終わり方」
講師:細井順(財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院ホスピス長)
日時:平成20年2月23日(土) 午後4時~5時半
場所:済生会新潟第二病院 10階会議室
http://andonoburo.net/on/2573
『済生会新潟第二病院眼科 公開講座 2005』
演題:「ホスピスで生きる人たち」
講師:細井順 (財団法人近江兄弟社ヴォーリズ記念病院緩和ケア部長)
日時:平成17年11月26日(土) 15時~17時
場所:済生会新潟第二病院10階会議室
http://andonoburo.net/on/2548
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【著書紹介】
・『希望という名のホスピスで見つけたこと』 細井順 いのちのことば社
著者の細井順氏から、発売前の著書が贈られてきた。細井氏は外科医を経て、現在はホスピス医として活躍している。ホスピス医として患者さんから受け取った「メッセージ」を、本人のがん体験と共に語っているお勧めの一冊。
ホスピス医として死にゆく患者の傍らに立ち続けた日々は、一人の医師の心に豊かな「いのち」観を育んだ。自らのがん体験によってさらに深まった独自の死生観を語る。良く生き、良く死ぬとは何か、また超高齢社会でどう看取り、死を迎えたらいいのかも考える。
http://andonoburo.net/off/3055
出版社・メーカー・レーベル:いのちのことば社・フォレストブックス
発売日:2014/10/30
著者:細井 順
価格 1,296円 (税抜1,200円)
http://www.gospelshop.jp/catalog/product_info.php/products_id/92886?osCsid=pkoi34k7gekhsitli1p6sggpv6
・『死をおそれないで生きる―がんになったホスピス医の人生論ノート』 細井順 フォレストブックス( 2007/7 )
著者自身のがん患者としての体験とホスピス医としての経験をふまえて、豊かな生き方、納得した終わり方について考えた一冊。
・『こんなに身近なホスピス』 細井順 風媒社 (2003/05)
ホスピスは「座して死を待つ所」ではない。どうしたら、苦しみが少なく、自分なりに納得できる最期を迎えられるのか-。がん治療で苦戦を強いられている人への応援メッセージ。
【自主制作映画】
「いのちがいちばん輝く日~あるホスピス病棟の40日~」
https://www.inochi-hospice.com/
本作は、新聞記者を経て、現在はテレビドキュメンタリー番組やCM、企業PR映像などの演出を手掛ける、奈良県在住の溝渕雅幸の劇場用 初監督作品。2008年夏、細井先生が出演するテレビ番組の制作を担当したのをきっかけで、ホスピスを舞台にしたドキュメンタリー映画の制作を着想する。2011年12月から40日間、スタッフとともに滋賀県にあるホスピス病棟の患者やその家族に密着して記録した映像は、初のホスピス施設の日常を描いた作品として大きな注目を集めている。
2012年/日本/HD/カラー/16:9/95分
【インタビュー】死をおそれないで生きる 2016年4月26日
細井さんは岩手県盛岡市の生まれ。小学二年生のとき、医師だった父の異動で京都に引っ越し、以来、大学卒業まで京都で育つ。クリスチャンホームで、物心つく前から教会に通い、中学一年生で受洗した。
「私のキーワードは、医者の息子、クリスチャンホーム、ひとりっ子。この三つがそろっていたら、どんな育てられ方をしたか、だいたい想像できるでしょう」と細井さんは笑い、こうつけ加えた。「人から裏切られることもなく、自分の思いをそのまま受け止めてもらえたから、今、人の思いをそのまま受け止められるのかもしれません」
http://www.wlpm.or.jp/inokoto/wordpress/2016/04/26/%E6%AD%BB%E3%82%92%E3%81%8A%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC-%E7%B4%B0%E4%BA%95-%E9%A0%86-%E3%81%95/
ご案内『新潟ロービジョン研究会2017』
新潟ロービジョン研究会は、2001年に始めてから17回を重ね(2001年は2回開催)、今年は9月2日に新潟ロービジョン研究会2017を開催することに致しました。どなたでも参加できます。今のうちにカレンダーへのチェックをお願い致します。
平成29年09月02日(土)午後
新潟ロービジョン研究会2017
会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
2階会議室
事前登録・会費無料
主催:済生会新潟第二病院眼科
テーマ:「私と視覚リハビリテーション」
1)司会進行
加藤聡(東大眼科)、仲泊聡(理化学研究所)、
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
特別コメンテーター
中村 透(川崎市視覚障害者情報文化センター)
大島光芳(新潟県上越市)
2)プログラム
1.「ロービジョンケアとの出会い」
高橋政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
2.「眼科医オールジャパンでできるロービジョンケアを考える」
清水朋美(国立障害者リハセンター病院)
3.「私と視覚障害リハビリテーション」
山田幸男(NPOオアシス)
4.「眼科医療におけるキュアとケア」
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
全体討論
これまでの新潟ロービジョン研究会一覧
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『新潟ロービジョン研究会2016』
日時:平成28年10月23日(日)
開場:8時15分 研究会:8時45分~13時10分
場所:有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
2階会議室(新潟大学医学部同窓会館)
新潟市中央区旭町通1-757 TEL. 025-227-2037
主催:済生会新潟第二病院眼科
参加無料/要事前登録
http://andonoburo.net/on/5071
0.8:45~8:50
はじめに 安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1.8:50~10:20【第1部 連携を求めて】
座長:仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
1-1) 20分(講演17分+質疑3分)
看護師が関わると、こんなに変わるロービジョンケア
橋本伸子(しらお眼科;石川県白山市、看護師)
1-2) 30分(講演25分+質疑5分)
情報障害に情報保障の光を、患者に学ぶビジョンケア
三宅 琢(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員;眼科医)
1-3) 30分(講演25分+質疑5分)
視覚障害者のための転倒予防・体力増進教室
○山田 幸男 田村瑞穂 嶋田美恵子 久保尚人
(新潟県視覚障害者のリハビリテーションを推進する会;NPOオアシス)
質疑応答 10分
2.10:20~12:20【第2部 眼科医療と視覚リハビリ】
座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院;眼科医)
2-1) 30分(講演25分+質疑5分)
最大のロービジョン対策は予防と治療:私の緑内障との闘い
岩瀬愛子(たじみ岩瀬眼科;岐阜県多治見市、眼科医)
2-2) 20分(講演17分+質疑3分)
新潟県の訓矇・盲唖学校設立に尽力した眼科医
小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室、前新潟盲学校長)
2-3) 30分(講演25分+質疑5分)
我が国初の眼科リハビリテーションクリニック(順天堂大学)
ー開設当時を振り返ってー
佐渡一成(さど眼科;仙台市、眼科医)
2-4) 30分(講演25分+質疑5分)
眼科医・原田政美の障害者福祉理念と功績
香川スミ子(元 浦和大学)
質疑応答 10分
3.12:20~13;05 【第3部 熊本地震を考える】
座長:加藤 聡(ロービジョン学会理事長:東京大学、眼科医)
仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
3-1) 30分(講演25分+質疑5分)
熊本地震と災害時視覚障害者支援
出田隆一 (出田眼科院長;熊本)
質疑討論 15分
4.13:05~13:10
おわりに 仲泊 聡(神戸理化学研究所;眼科医)
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『新潟ロービジョン研究会2015』
日時:平成27年8月1日(土)14時~18時
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
主催:済生会新潟第二病院眼科
テーマ:「ロービジョンケアに携わる人達」
14時~
はじめに 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医)
14時05分~特別講演
座長:加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
『世界各国と比べた日本のロービジョンケア』
仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
15時~パネルディスカッション ~ 『ロービジョンケアに携わる人達』
司会:安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院;眼科医)
仲泊 聡(国立障害者リハビリテーションセンター;眼科医)
1)眼科医が行うロービジョンケア
加藤 聡(日本ロービジョン学会理事長 東大眼科准教授)
2)NPOオアシスでやってきたこと、行っていること
山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
3)ロービジョンケアにおける視能訓練士の関わり
西脇 友紀(国立障害者リハビリテーションセンター病院;視能訓練士)
4)新潟盲学校が取り組む地域支援
渡邉 信子 (新潟県立新潟盲学校;教諭)
5)盲導犬とローヴィジョン
多和田 悟 (公益財団法人:日本盲導犬協会 訓練事業本部長 常勤理事)
6)後悔から始まった看護師によるロービジョンケア
橋本 伸子(石川県;看護師)
7)嬉しかったこと、役立ったこと (患者の立場から)
大島 光芳 (上越市;視覚障がい者)
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『新潟ロービジョン研究会2014】
日時:平成26年年9月27日(土)14:00~18:40
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
主催:済生会新潟第二病院眼科
開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
1)特別講演 (各講演40分)
1.日本におけるロービジョンケアの流れ:日本ロービジョン学会の設立前
田淵昭雄(川崎医療福祉大学感覚矯正学科;日本ロービジョン学会初代理事長)
2.日本におけるロービジョンケアの流れ:ロービジョンケアからロービジョンリハビリテーションへ
-平成24年度診療報酬改定の意味するところ-
高橋 広(北九州市立総合療育センター;日本ロービジョン学会第2代理事長)
3.本邦におけるロービジョンケアの課題と将来への展望
加藤 聡(東京大学眼科准教授;日本ロービジョン学会第3代(現)理事長)
2)シンポジウム「我が国のロービジョンケアを語ろう」
座長 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
シンポジスト (各講演20分)
1.ロービジョン当事者として相談支援専門家として
我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る
吉野 由美子 (視覚障害リハビリテーション協会)
2.一眼科医としてロービジョンケアを考える
八子恵子 (北福島医療センター)
3.私たちの視覚障害リハビリテーション
山田 幸男 (新潟県保健衛生センター;信楽園病院 内科)
コメンテーター
田淵昭雄(日本ロービジョン学会初代理事長)
高橋 広(日本ロービジョン学会第2代理事長)
加藤 聡(日本ロービジョン学会第3代理事長)
閉会の挨拶 仲泊 聡(国立障害者リハビリセンター病院)
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【新潟ロービジョン研究会2013】
第22回視覚障害リハビリテーション研究発表大会『招待講演』
日時:2013年 6月23日(日) 9:00~10:50
会場:チサンホテル4階 越後の間
座長 安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
1)「iPS細胞を用いた網膜再生医療」
高橋 政代 (理化学研究所)
2)「網膜色素変性、治療への最前線」
山本 修一 (千葉大学眼科教授)
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【新潟ロービジョン研究会2012】
日時:2012年6月9日(土)13時15分~18時50分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
会費:無料 要;事前登録
1)特別講演 座長:安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
「網膜変性疾患の治療の展望」
小沢 洋子 (慶応大学眼科 網膜細胞生物学斑)
2)シンポジウム1『ITを利用したロービジョンケア』
座長:守本 典子 (岡山大学) 野田 知子 (東京医大)
1.基調講演
「ITの発展と視覚代行技術-利用者の夢、技術者の夢-」
渡辺 哲也 (新潟大学工学部福祉人間工学科)
2.私のIT利用法
「ロービジョンケアにおけるiPadの活用」
三宅 琢 (眼科医:名古屋市)
「視覚障害者にとってのICT~今の私があるのはパソコンのおかげ~」
園 順一 (京都福祉情報ネットワーク代表 京都市)
3)基調講演 座長:張替 涼子 (新潟大学)
「明日へつながる告知」
小川 弓子 (小児科医;福岡市立肢体不自由児施設あゆみ学園 園長)
シンポジウム2『網膜色素変性の病名告知』
座長 佐渡 一成 (さど眼科、仙台市) 張替 涼子 (新潟大学)
「眼科医はどのような告知を目指し、心がけるべきか」
守本 典子 (眼科医:岡山大学)
「家族からの告知~環境と時期~」
園 順一 (JRPS2代目副会長 京都市)
「こんな告知をしてほしい」
竹熊 有可 (旧姓;小野塚 JRPS初代会長、新潟市)
コメンテーター
小川 弓子 (小児科医;福岡市立肢体不自由児施設あゆみ学園 延長)
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【新潟ロービジョン研究会2011】
公開講座「高次脳機能と視覚の重複障害を考える~済生会新潟シンポジウム」
日時:2011年2月5日(土) 15:00~18:00
会場;済生会新潟第二病院 10階会議室
1)特別講演
座長:永井 博子(神経内科医;押木内科神経内科医院)
「重複障害を負った脳外科医 心のリハビリを楽しみながら生きる」
佐藤正純(もと脳神経外科専門医;横浜市立大学付属病院
医療相談員:介護付有料老人ホーム「はなことば新横浜2号館」)
2)教育講演 座長:安藤 伸朗(眼科医済生会新潟第二病院)
「高次脳機能障害とは?」
仲泊 聡 (国立障害者リハビリセンター病院;眼科医)
「高次脳機能障害と視覚障害を重複した方へのリハビリ」
野崎 正和 (京都ライトハウス鳥居寮;リハ指導員)
「前頭葉機能不全 その先の戦略~Rusk脳損傷通院プログラムと神経心理ピラミッド」
立神粧子 (フェリス女学院大学)
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【新潟ロービジョン研究会2010】
日時:2010(平成22)年7月17日(土)14時00分 ~ 18時20分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ:「『見えない』を『見える』に」
会費:無料 要、事前登録
1)特別講演
「障がい者が支援機器を活用できる社会に」
座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
演者:林 豊彦(新潟大学工学部福祉人間工学科・教授)
「前進する網膜変性の治療」
座長:加藤 聡 (東京大学眼科)
演者:山本 修一(千葉大学大学院医学研究院眼科学教授/日本網膜色素変性症協会副会長)
「ロービジョンで見えるようになる」
座長:張替 涼子 (新潟大学眼科)
演者:小田 浩一 (東京女子大学人間科学科教授)
2)シンポジウム 「『見えない』を『見える』に」
司会:加藤 聡 (東京大学眼科)張替 涼子 (新潟大学眼科)
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院眼科)
コメンテーター:
山本 修一 (千葉大学大学院医学研究院眼科学教授)
林 豊彦 (新潟大学工学部福祉人間工学科・教授)
小田 浩一 (東京女子大学人間科学科教授)
「見えないってどんなこと?」
稲垣 吉彦 (有限会社アットイーズ 取締役社長)
「見えなくてもできる」
永井 和子 (視覚障害生活訓練等指導員;
長崎こども・女性・障害者支援センター)
「見える喜び・できる喜び~教育の立場から~」
田中 宏幸 (教諭;新潟県立新潟盲学校)
「視野評価とロービジョンケア」
柳澤 美衣子(視能訓練士;東京大学医学部付属病院)
「とっても眩しいんです」
仲泊 聡(眼科医;国立障害者リハ病院第二診療部長)
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【新潟ロービジョン研究会2009】
日時:2009年7月4日(土)
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
テーマ「ロービジョンケアは心のケアから」
1)特別講演
「ロービジョンケアにおける心療眼科の役割」
気賀沢 一輝(杏林大学;心療眼科)
「心と病気ー病は気から、とは本当だろうか?」
櫻井 浩治(新潟大学名誉教授;精神科)
2)「新潟盲学校」
学校紹介 田中宏幸(新潟盲学校教論)
盲学校に入学して 竹熊有可(新潟盲学校)
3)シンポジウム「ロービジョンケアは心のケアから」
司会:加藤 聡(東京大学眼科准教授)安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
シンポジスト
西脇 友紀(もり眼科医院;視能訓練士)
高林 雅子(順天堂大学;心理カウンセラー)
小島紀代子(NPO法人オアシス・視覚障害リハビリ外来)
竹熊 有可(新潟盲学校)
内山 博貴(福祉介護士)
稲垣 吉彦(アットイーズ;東京)
コメンテーター
櫻井 浩治(新潟大学名誉教授;精神科)
気賀沢 一輝(杏林大学;心療眼科)
<機器展示>
東海光学、タイムズコーポレーション、アットイーズ(東京)、新潟眼鏡院
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【新潟ロービジョン研究会2008】
日時:2008年8月2日(土)15時30分~18時30分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 参加費 無料
テーマ「視覚障がい者の就労」
進行役 張替 涼子(新潟大学) 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
1)講演
「新潟県立新潟盲学校における進路指導の現状と課題」
渡辺 利喜男、仁木 知子(新潟県立新潟盲学校)
「視覚障害者の就労に私はどうかかわることができるか」
仲泊 聡(国立身体障害者リハビリ病院眼科部長)
「視覚障がい者の就労」~NPO法人タートル事務局長の立場から~
篠島 永一(NPO法人タートル事務局長;
元日本盲人職能開発センター所長)
「わが社の障がい者雇用について」
小野塚 繁基 (小野塚印刷専務取締役;新潟市)
「障碍」を持つ教師の働く権利保障をめざして
栗川 治(「障碍」を持つ教師・連絡協議会事務局長;
新潟西高校教諭)
2)パネルディスカッション 皆で考える「視覚障がい者の就労」
仲泊 聡 (国立身体障害者リハビリ病院眼科部長)
篠島 永一(NPO法人タートル事務局長;
元日本盲人職能開発センター所長)
小野塚 繁基(小野塚印刷専務取締役;新潟市)
栗川 治 (「障碍」を持つ教師・連絡協議会事務局長;
新潟西高校教諭)
渡辺 利喜男、仁木 知子(新潟県立新潟盲学校)
就労体験者~
亀山 智美 (長岡中央病院)
薬師寺 剛 (新潟県立吉田養護学校教諭)
轡田 貴子 (国際福祉医療カレッジ)
小川 良栄 (長岡市自営業)
機器展示 展示品アピール
東海光学、タイムズコーポレーション、ナイツ、
アットイーズ(新潟)、新潟眼鏡院
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【新潟ロービジョン研究会2007】
日時:2007年9月1日(土) 15時00分~18時45分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室 会費:1000円
機器展示メーカーからのPRタイム
東海光学、ナイツ、タイムズコーポレーション、大活字、おんでこ、新潟眼鏡院
1)特別講演~ 座長:張替涼子(新潟大学) 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
「視覚障害リハビリテーション-ボランティア・パワーを集結した医療をめざしてー」
山田幸男(内科医 信楽園病院 視覚障害リハビリ外来)
「ロービジョンケアを考える」
山田信也(生活支援員、歩行訓練士;国立函館視力障害センター)
2) 討論会「眼科に期待すること、眼科が出来ること」
司会 小野沢裕子(フリーアナウンサー)安藤伸朗(眼科医)
討論参加者
山田幸男(内科医)
山田信也(歩行訓練士)
張替涼子(眼科医)
佐藤美恵子(視能訓練士)
患者さん 会場全員
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【新潟ロービジョン研究会2006】
日時:2006年7月29日(土)16時~19時10分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
1)講演
「一般外来でのロービジョンケア-QOL向上のための初めの一歩」
佐藤美恵子 (視能訓練士 新潟県立新発田病院)
「視覚障害者の就労継続と連携」
工藤正一 (中途視覚障害者の復職を考える会『タートルの会』)
「中途視覚障害者の家族としての支援、家族への支援」
工藤良子 (千葉県医療技術大学校看護学科)
「失明してしまった手術のこと」
荻野誠周 (眼科医 新城眼科)
2)便利グッズ紹介 県内の皆さんからの紹介コーナー
3)シンポジウム「皆で考えるロービジョンケア」
座長 張替涼子(新潟大学) 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
佐藤美恵子 (視能訓練士 新潟県立新発田病院)
工藤正一 (『タートルの会』)
工藤良子 (千葉県医療技術大学校看護学科)
荻野誠周 (眼科医 新城眼科)
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【第6回新潟ロービジョン研究会】
日時:2005(平成17)年8月7日(日)
会場:新潟大学医学部 有壬記念館
参加費 2000円
1)特別講演
「ロービジョンと読書」 小田 浩一(東京女子大学)
「型にはめない対応を」 清水 美知子(歩行訓練士)
「眼科医の悩み」 松村 美代(関西医大眼科)
2)シンポジウム 「患者の気持ち、医者の心をお互いに聴く」
司会:小野沢 裕子(フリーアナウンサー)
松村 美代(関西医大眼科)
清水 美知子(歩行訓練士)
伊藤 文子(新潟市)
内山 博貴(元高校球児、介護福祉士)
大音 清香(看護師、日本眼科看護研究会理事長)
福下 公子(眼科開業医、遺伝相談医師カウンセラー)
安藤 伸朗(眼科勤務医)
3)便利グッズ紹介
田村 めぐみ(眼科医;東大眼科ロービジョン外来)
林 豊彦(新潟大学工学部大学院)
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【第5回新潟ロービジョン研究会】
日時:2004年6月5日(土)午後
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
対象:医療関係者&ロービジョンケア専門家
会費:一人1000円
特別講演
1)「糖尿病網膜症患者さんのロービジョンケア」
田中恵津子(杏林大学眼科ロービジョン外来)
2)網膜色素変性症治療の最前線
1.「網膜色素変性症治療としての神経網膜移植」
荒井紳一(新潟大学眼科)
2.「網膜色素変性の研究あれこれー再生医療を中心に」
高橋政代(京都大学医学部付属病院 探索医療センター助教授)
講演会
対象:どなたでも 会費:一人1000円
1)「網膜色素変性―病気とうまくつきあっていくために」
高橋政代(京都大学医学部付属病院 探索医療センター開発部助教授)
2)便利グッズの選び方・使い方」
市橋竜正(株:大活字)
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【第4回新潟ロービジョン研究会(兼 症例検討会)】
日時:2003年4月26日(土) 午後2時~6時
会場:済生会新潟第二病院10階会議室
参加費:1000円
1)講演「ロービジョン機器の最新情報」
山中幸宏(アサクラ)
2)講演&実習「拡大読書器の使い方」
森田茂樹(京都府)
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【第3回新潟ロービジョン勉強会】
日時:2002年11月30日(土)15時40分~18時10分
会場:済生会新潟第二病院 10階会議室
1)特別講演 座長:大石正夫(信楽園病院ロービジョン)
「小児眼科診療 私のやり方」
富田 香 (平和眼科;東京都)
2)講演 座長:張替涼子(新潟大学眼科ロービジョン)
「当院のロービジョンサービス」
藤田昭子(新潟臨港総合病院視能訓練士)
「子育て体験とボランティア活動」
小松郁子 (神奈川県)
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【第2回新潟ロービジョン勉強会】
日時:2001年9月29日(土)14:30~17:00
会場:済生会新潟第二病院 10F 会議室AB 参加料無料
1)特別講演 座長 大石正夫(信楽園病院眼科リハビリ外来)
「福祉機器を起点とした商品開発のために」
牧野秀夫 (新大工学部情報工学科教授)
2)症例報告 座長 張替涼子(新大眼科ロービジョン外来)
「私の経験した症例から」
佐藤美恵子 (県立加茂病院眼科視能訓練士)
3)実践的講習会 座長 安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
「遮光眼鏡の処方の実際」
小山哲矢 (東海光学株式会社)
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【第1回新潟ロービジョン勉強会】
日時:2001年4月7日(土)14:00~17:00
会場:済生会新潟第二病院 10F会議室 参加料無料
1)講演
「ロービジョン外来の実際」
張替涼子(新潟大学眼科ロービジョン外来)
「視覚補助具(特に拡大読書器)の正しい選び方」
土田重一(ナイツ)
2)実習
「擬似体験と視覚補助具の選び方」
土田重一(ナイツ)
ご案内 『第21回越後眼科研究会』
新潟県の眼科勤務医有志が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話をお聞きして勉強しております。
5月13日(土)『第21回 越後眼科研究会』では、日本糖尿病眼学会理事長の小椋 祐一郎教授(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学)に『糖尿病網膜症―診療の進歩』と題して特別講演をして頂きます。最新の糖尿病網膜症治療を拝聴したいと思います。
医療関係者ならどなたでも参加できます。お気軽にご参加ください。
記
『第21回越後眼科研究会』
日時:平成29年5月13日(土)17:00~19:30
場所:アートホテル新潟駅前(4F湯沢の間)
新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111
17:00~ 薬事説明
17:15~ 一般演題
18:15~ 特別講演
『糖尿病網膜症―診療の進歩』
小椋 祐一郎
(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学 教授)
尚、講演会終了後 19:30より情報交換会を予定しております。
【越後眼科研究会世話人】
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
村上 健治 (新潟市民病院)
橋本 薫 (長岡赤十字病院)
尾山 徳秀 (うおぬま眼科)
共催:越後眼科研究会/千寿製薬株式会社
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第21回 越後眼科研究会 プログラム&抄録
17:00 一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
講演8分 質疑7分
1)「落下 水晶体の処理」
〇村上健治、土田宏嗣、引間孝輔、黒澤史門(新潟市民病院)
白内障手術の合併症として破嚢、チン小帯断裂が起こり不幸にもうまく処理できずに水晶体落下が起こることが稀にある。今回、白内障術中合併症とし て水晶体落下が起こり加療のため当科を紹介された症例を供覧する。硝子体カッターで硝子体腔で処理できることもあるが、核が硬く処理ができずに強角膜切開創から摘出することもある。その場合、簡単に摘出できた症例とできなかった症例もありその術式を紹介する。
2)「滲出型加齢黄斑変性に対する抗VEGF薬硝子体内注射の1年成績」
〇佐藤弥生1),2)、長谷部日2)、寺島浩子2)、松岡尚気2)、上田恵理子2)、佐々木亮2) ( 1)南部郷総合病院 2)新潟大 )
滲出型加齢黄斑変性(age-related macular degeneration : AMD)は、先進国で中途失明の原因疾患として問題となっている。近年、AMD の治療は抗血管内皮増殖因子(vascular endotherial growth factor : VEGF)薬が第一選択になり、視機能を維持、改善できる症例が増加してきた。我が国では2009年にラニビズマブ、2012年にアフリベルセプトが認可され、治療件数は年々増加している。この度、実臨床におけるAMDに対する抗VEGF 薬硝子体内注射の1年成績について発表する。
3)「済生会新潟第二病院眼科における糖尿病網膜症診療の実臨床」
〇安藤伸朗、中村裕介、中野英之(済生会新潟第二病院)
当院で行っている糖尿病網膜症外来の実態を調べ糖尿病網膜症網膜症診療や黄斑症治療について検討する目的で、2016年4月1日~17日の間に、済生会新潟第二病院眼科を受診した糖尿病患者を調べた後ろ向き研究。この期間中は土日や学会で休診があり実質的に8日間の診療だったが、99名198眼の診療をしていた。経過観察期間、網膜症程度、経過中の網膜症発症・進展、治療(硝子体手術・網膜光凝固)、糖尿病黄斑症について検討した。
18:00~コーヒーブレイク
18:15 特別講演 座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
『糖尿病網膜症~診療の進歩』
小椋 祐一郎 (名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学教授)
【抄 録】
糖尿病網膜症の診断・治療の進歩により、1988年の調査で国内の失明原因の首位であった糖尿病網膜症は、最近の調査では第二位となり、本疾患による失明患者が以前に比べて減少していることを示唆している。しかし、失明原因を年代別に見ると、50歳代、60歳代では依然として糖尿病網膜症が首位であり、このような働き盛りの中高年にとっては重要な問題である。
診断の進歩としては、光干渉断層計(OCT)と超広角眼底撮影があげられる。最近のOCTでは、網膜断層を細胞レベルで画像化することが可能で、糖尿病黄斑浮腫の病態解明、治療評価に非常に有用である。また、OCT angiographyにより造影剤なしで網膜微小循環の評価が可能になりつつある。Optos(r)という超広角眼底撮影装置は、眼底の80%をカバーする写真を0.3秒で撮影でき、特殊な技術なしで超広角の眼底写真や蛍光造影写真を容易に撮ることが可能になった。散瞳が不要であり、散瞳不良の糖尿病患者でもきれいな写真が撮影できる。
20年前には糖尿病網膜症の治療薬剤はなく、網膜光凝固術と硝子体手術のみが有効な治療であった。しかし、数年前からトリアムシノロンや抗VEGF薬の硝子体投与が糖尿病黄斑浮腫の治療として使用されるようになり、日本でも適応が承認されている。網膜光凝固術は、コンピュータ制御のパターン凝固装置が開発され、従来の光凝固と比べて治療時間が短時間で患者の疼痛も少なくなっている。最近では自動追尾システム付きの光凝固装置も開発されており、今後の発展が期待される。硝子体手術は20ゲージの器具から25ゲージ、23ゲージの極小切開硝子体手術に移行し、創の縫合も不要となり、手術合併症も減少し、治療成績の向上に寄与している。手術顕微鏡の代わりに3Dモニターを見ながら手術を行うDigitally Assisted VitreoretinalSurgeryも最近のトピックスである。
講演ではこのような糖尿病網膜症に対する最近の診断・治療の進歩について概説する。
【略 歴】小椋 祐一郎(名古屋市立大学大学院医学研究科教授)
1980年 京都大学医学部卒業
1981年 天理よろづ相談所病院眼科
1982年 神戸市立中央市民病院眼科
1985年 イリノイ大学医学部眼科 留学
1986年 京都大学医学部 助手
1989年 イリノイ大学医学部眼科 留学
1993年 京都大学医学部 講師
1995年 京都大学大学院医学研究科 助教授
1997年 名古屋市立大学医学部 教授
2002年 名古屋市立大学大学院医学研究科 教授
2017年 名古屋市立大学病院 病院長
報告:第254回(17‐04月)済生会新潟第二病院 眼科勉強会 小島紀代子 他
演題:「私たちの出前授業45×2
~目の不自由な人の未来のために、子どもたちの“今”のために~」
講師:小島紀代子、小菅茂、入山豊次、吉井美恵子、三留五百枝
(NPO法人障害者自立支援センターオアシス)
日 時:平成29年04月12日(水)16:30 ~ 18:00
場 所:済生会新潟第二病院 眼科外来
【講演要旨】
平成10年、「総合学習」が創設。地域の多様な立場の人と交流・体験を通し、「思いやりの心、生きる力」を育てる学びの場が地域に拓かれました。平成9年、オアシス主催「第1回学生、子どもたちのためのサマースクール」が、「目の不自由な人をもっと知ってもらうために」「誰もが誘導歩行できる社会に」を目指し開催、昨年20回を迎えました。
1.出前授業の変遷
「見えない人の体験談・誘導歩行」の依頼を受け、双方が戸惑いながらの始まりでした。体育館で当事者が一人で語り、そのあと二人一組になり「誘導歩行体験」。子どもたちは、「見えないと怖~い。大変。だから道で会ったら助けようと思います。」の感想が大半でした。
私たちは、「総合学習」のあり方に疑問を感じ検討しました。・アイマスク体験は、怖い思いと「かわいそう」だけが残り、逆効果の恐れ。・ひとり語りは、特別な人に感じられ真の姿が届きにくい。そこで、① 視覚障害者の全体像を伝えるために、「言葉」だけでなく「映像の力」を。② 体験談は、一人語りからインタビュー形式に。③ 体験学習はグループ別に分けて行う 「誘導」、「機器や道具」、「弱視メガネ・白杖」。④ 障害者の差別偏見と「今」の子どもたちの問題から、『感じ・考える』授業に。
2.小学校4年生の最近の授業風景
1) ~スライドを映しながら~
・視覚障害者の全体像(全盲・ロービジョン・中途・先天盲。見え方のいろいろ)。・オアシス物語(一人の自殺者と内科医師の取組み)。・目のリハビリテーション(こころのケア・歩行・調理・化粧・パソコン・機器・道具の訓練)。・オアシスの特徴(次の人のために教え合い、支え合う教室)
~目をつむっての体験~~
Q.もし君たちが見えなくなったらどんな気持ち?
A.隣の人がみえない、いやな気持ち。 どこにいるかわからない、不安になる。
Q.見えなくなったら、何もできなくなるのかな?
・「みかんや物を触ってもらう」・・・他の感覚を使う。
・「自分の名前を書いてもらう」・・今までの経験の力を使う。
2) ~インタビュー形式の語り~
当事者の以前の職業などを映し、子どもたちからスライドを説明してもらう。当事者の心の内をカミングアウトする。
Q. 見えなくなって困ることは?
A. 死にたくなった、つらかった、白杖が持てない、好きなこともある。元気になれたのはネ。
Q. 見えなくなって、よかったことは?
A. 「よいことなんか、ひとつもないけど、君たちに会えた」「小さいことにも感謝できる」「本当の仲間に出会えた」「パソコンができた」
@悲しみ・苦しみから、楽しみ、喜びなど、ありのままを真剣に語る当事者と聞く子どもたち。
3) ~「パソコン・iPad・機器・道具」の紹介~
@子どもたちは、驚き、それを使い生活する当事者へ尊敬のまなざし。
4) ~『考える』授業~
Q1.「もし、君たちのお父さん、お母さんが見えなくなって、白杖が持てないと言ったら?」
A.・僕が誘導するからいい。 危ないから家族を説得する。 オアシスに相談する。
・お父さんの誕生日に盲導犬をプレゼントする、それまでは仕方ない。
Q2.「もし君たちが見えなくなったら、白杖持てますか?」
A.(持ちたくないと答えた子) ・だって見下されるから ・恥ずかしいから ・もちたくないから
(持つと答えた子) ・仕方ないじゃん、生きていかなければならないから。
Q3.白杖と盲導犬だったら、どっち?
A.ひとりで歩くと淋しい、不安だから盲導犬を持つ ・僕は白杖も盲導犬も持つ。
Q4.「点字ブロックは、車椅子の人には迷惑、視覚障害者には必要。どうしたらいいかな?」
A.「簡単じゃん・・・片方は車いす用に、もう片方は、点字ブロックを敷く。」
3.中学校 「いじめ」問題を意識しての授業
重複障害で重い障害のAさんは、周囲に助けを求め仕事を継続。軽い障害のBさんは、周囲に助けを求めず隠していたため孤立化し仕事を辞めた。Aさんは「反対の立場だったら私も隠した」と。Bさんは、淡々と苦しみを語り、中学生も先生も共感!感じてもらえた授業。
4. 最近の子どもたちの感想文
・白杖を持ちたくない気持ちが、すごーくわかりました。・目の不自由な人は、かわいそうではありません。普通の人と同じことができて凄い。・「目のリハビリ」があることにびっくりした。(多くの子どもたちからも)・調理したり、パソコン、アイパッド、携帯電話が使える。拡大読書器もすごいです。・目が不自由でも、楽しいことがあるということ。仲間が増え、パソコンができること。・ぼくは、差別しないと決めました。なんでもない人でも困っていたら、「どうしましたか?」って聞いて助けてあげます。・仕事のこと、いやな思い、見えなくなった時のショックなど、悲しい気持ちで聞きました。・話したくないことを話してくれた。感謝しています。強い人でした。・目の不自由な人が次の人に教えてあげる。気持の分かる人が教えるのはいいことです。
5・まとめ
最後に、見えない人のハーモニカで力強く歌い、「ありがとう」と握手する子どもたち。まっすぐな心で感じ、聴いてくれた子どもたちが教えてくれました。
「仕方ないじゃない・・生きていかなければだめだから」「僕は白杖も盲導犬も持つ」「私はデイズニーランドのキャスターになりたい。もし働くことになったら、不自由な人のために、いっぱいアイディアをだしたい」 (4年女子)
「出前授業45×2」は、私たちに「生きる勇気」を、未来に「希望」を感じさせる時間でした。
【メンバー紹介】
小島紀代子(事務局・相談員・視覚障害リハビリテーション外来)
小菅茂 (福祉機器普及員・テープ起こしワーク員)
入山豊次 (福祉機器普及員・グループセラピー・テープ起こしワーク員)
吉井美恵子(パソコン指導員・同行援護養成講座指導員・盲ろう者通訳介助員)
三留五百枝(フットケア&健康相談員・テープ起こしワーク員・看護師)
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NPO法人障害者自立支援センターオアシスの紹介
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1.「視覚障害リハビリ外来」1994年開設(月2回)
中央から視覚リハ専門の先生お2人と眼科医・内科医による、「就労・進学などの悩み相談」「移動・歩行のリハビリテーション」「拡大鏡・遮光眼鏡の選択、指導」「パソコン・iPad・拡大読書器」「日常生活用具」「福祉制度」の紹介と使い方指導等。
2.「日常生活訓練指導」~リハビリ外来と連携~(週4回)
「パソコン・機器の使い方指導」「調理・化粧教室」「転倒予防運動」等。
3.「こころのケア」
外来の先生方によるカウンセリング、「グループセラピー」「昼食会・カフェ」ほか。お茶やお話を楽しむ方、いろんな方たちとの交流の場を提供。
4.「地域社会貢献~地域の人と共に~」
「白杖・誘導歩行・転倒予防講習会」「サマースクール」「看護学生実習施設」「同行援護従業者養成講座」「出前授業」等。スタッフは眼科医・内科医、日常生活訓練士、元盲学校の先生、栄養士、看護師、保健師、MSW、機能訓練士他さまざまな職種の方、視覚障害者、その家族、ボランティア。
*「獲った魚を与えるよりも、魚の獲り方を教えよ」の精神で自立支援を行い23年。就労者の増加、「今」を受け止め明るく暮らす方たちが「希望」です。
http://userweb.www.fsinet.or.jp/aisuisin/
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【追 記】
オアシスグループの見事なステージでした。小菅さんを中心に練りに練ったスタイルで、小島さんのナレーション、入山さんの語り、吉井さんと三留さんのプレゼンと時間いっぱいに使ったショー形式の講演でした。
子どもたちに目の不自由な人の生活を教えるだけでなく、感じてもらう、考えてもらう工夫が溢れていました。私たちは時々参加しながら、なるほどなるほど、ほーそうだったのか、と感心しながら拝見していました。まさに「子供は未来」と感じました。そして子供と接することで、関わった大人達も生き生きしてくることが良く判りました。
オアシスの皆さん、ありがとうございました。
【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成29年05月10日(水)16:30 ~ 18:00
第255回(17-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「地域包括ケアシステムってなに?−新潟市における医療と介護の連携から−」
斎川克之(済生会新潟第二病院 地域連携福祉センター 副センター長
新潟市医師会在宅医療推進室室長)
平成29年06月07日(水)16:30 ~ 18:00
第256(17-06)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「視覚障害者とスマホ・タブレット 2017」
渡辺哲也(新潟大学 准教授:工学部 工学科 人間支援感性科学プログラム)
平成29年07月
第257(17-07)済生会新潟第二病院眼科勉強会
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会 (予定)
平成29年08月09日(水)16:30 ~ 18:00
第258(17-08)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題未定
小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室、前新潟盲学校長)
平成29年09月02日(土)午後
新潟ロービジョン研究会2017
会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
2階会議室
テーマ:「私と視覚リハビリテーション」
1)司会進行
加藤聡(東大眼科)、仲泊聡(理化学研究所)、
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
特別コメンテーター
中村 透(川崎市視覚障害者情報文化センター)
大島光芳(新潟県上越市)
2)プログラム
1.「ロービジョンケアとの出会い」
高橋政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
2.「眼科医オールジャパンでできるロービジョンケアを考える」
清水朋美(国立障害者リハセンター病院)
3.「私と視覚障害リハビリテーション」
山田幸男(NPOオアシス)
4.「眼科医療におけるキュアとケア」
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
全体討論
平成29年11月18日(土)午後
済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座
会場:済生会新潟第二病院 10階 多目的室
日時:平成29年11月18日(土)午後
演題:「人生の手応えを共にさがし求めて〜死にゆく人たちと語り合った20年〜」
講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市)
ご案内 第255回(17-05)済生会新潟第二病院眼科勉強会 斎川克之
日時:平成29年05月10日(水)16:30 ~ 18:00
会場:済生会新潟第二病院 眼科外来
演題:地域包括ケアシステムってなに?
−新潟市における医療と介護の連携から−
講師:斎川 克之(済生会新潟第二病院 地域連携福祉センター副センター長
新潟市医師会在宅医療推進室室長)
済生会新潟第二病院眼科で、1996年(平成8年)6月から毎月行なっている勉強会。どなたでも大歓迎です(参加無料、事前登録なし、保険証不要)。ただし、お茶等のサービスもありません。悪しからず。
【抄 録】
住み慣れた地域でどのような状況になっても安心して暮らすことのできる社会の実現が地域包括ケアシステムの考え方です。現在、全国の各市町村で、この地域包括ケアシステムの構築を進めています。ところで、「地域包括ケアシステム」って何?自分の住んでいる地域ではこれからどんな施策をしようと思ってるの?などなど。自分の生活とどうかかわってくるのか疑問に思う場面が多くあると思います。
地域包括ケアシステム構築の取り組みにおいても、とりわけ近年、医療福祉分野で、目まぐるしく制度の変革が行われてきました。その中で病院や診療所などの医療機関と介護・福祉の事業所などとの協力体制はどうなっているのでしょうか。今地域では、「医療と介護・福祉の協力体制を今まで以上に強化していこう」といった動きが活発化しています。新潟市は全国でも先駆的に取り組んでまいりました。これまでの経緯と、そしてこれからについて、お話しさせていただきます。
当日は、参加される皆さんとたくさん意見交換できれば幸いです。
【略 歴】斎川 克之(さいかわ かつゆき)
・社会福祉法人恩賜財団済生会 済生会新潟第二病院 地域連携福祉センター 副センター長
・一般社団法人 新潟市医師会 在宅医療推進室 室長
職種:社会福祉士、医療ソーシャルワーカー、医療福祉連携士
平成 7年/新潟県厚生連・在宅介護支援センター栃尾郷病院SWとして就職
平成 9年/済生会新潟第二病院に医療社会事業課MSWとして就職
平成22年/地域医療連携室 室長
平成27年/地域連携福祉センター 副センター長
平成27年/新潟市医師会在宅医療推進室長 併任
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「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力により実況ネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。
話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。 ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン教室ホームページ
http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
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【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成29年06月14日(水)16:30 ~ 18:00
第256(17-06)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「視覚障害者とスマホ・タブレット 2017」
渡辺哲也(新潟大学 准教授:工学部 工学科 人間支援感性科学プログラム)
平成29年07月05日(水)16:30 ~ 18:00
第257(17-07)済生会新潟第二病院眼科勉強会
新潟盲学校弁論大会 イン 済生会
平成29年08月09日(水)16:30 ~ 18:00
第258(17-08)済生会新潟第二病院眼科勉強会
「済生会が目指すソーシャル・インクルージョンの実現
~人々の「つながり」から学んだこと」
小西 明(済生会新潟第二病院医療福祉相談室)
平成29年09月02日(土)午後
新潟ロービジョン研究会2017
会場:新潟大学医学部有壬記念館(ゆうじんきねんかん)
2階会議室
テーマ:「私と視覚リハビリテーション」
1)司会進行
加藤聡(東大眼科)
仲泊聡(理化学研究所)、
安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
特別コメンテーター
中村 透(川崎市視覚障害者情報文化センター)
大島光芳(新潟県上越市)
2)プログラム
1.「ロービジョンケアとの出会い」
高橋政代(理化学研究所CDB 網膜再生医療研究開発プロジェクト)
2.「眼科医オールジャパンでできるロービジョンケアを考える」
清水朋美(国立障害者リハセンター病院)
3.「私と視覚障害リハビリテーション」
山田幸男(NPOオアシス)
4.「眼科医療におけるキュアとケア」
安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
全体討論
http://andonoburo.net/on/5818
平成29年11月18日(土)午後
済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座
「人生の手応えを共にさがし求めて〜死にゆく人たちと語り合った20年〜」
細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市)
http://andonoburo.net/on/5831
ご案内 『第21回越後眼科研究会』
新潟県の眼科勤務医有志が中心となって「越後眼科研究会」を、平成19年5月に立ち上げ年に2回開催しています。日頃抱えている問題や症例を話し合い、また全国で活躍している先生をお呼びして最新・最前線のお話をお聞きして勉強しております。
5月13日(土)『第21回 越後眼科研究会』では、日本糖尿病眼学会理事長の小椋 祐一郎教授(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学)に『糖尿病網膜症―診療の進歩』と題して特別講演をして頂きます。最新の糖尿病網膜症治療を拝聴したいと思います。
医療関係者ならどなたでも参加できます。お気軽にご参加ください。
記
『第21回越後眼科研究会』
日時:平成29年5月13日(土)17:00~19:30
場所:アートホテル新潟駅前(4F湯沢の間)
新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111
17:00~ 薬事説明
17:15~ 一般演題
18:15~ 特別講演
『糖尿病網膜症―診療の進歩』
小椋 祐一郎
(名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学:眼科学 教授)
尚、講演会終了後 19:30より情報交換会を予定しております。
【越後眼科研究会世話人】
安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
村上 健治 (新潟市民病院)
橋本 薫 (長岡赤十字病院)
尾山 徳秀 (うおぬま眼科)
共催:越後眼科研究会/千寿製薬株式会社
【越後眼科研究会 これまでのプログラム】
********************************
『第20回 越後眼科研究会』
日 時:平成28年9月24日(土)17:00~19:30
会 場:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
新潟市中央区川端町6-53 電話:025-224-6111(代表)
17:00~ 薬事説明
17:15~ 特別講演Ⅰ
『実践!強膜炎診療〜全身性疾患を見抜き、最適治療を選択する〜』
堀 純子 (日本医科大学 眼科 准教授)
18:30~ 特別講演Ⅱ
『網膜疾患の今日、病院眼科の明日』
山本 修一 (千葉大学医学部附属病院 病院長 眼科教授)
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『第19回 越後眼科研究会』
日 時:平成28年4月23日(土)16:45~19:30
場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
一般演題(講演7分・質疑5分)
座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
1)アイファガン点眼液0.1%の臨床効果について
〇千寿製薬株式会社
2)眼窩内に生じた皮様嚢腫の一例
〇大湊 絢1)、張 大行1)、尾山 徳秀1) 2)、福地 健郎1)
1) 新潟大学医歯学総合病院 2)医療法人社団オクルス うおぬま眼科
3)「Dacryopsの1例」
〇橋本 薫、高田 律子、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
尾山 徳秀 (医療法人社団オクルス うおぬま眼科)
4)抗VEGFを使用せずに治療できた黄斑浮腫の症例~RVO
〇安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介 (済生会新潟第二病院)
5)陳旧性眼窩壁骨折の治療~3D造形モデル作製による手術補助は有用か?
〇尾山 徳秀1)2)3)、橋本 薫3)、武田 啓治3)
1)医療法人社団オクルス うおぬま眼科 2)新潟大学医歯学総合病院
3)長岡赤十字病院
6)網膜剥離手術後にパーフルオロカーボンが中心窩下に迷入した1例
〇山本 晋 (近江眼科・済生会新潟第二病院)
7)ちょっと面白い症例~角膜ヘルペスと急性緑内障
〇坂井 豊明 (坂井眼科医院)
8)シリコンオイルは入れたら抜きましょう!
〇吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演 座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
『眼科が関わる全身疾患の診断と治療』
後藤 浩 (東京医科大学 臨床医学系眼科学分野 主任教授)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第18回 越後眼科研究会』
日 時:平成27年10月31日(土)17:00~19:30
場 所:ホテルラングウッド新潟
会 費:無料
一般演題 座長 橋本 薫(長岡赤十字病院)
講演7分 質疑5分
1)薬事案内
○千寿製薬株式会社
2)抗VEGF硝子体内注射後の黄斑円孔発症例の検討
○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
井海 雄介(いかい眼科)
3)中心窩分離症に硝子体手術を施行した2例
◯村上 健治(新潟市民病院)
4)立川綜合病院におけるCTRを用いた白内障手術の検討
○山本 達郎 松島 亮介(立川綜合病院)
5)大角度の回旋斜視の手術症例
○橋本 薫、武田 啓治(長岡赤十字病院)
特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院)
目にやさしいレーザー治療 ― 低侵襲レーザーの現状と未来
大越 貴志子(聖路加国際病院 眼科部長 / 聖路加国際大学 臨床教授)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第17回 越後眼科研究会』
日 時:平成27年5月16日(土)16:50~19:30
場 所:ホテルラングウッド新潟
(旧:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟)
新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
住 所:新潟市中央区笹口1-1 電話:025-240-2111(代表)
一般演題 講演7分 質疑5分
座長 山本 達郎 (立川綜合病院)
1)「アイファガン点眼液0.1%について」
2)網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するSTTAの治療成績
○塩崎 直哉、安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
3)チン小帯断裂症例に対する白内障手術
○村上 健治 (新潟市民病院)
4)Shaken baby syndrome の1例
○橋本 薫、末武 亜紀、田中 玲子、高田 律子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
5)固定内斜視で眼軸長が計れない!どうする?
○吉澤 豊久 (三条眼科)
6)固定されていない「固定内斜視」の2例
○田沢綾子、植木智志、羽入貴子、畑瀬哲尚、福武慈、福地健郎
特別講演 座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
『チャレンジ!小児眼科とおとなの斜視』
佐藤 美保 (浜松医科大学医学部 眼科 病院教授)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第16回 越後眼科研究会』
日 時:平成26年10月25日(土)17:00~19:30
場 所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
【一般演題】 講演8分 質疑7分
1)1年以上放置した巨大な術後性上顎洞嚢胞の1例
○末武 亜紀、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
2)網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)に伴う黄斑浮腫に対するラニビズマブ治療(IVR)
○飯川龍(済生会新潟第二病院 研修医)
中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
3)エアバッグによる外傷性白内障の一例
○吉田博光、村上健治、土田宏嗣、根本太志(新潟市民病院)
【特別講演】
『緑内障診療における視野検査とOCT』
庄司信行(教授;北里大学医療衛生学部視覚機能療法学)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第15回 越後眼科研究会』
日時:平成26年6月7日(土)17:00~19:30
場所:チサンホテル&コンファランスセンター
新潟市中央区笹口 1-1 ℡:025-240-1111(代表)
一般演題
1)糖尿病網膜症/網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対するトリアムシノロンの効果
○安藤 伸朗、中村 裕介、大矢 佳美(済生会新潟第二病院)
2)結膜に生じた稀な粘液腫の1例
○橋本 薫、武田 啓治、末武 亜紀、田中 玲子(長岡赤十字病院眼科)
武田 さちゑ(たけだ眼科)
3)内視鏡の便利な使い方
○村上 健治(新潟市民病院)、小川 泉(内野おがわ眼科)
特別講演
『内視鏡硝子体手術の現状と展望』
鳥井 秀雄 (浮之城眼科医院 院長)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第14回 越後眼科研究会』
日時:平成25年10月19日(土)17:00~19:30
場所:チサンホテル&コンファランスセンター(越後東の間)
一般演題 座長;橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
(講演10分;質疑5分)
1)アイファガン点眼液0.1%について
○千寿製薬株式会社
2) 術中に腫瘍だと判明した急性涙嚢炎の1例
○橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
3) 網膜色素変性症のOCT所見
○安藤伸朗、大矢佳美、中村裕介 (済生会新潟第二病院)
4) 硝子体手術に至った網膜血管腫の1例
○ 村上健治 (新潟市民病院)
5) 白内障手術術後合併症に対する網膜硝子体治療
○吉澤豊久 (三条眼科)
特別講演 座長;安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
『重症増殖糖尿病網膜症に対する外科的治療のアップデート:
小切開硝子体手術の進化と補助薬剤ベバシズマブの功罪』
大島 佑介 (西葛西 井上眼科病院)
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『第13回 越後眼科研究会』
日 時:平成25年4月20日(土)17:00~19:30
会 場:チサンホテル&コンファランスセンター(佐渡の間)
(新潟市中央区笹口1-1 ℡:025-240-1111:代表)
一般演題 座長:村上 健治(新潟市民病院)
1.当院での繊維柱帯切除術と術後管理
○福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
2.当科での白内障手術教育 CCCの作成法
○村上健治、根本大志 (新潟市民病院)
3.網膜色素変性に伴う黄斑浮腫に対する硝子体手術
ー全国の網膜硝子体専門家へのアンケートの結果からー
○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
4.当院における2003年出生の低体重出生児の、3、6,9歳時の眼科的予後に関する検討
○橋本 薫、吉田 博光、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
5.縫着眼内レンズの傾斜補正で乱視が軽減した一例
○山本 晋 (笹出線 近江眼科/新潟医療センター)
関 正明 (せき眼科/新潟医療センター)
特別講演 座長 福島 淳志 (厚生連長岡中央綜合病院)
『緑内障手術 ~建前と本音~』
森 和彦 (京都府立医科大学 眼科学教室 講師)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第12回 越後眼科研究会』
日時:平成24年11月17日(土)17:00~19:30
場所:ホテルオークラ新潟(3Fクラウンルーム)
一般演題 座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
1.南方の渡航歴のない東洋眼虫症の一例
○奥山 真也、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
2.強度近視網膜分離症に対する外来硝子体手術
○吉澤 豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
3.硝子体内異物の摘出法
○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
4.OCTによる糖尿病黄斑浮腫の評価
○安藤 伸朗、大矢 佳美、中村 祐介 (済生会新潟第二病院)
5.トリアムシノロン硝子体注入後の偽眼内炎の経験
○山本 晋 (笹出線 近江眼科 )
特別講演 座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院眼科)
『加齢黄斑変性の治療と黄斑下血腫の治療』
大路 正人 (滋賀医科大学 眼科学講座教授)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『第11回 越後眼科研究会』
日時:平成24年5月19日(土)17:00~19:15
場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
一般演題 座長 福島 淳志 (長岡中央綜合病院)
1)眼内異物の摘出法
○村上健治、末武亜紀 (新潟市民病院)
2)慢性C型肝炎インターフェロン治療中に夕焼け様眼底を呈した一例
○中村裕介、大矢佳美、安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
3)結膜悪性黒色腫の一例
○橋本 薫、奥山 真也、田中 玲子、武田 啓治 (長岡赤十字病院眼科)
4)蛇口の取手による眼窩内下直筋完全断裂の整復症例
○尾山 徳秀、張 大行、大湊 絢(新潟大学)
5)三条眼科における日帰り網膜剥離手術の現状
○吉澤豊久、白鳥 敦 (三条眼科)
特別講演 座長 村上 健治 (新潟市民病院)
『眼腫瘍~どのように付き合うか』
小島 孚允 先生(小島眼科医院、前さいたま赤十字病院眼科・副院長)
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『第10回 越後眼科研究会』
日時:平成23年10月1日(土)17:00~19:30
場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題 座長 村上 健治 (新潟市民病院 眼科部長)
1)糖尿病黄斑浮腫に対するトリアムシノロン・アセトニドの治療成績
○安藤 良将、中村 裕介、大矢 佳美、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
2)白内障手術合併症の治療
○村上 健治 (新潟市民病院)
3)眼内レンズ逢着-道連れ法(関法)やってみました
○山本 晋(笹出線 近江眼科 近江皮膚科)関 正明(新潟医療センター)
4)白内障手術後、調節力喪失により発生したと考えられる外斜視の一例
○武田 啓治 (長岡赤十字病院)
5)原因不明の視力低下を呈したEhlers-Danlos症候群の1例
○畑瀬哲尚 植木智志 高木峰夫 (新潟大学)
特別講演 座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
『神経眼科・心療眼科と私』
若倉 雅登 (医療法人社団済安堂 井上眼科病院 院長)
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『第9回 越後眼科研究会』
日時:2011年5月21日(土)
場所:ホテルニューオータニ長岡 2F『柏の間』
一般講演 座長 安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院 眼科部長)
1) 東日本大震災における全国からの支援状況
○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
2) 放射線眼合併症の1例
○村上 健治 (新潟市民病院)
3) 非裂孔原性網膜剥離を契機に肺癌を発見し放射線治療によって剥離が消失した一例
○橋本 薫、引間 孝輔、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
4) 頭にも倒乱視にも効く!左手白内障手術
○吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演 座長 橋本 薫 (長岡赤十字病院 眼科)
「正常眼圧緑内障治療の現状と展望」
相原 一 (東京大学医学部眼科学教室 講師)
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『第8回越後眼科研究会』
日時:平成22年10月2日(土)17:15~19:30
場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題 座長 園田 日出男 (燕労災病院 眼科)
1)モンスター患者を経験しましたか? どのように対処していますか?
○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
2)内因性眼内炎の1例
○村上 健治 (新潟市民病院)
3)バックル手術を経験して
○佐々木 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治
(長岡赤十字病院)
4)レーザー虹彩切開してあったにも関わらず発作が生じた原発閉塞隅角症
○吉澤 豊久(三条眼科)
特別講演 座長 村上 健治(新潟市民病院 眼科部長)
『 眼感染症の謎を解く 』
大橋 裕一(愛媛大学医学部眼科学教室 教授)
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『第7回越後眼科研究会』
日時:平成22年5月15日(土) 16:45~19:00
場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
一般演題
1)眼科勤務医は減少している!?
○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
2)完全に硝子体内落下した眼内レンズの処理
○村上 健治、根本 大志、眞山 徹二、坂上 悠太 (新潟市民病院)
3)眼瞼腫脹により発見されたマイラゲル長期合併症の1例
○橋本 薫、佐々木 藍季子、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
4)増殖硝子体網膜症手術
○吉澤 豊久 (三条眼科)
5)S-OCTによる篩状板孔サイズの緑内障診断能力 -試論ー
○岩田 和雄 (新潟大学)
特別講演
『乳頭ピット黄斑症候群の画像所見と治療経験から学ぶこと』
平形 明人 (杏林大学眼科学教室 主任教授)
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『第6回越後眼科研究会』
日時:平成21年11月28日(土)17:15~19:30
場所:ホテルオークラ新潟(3F クラウンルーム)
一般演題
1)新潟県の眼科勤務医へのアンケート結果
○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
2)眼球破裂の2症例
○村上 健治 (新潟市民病院)
3)黄斑円孔の外来硝子体手術
○吉澤 豊久 (三条眼科)
4)PACのLI後、12年経過して再びPACを発症した1例
-この症例から学ぶこと、私のLIに対する考え方、より良いLIを目指して-
○坂井 豊明 (坂井眼科医院)
5)テノンをできるだけ温存したトラベクレクトミー
○竹内 裕貴、園田 日出男 (燕労災病院)
6)抗VEGF抗体硝子体注射後の黄斑円孔網膜剥離
○山本 晋(新潟大学眼科) 荒木 豊(刈羽郡総合病院眼科)
特別講演
『 緑内障の画像診断 』
富所 敦男 (東京大学 眼科学教室 講師)
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『第5回越後眼科研究会』
日時:平成21年5月30日(土)17:15~19:30
場所:ホテルニューオータニ長岡
一般演題
1)眼科勤務医へのアンケート調査(予報)-満足してますか? 辞めたいですか?-
○安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
2)眼瞼腫瘍と疑われた皮膚粘膜クリプトコッカス症
○山田 藍季子、橋本 薫、田中 玲子、武田 啓治(長岡赤十字病院)
3)抗VEGF療法の経験
○吉澤 豊久(三条眼科)
追加:ルセンティスによる治療
○安藤 伸朗、中村 裕介(済生会新潟第二病院)
特別講演
『感染性ぶどう膜炎 -診断のポイント』
後藤 浩(東京医科大学眼科学教室主任教授)
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『第4回越後眼科研究会』
日時:平成20年11月1日(土)17:45~19:30
場所:ホテルオークラ新潟 3F クラウンルーム
一般演題
1)小切開硝子体手術やっていますか?全国の眼科医へのアンケート調査
○安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
2)「23G内視鏡およびHHVレンズホルダーの使用経験」
○山本 晋 (新潟大学)
3)増殖硝子体網膜症の膜処理
○村上 健治、根本 大志 (新潟市民病院)
4)白内障手術難問集
○吉澤 豊久 (三条眼科)
特別講演
『硝子体手術のデスマッチ』
恵美 和幸 (大阪労災病院;副院長/眼科部長)
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『第3回越後眼科研究会』
日時:平成20年5月31日(土) 17:15~19:30
場所:朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンター 中会議室301
一般講演 座長:園田 日出男(燕労災病院)
1)網膜中心動脈閉塞症発症後に、硝子体出血・虹彩新生血管を来たした一例
宗村 守、安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
2)脱臼水晶体の処理
村上 健治、根本 大志、植木 智志、土田 宏嗣(新潟市民病院)
3)眼球突出を初発症状とし眼科にて発見された骨肉腫の1例
中村 真太郎,武田 啓治(長岡赤十字病院眼科)
大渕 信隆(県立十日町病院眼科)
4)日帰り黄斑下手術
吉澤 豊久(三条眼科)
特別講演 座長:安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
講師: 山田 昌和(国立病院機構東京医療センター)
1)『瞼と関連した角膜障害』
2)『眼科医療の現在位置とこれから』学術的方法論に基づいた眼科医療の評価
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『第2回越後眼科研究会』
日時:平成19年11月10日(土)17:30~19:30
場所:チサンホテル&コンファレンスセンター新潟
当番幹事:園田 日出男(燕労災病院)
共催:越後眼科研究会 千寿製薬
一般演題 座長 鈴木 恵子(県立吉田病院)
1)Congenital dacryocystocele の治療経験
中村 真太郎、武田 啓治 (長岡赤十字病院)
2)スリット照明付き手術顕微鏡の使用経験
-黄斑部操作、前部硝子体切除、バックル手術時のクライオなどー
宗村 守、安藤 伸朗 (済生会新潟第二病院)
特別講演 座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院)
「これからの白内障手術教育」
永本 敏之 (杏林大学眼科准教授)
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『第1回越後眼科研究会』
日時:平成19年5月26日(土) 17時30分~20時
幹事:武田啓治(代表世話人;長岡赤十字病院)
共催:越後眼科研究会 千寿製薬
一般演題 座長 園田 日出男(燕労災病院)
1)我が国における眼科勤務医の現状
安藤 伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
2)23Gおよび25Gビトレクトミー
吉澤 豊久(三条眼科)
3)睫毛が生存できた眼瞼の遊離複合移植の1例
武田 啓治、荒木 豊、中村 真太郎、田中 玲子(長岡日赤眼科)
3)こんな時どうする?眼瞼編~変な霰粒腫、アミロイドーシス、化膿性肉芽腫など」
尾山 徳秀(新潟大学)
特別講演 座長 武田 啓治(長岡赤十字病院)
「眼窩底骨折および涙道閉塞の診断と治療」
矢部 比呂夫(東邦大学大橋;准教授)
ご案内『第3回なでしこ会 済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会』
桜満開の新潟です。皆さま、如何お過ごしでしょうか?
この度、済生会新潟第二病院眼科病診連携の会(なでしこ会)の第3回を開催することに致しました。いつも患者さんを紹介して下さる開業医の先生方や病院・大学の先生方、そして研修医・学生・視能訓練士・看護師・眼科医療関係者、さらには眼科に限らず医師や医療関係者であればどなたでも参加することの出来る会です。堅苦しくなく、しかも勉強になる検討会にしたいと思います。
今回も素晴らしい講師をお迎えしています。
日時:2017年04月17日(月) 19時~21時
会場:ホテルオークラ新潟 5階「メイフェア」
共催:済生会新潟第二病院眼科
アルコンファーマ㈱
座長 安藤 伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
特別講演1
「測定環境の変化に伴う眼圧変動と新しい眼圧計Reichert 7CRについて」
八百枝 潔
(やおえだ眼科 院長/新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野)
特別講演2
「抗VEGF薬時代の糖尿病黄斑浮腫治療戦略」
野崎 実穂
(名古屋市立大学大学院医学研究科 視覚科学 講師)
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演題:測定環境の変化に伴う眼圧変動と新しい眼圧計Reichert 7CRについて
講師:八百枝潔 (やおえだ眼科 院長/新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野)
【抄 録】
本講演では2つの研究結果について報告する。
(1) 眼圧は種々の原因により変動することが知られているが、原発開放隅角緑内障(POAG)患者において、視野検査直後に眼圧上昇がみられるという研究結果や、診療所での長い待ち時間によって眼圧上昇がみられるという研究結果が近年報告されており、これらの一因として心理的ストレスが影響していると考えられている。演者が所属していた旧医院は平成26年に閉院し、近隣に新医院を開設したが、その際POAG患者の眼圧が低下している傾向にあったことに関心をもち、精査したところ、明らかな眼圧下降がみられた。本講演では、測定環境の変化に伴う眼圧変動について述べる。
(2) 眼圧測定のゴールドスタンダードはGoldmann圧平眼圧計(GAT)である。しかしながら、GATによる眼圧測定は中心角膜厚(CCT)に影響されることはよく知られており、緑内障診療においてCCTによる眼圧補正が必要と考えられるが、症例間の変動幅が大きいことなどから、有用な補正式は未だ存在しない。最近、角膜全体の生体力学的特性による補正眼圧を測定できる眼圧計(Ocular Response Analyzer; ORA)が開発され、CCTによる眼圧補正より有用であるとする報告が多数なされている。Reichert 7CRはORAの簡易版とも呼べる眼圧計であり、一般臨床の場で広く用いられることが期待されている。本講演では、Reichert 7CRとGAT、一般的な非接触眼圧計を用いた眼圧測定を同時に行い、それらの測定値の関係について精査したので報告する。
【略 歴】
1995年3月 新潟大学医学部卒業
1995年6月 新潟大学医学部附属病院眼科
1996年4月 長岡赤十字病院眼科
1997年4月 新潟大学大学院医学研究科入学
2001年3月 新潟大学大学院医学研究科修了
2001年4月 新潟大学医学部附属病院眼科
2008年8月 新潟大学医歯学総合病院眼科病院助教
2008年10月 眼科八百枝医院院長
2009年4月 新潟大学大学院医歯学総合研究科視覚病態学分野非常勤講師
2014年6月 やおえだ眼科院長
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演題:抗VEGF薬時代の糖尿病黄斑浮腫治療戦略
講師:野崎 実穂(名古屋市立大学大学院医学研究科 視覚科学)
【抄 録】
糖尿病黄斑浮腫の第一選択治療は、抗Vascular Endothelial Growth Factor (VEGF)薬となっています。しかし、大規模臨床試験と同じプロトコールで、実際に患者さん達が治療継続できるのでしょうか?またどの症例も抗VEGF薬だけで治療可能でしょうか?
糖尿病黄斑浮腫は、様々な病因からなる複雑な疾患で、病態を考えながら、治療戦略を立てる必要があると考えます。また、最近、OCT angiographyによる画像解析やナビゲーション機能搭載網膜光凝固装置(Navilas)など、糖尿病黄斑浮腫治療には強力なツールとなる新しいテクノロジーが登場してきています。
そこで、本講演では、糖尿病黄斑浮腫治療戦略の立て方、さらには最新の網膜光凝固治療についてご紹介したいと思います。
【略 歴】
1993年 名古屋市立大学医学部卒
名古屋市立大学眼科学教室入局
2004年 米国ケンタッキー大学眼科フェロー
2006年 名古屋市立大学眼科学教室病院講師
2008年 同 講師
現在に至る
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@「なでしこ会」 過去のプログラム
【第1回なでしこ会】 済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会
日時:2015年10月5日(月)19:15~20:45
場所;ホテル日航新潟
1.症例検討会
症例;抗VEGF投与後の黄斑円孔発症例
担当;安藤伸朗 (済生会新潟第二病院)
2.特別講演 山本 亜希子 (杏林アイセンター)
「AMD治療~抗VEGF治療でできること~」
http://andonoburo.net/on/4048
【第2回なでしこ会】 済生会新潟第二病院眼科 病診連携の会
日時:2016年9月13日(火) 19:00~21:00
会場:ホテルオークラ新潟 5階「メイフェア」
テーマ:「糖尿病網膜症の管理」
座長 安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科部長)
1.眼科から 安藤伸朗(済生会新潟第二病院眼科)
2.内科から 津田晶子(木戸病院内科)
共催:済生会新潟第二病院眼科
ノバルティス ファーマ㈱
http://andonoburo.net/on/5032
@「なでしこ会」命名の由来
大正1年以来、撫子(なでしこ)は済生会の紋章として用いられています。
http://www.saiseikai.or.jp/about/reason/